「共謀罪」創設を検討 政権、予算成立後に法改正案視野(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/TKY201312110107.html
安倍政権は重大な犯罪の謀議に加わっただけで処罰対象となる「共謀罪」を創設する組織的犯罪処罰法改正の検討に入った。2020年の東京五輪に向けたテロ対策強化が狙い。ただ、特定秘密保護法が国民の「知る権利」を損なうと批判された直後でもあり、来年の通常国会への改正案提出が可能かどうかを含め、慎重にタイミングを見極める方針だ。
共謀罪は、重大な犯罪にあたる行為を「団体の活動」として「組織により」実行しようと共謀するだけで、実際に行動を起こさなくても罰する内容だ。
政府は00年に国連で国際組織犯罪防止条約が採択されたのに伴い、条約締結のために国内法の整備が必要として、03年から3度、関連法案を国会に提出した。ただ、対象となる犯罪が600以上にのぼることなどから、当局の恣意(しい)的な適用を懸念する世論の反発が起き、いずれも廃案となってきた。
堤未果 x 梓澤和幸「共謀罪とは?」2013 12 04
http://youtu.be/fDt18gn167U
J-WAVE・JAM THE WORLD
■BREAK THROUGH
『共謀罪とは?』
あさっての会期末を前に、大詰めを迎えている特定秘密保護法案をめぐる攻防。きょう、与党側は法案を6日の会期末までに成立させる方針を確認しましたが、こうしたなか、小泉政権下で「平成の治安維持法」と呼ばれ、廃案になった共謀罪に注目が集まっています。
今後、国会への法案提出が予想される共謀罪とはどんなものなのか?特定秘密保護法とセットになった時、どんな効力を発揮するのか?今夜は、共謀罪、そして特定秘密保護法案に詳しい、弁護士の梓澤和幸さんにお話を伺います。
日弁連は共謀罪に反対します
http://www.nichibenren.or.jp/activity/criminal/icc/complicity.html
公安警察の言論弾圧の実態:青木理
http://youtu.be/tGF74SkIuEI
秘密保護法案は現代のあらたな治安維持法
ジャーナリスト 青木理氏
秘密保護法案は、安倍政権の右傾化とセットで語られることが多く、それは決して間違いではないと思っていますが、この秘密保護法をもっとも必要とし推進しているのは
警察官僚であるという問題を考える必要があります。
民主党政権のときもほぼ同じような法案の成立を狙っていましたが、それは裏で糸を引っ張っているところがあるからです。
それは内閣情報調査室です。
秘密保護法案をめぐって裏で糸を引っ張っているこの内閣情報調査室というのは、通称、「内調」と言っていますが、
せいぜい200人規模の組織でたいした能力もないところではあるのですが、基本的には警察官僚の出島なんですね。
警察官僚の中でも
警備公安警察のトップクラスの官僚たちでほぼ構成されて、
必ずトップには警備公安警察の官僚が座り、
その下には警備公安警察あがりの警察官たちがいます。
内閣情報調査室は、基本的には警備公安警察の出先機関で、ここが今回の法律の事務局になっているのです。
そういう視点で見てみると、
今回、外交や防衛のために秘密保護法が必要と表向きは言っているのですが、
この秘密保護法は、どの官僚にいちばん使い勝手がいいかと言うと警察官僚になるのです。
警察官僚にいちばん使い勝手がいい法律になっているという点が重大なのです。
たとえば、ほかの省庁においては大臣が秘密を指定することになっているのですが、
警察は警察庁長官が秘密を指定することになっているのです。
警察庁長官というのは警察官僚の頂点の人間がなるわけです。
つまり完全に警察の内部で完結するのです。
外部のチェックがまったく入らないのです。
そして、秘密保護法案にテロ対策がなぜ途中で忍び込まされたかという問題です。
テロ対策という名目がつけば、警察に関する情報のほぼすべてが秘密になってもおかしくないのです。
ほかの外交とか防衛などの情報はある程度は秘密が限定されます。
ところが、テロ対策という名目になると、ありとあらゆる警察に関する情報を全部、秘密にしかねないのです。
たとえば、警察が必死に隠していてこれは今でも全容が分からないのですが、
自動車ナンバー自動読み取り装置、通称「Nシステム」ですね。こんな情報などは確実に特定秘密になるでしょう。
また、この法案を中心にすすめた警備公安警察の人員や組織形態、どんな事務所があってというようなことも確実に特定秘密になるでしょう。
つまり、警察がいちばん使い勝手がよくできているのです。
そして、秘密保護法による個人の資格審査の調査を
公安警察が請け負うことになります。
そうすると国民のあらゆる階層の官僚と一般人の交友や男女関係、酒癖まで公然と合法的に犯罪の事実の有無は無関係に調べるお墨付きを与えることになり、盗聴も自由にできるようになります。
この秘密保護法でいちばん強化されるのは治安、警察権力なのです。
治安維持、つまり内政におけるところの治安維持です。
私は言葉遊びでも何でもなく、
今回の秘密保護法は本当の意味での
新たな治安維持法になると思っています。
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問題です。この発言はだれ?「私を軍国主義者と呼びたければ呼べ」「戦争に行かない人は死刑」「ナチスに学べ」
(秋葉龍一)
http://akiba1.blogspot.jp/2013/12/blog-post_4157.html
【答え】
*「私を右翼の軍国主義者と呼びたければ呼べ」……【安倍晋三内閣総理大臣】
「もし私を右翼の軍国主義者と呼びたいのならどうぞ」9月26日発言
*「戦争に行かない人は死刑にする」……【石破茂自民党幹事長】
「『これは国家の独立の為だ、出動せよ』と言われた時に、いや行くと死ぬかも知れないし、行きたくないという人がいないという保証はどこにもない。だから国防軍になったらそれに従えと。それに従わなければその国にある最高刑がある国なら死刑。無期懲役なら無期懲役。懲役300年なら懲役300年。そんな目に逢うなら出動しようかと。人を信じないのか、と言われるけど、やっぱり人間性の本質から目を背けちゃいけない」4月21日発言
*「ナチスに学べ」……【麻生太郎副総理】
「ナチス政権下のドイツでは、憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わってナチス憲法に変わっていたんですよ。誰も気づかないで変わった。あの手口、学んだらどうかね」7月29日発言
その後「例示が誤解を招く結果となったので撤回する」とのコメントを発表。
みんなの党分裂について。- 2013.12.10
http://youtu.be/o6zjPPmNv6A
【なぜ渡辺喜美の器はこんなに小さいのか!?】
渡辺代表「新党は大義なく必ず失敗」
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/b1114e7f87c3e9be2b4450b54d49bff3
政治:江田新党に15人...みんなに14人離党届(毎日新聞)
江田憲司氏:離党同調は10人超「みんな」の3分の1(毎日新聞)
みんなの党 離党表明相次ぐ(NHKニュース)
江田氏らの勉強会発足へ=野党再編へ細野、松野氏と(時事通信)
みんなの党:渡辺氏、影響力低下は必至...野党再編は不透明(毎日新聞)
「みんな」分裂 小野氏、政権への接近批判(読売新聞)
みんなの党・江田憲司前幹事長ら14人、離党届を提出(FNN)
渡辺代表「新党は大義なく必ず失敗」(NHKニュース)
安倍内閣支持率急落47%について。- 2013.12.10
http://youtu.be/ok7YiYB_G-A
【きたきた安倍自民の終わりが見えてきた~!?】
内閣支持率47%と急落、初の50%割れ
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/fd39c1e9714a18fb37ea6f7ff83dd395
内閣支持率47%と急落、初の50%割れ(共同通信)
秘密法の修正や廃止を求める回答が82%(共同通信)
安倍内閣支持率 50%に下がる(NHKニュース)
内閣支持率、10ポイント急落し47% 共同通信世論調査(日本経済新聞)
内閣支持率、55%に下落...不支持38%に上昇(読売新聞)
JNN世論調査 秘密保護法の国会審議「十分でなかった」が85%(TBS News)
秘密保護法「議論十分でない」76% 朝日新聞世論調査(朝日新聞)
秘密保護法:制度整い次第施行...首相が意向表明(毎日新聞)
内閣支持率、3ポイント低下し46% 「秘密保護法」成立後初の朝日調査(J-CASTニュース)
「ジャーナリスト同盟」通信
本澤二郎の「日本の風景」
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52055936.html
<公明党の大嘘>
政党・政治屋の大嘘は、野田佳彦や安倍晋三に限らない。TPP反対公約の自民党議員は、いま皆推進派になって国民を裏切っている。原発反対派や消費増税反対派にもいえる。永田町は嘘の塊となっている。建て前は立派な公明党も、大嘘をついて支持者の怒りを買っている。それは中国の政府・党にも衝撃を与えている。
<自民のブレーキ役?事実に反する>
清潔を標榜してきた公明党である。それが腐敗政党の自民党と連立を組んだ。その時から「右翼自民のブレーキ役」が同党の専売特許となった。外国の政府にも、そう宣伝して納得してもらってきたようだ。
筆者でも、その役目に期待した。自民党はカネで極端に動く。特に極右思想の持ち主に多い。安倍がその代表であろう。石破や麻生にもいえる。改憲軍拡派でもある。
今の公明党は、安倍の戦争体制構築に主要な役割を果たしている。ブレーキどころか、アクセルの役目を果たしている。
<財閥が動かす戦前戦後の日本政治>
自民党は、武器弾薬メーカーとの関係が深い。財閥である。財閥のカネに踊る輩ばかりである。この日本財閥は海外では平和産業として暴利を得ながら、日本国内では政府与党を突きあげ、緊張外交を推進させて、改憲軍拡の流れを推し進めている。新聞テレビも傘下に収めてしまって、日本人の心を左右するまでになっている。
この日本の真実を理解しない学者やジャーナリストばかりの日本である。一般人には、理解の外である。ことほど財閥が日本の権力を壟断してしまっている。政策の全てが、彼らの意向で動いているというのに、である。
こうした背景を理解するようになって、かれこれ30年足らずだ。自らの足で歩いて認識出来るようになった筆者である。暴利を得るためには人間を殺す。戦争をする。戦前の侵略戦争もそうだった。そして現在も、である。アメリカの1%と本質的に同じといっていい。
アメリカでさえも、ようやく1%の脅威に人々が気付いて、まだ数年しかたっていない。日本はまだずっと先だろう。外国の日本研究者もほとんど気付いていないありさまである。
<極右に塩送る>
自民党は右翼どころか極右に走る。それが今の安倍内閣である。そんな安倍内閣を内側から抑制する、その使命を帯びている、という公明党のPRは正しかった。しかし、実際はどうだったのか。
逆である。そう見せかけておいて、極右の安倍に塩を送り続けてきている。公明党の大嘘は、もはや隠せなくなっている。そのことを新聞テレビは報道しない。ゆえに、こうして書かねばならない。
いかなる権力・団体・組織に対しても「屈するな」がジャーナリストの使命なのである。過ちを指摘、その結果、反省すれば、これは国民の幸福に貢献することになるのだから。
新聞テレビが大々的に批評・報道すれば、日本の過ちはなくなるのであるが、財閥傘下のもとでは不可能なのだ。
<尖閣暴走を放任>
中国との軋轢はいうまでもない。石原が米1%傘下のシンクタンクと共謀して、問題を表面化させたものである。中国の激しい抵抗を想定したお芝居だ。
結果、中国脅威論を人々に浸透させることに成功させた。国民をナショナリズムに汚染、改憲の流れを作り上げている。日本財閥の思いを極右の石原と、戦争利権に蠢くワシントンの悪しき勢力の成果となった。
この流れに乗る安倍内閣を、公明党は抑制していない。為すがままにさせてきた。公明党は嘘をついてきている。
<「特定秘密」に率先強行>
世紀の悪法である「特定秘密」の法案の強行に率先してかかわってきた。安倍同様に「国民の知る権利は侵害されない」などと平然と嘘をついてきている。
運用次第では、どんな人物でも拘束できる悪法である。戦前の治安維持法である。戦争反対派を拘束するための悪法である。
公明党は、そのことを知っている。それでいて安倍と連携して、この悪法を強行して成立させた。12月13日に公布するという。安倍は、極め付きの右翼官僚を起用して米英のNSCと接触させる、と豪語している。
公明党は黙認している。
<安倍・改憲軍拡化促進の山口・公明党>
要するに、山口・公明党は、安倍の「戦争の出来る日本」改造にせっせと貢献している。これは驚くべき事態である。公明党の大嘘による一大成果なのだ。これを誰も批判しない。そんな日本が危ういのである。
今の自民党は、公明党とその母体である創価学会という表向き平和宗教団体によって成り立っている。学会が覚醒すれば、安倍の暴走を止めることが出来る。ほかに安倍体制を崩壊させる勢力は、今の日本に存在しない。
「池田路線」を踏み外している学会に、内外の人々は目を向ける必要がある。
2013年12月11日9時15分記
共謀罪・・超監視社会の到来
体調がすぐれません(´・_・`)
ここ、二~三日(持病が悪化したのか?はたまた、寒波に負けたのか(笑))体調が万全でなくて、寝てばかりいました(-_-)゜zzz…
復調するまでしばらく、ブログの更新がまちまちになると思います。
申し訳ありませんm(_ _)m
共謀罪に反対しますのうた。- ぽぽんぷぐにゃん
http://youtu.be/E12sGg-R2x8
【うた】共謀罪に反対しますのうた。- ぽぽんぷぐにゃん
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/d3444ee7d2b8ff849c1258f2f2002b7e
共謀罪の創設、安倍政権が検討 五輪に向けテロ対策強化(朝日新聞)
「秘密法に不安」7割 内閣支持率急落 47%(東京新聞)
「秘密法修正・廃止を」82% 70%が「不安感じる」 内閣支持10ポイント急落47%(共同通信)
安倍内閣の支持率急落47・6%(日刊スポーツ)
秘密保護法で支持離れ=安倍政権、余波を懸念-時事世論調査(時事通信)
谷垣法相 「共謀罪」検討は必要(NHK)
自民・高市氏 「共謀罪」創設の法改正に前向き(テレビ朝日)
自民政調会長、共謀罪は早期整備を=公明代表は慎重姿勢(時事通信)
共謀罪の新設、政府が検討 実行行為なくても処罰(日本経済新聞)
内閣支持率急落 民意軽視に対する警告だ(西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/57487
世論の反発が強い特定秘密保護法を成立させた安倍晋三内閣の支持率が急落した。
共同通信社が8、9両日に実施した世論調査では47・6%で、前回11月下旬の調査から10・3ポイントも下がった。他の報道機関の調査でも同じような結果が出ている。
国民の「知る権利」を侵害しかねない法律の成立に対する懸念や不安とともに、衆参両院で強行採決を繰り返した安倍政権の強引な国会運営と政治手法に対する世論の厳しい警告にほかなるまい。
デフレ脱却を掲げたアベノミクスによる円安・株高を追い風に、これまで高い支持率を維持してきた安倍内閣だが、昨年12月の第2次安倍内閣発足以来、初めて50%を割り込んだ。首相は支持率急落を謙虚に受け止め、同法に対する考え方を根本的に改めるべきだ。
世論調査では臨時国会で同法成立にこだわった政府、与党の姿勢について「どちらかといえば」を含め「適切だと思わない」が68・5%に上った。徹底審議を求める国民の声を結果的に無視したことを政府も与党も猛省すべきだ。
この法律に対し「不安を感じる」という有権者は70・8%に及び、今後の対応について「修正・廃止」を求める声は8割を超えた。
安倍内閣はきのう、秘密保護法を13日に公布すると閣議決定したが、一連の世論調査結果に示された民意を踏まえるならば、法律の施行を急いではならない。
むしろ立ち止まって冷静に考え、野党の意見も取り入れて運用の改善、さらには抜本的な法改正に取り組むべきだ。それでも国民の理解が得られないならば、廃止するのが筋である。
首相は一昨日、臨時国会閉会を受けた記者会見で「私自身がもっと時間をとって丁寧に説明すべきだったと反省もしている」と述べた。ならば、なぜ強引に成立させたのか、とあらためて問いたい。
同時に首相は「知る権利が奪われるとの懸念の声を聞いたが、断じてあり得ない」と否定した。本当なのか。国民が納得する説明と行動で示してもらいたい。
=2013/12/11付 西日本新聞朝刊=
橋本勝の風刺マンガ 「2013年12月6日、日本の民主主義は敗北した」
鎌田慧ブログ~その仲間たちが作る
http://nomorewar77.blog.fc2.com/blog-entry-1108.html
この日、ついに特定秘密保護法が
反対する多数の市民が国会をとりかこんでいることを無視し
参院での強行採決により成立した
安倍政権による日本の民主主義の破壊はとどまることをしらない
戦前、戦中の日本をとりもどしたいアベさんである
平成の治安維持法たる特定秘密保護法の次にねらうのは
改憲による戦争できる国
日本の民主主義の3本の柱ともいうべき
憲法の国民主権、基本的人権、平和主養はないがしろにされ
国民のいのちと暮らしは危機的である
しかも12月6日に
安倍政権は原発の維持をうちだした
再稼働にさらに新設、増設をもやろうとしている
福島原発事故も収束していないというのに
しかも許されないことに福島原発事故の経験を売りにして
「日本の原発の安全は世界一」と言い放ち、トルコへ、
さらにベトナムへの輸出をたくらんでいる
自国の経済の利益のためなら他国の人の命なんか気にしない
民主主義を破壊し、日本を、世界を危機におとしいれる
安倍政権にサヨナラだ。
「(原子力の専門家は)何年もオレたちにウソを言ってきた」小泉純一
(秋葉龍一)
http://akiba1.blogspot.jp/2013/12/blog-post_15.html
けさの朝日の「ザ・コラム」が興味ぶかい。
小泉純一郎元首相が大久保真紀編集委員との会食の場で、原発推進から反対へ「変節」したいきさつを吐露している部分である。
小泉の「原発ゼロ」発言は、原発反対派と推進派双方の賛否が入り乱れた物議モノである。
小泉が政治家であったころは、もちろん原発推進であり、首相在任中はその稼働のいわば最高責任者なのだから、この発言が物議を醸すのも無理はない。
だから、小泉の「原発ゼロ」に推進派がびっくらこくのは当然としても、反対派の中には、この発言をストレートには受け取らず眉に唾をつけた人もいたのだ。
まあ、ここでは小泉の真意はともかく、彼のナマの声を聴こうではないか。
【引用開始】
原発推進から原発ゼロに変節したのも、心を揺り動かされた何か大きな理由があるに違いない。そう思って質問した。小泉さんを変えた一番のものは何ですか?
「電事連(電気事業連合会)の言ってること、ウソじゃん」。私の目を見据えて、強い口調でまくしたてた。
「専門家が『安全で、コストが安い』『脱石油にはこれしかない』と言えば信用しますよ。何年もオレたちにウソを言ってきた。これですよ。こっちは原子力の知識なんかないんだから。3・11以前はそんな関心もなかったし。あれほど制御しがたいものとは知らなかった」
だまされたと思ったんですか。あえてそう聞くと、「そうだよ、思ったよ」。
じぇじぇじぇ。原発ゼロに背中を押されたのは、官僚や専門家にだまされたことに気づいたからなんだ。まるでオレオレ詐欺の被害者みたい。同じことを何度も尋ねたが、福島の被災者への言及はなかった。
じぇじぇじぇ。5年半も首相を務めた最高権力者がだまされたと嘆き、怒っているとは。でも、よくよく考えれば、日本はとんでもない国だ。正確な判断材料が一国の命運を左右する首相に示されず、安全神話を信じさせられてしまうのだから。小泉さんの変節は人間として何となく納得できるような気がした。(『朝日新聞』「ザ・コラム」2013年12月15日)
【引用終了】
さて、このやりとり、どうですか。
まあ小泉という人、だまされたからといっても、首相という立場で原発を動かしたのだから、無責任このうえない。単に、「だまされた」で済まされるものでもあるまい。
ただ、自分の非を認めて、きっぱり「変節」するのは正直といえば正直ではある。これからもぜひ、その「原発ゼロ」を貫いて、安倍政権の原発再稼働を止めてもらいたいものだ。
ぼくは原子力、原発、核エネルギーというものは、地球を全滅させる悪魔のパワーを秘めたものであり、それを人間はコントロールしえない、という認識のもと反対を唱えてきた。
まあ、こんなこと、ごくふつうの理解力があれば、だれだってそう認識するはずなんだけど、それがいまになってかつての最高権力者が「あれほど制御しがたいものとは」と吐露するとは、いささか驚きだ。
もっと、はやく気づけよ! おっせーだろ。……と、マジに思う。
首相の時代に気づいていれば、3・11もなかったし、日本中の原発が廃炉となっていたはずだから。
ところで、安倍晋三首相はどうだろう。
福島原発事故を体験したからには、小泉のように「だまされ」とはいかないはずだ。
彼は原発の危険性を承知のうえで、核エネルギーという悪魔のパワーを、政治的パワーとして利用しようとしているのではないか。
政治を軍事とよんでもいいのだけど……。
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想定よりはるかに巨大だったことがわかったイエローストーン。そして、サンアンドレアス断層での壊滅的な大地震の警告報道が相次ぐアメリカの未来
(In Deep)
http://oka-jp.seesaa.net/article/382612962.html
▲ 英国のインターナショナル・ビジネスタイムズより。
少しずつ世界の広範囲に拡大する前代未聞の寒波と大雪
昨日の記事、
・進化論の崩壊の序曲? : 「なぜ老いるのか」という理由がわからなくなった科学界
2013年12月12日
の中で、イスラエル在住の方からのメールで「イスラエルにも寒波がやって来た」ことを知ったのですが、今、イスラエルを襲っている寒波と大雪は、60年ぶりくらいのものらしいです。下はイスラエルの報道で、写真は12月12日のエルサレムの様子だと思います。
▲ EJ Press より。
記事では学校や国道などが閉鎖されたりしていることを報じていますが、それほど深刻な感じではなく、子どもたちは、生まれて初めて見るような大雪に大喜びしているというようなことも書かれてありました。
この中東の周辺の寒波は、シリアなども直撃しているようで、中東の多くの地域で、一般の人々も、また、難民の人たちなどもかなり厳しい状況に陥っているようです。
▲ Arab News より。
シリアのふだんの冬の気候はよくわからないのですが、上の記事では、気温が氷点下まで下がる中、テントで暮らす難民の人々が 80万人以上にのぼるとのことです。
しかし、中東で大雪での被害が最もひどいのは、報道で知る限りではトルコなのではないかと思います。結構前から雪が降り続けていたのですが、下の 12月 10日のトルコの英字メディアでは、トルコ全土のいたるところで道路が閉鎖され、また遠隔地は交通手段が断絶されているため、多くの町や村が孤立してしまっているのだとか。
▲ トルコの Today’s Zaman より。
北半球に関しては、寒波はまだ収まる気配はなさそうです。
そして先の天候はわかりません。
来年(から)も。
そんなわけで、寒波の話題でしたが、米国に関しての記事をご紹介したいと思います。
アメリカで相次ぐ大災害への警告報道
ここ数日、アメリカの主要メディアで災害系の警告的な報道を多く目にします。
下の記事は CBS の 12月 11日の報道です。
▲ 米国 CBS より。
災害への警告的な報道は、日本でも繰り返されていますけれど、上の記事で言っている「大地震」は、このブログでも過去何度かふれたことがある、サンアンドレアス断層での巨大地震のことを述べたものでした。
西暦 1700年に発生した大地震ですが、アメリカで起きた地震なのに、日本の東北沿岸でも「6メートル以上の高さの津波」が起きたことがわかっています。
このことについて少し書いた過去記事の、
・アメリカ大陸周辺で何が起きようとしているのか(1) : ロサンゼルス沿岸のプレート境界の海底から大量に噴出するメタン
2013年03月08日
からその部分を少し抜粋します。
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サンアンドレアス断層での異変
先週、「サンアンドレアス断層のあるロサンゼルス沖から大量のメタンが噴出していることがわかった」ということが全米メディアで報道されました。
サンアンドレアス断層というのは、アメリカ西海岸に 1,300キロメートルにわたって続く巨大な断層のことで、下の2つの矢印の間のラインのあたりです。
この場所はアメリカ大陸の過去数百年の中で最大の地震を起こしたと考えられている場所なのです。それは、西暦 1700年のことで、まだアメリカ合衆国がなかった時代のできごとです。
アメリカに文献が存在しないこの時代のことがわかったのは、実は日本の古文書からでした。
それについては、独立行政法人「産業技術総合研究所」の下のプレスリリースにありますので、興味のある方はそちらをご覧下さい。
・北米西海岸で西暦1700年に発生した巨大地震の規模を日本の古文書から推定
産業技術総合研究所 2003年11月21日発表
この1700年の地震は「アメリカで起きた地震なのに、日本の太平洋沿岸でも下のような高さの津波に襲われた」ほどの壮絶な地震だったと推測されています。
西暦 1700年にアメリカ西海岸で発生したマグニチュード 8.7から 9.2と推定される地震によって日本に到達した津波の高さ
津波の伝わり方としては下のような感じだったと想定されています。
━─━─━─━─━─
ということで、遠く離れた日本の東北の沿岸でも多くの死者を出したこの巨大な地震なわけですが、震源地の近くでの被害は想像できるものではないでしょうが、 1700年にはアメリカ大陸にはいわゆる都市文明はありません。なので、当時と現在ではその地震の意味も違ってきます。
「もし」ですが、仮に現在、また、 1700年と同じようなサンアンドレアス断層の地震が起きた場合、それはもう上の CBS の報道にあるように「アメリカ西海岸の文明自体が消えてしまう」 というようなことになる可能性はあるようです。
建物が崩壊したり、津波での人的被害はもちろんなのですが、アメリカでは多くの主要なインフラが地下にあり、たとえば、上の CBS の記事には、
・世界とアメリカの通信をつなぐ光ファイバーの3分の2はサンアンドレアス断層を横断している
・アメリカの天然ガスのパイプラインはサンアンドレアス断層を横断している
とあり、このようなことだけでも、「文明が消滅する」というような意味合いは少しわかるような気がします。
そんなこともあるわけですが、今回の本題は一応、イエローストーンの話題です。
こちらもここ数日よく報道されています。
「もし噴火すればアメリカの3分の2は人が住めなくなる」
こちらは、噴火の兆しがあるとか、そういうものではないのですが、最近の調査によって、イエローストーンの下に存在する火山はこれまで考えられていたものより、はるかに巨大である可能性があるという報道をご紹介します。
ちなみに、イエローストーンが噴火した場合、どのくらいの規模に影響が及ぶのかということについては、下のようなことであるらしいのですが、ちょっとわかりにくいので、補足しました。
▲ Extinction Protocol より。
下の図では赤い線で範囲が示されていますが、それが、それぞれ 63万年前と、 200万年前にイエローストーンが噴火した際に噴煙、あるいは、破局噴火なら火砕流なども含まれるのかもしれないですが、その影響のあった範囲です。
日本列島くらいならすべて入るくらいの巨大な範囲の影響があったこみとがわかります。
下は、1980年に大噴火を起こしたセント・ヘレンズ山の噴火と、過去のイエローストーンの噴火との噴出物の比較です。「ラヴァ渓流」と「ハックルベリー・リッジ」は共にイエローストーンです。
「比べものにならない」という表現がありますが、まさにそんな感じです。
そして、最近、このイエローストーンが、それまで考えられていたものより、さらに巨大なマグマ溜まりを持つ火山であることを科学者たちが突き止めたという報道です。
記事はここからです。
Yellowstone: The Super-Volcano that Could Blow up America
インターナショナル・ビジネスタイムズ (英国) 2013.12.10
イエローストーン:この超巨大火山はアメリカを吹き飛ばしてしまうかもしれない
ワイオミング州のイエローストーン国立公園の超巨大火山は、科学者たちがこれまで考えていたよりも、さらに大きな米国への脅威になる事実が発見された。
ユタ大学の研究者たちは、イエローストーン国立公園の下の火山のマグマ溜まりが、これまで考えられていた推定値より 2.5倍大きなものであることを突き止めたのだ。
今の時代にこの火山が噴火した場合、火山灰の雲はイエローストーンから 1600キロメートル離れた範囲内の全体に影響を及ぼし、結果としてアメリカの3分の2は人が住めない状態となると科学者たちは予測した。
研究チームは、600立方キロメートル以上の溶岩を含む地下の洞窟が 90キロにわたる長さであることを発見した。ユタ大学のボブ・スミス( Bob Smith )教授は「この発見は驚くべきものです」 と語る。
イエローストーンは、アメリカ大陸最大の超巨大火山(スーパーボルケーノ)であり、現在までの 200万年で数回噴火している。
スミス教授は、イエローストーンがいつ噴火するかを予測して述べることはできないというが、しかし、 70万年ごとに噴火しているこの火山が噴火への道を辿っていることを確信しているともいう。
うりゃ~あ!何やっとんじゃ!復興予算横取りするな!!(--〆)
これも今変わりつつある。ジョージ・W・ブッシュ政権がアメリカの戦争原理を変更し、核兵器を防衛的、報復的使用から、先制的第一撃へと押し上げ、ロシア国境へのアメリカの対弾道弾ミサイル基地の建設と、アメリカが新技術を兵器化したことで、アメリカがロシアの第一撃能力を奪おうとしていることが、ロシアにとって明らかになった。
復興予算 自民に還流
2億円献金 違法の疑い
12年 トヨタ・キヤノン…補助金交付先から
(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-19/2013121901_01_1.html
東日本大震災の復興予算流用が問題化した国の補助金をめぐり、補助金交付先のトヨタやキヤノン、東芝などの大企業が2012年、自民党の政治資金団体「国民政治協会」(国政協)に計2億3千万円を超える巨額献金をしていたことが分かりました。国の補助金交付決定から1年以内の献金は法律で原則禁じられています。被災者のための復興予算が、大企業優遇を強める政権党に還流していたことになります。
トヨタなど国政協に献金する企業が受けていたのは、経済産業省所管の「国内立地推進事業費補助金」です。
復興予算から約3千億円を流用し、被災の有無を問わず最大150億円を設備投資の支援金として、ばらまきました。
本紙は、国政協の12年分政治資金収支報告書から、トヨタなど補助金の交付先に選ばれた企業の献金を調査。
その結果、交付先のうち37社が、12年に計2億4214万円を献金していました。
このうち補助金の辞退後や交付決定前の献金などを除いた33社の計2億3224万円が、政治資金規正法が禁じる、補助金の交付決定から1年以内の寄付でした。
トヨタは、被災地から遠く離れた愛知県内の工場でのエコカー生産で補助金を申請しました。12年2月3日に第1次の交付先に選ばれ、その2カ月半後の同4月20日、5140万円を献金しました。
本紙の取材にトヨタは補助金受給と献金の事実を認め、「この補助金は公益性が高い。献金規制の例外となる、利益をともなわない補助金に当たる」(本社広報部)と主張。復興予算の返還に応じず、「適切に使う」とします。
キヤノンは期限までに回答せず、東芝はトヨタと同じく「規制の例外」と弁明します。
献金する各社がいう、規制の例外になる補助金について、規正法は「試験研究、調査又は災害復旧に係るものその他性質上利益を伴わないもの」とします。問題の補助金は、製造ラインの新規増設など企業の生産活動に直接かかわる設備投資を支援するため、企業が利益をあげるのを前提とし、例外にはあたりません。
国内立地推進事業費補助金 2011年度3次補正予算で、財界要望にこたえて復興予算から2950億円を計上。交付決定を受けた510件のうち、大震災の被害がとくに甚大だった岩手、宮城、福島3県内は約6%の31件。総額の8割がトヨタ、キヤノン、東芝などの大企業に配られることが日本共産党の国会質問などで明らかになっています。
こんな恥知らずなことを拡散していきましょう!!《゚Д゚》
セシウム検査で判明した子どもの体内被曝の深刻度
http://dot.asahi.com/wa/2013092500046.html
関東15市町で実施されている最新検査で、子どもたちの尿の7割からセシウムが検出されていたことがわかった。ジャーナリストの桐島瞬氏は、その被曝の深刻度を明らかにする。
* * *
入手したショッキングなデータをまず、ご紹介しよう。常総生活協同組合(茨城県守谷市)が、松戸、柏、つくば、取手など千葉、茨城の15市町に住む0歳から18歳までの子どもを対象に実施した尿検査の結果である。
「初めの10人を終えたとき、すでに9人からセシウム134か137を検出していました。予備検査を含めた最高値は1リットル当たり1.683ベクレル。参考までに調べた大人は2.5ベクレルという高い数値でした。いまも検査は継続中ですが、すでに測定を終えた85人中、約7割に相当する58人の尿から1ベクレル以下のセシウムが出ています」(常総生協の横関純一さん)
検査を始めたのは、原発事故から1年半が経過した昨年11月。検査対象全員の146人を終える来年明けごろには、セシウムが検出される子どもの数はさらに膨れ上がっているだろう。
セシウム134と137はウランの核分裂などにより生じ、自然界には存在しない物質だ。福島から近い関東の子どもたちが、原発事故で飛び散ったセシウムを体内に取り込んでいるのは間違いないだろう。副理事長の大石光伸氏が言う。
「子どもたちが食べ物から常時セシウムを摂取していることが明らかになりました。例えば8歳の子どもの尿に1ベクレル含まれていると、1日に同じだけ取り込んでいると言われます。内部被曝にしきい値はないので、長い目で健康チェックをしていく必要があります」
関東だけではない。放射能汚染による体内被曝が、東海や東北地方にまで及んでいることも分かった。福島を中心に200人以上の子どもの尿検査を続けている「福島老朽原発を考える会」事務局長の青木一政氏が、実例を挙げて説明する。
「昨年11月に静岡県伊東市在住の10歳の男児、一昨年9月には岩手県一関市在住の4歳の女児の尿からセシウムが出ました。この女児の場合、4.64ベクレルという高い数字が出たため食べ物を調べたところ、祖母の畑で採れた野菜を気にせずに食ベていたのです。試しに測ってみたら、干しシイタケから1キロ当たり1810ベクレルが検出されました」
食品に含まれる放射性セシウムの基準値は、1キログラムあたり一般食品100ベクレル、牛乳と乳児用食品50ベクレル、飲料水と飲用茶10ベクレルだ。ただし、基準そのものに不信感を持つ消費者も多い。検査もサンプル調査だから、東日本の食材を敬遠し、なおかつ1ベクレルでも気にする風潮につながっている。
体内にセシウムを取り込むと、どういう影響が出るのか。内部被曝に詳しい琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬氏が解説する。
「セシウムは体のあらゆる臓器に蓄積し、子どもの甲状腺も例外ではありません。体内で発する放射線は細胞組織のつながりを分断し、体の機能不全を起こします。震災後、福島や関東地方の子どもたちに鼻血や下血などが見られたり甲状腺がんが増えているのも、内部被曝が原因です。怖いのは、切断された遺伝子同士が元に戻ろうとして、間違ったつながり方をしてしまう『遺伝子組み換え』で、これが集積するとがんになる可能性があります」
矢ケ崎氏は、尿中に含まれるセシウム137がガンマ線だけ勘定して1ベクレルだとすれば、ベータ線も考慮すると体内に大人でおよそ240ベクレルのセシウムが存在し、それに加えてストロンチウム90もセシウムの半分程度あるとみる。
体に入ったセシウムは大人約80日、子ども約40日の半減期で排出されるが、食物摂取で体内被曝し、放射線を発する状態が続くことが危険だと言う。
常総生協が昨年度、食品1788品目を調査した資料がここにある。結果を見ると、280品目からセシウムが検出されていた。米74%、きのこ63%、お茶50%、それに3割近い一般食品にもセシウムが含まれていたのだ。
※週刊朝日 2013年10月4日号
「故郷を放射能に占領された!」元双葉町長が語る被災地の叫び(ラジオフォーラム#49)
http://youtu.be/Q9Dy6ajIxWs
13:27小出裕章ジャーナル
今西:
今日はゲストに双葉町の町長でいらっしゃった井戸川(克隆)さんにもお越しいただいております。
小出さん:
はい、よろしくお願いします。
井戸川:
よろしくお願いします。
今西:
国会で特定秘密保護法が審議されまして、この番組がオンエアになる頃は可決されているかなというところもあるのですが、賛否色々ある法律なんですけども、大臣とか役所がですね、これは特別秘密にするぞと指定するとですね、まあ公開しなくていいというものなんですけども、やはり見過ごせないのは原発についてだと思うんですね。
担当大臣なんかは「原発は特定秘密ではない。しかし、原発警備は特別秘密だ」と述べています。まあ、原発警備、テロ対策なんかに関することかと思うんですが、もともと原子力基本法では、原発は「自主・民主、公開」というのが3本柱でして、非常に矛盾を感じるのですが、いかがお考えでしょうか?
小出さん:
元々「自主・民主・公開」というのは、日本学術会議といういわゆる学者の国会があってですね、原子力を政治に勝手に任せてしまうと問題が生じるということで、「自主・民主・公開という3つの原則を守るようにということで、学術会議が出したものです。
ただし、原子力基本法ができた時には、「自主・民主・成果の公開というように、成果という言葉がわざわざそこに滑り込まされたのです。つまり、何かの研究の結果で最終的なものを公開するけれども、それより前のものは公開しなくてもいいという、むしろそういう意味合いが込められて法律自身ができました。
ですから、ほとんど恣意的に運用されるわけですし、原子力の情報というのはほとんど公開されないまま、今日まできてしまいました。
今西:
ある意味、成果という言葉があるので、都合の悪いことは公開されてこなかったというわけですね?
小出さん:
私自身も、原子力発電所の安全性を問題にして、裁判などで戦ったことはありますけれども、裁判でも証拠がまずは出てこない。出てきたらみんな墨で消されているというそういう状態がずっと続いてきました。
※秘密保護法先取り!? 規制庁 福島第1原発資料全135ページ黒塗りに笠井議員が提出要求
(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-05/2013120501_04_1.html
今西:
たとえば、原発の構造、原子炉圧力容器なんかはですね、たとえば、こんな金属でこんな素材が使用されてこんな分厚さですと、これは安全性PRのために公開されてきたわけですね。
小出さん:
そうですね。
今西:
一方逆に考えるとですね、テロをしようというような人にとっては非常にプラスになる情報なわけですよね。
小出さん:
そうですね。
今西:
こういうごく当たり前の情報すら、出てこなくなるのかなと危惧するのですが…。
小出さん:
これまでも、出てこなかったのです。たとえば、日本で原子力発電をやるという目的のひとつに核兵器をつくる潜在的な能力を持ちたいという思惑がありました。
その潜在的な能力の一番大切なものは、プルトニウムという長崎原爆の材料だったのですけれども、そのプルトニウムの情報というのは、少なくともほとんどみんなこれまでも秘密にされてきましたし、そのままプルトニウムが含まれているということで使用済み核燃料の輸送すらがみんな秘密のまま行われてきました。
核爆弾16発分のプルトニウムが混雑する首都高を通って渋谷を走り抜けた!
これまでも、今、特定秘密保護法ですけれども、そんなものがあろうとなかろうと、すでに日本の原子力は秘密だらけでした。
今西:
また新たな法律が加わってということなので、より縛られていくのかなと思ったりするのですが…
小出さん:
これまでも原子力に関する情報というのは、研究者という段階でもかなり秘密にされてきまして、公開するためには組織としての許可がいるとかですね、そういうことでじりじりと縛られてきたのですけれども、今後はますますそれが厳しくなるでしょうし、おそらく研究者一人ひとりが自分自身でタガをはめていくという、自粛をしていくというそういう流れが一番恐ろしいと私は思います。
※原発情報開示「不透明」 秘密保護法 福島で公聴会 全員が反対、慎重意見(福島民報)
https://www.minpo.jp/news/detail/2013112612373
今西:
なるほど、そうですね。で今日は井戸川さんからも小出さんに聞いてみたい質問があるということなんですけども…。是非何か聞いていただければと思うのですが…
井戸川:
私は常々反対しているのは放射能の被ばくの許容値ですね。限度値。これはもう一人ひとり違うと思うんですね。受忍する限界値というのは。しかしこれを国が決めると…。一方的にですね。住んでいない、そこに住むことはない人たちが決めるという決定プロセスが非常に前近代的な、文明開化を経ていないような人たちが大手を振って決めていることに反対なのですが、先生どうでしょうか?
小出さん:
私もその考えに完璧に同意します。これまで日本では1年間に1ミリシーベルトという基準を決めまして、それ以上の被ばくはさせないと国が法律で書いてきたわけですが、事故が起きてしまったらもうすぐにそれを撤回してしまって20ミリシーベルトまでは安全だということを言っているわけですね。
そんなことはありえないのであって、もし1ミリシーベルトを超えて被ばくをさせるというのであれば、一人ひとりに決定権を与えるべきだと思います。
井戸川:
はい、そうですね。私はもう常にそう思ってまして、電離則を調べたり、あるいは、1ミリシーベルトはどこで決めたんだ、というところの決めたところまで調べて…。そして私は、細野環境大臣の時に、あの時の事故収束担当大臣でしたか…、「双葉町はチェルノブイリ法でいきますよ」と福島の復興再生協議会の場で、経産大臣も、復興大臣も、福島県知事も、あるいは、副知事、全体がいるところで私が言ったら、細野大臣は笑って答えなかったんですよ。
小出さん:
井戸川さんのような方が双葉町の町長でいて下さったことを私は大変、嬉しく思ってきました。
井戸川:
ありがとうございます。まだまだ合理的な、普通に解決しなければならないものを隠蔽されていまして非常に困っています。後は、決定プロセスの中に、ヨーロッパでは被害者を参加させなさいというのが一般的なんですけれども、日本は非常に国家的に弱虫ですよね。
我々を参加させることができないぐらい、彼らは弱い嘘をついているということなんでしょうね。やっぱり、秘密保護法とリンクしますので、非常に私はあってはならない、日本の進む道としては逆行しているなと思っています。
小出さん:
私もそう思います。
今西:
井戸川さんは双葉町の町長でいらっしゃって、双葉町には原発で仕事をしておられる方がたくさんいらっしゃいます。それで、原発の中で作業をされておられる方、事故前ですね、原発の作業員であっても20ミリシーベルトとか、16、17とか会社なんかで決めて作業していたわけですよね。
それを一般の人に対しても、原発作業員と変わらない年間20ミリシーベルトというのは信じがたい数字ですよね。
井戸川:
5ミリシーベルトで被ばくの保証対象になっていますよね。認められましたよね、この前、裁判で。だけど20ミリシーベルトという考えですね。考える方たちの頭の中を調べてみたいですけれども、要するに労働基準監督署がちゃんと原発事故の現場の検証をされているのかどうかというのが非常に疑問を持っているんですよ。そのうちなんかの機会で聞きたいと思っていますけれど。
労働基準監督署でなくて、私たち労働者じゃない一般国民が労働者よりも高い数値でいいなんていうこんな馬鹿なことを言う人間は排除していきたいなと思いますね。
今西:
そうですね。小出さん、本当にこの20ミリシーベルト、とんでもない数字だと思います。
小出さん:
そう思いますし、先ほど、聞いていいただいたように一人ひとりにやはり決定権を与えるべきだと思いますし、特に子どもに対して20ミリシーベルトを許すなんてことは決して認めてはいけないと思います。
「年1ミリシーベルト」で避難の権利~チェルノブイリ法
http://youtu.be/fYJnvX3C2Cg
公開日: 2012/05/24
チェルノブイリ事故後、5年の歳月を経て制定された「チェルノブイリ法」。放射能被害にあった人たちの、避難生活や生活支援、健康診断や医療費助成について定めた法律だ。法律では、「年1ミリシーベルト」以上の追加的被ばくを強いられる地域が「避難の権利ゾーン(=避難権付居住地域)」として規定されている。
ロシアで「チェルノブイリ法」の制定に貢献したチェルノブイリ同盟の副代表のアレクサンドル・ヴェリキンさんにお話を伺った。
ゲスト:アレクサンドル・ヴェリキン(チェルノブイリ同盟)
聞き手:白石草(OurPlanetTV)
◆アレクサンドル・ヴェリキン(チェルノブイリ同盟)
1953年レニングラード生まれ。レニングラード工業大学卒業後、1986年チェルノブイリ原発事故処理のため召集され、3ヶ月間作業に従事。1990年ソ連邦チェルノブイリ同盟大会へ代表団員として参加し、その後、同盟の幹部として、「チェルノブイリ法」の制定に貢献。作業労働者、原発事故の被害者の権利を擁護するための活動に従事している。
関連番組
2011年12月8日配信
なぜ避難勧奨地点にならないのか!? ~苦悩する福島市渡利地区
ゲスト:満田夏花(国際環境NGO FoE Japan)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1281
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世界を戦争に押しやるアメリカ政府
(マスコミに載らない海外記事)
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-799f.html
Paul Craig Roberts
2013年12月14日
読者の皆様、皆様が当事者としての責任を果たしてくださったので、私も自らの責任を果たしたい。
世界を戦争に押しやるアメリカ政府
Paul Craig Roberts
アメリカ政府は、アメリカに、12年間戦争をさせてきた。アフガニスタン、イラク、ソマリア、リビア、パキスタン、イエメン、そして、これから戦争になりかねないシリア、出番を待っているイラン。これらの戦争は、資金、威信や、アメリカ人兵士達と、攻撃される一般市民両方の死亡と負傷の点で、非常に犠牲の大きなものだ。こうした戦争のいずれにも、やむにやまれぬ理由も、正当化できる説明はありそうにない。戦争は、軍事/安全保障複合体の利益にとって重要だ。戦争は、アメリカにおけるシュタージ警察国家の建設の口実として役立っており、またこうした戦争は、ヨルダン川西岸と、レバノン南部全てをイスラエルが併合する障害を除去して、イスラエルの利益に役立ってきた。
これらの戦争は金がかかり、破壊的ではあるものの、世界大戦のレベルは遥かに下回り、まして、核兵器を保有する敵国に対する世界大戦には及ばない。
人類にとって致命的な戦争は、アメリカ政府が、アメリカや、NATOとアジアのアメリカ傀儡諸国を、そこへ向かって突進させているロシアと中国との戦争だ。アメリカ政府がこの最終戦争に突進する原因となっている多数の要因はあるが、最も重要なのは、アメリカ例外主義という教義だ。
この独善的な教義によれば、アメリカは、なくてはならない国なのだ。これの意味するところは、アメリカは、世界に対し、非宗教的な“民主的資本主義”覇権を確立すべく、歴史によって選ばれたというものだ。この目標の優位性ゆえに、アメリカ政府は、伝統的な道徳規範を超越し、アメリカ国内法、国際法も含め、全ての法を超越する。
かくして、挑発されたわけでもないのに一方的に行う他の国々への侵略にも、国際法や、ニュルンベルク基準の下で、明らかな戦争犯罪である一般市民への攻撃に対しても、アメリカ政府内の誰一人として、責任を問われずにいる。また、アメリカ政府内の誰一人として、アメリカ法やジュネーブ協定の下で禁じられている犯罪である拷問に対しても責任を問われずにいる。令状無しのスパイ、令状なしの捜査、人身保護令状請求権の侵害、適正手続き無しの国民殺害、法的代理人の否定、秘密の証拠にもとづく有罪判決といった、憲法上の権利に対する無数の侵害に対しても誰も責任を問われずにいる。リストは長大だ。
あらゆる点で、ナチス・ドイツの生まれ変わりである政府の、一体何が例外で、なくてはならないものなのか疑いたくなる。自分たちは、世界でも特別な国民だという信念を吹き込まれる国民は、必然的に人間性を喪失する。かくして、ブラドリー・マニングが暴露したアメリカ軍のビデオが示している通り、アメリカ軍兵士達は、街路を歩く無辜の人々を無差別に殺して、楽しんでいる。
米国自由人権協会と、憲法上の権利を主張する団体や、インターネット上の独立した発言を除いて、キリスト教会を含むアメリカ国民は、自らの政府の犯罪行為と不道徳行為を、ほとんど抗議もせずに、受け入れている。
道徳的非難がないことが、アメリカ政府を大胆にさせ、アメリカ政府は、アメリカ世界覇権の邪魔になるロシアと中国の現政府に対し強く出ている。
アメリカは、1991年のソ連崩壊以来、22年間、反ロシア工作を行なってきた。レーガン-ゴルバチョフ合意に反して、アメリカ政府はNATOを東ヨーロッパやバルト諸国にまで拡張し、ロシア国境に軍事基地を建設した。アメリカは、グルジアやウクライナ等ロシアそのものの元構成諸国にまで、NATOを拡張することも狙っている。
アメリカが、ロシア国境に軍事基地やミサイル基地を建設する唯一の理由は、アメリカの覇権に抵抗するロシアの能力を無効にすることだ。ロシアは近隣諸国に対し、いかなる威嚇的振る舞いもしておらず、グルジアの南オセチア侵略に対するロシアの反撃を唯一の例外として、アメリカの挑発を前にしても極めて受動的だった。
12月12日、ロシア国会(議会の両院)での大統領演説で、ウラジーミル・プーチンは、アメリカがロシアに及ぼしている攻撃的な軍事的脅威をとりあげた。アメリカは、その対弾道ミサイルを、防衛システムと呼んでいるが、“実際は戦略的攻撃能力”の重要な一環であり、勢力の均衡をアメリカに有利な様に変更することを狙ったものだとプーチンは述べた。脅威の存在を認め、プーチンは脅威に答えた。“ロシアに対する軍事的優位性を実現できるという幻想は誰にも持たせないようにしよう。我々は決してそれを許さない。”
オバマ政権が核兵器削減協定を廃棄したのに答えて、プーチンは述べた。“我々はこうしたこと全てを認識しており、何をすべきかを知っている。”
誰かが将来歴史を書くことができれば、オバマ政権はレーガン大統領が終わらせようと熱心に努力した冷戦をよみがえらせ、熱い戦争へと突進させた政権として記録されよう。
ロシアを敵にするだけでは満足せず、オバマ政権は中国までも敵にした。オバマ政権は、南シナ海は“アメリカ国家安全保障にとっての関心”地域だと宣言した。これは、メキシコ湾は、中国の国家安全保障にとって関心ある地域だと中国が宣言するようなものだ。
南シナ海に対する主張が口先だけのものではないことを明らかにする為、オバマ政権は、アメリカ艦隊の60%を、中国の勢力圏へ再配置を必要とする“アジアへの回帰”を発表した。アメリカは、フィリピン、韓国、ベトナム、オーストラリアとタイへの海軍基地と空軍基地の確保に余念がない。アメリカは、様々な島々に対する中国の主張と争い、空域を拡張した中国近隣諸国と組んで挑発を強化した。
中国はおじけづいてはいない。中国は“世界の非アメリカ化”を呼びかけている。先月、現在中国政府は、アメリカを地表から消し去るに十分な核兵器とその運搬システムを所有していると発表した。数日前、南シナ海で、中国艦船がアメリカ・ミサイル巡洋艦に攻撃的に接近した。
アメリカがロシアと中国に対してとっている軍事的攻撃の姿勢は、通常なら、戦争に至って終わる、極端な自信満々な態度を示している。アメリカ国民は、アメリカの優れた技術的能力で、ロシアと中国のミサイル発射を防いだり、迎撃したりすることができると言われ、アメリカの先制攻撃は、朝飯前状態にまで高められる。ところが、イランが核兵器を入手することによる潜在的な危険は、余りに大きいので、今、先制攻撃戦争が必要だと言われており、核兵器を入手するかも知れないごく少数の無国籍イスラム教徒達に対し、アメリカは無防備なままであるという理由で、巨大な国土安全保障省が正当化される。アメリカの攻撃に対するロシアと中国の報復的対応は、取るに足りないこと見なされるが、イランの核の脅威と無国籍のイスラム教徒はそうではないというのは異常な状況だ。
ロシアと中国に戦争のシグナルを送るだけでは満足せずに、アメリカは、イランと仕事をしている企業への新たな制裁を発表し、イラン人共同社会を粉砕することに決めたもののように思われる。イラン人は、アメリカの妨害を、アメリカが恐らく意図した通り、アメリカには協定を本気で維持する意図が欠如していると理解し、ジュネーブを発ち、イランに帰国した。協定が復活されうるか、あるいはイスラエル・ロビーが、イランとの戦争の脅威を終わらせるのを約束する協定を頓挫させることに成功したかは現時点ではまだわからない。
アメリカ国民は、自国政府に対する影響力、あるいは政府の意図についての認識すら、例え持っているとしても、ごく僅かしかないか。しかも、世界戦争推進に向けるアメリカ政府の動きを止める為、アメリカ国民がその後ろに結集できる組織的な反対勢力は存在しない。希望が多少でもあるとすれば、それはアメリカのヨーロッパやアジアの傀儡にあるように思われる。ひたすらアメリカの対世界覇権を獲得を幇助するだけの目的の為に、自らの国の存在を危うくしているこれら政府に一体どのような利益があるのだろう? 各国政府は、アメリカがやっているゲームが、自国にとって致死的なものであることが理解できないのだろうか?
ドイツだけが、同時に自国の利益にも役に立てながら、世界を戦争から救うことができる可能性がある。ドイツがすべきことは、EUとNATOからの脱退だけだ。同盟は崩壊し、その崩壊は、アメリカ政府の覇権への野望を終わらせることとなろう。
Paul Craig
Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニューズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでい
る。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the Westが購入可能。
記事原文のurl:www.paulcraigroberts.org/2013/12/14/washington-drives-world-toward-war-paul-craig-roberts/
多くの日本の読者の方々も、ポール・クレーグ・ロバーツ氏に寄付されたことだろう。
「チリ大統領にバチェレ氏決選投票、左派の女性前職」
右派が政権をとる前、彼女が大統領だった。彼女が復活したとは素晴らしいことだ。
どこかの属国では、二大政党なるものの片方がシナリオ通り政権を取り、やがてぼろぼろとなり、さらに強力になって、元の売国与党に大政奉還した国とは大違い。
をでっち上げようと大本営広報部は必死
二大政党は、完成すれば宗主国と同じになるだけ。どちらを選んでも、大多数の国民はかならず不幸になる仕組み。小選挙区制度が悪の根源。
秘密法案反対もポーズだけとって、大本営広報部への信頼をつなぎ止めようという工作だったろう。本当に反対なら、テレビも使って継続すればよい。
TPP隠蔽欺瞞報道を見るだけで、大本営広報部洗脳工作のインチキさは十分わかる。
日本国民は、自国政府に対する影響力、あるいは政府の意図についての認識すら、例え持っているとしても、ごく僅かしかないか。しかも、世界戦争推進に向ける日本政府の動きを止める為、日本の国民がその後ろに結集できる組織的な反対勢力は存在していない。
ひたすらアメリカの対世界覇権を獲得を幇助するだけの目的の為、自らの国の存在を危うくしている日本政府に一体どのような利益があるのだろう? 日本政府は、アメリカがやっているゲームが、日本にとって致死的なものであることが理解できないのだろうか?
生活保護法の改正は国のカタチに関わる重大問題
http://youtu.be/U26C8kEh8jI
ニュース・コメンタリー (2013年12月14日)
生活保護法の改正は国のカタチに関わる重大問題
先の臨時国会では、特定秘密保護法の陰で重要な法律が幾つも成立しているが、中でも生活保護法の改正は、日本という国のあり方を根底から変えかねないとても重要なものだった。
「申請の厳格化」「近親者による扶養の義務化」「行政の調査権限強化」などを骨子とする生活保護法の改正案は、6日の衆院本会議で自民党、公明党などの賛成多数で可決、成立した(参院は可決済み)。共産党と社民党は法案に反対した。
社会保障制度の中でも最後のセーフティネットとなる日本の生活保護は、世界でも類を見ないほどハードルが高い。困窮家庭の何割が実際に生活保護を受けているかを表す捕捉率で、日本は15~18%と先進国中で最も低い水準にある。本来ならば生活保護を受けるべき家庭のうち、9割を超す困窮家庭が、実際には窓口で弾かれるなどして、生活保護を受けられないでいるのだ。
この捕捉率はフランスの91.6%、スウェーデン82%、ドイツの64.6%などと比較しても、著しく低い。既に、本来もらえるべき人がもらえないほどハードルの高い生活保護に対し、日本は今国会で、そのハードルを更にあげることになる法律を可決してしまったのだ。
昨年来、年収も安定しているとみられる著名人の親族が生活保護を受けていたことがメディアなどで取り上げられ、生活保護の不正受給がことさらに注目を浴びた。しかし、日本の生活保護制度の不正受給は生活保護費全体の0.4%にも満たない。9割もの困窮家庭が生活保護を受けられずにいるのに対し、0.4%の不正を許さないようにするために、生活保護を申請する際のハードルを高くするという今回の法改正によって、日本の生活保護の捕捉率は更に低下する可能性が高い。
われわれは、社会の中に生活に困っている人がいてもそれを助けないことを前提とする社会に向かっているのか。いまやOECD加盟国の中で貧困率がワースト4位となった日本はこの先どんな社会になっていくのか。生活保護の在り方を改めて考えながら日本人の意識などについて、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。
石破・中谷発言に見る特定秘密保護法で報道を封じることが可能論の根拠
http://youtu.be/V-BSbZrMlwA
ニュース・コメンタリー (2013年12月14日)
石破・中谷発言に見る
特定秘密保護法で報道を封じることが可能論の根拠
自民党の石破茂幹事長が12月11日、日本記者クラブの講演で、特定秘密保護法の立法意思の中に、報道機関の秘密情報を報じる権利を「抑制」することも含まれるとの認識を示したことが、物議を醸している。
【1104】 秘密法考 (2) 日本のマスコミは打撃を受けない / 武田 邦彦
http://youtu.be/MbSwn4cviPg
秘密法考(2) 日本のマスコミは打撃を受けない
http://takedanet.com/2013/12/post_e376.html
秘密法が検討され始めたのは民主党政権だが、日本のマスコミは実質的に損害を受けないので、あまり報道しなかった。そして法律が成立するのにすでに「間に合わないタイミング」をはかって激しい反対に転じた。それはこの法律が現実にマスコミに影響を与えることはないからだ。その実際の例を3つ上げる。
記憶に鮮明なのが「尖閣諸島に迫った中国漁船を日本の海上保安庁の巡視艇が拿捕する動画」の公開で、政府は当初「秘密かどうか判断していなかった」ので一部が漏えいした状態だったが、それを一色正信さん(当時、海上保安庁保安官)という立派な人がネット上で公開した。
この情報の公開は「新聞、テレビ、週刊誌などのメジャーな情報機関」ではなく、ネットという新しい媒体だった。その時に、政府は「海上保安庁の職員が秘密を洩らした。規則違反だ」という態度だったが、毎日新聞は「国家公務員が政権の方針と国会の判断に公然と異を唱えた『倒閣運動』」とし、朝日新聞は「政府や国会の意思に反することであり、許されない」と論評した。
この報道は、1)秘密は政権が決める、2)国会については虚偽の報道、の二つからなっている。政権の方針や政府の意思によって秘密が決まるなら、今回の秘密法には毎日新聞も朝日新聞も賛成しなければならない。
また、この時、国会は「判断や意思を示していなかった」のだから、この部分は虚偽報道だった。でもこの記事を書いた記者や新聞の幹部は「秘密はお上が決めるものであり、国民はそれに反した行動をしてはいけない」と考えているか、もしくは国民に迎合するにはこのぐらいのところだろうと思った。
現実は、一色さんが動画を公開し、この動画を公開するのは必要なことだったと大多数の人が認めたが、結果的には一色さんはご退職され、今でも英雄にはなっていない。私なら彼に国民栄誉賞を出す。最近の日本人の中ではもっとも日本に貢献した人のように思う。中国や韓国を非難する人もいるが、それを自らのリスクで行った本当に勇気ある人だ。
2番目はこれも多くの人が「日本のマスコミはどうしようもない」と思った「原発報道」だった
。2011年の爆発直後には、1)爆発映像を公開しない(外国では公開されている)、2)付近の人が逃げるときにもっとも大切な「風向き」を隠した、3)政府に追従して健康に影響がないと言い、自分たちの記者は総員、福島から引き揚げさせた、4)土壌の汚染、食材の汚染についてほとんど報道しなかった、5)日本の被曝基準が1年1ミリとなっていることを隠ぺいし、ウソの数値を言った、など枚挙にいとまがない。
この一連のことは報道陣としての魂(自分が損害を受けても社会に事実を知らせる)を失い、保身(テレビや新聞社が打撃を受けないようにする)に走ったことを意味している。NHKは認可を恐れ、民報はスポンサーの顔色をうかがい、新聞は「被曝地域以外の人は人ごとだろう」と判断した。
それが間違いだとわかっていても政府の発表通り行動するなら、今回の秘密法より秘密が多いことになり、しかも国民の健康や生命に直接影響があっても報道しないのだから、そのマスコミが今回のことで打撃をうけることはない。
第三に少し古いことになるが、毎日新聞の記者が沖縄密約を暴いたとき、当の毎日新聞以外の新聞は、時の官房長官が言った「情を通じて情報を得た」という言葉に飛びつき、密約を暴いた記者をバッシングし、社会から葬った。
これについて最高裁は「著しく社会的な不正によって得た情報は漏らしてはいけない」という判断をした。この場合の「著しい不正」とは「不倫」のことであり、それによって暴かれた事実は「日本とアメリカの間に国民に知らされない密約があった」ということだった。
これに対する判断は個人によって違うだろう。まず「不倫」が「著しい不正」かどうかということと、「不倫と国家間の密約」のどちらが重いか、さらには「国家の秘密を暴くのがマスコミ」という考え方に対する是非だ。
日常生活の中で「不倫」は発生するが、刑事罰を受けることはない。かつて不倫によって死刑になった時代(江戸時代など)はあったけれど、現在では不倫は好ましくないけれど個人の問題として離婚とか慰謝料として解決されている。
今回の秘密法では秘密を洩らした公務員の罪は10年の懲役刑だから、不倫とは社会における犯罪の重さが違う。これまで「マスコミの役割」と言われていた「権力が隠そうとするのを暴く役割」はすでに無くなったと考えられる。
そうすると、この社会には権力が秘密にしようとするものを暴くメカニズムがないことになる。2013年でも、スノードン氏のアメリカ機密の暴露事件と国際的な亡命、アメリカ情報当局によるドイツ首相などの盗聴などの事件があり、このような暴露が時々、行われることが社会の正常な発展に寄与すると考えられている。
すでに、「秘密を暴露するマスコミ」は日本には存在せず、むしろマスコミは「秘密にするべきことではなくても報道しない」という存在になり、取材は政府に行くだけで事実を丹念に調べる取材費にも事欠いている。
だからこそ、秘密法も「間に合わないタイミング」で反対を始めたと考えられる。
(平成25年12月8日)
【1106】 秘密法考 (3) 間接民主主義の限界と選挙の重要性 / 武田 邦彦
http://youtu.be/xgO2_lGAFp8
秘密法考(3) 間接民主主義の限界と選挙の重要性
http://takedanet.com/2013/12/post_33b0.html
このブログで私は「民主党は解散するべきだ」と言っている。それは「間接民主主義での選挙の重要性」を守らなければならないからだ。今回の秘密法でこのブログの動きが悪かったのは、正直に言って、私に一つの迷いがあった。
2012年12月の選挙で、自民党は「防衛軍構想」を打ち出し、その中にはさまざまな防衛的公約が含まれていた。だから、秘密法は自民党の公約と考えてよい。ただ、自民党の主たる公約である経済対策が不十分な段階で、防衛軍の方を優先するということに違和感があるだけで、それは後先問題でもある。
現在の日本は間接民主主義(国民が直接、政治をするのではなく代議士を選ぶ)だから、自分が「この人なら託せる」と思う人に一票を入れる。でも民主党のように「当選するためにはどんな嘘でもいう」というのではもともと選挙が成り立たない。したがって、まず民主党が解党することが大事であることがわかる。
そして「小選挙区」では「この人なら託せる」という人がいないことが多い。国民は「党」を選ぶのではなく、「代理人」を選任するのだから、やはり人が中心だ。現在の小選挙区は「選挙にお金がかかる」という変な理由もあり、通信手段が進歩している現代では、道州制の州に相当するところを「選挙区」にするのが望ましいだろう。そうすれば「信頼できる人」が「代議士」になるので、あとはある程度、任せることができる。
つまり、間接民主主義で「人」に投票する限り、「代議士」が主であり、「党」は従だ。だから、政党が代議士の行動を制約する現状は選挙は「政党を選ぶ」のであり「代議士を選ぶ」のではなくなるので、厳密に言えば「党議拘束」は選挙違反である。
「政党」は国民が代理を頼んだ形式をとっていない。個人個人を選んだ結果としてある政党が力を持っているに過ぎない。もし政党が「党議拘束」をするなら、政党も「選挙」という洗礼を受けなければならない。つまり党議拘束とは「間接民主主義」を破壊す行為なのだ。
ところで、選挙の時に代議士がウソをつかず、選挙区が北海道全区、東北全区、関東全区、東京全区などになっていれば、信頼できる代議士がでるから、党議拘束さえなければ、国民は一つ一つの法案に賛成や反対をする必要はない。政治のことは忘れて自分の仕事や生活に熱中できる。政治は我々の人生に大きな影響を与えるけれど、それでも人生のすべてではない。
だから、正しく選ばれた自民党なら、防衛的意味で秘密法を国会に上程するのは問題ではなく、私たちは反対するのではなく、説明を求めることに尽きる。次の選挙までに選挙区を道単位に変え、党議拘束に反対していかなければならないだろう。
次にマスコミと私たちの問題だ。2013年の初めのころ、秘密法の条文検討が行われていたころに、質問をするべきだった。でもマスコミは「記者クラブ」に所属し、法案ができる経過を知っているのに、その時には報道しないので私たちは機会を逸してしまった。
そしてマスコミが記者クラブを独占している限り、私たちは今後も「質問すべき時に質問する」というチャンスを逸する。ここだけは解決しておかなければならない。一番簡単な方法は、真に私たちに有用な情報を提供してくれる新聞しか購入しないということに尽きる。
その意味ではまだ日本は民主主義だから、自分でうその情報やタイミングを遅らせて報道する新聞を買わず、テレビを見なければ、NHK以外のマスコミは私たちの希望を自然に実現するだろう。私たちに役立たない新聞を買わなければ良いからだ。テレビも当り障りの良いことだけをいって事実を報道してくれなければ番組を見なければ良い。
それでも現在、朝日新聞や読売新聞が大新聞であるという現実は、国民自身が「耳触りの良いことだけを聞きたいので、ウソをついてよい、面倒なのであまり大切なことは知りたくない、政権が秘密と言えば尖閣諸島のビデオも見たくない」と判断しているのだろう。選挙も同じ事だ。
新聞の販売量、テレビの視聴率、選挙がある限り、権力は私たちの手にある。そして正確な情報はネットでとることができる。ただ、私たち自身が「間接民主主義における選挙の大切さ」を自覚していないように思う。
(平成25年12月8日)
宝物(子供)を守ろう! 小出裕章先生
【小出裕章ジャーナル~第50回】
福島第一原発事故による子どもたちへの影響について
http://youtu.be/S2ym32tfjaA
聞き手:
今日は福島第一原発事故による子どもたちへの影響についてお聞きしたいと思います。
小出さん:
放射線というのは子どもであろうと大人であろうとどんなに低線量であろうと危険です。
ただし、同じ被ばくをした時に、子どもは大人に比べてはるかに大きな危険を背負わなければいけません。
なぜかというと、生き物というのは自分の情報、遺伝情報というものをみんな持っているわけですし、人間の子どももそうですけど、一番はじめの命というのは母親の卵子と父親の精子が合体してできたたったひとつの細胞なのですね。
そこに遺伝情報というのが書き込まれているわけですが、細胞分裂というのをやりまして、はじめ1個だったものが2個になる、それが4個になっていくという形で、どんどん大きくなっていくわけです。
その時に必ず遺伝情報を間違えないで複製して渡していくということをやりながら生き物が生きていくわけです。はじめ1個だった細胞がどんどんどんどん細胞分裂を繰り返して、胎児として生まれてくる時には、一丁前の人間の体をして生まれ落ちてくるわけですね。
でもその後もどんどんどんどん細胞分裂を繰り返しながら、大きくなっていくわけです。毎日見ていたって面白いほどに赤ん坊というのは成長していくわけですし、ちゃんと遺伝情報を複製しながら命というのを維持しようとしているわけです。
そういう状態で細胞に傷を受けてしまう、遺伝情報に傷を受けてしまうということになりますと、傷を受けた遺伝情報を次々と複製してしまうということになりますので、成長途上にある子どもというのは、一番放射線に敏感だということになってしまいます。
聞き手:
チェルノブイリ周辺では、甲状腺がんの子どもたちが急増したというデータがあります。母乳や水、それから食べ物を介して、放射性ヨウ素が子どもたちの体に蓄積されたと言われています。まずこの放射性ヨウ素ってなんですか。
小出さん:
ホルモンを作っているのは、人間の場合、甲状腺というところで作っています。喉の両側にあるとても小さな臓器でして、そこでホルモンを作り出して全身に送り出しているわけですが、そのホルモンを作るためにヨウ素という元素が必ず必要だとそういう生き物なのです。人間は。
ただし、自然界にあるヨウ素というのは、番号で言うと127番という番号のついたヨウ素でして、放射能を持っておりません。
人間が原子力というのを利用してしまいますと、127番ではない、131番であるとか132番、133番という様々な番号のついたヨウ素を作ってしまうのです。そして、そういうヨウ素は放射能を持っているのです。
人間の側から見ると、元々あった127番のヨウ素も新たに作り出した別の番号のヨウ素も、同じヨウ素にしか見えませんので、そういうものが環境に出てしまいますのと喜んでそれを甲状腺に蓄積していってしまうわけです。
そうすると、甲状腺が傷を受けて、甲状腺腫瘍、あるいは甲状腺がんというものを作ってしまうことになるわけです。
※福島甲状腺がん 世界最速最悪レベル チェルノブイリを超えた
日刊ゲンダイ2013/11/26「日々担々」資料ブログ
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-10367.html
聞き手:
小さな子どもを持つお父さんお母さんにまずはこれだけはしてくれということがありましたら、アドバイスをお願いします。
小出さん:
福島の事故というのは残念ながら起きてしまいました。それを防げなかった責任というのは様々な方々に、様々な重さであると思います。原子力の旗を振ってきた人たちは重たい責任があると思いますし、私にしても原子力の場にいる人間としてそれなりの責任があると思います。
ただ、日本で生きてきた大人の人というのは、これまで原子力をここまで許してしまった責任が何がしかあると私は思います。
ただし、子どもは原子力を選んだ責任がないわけですし、先ほども聞いていただいたように被ばくに関しては危険を一手に引き受けてしまうというような生き物ですので、今、日本で生きている大人の責任として、何としても子どもの被ばくを少なくするということが必要だと私は思います。
※継続調査でみる原子力発電に対する世論
過去30年と福島第一原子力発電所事故後の変化
https://www.jstage.jst.go.jp/article/taesj/12/3/12_J12.039/_pdf
2010年調査
そのために、できることは山ほどありますけれども、一番いいことは、本当は子どもを汚染地帯から避難させることです。
それが生活上困難であるというのであれば、一週間でもひと月でもいい、短い単位であってもいいから、汚染地からできる限り子どもを遠ざけるというようなことをやっていただきたいと思います。
それから、もし可能であるならば、子どもたちが食べるもの、家庭で食べるものもそうですし、特に私は学校給食というもの、子どもが食べるというものに関しては、できる限りきちっと検査をして子どもたちには汚染の少ない食べ物を回すという体制を作るべきだと思いますので、それを大人の責任として皆さんに考えていただいて、行政に働きかけるなり何なり、工夫を凝らしてやっていただきたいと思います。
東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律
(平成二十四年六月二十七日法律第四十八号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H24/H24HO048.html
(目的)
第一条 この法律は、平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故(以下「東京電力原子力事故」という。)により放出された放射性物質が広く拡散していること、当該放射性物質による放射線が人の健康に及ぼす危険について科学的に十分に解明されていないこと等のため、一定の基準以上の放射線量が計測される地域に居住し、又は居住していた者及び政府による避難に係る指示により避難を余儀なくされている者並びにこれらの者に準ずる者(以下「被災者」という。)が、健康上の不安を抱え、生活上の負担を強いられており、その支援の必要性が生じていること及び当該支援に関し特に子どもへの配慮が求められていることに鑑み、子どもに特に配慮して行う被災者の生活支援等に関する施策(以下「被災者生活支援等施策」という。)の基本となる事項を定めることにより、被災者の生活を守り支えるための被災者生活支援等施策を推進し、もって被災者の不安の解消及び安定した生活の実現に寄与することを目的とする。
(基本理念)
第二条 被災者生活支援等施策は、東京電力原子力事故による災害の状況、当該災害からの復興等に関する正確な情報の提供が図られつつ、行われなければならない。
2 被災者生活支援等施策は、被災者一人一人が第八条第一項の支援対象地域における居住、他の地域への移動及び移動前の地域への帰還についての選択を自らの意思によって行うことができるよう、被災者がそのいずれを選択した場合であっても適切に支援するものでなければならない。
3 被災者生活支援等施策は、東京電力原子力事故に係る放射線による外部被ばく及び内部被ばくに伴う被災者の健康上の不安が早期に解消されるよう、最大限の努力がなされるものでなければならない。
4 被災者生活支援等施策を講ずるに当たっては、被災者に対するいわれなき差別が生ずることのないよう、適切な配慮がなされなければならない。
5 被災者生活支援等施策を講ずるに当たっては、子ども(胎児を含む。)が放射線による健康への影響を受けやすいことを踏まえ、その健康被害を未然に防止する観点から放射線量の低減及び健康管理に万全を期することを含め、子ども及び妊婦に対して特別の配慮がなされなければならない。
6 被災者生活支援等施策は、東京電力原子力事故に係る放射線による影響が長期間にわたるおそれがあることに鑑み、被災者の支援の必要性が継続する間確実に実施されなければならない。
略
(支援対象地域で生活する被災者への支援)
第八条 国は、支援対象地域(その地域における放射線量が政府による避難に係る指示が行われるべき基準を下回っているが一定の基準以上である地域をいう。以下同じ。)で生活する被災者を支援するため、医療の確保に関する施策、子どもの就学等の援助に関する施策、家庭、学校等における食の安全及び安心の確保に関する施策、放射線量の低減及び生活上の負担の軽減のための地域における取組の支援に関する施策、自然体験活動等を通じた心身の健康の保持に関する施策、家族と離れて暮らすこととなった子どもに対する支援に関する施策その他の必要な施策を講ずるものとする。
2 前項に規定する子どもの就学等の援助に関する施策には、学校における学習を中断した子どもに対する補習の実施及び学校における屋外での運動が困難となった子どもに対する屋外での運動の機会の提供が含まれるものとする。
3 第一項に規定する家庭、学校等における食の安全及び安心の確保に関する施策には、学校給食の共同調理場等における放射性物質の検査のための機器の設置に関する支援が含まれるものとする。
4 第一項に規定する放射線量の低減及び生活上の負担の軽減のための地域における取組には、子どもの保護者等による放射性物質により汚染された土壌等の除染等の措置、学校給食等についての放射性物質の検査その他の取組が含まれるものとし、当該取組の支援に関する施策には、最新の科学的知見に基づき専門的な助言、情報の提供等を行うことができる者の派遣が含まれるものとする。
以下略
「子ども被災者支援法」が骨抜きの危機
原発事故被災者や自治体が、国に“異議申し立て”
(東洋経済)
http://toyokeizai.net/articles/-/21068
天然放射能と人工放射能は違う!
http://youtu.be/gjbwiKNlULc
20120714 小出裕章さん質疑 自然放射線と人工放射線の違い
http://youtu.be/_J9cCWfypMQ
チェルノブイリの小児病棟 ~5年目の報告~
チェルノブイリの小児病棟 ~5年目の報告~ 投稿者 corasonkoba
チェルノブイリ・汚染地帯からの報告(2) ウクライナは訴える
チェルノブイリ・汚染地帯からの報告(2) ウクラ... 投稿者 tvpickup
Chernobyl Heart Children
http://www.youtube.com/playlist?list=PLC3C9747674B58952
çernobil
http://youtu.be/_LA_PnAQONo
暴走首相の政治生命と暴走政府予算案
安倍首相が靖国神社に参拝しました。
安倍首相の個人的な政治信条という側面もありますが、首相自身を支えてきた反動的右翼層の靖国参拝に対する熱望があるため、これ以上引き伸ばしていては彼らの離反を招くとの判断があったものと思われます。
首相の靖国参拝を歓迎する勢力の中には極東軍事裁判の正当性に疑問を呈して反対する勢力もいるのであって、アメリカの姿勢にも挑戦するものと受け取られても仕方がありません。また、いわゆるジャパンハンドラーと言われるアーミテージ元国務副長官が来日した際に自民党の幹部と会談した時に、
「来日中のアーミテージ元米国務副長官が自民党幹部と東京都内で会談し、歴史認識問題を巡って『従軍慰安婦問題に触れないでほしい』として強い懸念を伝えていたことが31日分かった。安倍晋三首相の靖国神社参拝に関しても『これまで積み上げたものを全て壊すインパクトがある』と強調した。日中、日韓関係の悪化を憂慮する米政府内の雰囲気を間接的に伝えたものだ。会談に同席した米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)幹部は慰安婦問題について『米政界のロビー活動は韓国が上手だ。日本が強硬姿勢を続ければ米議会が背を向ける』と指摘。旧日本軍の関与を認めた『河野談話』の見直し論が高まれば、日米関係にも悪影響を与えかねないと警告した。【竹島一登】」
毎日新聞11月1日
ということです。
これは何を意味しているのでしょう?
アメリカにとって重要な貿易相手国である中国に経済が上手くいっている間は表面上、友好的関係を結んではいるが本質的には中国・中国共産党(ロシアも含めて)は仮想敵国なのであって、アメリカは日韓との軍事同盟を強固に望んでいるということでしょう?
しかし、安倍首相は自身の外交的本音であるセキュリティダイヤモンド構想
を進めれば進めるだけ日米韓軍事同盟との矛盾にぶち当たることは必然なのでしょうね?
10月に来日したケリー国務長官とヘーゲル国防長官が一緒に千鳥ヶ淵戦没者墓地に献花したのは、安倍に靖国に行くなという強力なサインだったような気がします。
倍真っ青… 米ケリー国務長官とヘーゲル国防長官が千鳥ケ淵に行った衝撃
(日刊ゲンダイ)「日々担々」資料ブログ
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-9976.html
特定秘密保護法を成立させた今となってはアメリカの欲求はTPPの成立と日本の集団的自衛権行使ができるようになることでしょう?
安倍首相が靖国参拝を強行したことは東アジアの外交問題である以上、このまま外交問題がこじれるならばアメリカが安倍首相を見限り彼の政治生命が絶たれることも想像に難くありません。
なにしろ大親分アメリカ・宗主国アメリカですから・・
どうするの?安倍さん?(´・д・`)
”NHK証言ドキュメント 永田町 権力の漂流”がこのタイミングで再放送されるのも意味深である。(12月28日再放送予定)
大丈夫ですか?安倍さん?(´・д・`)
12.25証言ドキュメント 永田町 権力の漂流 1 投稿者 samthavasa
12.25証言ドキュメント 永田町 権力の漂流 2 投稿者 samthavasa
12.25証言ドキュメント 永田町 権力の漂流 3 投稿者 samthavasa
【韓国にコケにされたから・・・わかりやすいバカ!?】安倍首相が靖国神社参拝…第1次内閣含め初
(ぽぽんぷぐにゃん)
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/c03321490640f9e33ca4ee8f8d6fd10e
銃弾一万発問題:韓国「日本に要請せず」について。- 2013.12.24
http://youtu.be/2IdNe5U0au8
安倍首相が靖国神社参拝…第1次内閣含め初 (読売新聞) - Yahoo!ニュース
>安倍首相は26日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。
首相在任中の参拝は、第1次内閣を含めて初めてで、現職首相としては2006年8月15日の小泉首相以来7年4か月ぶりの参拝となる。首相は参拝後、日本のために命を失った人々に「尊崇の念」を表すために参拝したと記者団に語った。第2次内閣発足以来、首相は、外交問題化を避けるために参拝を自重してきたが、日中、日韓関係の改善が見通せないことから、政権発足から1年の26日、参拝に踏み切ったとみられる。中国、韓国が強く反発している。
何で唐突に今なんでしょうか?
それはやっぱり、韓国に銃弾1万発送っておきながら、韓国に「要請してない」とコケにされたからでしょう。
わかりやすいバカですね。
■政治利用ですよね。
Twitter / poponpgunyan: 安倍のこの時期の靖国参拝というのも明確な政治利用。参拝を支持 ...
安倍のこの時期の靖国参拝というのも明確な政治利用。参拝を支持する人も「英霊の政治利用」に疑問を持つべきなんじゃないのw
安倍首相の靖国参拝、韓国と中国が強く反発「努力が水の泡」「絶対に受け入れられない」
(ハフィントンポスト)
http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/25/yasukuni-china-korea_n_4502456.html
安倍首相が12月26日に靖国神社に参拝したことについて、韓国と中国が強く反発している。特に中国では26日は建国の父である毛沢東主席生誕120周年の記念日で、反発を助長する可能性がありそうだ。韓国の聯合ニュースは「韓日関係に影響必至 」と速報した。NHKニュースは、韓国政府内の動きを次のように報じている。
韓国政府の関係者は「日韓両国が互いに努力してきたのが水の泡になる。これまで参拝をせず、うまくいっているのにどうしてこうなるのか分からない。日本側の信頼と誠意が疑われる。関係は回復することなく悪化するだろう。大変残念だ」と述べ、安倍総理大臣の靖国神社参拝を厳しく非難しました。
(NHKニュース「韓国 靖国参拝を厳しく非難」 2013/12/26 12:21)
中国政府内の反発は朝日新聞デジタルが次のように伝えている。
中国外務省の羅照輝アジア局長は同省のブログで、「中国人は絶対に受け入れられない。(参拝は)新たに重大な政治的障害を生む。日本は引き起こした結果に責任を負わなければならない」と強く批判した。
(朝日新聞デジタル『「強く抗議」「重大な政治的障害」 靖国参拝、中韓反発』2013/12/26 12:12)
特に中国では、26日が毛沢東主席生誕120周年であることが、中国国民の反日感情を刺激する恐れも出ている。FNNニュースが以下のように報じている。
26日は、建国の祖である故・毛沢東主席の生誕120年の記念日にあたり、この日の参拝が、中国国民の反日感情を刺激するおそれも出ている。今のところ、日本大使館などに抗議の動きは出ていないが、日本側は、参拝が大規模な反日デモなどにつながる可能性もあるとみて、警戒を強めている。
(FNNニュース『安倍首相靖国参拝 中国外務省、「絶対に受け入れられない」』2013/12/26 11:55)
米政府、安倍首相の靖国神社参拝に失望を表明
(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE9BP04X20131226
[東京 26日 ロイター] -米政府は26日、安倍晋三首相が靖国神社を参拝したことに対し、「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動をとったことに失望している」とのコメントを米大使館を通じて発表した。
また、「首相の過去への反省と日本の平和への決意を再確認する表現に注目する」と、近隣諸国との関係改善を促した。
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安倍暴走予算 生活を破壊
2014年度政府案 消費税増税、大企業に減税
軍事費2.8%増 社会保障切り捨て
(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-25/2013122501_01_1.html
安倍晋三内閣は24日、2014年度政府予算案を閣議決定しました。国の基本的な予算規模を示す一般会計の総額は、13年度当初比3・5%増の95兆8823億円と過去最大になりました。政府は14年度予算案を、今月上旬に決めた13年度補正予算案と一体のものと位置づけており、両方を合わせた歳出規模は101兆円を超えます。日本共産党の市田忠義書記局長は同日、「『大企業栄えて民滅ぶ』『暮らしを犠牲に戦争する国へ』という安倍内閣の暴走を象徴する予算案」とする談話を発表しました。
国民に犠牲を押し付け、大企業に奉仕する“安倍暴走予算”の特徴はまず、税収にあらわれています。消費税率を来年4月から8%に引き上げます。国民の負担増は8兆円にのぼります。一方、大企業に対しては、復興特別法人税を1年前倒しして廃止。1兆円の負担減を見込んでいます。
歳出では、命と暮らしを支える予算を削減し、大企業に奉仕する姿勢が際立っています。消費税収5兆円のうち、社会保障「充実」に充てるのはわずか5000億円。逆に、社会保障費の自然増は、概算要求の1兆円から、診療報酬の実質マイナスや生活保護の抑制などで6000億円に抑え込みました。年金、生活保護の削減に加えて、70~74歳のお年寄りの医療費窓口負担は、現行の1割から2割に増やします。新しく70歳になったお年寄りから適用します。
安倍政権は、「海外で戦争をする国」づくりにまい進しています。集団的自衛権の行使をにらみ、水陸両用車を購入するなど、軍事費は4兆8848億円と2・8%増です。
労働分野では、雇用維持に貢献してきた雇用調整助成金を半減する一方で、リストラを支援する労働移動支援助成金に13年度の158倍超となる301億円を計上しました。
公共事業費は、国際コンテナ戦略港湾の機能強化に446億円(11%増)、首都圏空港の強化に135億円(9・2%増)など、大盤振る舞いしています。
環太平洋連携協定(TPP)推進を前提に農家の経営規模拡大を進めます。農地集積・集約化を加速するための農地中間管理機構の立ち上げと運営に約305億円を盛り込みました。
「原発ゼロ」の世論を無視し、原子力発電所の再稼働を進めます。予算案では、「安全対策高度化事業」に51・5億円を盛り込みました。14・2億円を計上した原子力安全人材育成事業は、原発廃炉のほか再稼働を前提とした安全確保のための技術者などを養成するとしています。また、原発輸出を前提に、建設予定国で立地調査などを行う日本企業に支払われる原子力海外建設人材育成委託費には、13億円が計上されています。
家計直撃! 安倍政権の“庶民イジメ”負担増フルコース
(日刊ゲンダイ)
http://gendai.net/articles/view/news/146860
24日政府が2014年度予算案を閣議決定した。その中身を見て、お人よしの国民も、安倍首相の庶民イジメにカンカンになったはずだ。家計に痛みを強いる増税メニューがズラリなのだ。
「来年度予算案を見て、“安倍政権の正体見たり”と思いました。歳出総額を96兆円規模と過去最大にしたのは、財政バラマキをしなければ、景気の底が抜けると危惧したからでしょう。これでアベノミクスの限界がハッキリしました。たまらないのは、負担を押し付けられる国民です」(経済ジャーナリスト・荻原博子氏)
来年4月に消費税率が8%に引き上げられると、6兆円の家計負担となる。世帯平均8万5000円の負担増だ。しかし、「安倍予算」が家計に与えるダメージはこんなものじゃない。
日本医師会の要望通り診療報酬0.1%増を認めたことで、来年度から患者が窓口で払う医療費は増える。新たに70代になる人の医療費負担も1割から2割にアップだ。
さらに復興特別税として来年6月から住民税が上積みされ、2024年まで10年間続く。好評だった高校無償化も、年収910万円以上の世帯は対象から外される。
“庶民の足”軽自動車の税金(地方税)も、15年4月から、現行の1.5倍となる1万800円にアップだからたまらない。開始時期がバラバラだから、痛みに鈍くなりがちだが、徐々に生活が苦しくなり、気づいた時には家計が火の車になっているのは確実だ。
「悲惨なのは子育て真っ盛りの30代、40代のサラリーマン家庭でしょうね。昨年、子ども手当が廃止され、さらに15歳までが対象の年少扶養控除が廃止されたままなので、年収700万円の専業主婦世帯だと約10万円の実質増税になっています。そこに年金・医療・介護保険料の引き上げと消費増税が重なると、年40万円近い負担増になる計算です」(アナリスト)
ほぼ給料1カ月分が消えるということだ。前出の荻原博子氏が言う。
「厚労省の毎月勤労統計調査を見ると、サラリーマンの給与が減り続けていることは明らかです。それなのに、負担ばかり強いれば家計は疲弊し、ますますみんなお金を使わなくなり、景気はさらに悪化してしまいます」
国民もおとなしく黙ったままではダメだ。
【恐怖の負担増シミュレーション】
◇年収(万円)/700/900
◇消費増税/14.3/16.6
◇年少扶養控除廃止(住民税)/6.6/6.6
◇復興増税(所得税+住民税均等割)/0.7/1.4
◇年金保険料/6.3/6.6
◇医療保険/4.6/5.9
◇介護保険料/1.0/1.3
◇子ども手当・児童手当(給付減)/3.6/3.6
◇軽自動車増税/0.3/0.3
◇負担増+給付減 合計/37.4/42.3
※専業主婦、小学生2人の4人家庭
※11年度と消費税10%になる16年度で比較
安倍政権に屈した騙し討ち!(;`O´)o
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-217217-storytopic-53.html
仲井真弘多知事は27日午後3時すぎから、那覇市の知事公舎で記者会見し、政府が米軍普天間飛行場の移設に向けて申請した名護市辺野古沿岸部の埋め立てを承認したことを正式に発表した。承認の理由について知事は「現段階で取り得ると考えられる環境保全措置などが講じられており、(公有水面埋立法の)基準に適合していると判断した」と説明し、承認への県民の理解を求めた。
その上で普天間の県外移設を求めていた自身の選挙公約との整合性に関し、「県外の既に飛行場のある場所へ移設する方が最も早いという私の考えは変わらない。辺野古移設を実行するにしても、暫定的であったとしても、考え得る県外移設案を全て検討し、(普天間飛行場の)5年以内の運用停止を図る必要がある」と強調した。
仲井真知事は「安倍内閣の沖縄に対する思いはかつてのどの内閣にもまして強い」と述べ、沖縄振興予算の増額などを高く評価。基地負担軽減策を含めた安倍晋三首相からの回答も踏まえ、承認に至ったとの考えを示した。
その上で知事は承認の責任を取って辞任する考えはないことも明らかにした。
琉球新報 2013年12月27日
仲井真沖縄県知事が米軍普天間飛行場の移設に向けて政府が申請した辺野古の埋め立てを承認しました。韓国銃弾提供→安倍首相靖国神社参拝→辺野古埋立承認と絶妙の?必然の?タイミング
で事がなされました。
これら総ては集団的自衛権行使ができる軍事国家化への布石でしょう。
韓国銃弾提供は武器輸出三原則の放棄を志向しているのであり、靖国参拝は戦後の国際秩序への挑戦(戦前の日本を取り戻す)であり、辺野古埋立承認をさせたのは米軍が新しく使いやすく機能強化した基地が軍事戦略上必要だからです。
第3次アーミテージレポートは武器輸出三原則についてこう書かれています。
米国は「武器輸出3原則」の緩和を活用し、日本の防衛産業の技術を米国向け、さらには豪州などの同盟国向けに輸出促進することを勧奨すべきである。米国は自国の時代おくれで妨害にもなっている対外有償軍事援助(FMS)の過程を見直す必要がある。
と提言している。また普天間に関しては
普天間
日本における米国軍の存在は、共同関係には留まらない。同盟は長年にわたり沖縄の米軍再編の詳細について非常に高い注意を払っている。結果として、三次的問題の普天間の海兵隊飛行場は、今後のための最適な軍編成計画に投資できたであろう時間と政治資金を使い果たしてしまった。過去の再編から生じる問題は、それがどのようなものであれ、我々が堅く未来に照準を合わせればより容易に解決できるものと考えている。
略
新しい役割と任務の見直しにおいては、日本は地域の有事における自国の防衛と米国との共同防衛を含めることで責任の範囲を拡大する必要がある。同盟国には、日本の領域をはるかに超えて拡張した、より堅牢で、共有され、相互運用の可能な情報・監視・偵察(ISR) の能力と運用が必要である。
略
在日米軍は日本の防衛に特定の責任を任命されるべきである。米国はより重要な責任と使命感を在日米軍に割り当てる必要がある。
と提言しています!さらに靖国参拝=歴史問題では
同盟国に最大限の可能性を示すためには、日本は韓国との関係を複雑にし続けている歴史問題を直視する必要がある。東京は、両国間の関係における長期的な戦略的見通しを考察し、根拠のない政治的発言をさけるべきである。三国間の防衛協力を強化するためには、東京とソウルは未決のGSOMIAとACSA防衛協定を締結し、三国間軍事協約を継続していく必要がある。
以上のように日米韓三国間の防衛協力を強化して壊すことのないようにと協調しているではありませんか!
つまり、靖国参拝の後に辺野古埋立承認発表の流れはアメリカへの謝罪もあるのでしょうね?
安倍首相は当然一連の流れを作り利用してきたのであって、アメリカには狡猾奸佞な軍国主義者と言わなければなりませんね!(;`O´)o
「普天間代替施設」って、なあに?
(あつこばのブログ)
http://atsukoba.seesaa.net/article/67855417.html
今回は「普天間代替施設」または「普天間移設」という言葉について考えてみます。
時々テレビや新聞などで見かける「普天間代替施設」という言葉について「何のことだろう?」と思っている方がいると思います。
また、沖縄の「辺野古(へのこ)」での基地建設の問題を人に伝えたいのだけれど、テレビや新聞ではあまり話題になっていないなあと思っている人もいると思います。
■マスコミと一般とで異なる呼び方
実は「普天間代替施設」と「辺野古での基地建設」は、同じことを示しています。
ところが、普通は「辺野古」と呼ばれているのですが、テレビや新聞などや政治家たちは「普天間代替施設」と呼んでいます。
(最近、『報道STATION』などでは「辺野古」と呼ぶことも多いようです。)
私は「普天間代替施設」という呼び方には問題があると思っています。
米軍基地の多くはとても広くて、中には、住宅や学校、ゴルフ場、映画館等などがある場合があります。そういったものを総称して防衛省では「施設」と呼んでいます。
そういう意味では「施設」という呼び方には一理あるのですが、「施設」と呼ぶことで「軍事基地」であることをわかりづらくしているという側面もあります。
「普天間代替施設」という呼び方の問題点は、それだけではありません。
■世界で最も危険な基地
まずは「普天間代替施設」と呼ばれている理由を説明しましょう。
この画像は、沖縄島中部の宜野湾市にある米軍の普天間基地です。
(宜野湾市のWebサイトより http://www.city.ginowan.okinawa.jp/2573/2653/2678/1004.html )
ご覧のように街のど真ん中にある飛行場です。そのまわりには住宅や学校、病院などがあります。
米軍はここでヘリコプターの訓練を行なっています。騒音の被害や事故の危険性が指摘されていますが、2004年8月13日には実際に近くの沖縄国際大学にヘリが墜落・炎上しました。以下の画像がその痕跡です。
沖縄国際大学の「米軍ヘリ墜落事件」のページ
http://www.okiu.ac.jp/info/fall_incident/index.html
住宅街の真ん中にあり世界で最も危険だといわれている普天間基地を「移設」するために新たに作る基地が「普天間代替施設」と呼ばれているのです。
沖縄島の北部にある名護市辺野古がその候補地とされています。
(場所については以下に書いています。)
http://atsukoba.seesaa.net/article/45133566.html
■普天間基地の3つの機能を各地に拡散
実は、普天間基地の機能は3つあると言われています。
●1.「ヘリ基地」
これが辺野古で作ろうとしている「代替施設」の機能です。
しかし、現在計画されている新基地では普天間基地には無い機能も追加されています。
(この件に関しては後半で書きます。)
●2.「空中給油機の部隊の拠点」
戦闘機などに空中で給油する「空飛ぶガソリンスタンド」とも言えるのが空中給油機です。
現在、普天間基地を拠点にしていますが日米合意によると、岩国基地(山口県)、鹿屋基地(鹿児島県)、グアムの米軍基地に「ローテーション展開」することになっています。
(この経緯については以下に書いています。)
http://atsukoba.seesaa.net/article/42173108.html
●3.「緊急時の基地使用」
この内容は現在でもはっきりしていませんが、日米合意では築城基地(福岡県)、新田原基地(宮崎県)を使用することになっています。
つまり、普天間基地は辺野古に「移設」するだけではなく、各地に分散するのです。
辺野古で計画されている基地を「普天間代替施設」と呼ぶと、上記の「2.」と「3.」の件を見落としがちになります。
そこからも「普天間代替施設」という呼び方は適切ではないことがおわかりいただけると思います。
■基地を強化して被害を拡散
上記で普天間基地の機能を分散させることになっている築城基地、新田原基地、鹿屋基地は、自衛隊の基地です。岩国基地は米軍と自衛隊とが使用しています。
上記の「2.」と「3.」に関して、それぞれの基地で新しい設備を建設したり、訓練が行なわれると言われています。
さらに、2006年5月1日の日米合意の文書では、
----------------------------------------
民間施設の緊急時における使用を改善するための所要が、二国間の計画検討作業の文脈で検討され、普天間飛行場の返還を実現するために適切な措置がとられる。
----------------------------------------
とされており、米軍が民間の空港までをも使えるようにすることが明記されています。
つまり、それぞれの場所で施設や訓練などが強化され、基地による騒音被害等も拡散することになるのです。
■普天間基地には無い機能も!
前述したように、普天間基地の機能のうち「ヘリ基地」の部分を代替する施設とされているのが、辺野古での基地建設の計画です。
しかし、辺野古での基地計画では、もともと普天間基地には無い機能もアメリカ側から要求されていることが明らかになりました。
ひとつは戦闘機に弾薬を積載するための装弾場です。これはすでに日米間で合意されているそうです。
もうひとつは全長214メートルの長さの岸壁です。米軍が要求している200メートルを超える長さの岸壁を作れば、輸送艦だけでなく潜水艦や天候次第では強襲揚陸艦エセックスも寄港できるそうです。
日本政府はこれらを隠してきました。環境アセスの「方法書」にも記載されていません。
【参考】
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200710241300_02.html
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20071029.html
http://blogs.yahoo.co.jp/okinawa_maxi/archive/2007/10/24
■米軍は新しく使いやすい基地が欲しい
普天間基地はかなり古い基地で老朽化しています。滑走路は波打っていて使いづらいそうです。
米軍としては「普天間代替施設」と言う名目で日本がお金を出して新しい基地を作ってくれるのであれば、こんなにおいしい話はありません。
さらに、米軍は日本にいれば「思いやり予算」を出してもらえますから、アメリカにいるよりも安上がりになるのです。
辺野古での基地建設計画は、実は1960年代からあった計画です。もともとあった計画を日本が受け入れるように変更して、日本のお金で作らせようとしているのです。
元の計画には、滑走路とともに軍港の機能も付いていました。
防衛省は現在の計画では「軍港としての機能を有する岸壁を建設する予定はない」としているそうですが、最近の国会答弁ではアメリカ側と検討中であることを認めています。
アメリカは「普天間代替施設」が完成しない限りは普天間基地は返還しないと言っています。
しかし、本来、危険な状態の普天間基地は辺野古での基地建設とは別に、すぐに閉鎖するべきです。
(この件に関しては、以下に書いています。)
http://atsukoba.seesaa.net/article/42880774.html
ジュゴン訴訟において米国防総省が提出した証拠文書
1 陸上部を飛ぶ
2 ヘリコプターや戦闘機に実弾を積む場所(普天間には無い)を作れ
3 214mの軍港が必要
4 故障した飛行機の移動方法を検討せよ
5 毎日、飛行機を洗浄する場所を示せ
6 シュワブ陸上、辺野古ダムの環境調査をすべき
7 騒音コンターはどうなっているか示すべき
2013/12/27
【沖縄】辺野古埋め立て承認に抗議する緊急アピール「県民は仲井真知事の裏切りを許さない!」県庁包囲行動(IWJ)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/118130
2013年12月27日(金)午前、沖縄県の仲井眞弘多(なかいま・ひろかず)知事が米軍普天間飛行場移設に向けた国による名護市辺野古の公有水面埋め立て申請を承認した。沖縄県那覇市の沖縄県庁周辺では12時より承認の撤回を求めて県庁を包囲する緊急行動が行われた。その後13時より、県庁ロビーを埋め尽くす人々が待ち受ける中、県議会4会派の議員団が知事に説明を求めたが、知事は面会に応じなかった。
沖縄県議会記者会見12/27 仲井真知事の辺野古埋め立て承認後 IWJ沖縄
http://youtu.be/l4ccZURebwM
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【これはオバマ民主党と共和党の代理戦争だ!?】
首相、米の意向無視 靖国神社参拝前に自制要請
(ぽぽんぷぐにゃん)
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/d11ea64af204963ebeeec8352ae8e430
安倍首相の靖国神社参拝問題について。- 2013.12.26
http://youtu.be/R_JDN4WkfSk
首相、米の意向無視 靖国神社参拝前に自制要請 - 47NEWS(よんななニュース)
>米政府当局者は26日、安倍晋三首相の靖国神社参拝について、オバマ米政権が「中韓両国の反発を招き、大きな国際問題になる」として、外交ルートを通じて首相に参拝を控えるよう求めていたことを明らかにした。米側の意向が無視された格好で米政府声明も「遺憾」などではなく、より批判的なトーンの「失望」を選んだとしている。
靖国参拝をめぐる日米間の温度差が浮き彫りになった。中韓との関係だけでなく、今後の日米関係にも影を落とすことになりそうだ。
へえ~。
オバマ民主党の意向を無視するというのが、安倍政権の意向というなら、安倍の背景にはやはりアメリカの共和党があると言っていいでしょうね。
石原都知事の尖閣国有化問題から、ずっと日中関係を煽りたい共和党が動いてる訳ですね。
安倍政権がアメリカのオバマ民主党と共和党の代理戦争のコマに使われているという事でしょう。
日中関係の危機を煽って得をするのは共和党、損をするのは親中政策を取るオバマ民主党という事ですね。
創価学会と靖国神社参拝問題について。- 2013.12.27
http://youtu.be/MMdF2cl3R28
【公明党もA級戦犯になりたいらしい!?】
<首相靖国参拝>公明、警戒感強める 「自制を」かなわず
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/2838ad1c84d9d358e85562fba8028b37
安倍首相:靖国参拝 公明代表「残念」(毎日新聞)
公明不快感「残念」(東京新聞)
<首相靖国参拝>公明、警戒感強める 「自制を」かなわず(毎日新聞)
首相靖国参拝、与党に不協和音 公明は不満強める(日本経済新聞)
公明、不満強める=自民保守派は評価-靖国参拝(時事通信)
【首相靖国参拝】公明・山口代表「今後の問題考えると残念」(MSN産経ニュース)
ロシア外務省が靖国参拝に「遺憾」表明(共同通信)
米政府当局者、首相の靖国神社参拝を批判(共同通信)
日韓関係「最悪に」=安倍首相の靖国参拝、「メガトン級悪材料」-韓国(時事通信)
「戦争する国」へ 暴走に次ぐ暴走
靖国神社参拝 安倍首相 言い分成り立たず
(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-27/2013122702_01_0.html
就任から1年の節目となった26日、安倍晋三首相は日本とアジア・世界との間に大きな経済的・外交的な亀裂を生む靖国神社参拝の暴挙に打って出ました。「戦争する国」へとまい進する首相。参拝後の会見は、国際社会に通用しない侵略戦争の肯定・美化論で、歴史の事実の前におよそ耐えられません。(竹原東吾、中祖寅一)
「不戦の誓い」
侵略美化の宣伝センター
「二度と再び戦争の惨禍によって人びとの苦しむことのない時代をつくるとの決意を込めて『不戦の誓い』をいたしました」
安倍首相は参拝の意義をこう述べましたが、靖国神社は「不戦の誓い」にもっともふさわしくない場所です。
靖国神社は陸海軍が管理し、戦前・戦中、侵略戦争に国民を動員するための施設でした。戦後も日本の侵略戦争を「自存自衛」「アジア解放」の正義の戦争だったかのように肯定・美化する宣伝センターの役割を果たしてきた特殊な施設です。
安倍首相の靖国参拝は、侵略戦争を肯定・美化する立場に身を置くことを意味します。第2次世界大戦後の国際秩序は日独伊3国の戦争は不正・不義の侵略戦争だったということを共通の土台にしています。安倍首相の行為は「不戦の誓い」どころか、戦後の国際秩序・平和の流れに真っ向から逆らうものです。
だいいち、「不戦」を口にしながら、安倍首相の「1年の歩み」は「戦争する国」づくりそのものです。
重罰と身辺調査の網で国民の目・耳・口をふさぐ秘密保護法の強行成立、「戦争司令塔」となる国家安全保障会議(日本版NSC)の設置、集団的自衛権の行使に道を開く国家安全保障戦略の閣議決定…。国民の怒りや不安を顧みず暴走しています。「不戦の誓い」どころか、内外に「戦争国家」への決意を示してきたのが、安倍政権発足1年の姿です。
「戦犯崇拝は誤解」
首相自身が戦犯を免罪
「参拝は、いわゆる戦犯を崇拝する行為であると誤解に基づく批判があります」
首相はこういって批判をかわしますが、「誤解」ではなく「理解」に基づく批判です。
靖国神社は、旧日本軍兵士の武勲(戦争でたてた手がら)をほめたたえることを目的にすえているだけでなく、戦争を推進し、東京裁判で「平和に対する罪」などで裁かれた東条英機元首相らA級戦犯を合(ごう)祀(し)(1978年)しているからです。
靖国神社に建つ「遊就館」と呼ばれる軍事博物館は「アジア諸国の解放と共存共栄の新秩序を確立する」(「特別展 大東亜戦争七十年展II」・徳川康久宮司のあいさつ文)ことが戦争の目的だったと掲げるなど、戦前の理屈そのままに侵略戦争をまるごと肯定・美化し続けています。侵略戦争を推進したA級戦犯についても靖国神社は「形ばかりの裁判によって一方的に“戦争犯罪人”という、ぬれぎぬを着せられ、むざんにも生命をたたれた」方(「やすくに大百科」)だと説明していたのです。
なにより首相自身が、「英霊のために国の指導者が靖国に参拝し、尊(そん)崇(すう)の念を表するのは当然」と公言。「戦犯は国内法でいう犯罪者ではない」(自著『美しい国へ』)とも述べてきました。戦犯を免罪し擁護するものであることに「誤解」の余地などありません。
「中韓の気持ち傷つけない」
対話の道を土台から破壊
安倍首相は記者団に「中国、あるいは韓国の人々の気持ちを傷つける、そんな考えは毛頭ございません」などと厚顔に語りました。同日発表した談話でも、「中国、韓国に対して敬意を持って友好関係を築いていきたい」と述べています。
しかし、これほど欺(ぎ)瞞(まん)的で、中国、韓国の人々の歴史的感情を逆なでする言葉はありません。
中韓をはじめアジア諸国が、日本の政治家による靖国神社参拝に厳しい批判を続けてきたのは、同神社が侵略戦争への国民動員の精神的支柱の役割を果たした軍事施設であり、今なお侵略戦争の正当化を宣伝・普及することを目的とした存在だからです。どんなに言い逃れをしようとも、政治家の参拝自体が、客観的に侵略正当化の意味を持ちます。そのことへの批判を正面から受け止めるどころか、「傷つける気持ちはない」などとごまかすのは、内外を欺くものであり、戦後の国際秩序への挑戦です。
安倍首相は昨年の政権発足直後から河野談話、村山談話の「見直し」を公言し、歴史問題を再燃させて日中、日韓の対話に大きな障害をつくり出してきました。尖閣問題や北朝鮮の核開発問題で北東アジアの緊張が高まる中、日中韓3カ国の対話を求める声がそれぞれの国内はもとより、ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国やアメリカからも強まっています。その中で、対話の最大の障害となってきた歴史問題をめぐり、安倍首相自らが靖国神社参拝を強行したことは、対話の道を土台から破壊する行為であり外交的自殺です。
米国政府が直ちに「失望」を表明し、中国、韓国両政府から厳しい批判の声が上がりました。
憲法否定・侵略戦争美化が突出
安倍首相は、「多くの首相が靖国神社を参拝している」として歴代首相の名をあげました。さも歴代首相と変わりがないかのように強調するものですが、これで安倍首相の靖国参拝が免罪されるわけではありません。
そもそも参拝した歴代首相も厳しい批判を受けてきました。しかも、安倍首相の憲法否定と侵略戦争美化の右翼的姿勢は突出しています。
安倍首相は、侵略戦争を肯定する「靖国」派・総本山「日本会議」と一体の日本会議国会議員懇談会のメンバーを閣僚や自民党中枢に抜てきしています。ある自民党議員は、「安倍首相のところには支持母体から、『靖国へ行け』と猛烈なプレッシャーがかかっている」と述べます。今回の行動の背景には、安倍首相が依拠する特異な足場があります。
政権1年 本性むき出し
安倍晋三首相は政権発足から1年にあたる26日、靖国神社を参拝しました。過去の侵略戦争と植民地支配を美化し、日本を再び「戦争する国」にする危険な安倍政権の本性を象徴する動きです。
「痛恨の極み」
安倍首相は、自民党総裁選の共同会見で、第1次政権時代に靖国参拝できなかったことを「痛恨の極み」と発言。2012年末の産経新聞のインタビューでは、日本の植民地支配と侵略に「心からのおわび」をのべた村山富市首相談話や、「慰安婦」問題で旧日本軍の関与と強制を認めた河野洋平官房長官談話を見直す意向を示唆しました。
4月には、春の例大祭にあわせて安倍首相が靖国神社へ真榊( ま さかき)を奉納。閣僚が参拝しています。
こうした安倍政権の言動には、韓国や中国、アメリカなどからも批判の声が相次いでいます。ところが、安倍首相は「どんな脅かしにも屈しない」と居直る始末。さらに、「侵略の定義は定まっていない」と国会答弁などで繰り返し、歴史逆行の動きを示しました。
9月には、国連総会への出席のために訪れたニューヨークで、安倍首相は、中国を念頭に「私を右翼の軍国主義者と呼びたいなら、どうぞ呼んでいただきたい」と挑発。「積極的平和主義」を標ぼうして、米国とともに海外で戦争をする国づくりに前のめりの姿勢を示しました。
悪法次々強行
臨時国会では、国民の目と耳、口をふさぐ希代の悪法である秘密保護法を国民の強い批判を無視して強行。国家安全保障会議(日本版NSC)設置法などと一体で、戦争への道を突き進もうとしています。
安倍首相は、憲法9条の明文改悪を狙いつつ、海外での戦争を可能とする集団的自衛権行使容認に向けて解釈改憲を画策。歴代政府が憲法違反としてきた解釈を覆すため内閣法制局長官を容認派にすげかえ、武器輸出を禁じた「武器輸出三原則」撤廃まで検討するなど、暴走を加速させています。
■首相と靖国(肩書は当時)
01年
8月13日 小泉純一郎首相が就任後初参拝。その後、首相在任中は毎年参拝
06年
8月15日 小泉首相が6回目の参拝。首相の8・15参拝は中曽根康弘氏以来21年ぶり
9月26日 第1次安倍内閣発足。以降、安倍晋三首相は辞任まで靖国神社参拝を見送る
07年
9月12日 安倍首相が体調不良を理由に「政権放り出し」
12年
9月14日 安倍氏は自民党総裁選の共同会見で「(第1次政権の)総理在任中に靖国参拝できなかったのは痛恨の極み」だと発言
12月26日 第2次安倍内閣発足
12月31日 安倍首相が「産経」インタビューで、アジアへの侵略と植民地支配を謝罪した「村山談話」と「河野談話」を見直す意向を示唆。米紙などが批判
13年
4月21日 安倍首相が春の例大祭に合わせて「真榊」を奉納。麻生副総理ら一部閣僚が参拝
4月23日 安倍首相が参院予算委員会で「侵略の定義は定まっていない」と発言。国際的に批判あびる
7月29日 麻生太郎副総理が講演で改憲問題に関連し「あの(ナチスの)手口に学んだらどうかね」と発言
8月15日 安倍首相が「玉串料」奉納
10月17日 安倍首相が秋の例大祭に合わせて「真榊」を奉納
11月27日 与党と民主、維新、みんなの賛成で国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案が成立
12月6日 政府・与党が秘密保護法成立を強行
12月17日 「国家安全保障戦略」を閣議決定。「愛国心」の強要盛り込む
12月22日 安倍首相がNHK番組で改憲について「私のライフワークだ。何としてもやり遂げたい」と発言
12月26日 安倍首相が就任後初参拝
政権1年 靖国参拝と「反アベ集会」
(田中龍作ジャーナル)
http://tanakaryusaku.jp/2013/12/0008476
同盟国アメリカは頭を抱え、近隣諸国は怒り心頭。サバサバしているのは安倍首相だけ。悲喜劇の構図が浮かびあがった。=26日 靖国神社到着殿 写真:田中龍作=
安倍政権発足からちょうど1年のきょう、安倍晋三首相は靖国神社を参拝した。筆者が「安倍参拝」を知ったのは岸田外相の記者会見の最中だった。首相は11時30分に靖国神社に到着するという。記者会見が終わったのがちょうど11時。筆者はそのまま靖国神社に走った。
要人の出入り口である「到着殿」前はマスコミで黒山の人だかりだ。靖国神社上空をヘリコプター数機が旋回する。
予定より5分遅れて安倍首相は到着殿に着いた。モーニング姿の首相はうつむき加減で緊張した面持ちだった。
靖国参拝は第一次安倍政権(2006年9月~2007年9月)で果たせなかった悲願だ。
近隣諸国との摩擦が懸念される。よりもより、きょうは中国建国の父・毛沢東の生誕記念日である。中国の反発は避けられないだろう。米大使館は「近隣諸国との緊張を悪化させる行動に失望している」との声明を発表した。
同盟国の憂慮、近隣諸国との関係悪化など、ものともせず。参拝を済ませた安倍首相の顔は入殿の際とは人が変わったように晴れ晴れとしていた。日の丸の小旗を振る支持者に手をあげる余裕だ。
女性(学校事務員・都内・30代)は、かつてデモ集会の類に参加したことはなかったが、秘密保護法反対運動から加わるようになった。死神と安倍首相の合成写真は自分でPCを使って作った。=26日夜、首相官邸前 写真:山田旬=
消費税を上げ、生活保護は減らす。知る権利を奪い、愛国心を強制する。戦争に道を開くのではないか、と多くの国民が恐れる。
近年の日本でこれほど庶民を踏みつけにする宰相も珍しい。安倍政権発足1周年のきょう、首相官邸前で「反アベ集会」が開かれた。「反アベ」を正面から掲げるのはこれが初めてだ。
呼びかけたのは「火炎瓶テツと仲間たち」。秘密保護法、原発などの反対運動を引っ張ってきたグループだ。立ち上がるべくして立ち上がったという感もある。
「年内に安倍内閣反対の声を官邸前であげる必要があった」。リーダーの火炎瓶テツさんは口元を引き締めながら話した。
安倍政権は来年、集団的自衛権を行使できるようにするものと見られている。原発も再稼働させる可能性が高い。共謀罪もセットアップされようとしている。
あえて「反アベ政権」としなくても“統一戦線”ができそうな政治・社会状況となりそうだ。
小出裕章先生からお返事をいただきました!
◆小出裕章ジャーナル~第51回
【イランの核開発について】2013/12/28
http://youtu.be/Q8z6YRTXzGA
聞き手:
今日はイランの核開発問題についてです。11月24日に、イランと米英仏独中ロの6ヵ国が、ウラン濃縮活動などの核開発の縮小と、その見返りにイランへの経済制裁を一部解除するということに合意しました。このイランの核開発協議はどのように見ていますか?
※イランと主要6カ国の核協議の合意内容(WSJ)
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303735804579218580728133324.html
小出さん:
いわゆる国連常任理事国という5ヵ国がありますね。アメリカ・イギリス、フランス、ロシア、中国ですけれども、それらの国々は核兵器を持っているからこそ、国連の常任理事国になっていられるという、そういう国際政治上のことがまずあるわけですね。
それらの5ヵ国が他の国には絶対核兵器を持たせない、と言って作った条約が核不拡散条約なわけですから私自身は、その条約自身に反対なのです。
私はできる限り公平な世界を作りたいと思っていますので、核保有国だけは持ってよくて他の国には一切許さない、そのような条約そのものを認めたくないと思っています。
じゃあ、他の国がどんどん作っていいのかと言えば、もちろん私はそう思いませんので、イランも含めて日本もそうですけれども、核兵器を何とか作らないという体制の方に行くしかないだろうと思っています。
聞き手:
ウラン濃縮5%を超えるものに関しては停止をするというこの線引きについてご説明いただけますでしょうか。
小出さん:
ウランという物質ですけれども、地球上あちこちにあるのですが、それを掘ってきた時に核分裂するウランと核分裂をしないウランと2種類あるのです。核分裂をするウランというのが原爆材料になったり原子力発電所の燃料になるのですが、それは掘ってきたウランの0.7%しかありません。
そんなものであっても、燃やしたいと思っても火がつかないのです。それで、なんとか苦労して火をつけようとするわけですけれども、今日日本で使っているような原子炉の場合には、燃えるウラン、核分裂をするウランを約5%ぐらいまで濃縮ということをやってようやく火をつけるのです。
もう一つはイランが主張しているように、研究のための原子炉を動かしたいのだと。研究のための原子炉であると、5%というような比率で燃えるようなウランがあると、そういう燃料では高性能な研究ができないということになりまして、せめて20%ぐらい核分裂性のウランを含んでいるというウランを使いたいということになります。
で、そのためにイランは自分のところでウランを濃縮して研究のために使いたいのだとして、20%というのをやろうとしてきたわけです。
で、さらにもっと言うならば、原爆を作ろうと思うときには90%以上の濃度で核分裂性のウランが欲しいということになるわけです。ですから、通常、私たちのようにウランを取り扱う人間では、5%、20%、そして90%というような数字を目安に使ってきたわけです。
イランはまあ、原子力発電所だけでよければ5%の濃縮のウランでいいわけですけれども、自分のところは研究のためのウランも動かしたいから20%を自前で作ると言ったのです。
しかし、そうしてしまうと5%から20%まで濃縮度が増えてしまうわけですし、そのまま進めてしまうと90%ということもできてしまうだろうということで、欧米各国が大変心配してイランには濃縮をさせないというそういうタガをはめようとしてきたのです。
聞き手:
このウラン濃縮を監視させよ、ということを欧米政府はずっと要求してきました。見せたり、見せなかったりと、あるいは、我々の国際的に平等に保証されるべき権利であるという立場をイランは取ってきました。小出さんは兵器転用を目的として濃縮活動を進めるというふうに受け取られてきましたか?
小出さん:
えっと、それはちょっと問題があると思うのですが、たとえばウラン濃縮という技術ですけれども、原子力発電所の燃料を作るためにもその技術が必要なわけですね。
研究炉の燃料を作るときにも必要なわけですし、核兵器を作ろうと思えばまたその技術が必要なわけですね。しかし、それは同じ技術なのです。
要するに平和利用だと言おうと、あるいはもろに核兵器のためだと言おうと技術自身は同じものなのです。
たとえば、日本ではですね、原子力というとあたかも平和利用で、核といえば軍事利用だというように言葉が使い分けられてきたのですね。でもたとえば「nuclear weapon」といえば核兵器ですけれども「nuclear power plant」といえば、原子力発電所と訳して使い分けてきました、日本では。
では「nuclear development」はどういうふうに訳すかというと、それをイランがやる時には「核開発」と訳す、そして日本がやる時には「原子力開発」と訳すんですね。
私はそういう訳し方が大変汚いやり方だと思っていまして、もしイランがウラン濃縮をするのを核開発だと訳すのであれば、日本もウラン濃縮をしているわけですから、ちゃんと核開発だと訳すべきだと思うのですが、イランは悪い国だから核開発、日本がウラン濃縮するなら原子力開発でいいものだというような情報操作がずっと行われてきたのですね。そのことにまずは私たち自身が注意しなければいけないと思います。
で、イラン自身は自分たちがやっているのは平和利用だとずっと言い続けているわけで、もし、日本がずっと平和利用だと言い続けて原子力開発だと訳してきたわけですから、イランが平和利用だというならば、原子力開発と訳さなければいけないと私は思います。
そういうところでも、公平性を欠いた報道だな、私は常々不愉快に思ってきました。
ただし、先ほどから聞いていただいているように、平和利用であろうと軍事利用であろうと技術は同じですので、イランという国がウラン濃縮をどんどんやってしまうということに関してはやはり注意をしなければいけないと思いますし、核兵器に結びつかないようなということで、イランにももっともっと透明性を持って、情報を公開して欲しいと願います。
核を求めた日本~被爆国の知られざる真実
http://jp.channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=5555656555&prgid=39595820
”核”を求めた日本ー被爆国の知られざる真実ー
(内容全て書き出しました)みんな楽しくHappy♡がいい♪
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-691.html
1-2原発と原爆~日本の原子力と米国の影~ザ・スク―プスペシャル
1-2原発と原爆~日本の原子力と米国の影~ザ・スク... 投稿者 gomizeromirai
2-2原発と原爆~日本の原子力と米国の影~ザ・スク―プスペシャル
2-2原発と原爆~日本の原子力と米国の影~ザ・スク... 投稿者 gomizeromirai
小出裕章:総括原価方式 / 核兵器開発能力保有
小出裕章:総括原価方式 / 核兵器開発能力保有 投稿者 Keiyu_Nara
日本の原発で核兵器製造可能 77年に米が見解 外交文書公開
日本の原発で核兵器製造可能 77年に米が見解 外交... 投稿者 LunaticEclipse-Nuclear2
日本の隠された #核 兵器開発計画 #原発 #再稼動 #福島 @monjukun
http://youtu.be/5S3vsDUCIvM
日本の核保有、外務省幹部が69年に言及か 西独と懇談
(朝日新聞)
http://web.archive.org/web/20101201045851/www.asahi.com/politics/update/1129/TKY201011290497.html
外務省は29日、1969年に同省幹部が西ドイツの外務省高官に日本の核兵器保有に言及していた可能性を認める報告書を発表した。幹部は核政策に直接関与する立場になく、閣僚ら政治レベルの了解・指示で行われたのかは判明しなかった。70年の核不拡散条約(NPT)署名を前に、同省内に核保有論がくすぶっていたことが浮かび上がった。
10月3日放映のNHKスペシャル「“核”を求めた日本」では、69年2月に日本と西ドイツの外務省が箱根で会議を開き、日本側出席者が「日本は核弾頭を作るための核物質を抽出することができる」などと発言したとされた。これを受け前原誠司外相の指示で同省が調査した。
報告書では、両国の外交当局者が東京で「政策企画協議」を行った後、箱根で懇談したことを確認した。西ドイツ側の出席者の代表だったエゴン・バール政策企画部長(当時)は今年11月、外務省の聞き取り調査に応じ、日本側の鈴木孝国際資料部長(当時)が「米国は、日本が平和的利用のために原子力開発を研究することには反対しなかった。これにより日本は、必要となれば、Korea(北朝鮮)などから脅威が発生した場合、核兵器を作ることが可能になった」などと語っていたことを明らかにした。同部は各国情勢の情報収集などを担当。外務省は、政策企画協議は自由な意見交換が目的で、政策の交渉や調整の場ではないとしている。
バール氏が当時作成した西ドイツ外相への報告書には「(懇談に参加した日本側の)若手職員の何人かは『注意深い国際的な監視の下にあっても、核分裂物質の5%程度を抽出するといったことを防ぐことは不可能であり、このようなことは核弾頭生産の基礎となりうる』と示唆した」との記述があった。
同省によると、日本側で懇談に参加した5人のうち3人に調査を行ったが、「記憶がない」などと答えたため、確認できなかった。だが、ドイツ側への調査結果などを踏まえ、報告書では、日本の核保有の可能性に関連する発言が「何らかの形でなされていた可能性を完全に排除できない」と結論づけた。(高橋純子)
イラク原子炉爆撃事件 - Wikipedia
100502副島隆彦06.flv
http://youtu.be/dnUVpq9vA_k
2010年5月2日、評論家の副島隆彦氏に、フリージャーナリストの岩上安身が単独インタビューしました。「50年以内に、イランとイスラエルが核兵器を一発ずつ撃ち合う」「大事なことは、戦争だけはしないと決めること。攻めてきたら戦うこと」。くわしくは、岩上安身HPのニュースのトリセツへ。
イランの核兵器開発疑惑 否定 CC日本語字幕 Democracy Now !
http://youtu.be/xMSlzVtz46A
イランの核兵器開発疑惑は米国の諜報機関によって否定されている セイモア・ハーシュ
http://democracynow.jp/video/20110603-1
日本54基の原発は軍事攻撃の絶対のターゲット!! 核大国のイスラエルには原発はない。
(今日の物語)
http://blog.goo.ne.jp/kimito39/e/704adc53c0724a68a25dbade497af4d5
日本54基の原発は軍事攻撃の
絶対のターゲット!!
核大国のイスラエルには原発はない。
兵頭正俊Twitterより @hyodo_masatoshi:
日本は、米国、仏国に続いて、
「54基」(世界第3位)もの原発を持つ原発大国である。
わたしはこれまで、
日本が中国と戦争することを、54本のダイナマイトを体に巻いて、
しかもその1本には火がついた状態で、突撃するようなもの、と表現してきた。
http://twitter.com/hyodo_masatoshi/status/338265546917306368
イスラエルは、百発以上の核兵器、
地上発射の核ミサイル、核ミサイル搭載の潜水艦と
爆撃機という3本柱の核運搬手段をもつ「核大国」である。
しかし、高度な核能力をもちながら、
発電用原子炉を1基も建設・稼働させずにきた。
それは地上に原子炉を建設すれば軍事攻撃の絶好のターゲットとなるからだ。
無防備な海岸沿いに54基もの原発を建てるとき、
軍事上の観点から誰か意見をいったのか。
こんな平和ぼけした国は、原発をもつ資格などないのである。
日本を攻撃する国は、海岸線の54基の原発を狙うことは確実である。
最初に狙われるのは確実に福島原発である。
兵頭に訊こうブログより
原発と軍事(1)
日本は、米国、仏国に続いて、
「54基」(世界第3位)もの原発を持つ原発大国であ る。
わたしはこれまで、日本が中国と戦争することを、54本のダイナマイトを体に巻い て、しかもその1本には火がついた状態で、突撃するようなもの、と表現してきた。
中国との尖閣紛争を念頭に置いた好戦論は、日本を亡国に導くものである。好戦論がさ らに高まれば、外国の日本異質論に火を付け、またぞろカミカゼ突撃とヤユされるだろ う。
昨今、北朝鮮のミサイル発射について、不思議に北朝鮮の発表が信じられていて、北朝 鮮のミサイル発射がアナウンスされるたびに、あちこちに迎撃ミサイルを動かし、さも 迎撃できるかのようなパフォーマンスを繰り返す。
こんな余裕があるのなら、同時に訓練をかねて、原発周辺に配置したら少しは意味があ ろう。
しかし、それは原発安全神話に抵触するので、できないのだ。
こんな国は原発をもつ資格はないといわねばならない。
経済効率一辺倒から生まれた幻 想の安全神話が、国防を歪め、国民の生命と財産を危機に陥れている。
無防備な海岸沿いに54基もの原発を立てるとき、軍事上の観点から誰か意見をいった のか。
こんな平和ぼけした国は、原発をもつ資格などないのである。
日本を攻撃する国 は、海岸線の54基の原発を狙うことは確実である。
ところで、事実は小説より奇なり、というが、ダイナマイトを体に縛り付けるどころか、実は知らぬところで、ネズミ1匹で始末がつけられる脆弱な国家に日本はなっていた。
こんなわたしの問題意識に重なる論文を発見した。
立命館大学教師の藤岡惇が
「軍事攻撃されると原発はどうなるか」という論文を書いている。
「2001年9月11日の同時多発テロ事件は、多くの謎を残す奇怪な事件であったが、少な くとも、つぎのことを明らかにした。
すなわち民間飛行機をハイジャックして、軍事目標につっこむならば、民間機は「ミサイル」に変えることができるということだ。
ハイジャック犯の乗っ取った「即席ミサイル」がニューヨーク市北郊のインディアンポ イント原子力発電所に突っ込んでいたとしたら、世界貿易センタービル崩壊時の何百倍、何千倍もの被害が生まれたことだろう」 (引用終わり)
藤岡の論文は、ただの学者の論文ではない。
十分思想的な評論になっている。
大学にもまだこういった人物が残っている、と思わせる思想的な評論なので、ここに紹介を兼ね てわたしの考えを述べることにする。
藤岡は立命館大学経済学部教授である。
立命には元総長の末川博の方針もあって、優れ た教師を多く集めている。
この論文を読む限り、藤岡惇もそのひとりなのかもしれな い。
まず藤岡は原発を「ゆっくりと爆発する原爆」として、その狂気の現実を次のように描写するところから始める。
「1基の標準的な原子炉は、
どれだけの核分裂生成物(死の灰)を生み出すのか。
補修や点検があるため、年間9か月しか動かさないと仮定すると、このタイプの原子炉を1 年間動かせば、広島型原爆を1千発、10年間動かせば1万発、20年間動かせば2万発を 爆発させたに等しい「死の灰」が出てくるだろう。
2010年1月現在、世界で稼働中の原子炉は437基だったが、そのうち54基が日本国内で 動いていた。
日本の原子炉の平均発電容量は89.3万キロワット、平均の稼働期間は20 年を超えているのだから、広島型原爆100万発以上を爆発させたに等しい量の「死の 灰」(放射能の減衰までに数百年かかるものも多い)が、日本で生み出されてきたこと になる」 (引用終わり)
藤岡は原子炉の2つのアキレス腱を指摘する。
1 外部電源装置
2 各原子炉付属の6つの使用済み核燃料プールと1つの共用プール
藤岡は「外部電源装置も7つの核燃料プールも、ともに圧力容器・格納容器の外側にあるため、軍事攻撃は難しくない」とする。
ここは、本来は「3 」として建屋内の無数の配管と電気コード類をあげるべきところだ。
ミサイルが打ち込まれて数百本の配管と電気コードが破壊されただけで、日本の亡国は始まる。
もっとも中東でのイスラエルや米国による核施設の破壊を見ると、高性能爆弾を使えば 原子炉本体も破壊できることは確かだ。
藤岡は「原発が軍事反撃の絶好の標的となるのはなぜか」と問い、次のように述べる。
「新型戦争システムの現下の最大の弱点は、核施設、とくに原発だというのが、衆目の 一致する認識となっている。
米軍に抵抗する側にすれば、核施設の狙い撃ちこそが、 もっとも容易で有効な反撃策だと考えるだろう。
新型戦争に米国が注力すればするほど、米国とその同盟国の核施設を狙うことで、反撃しようとする動きが強まることは避けられない」 (引用終わり)
さて、憲法は日本のハレ(晴れ)で、ここで日本は独立を装っている。
日本のケ(褻)が、日米地位協定や「ジャパン・ハンドラーズ」、それに米国のシンク タンクの提言・要求などである。これが日本の実態を植民地としている。
したがって対米隷属の安倍晋三は、ハレ(晴れ)の憲法を変えることはしても、ケ (褻)を変えることはしないのだ。
知られているように日本の原子力政策は、このケ(褻)の米国の指示に基づいて行われ ている。
だから原発維持・推進は、対米隷属の自民党としては、やめたくてもやめられないので ある。
つまり現在の原発維持・推進政策を続けるかぎり、日本は米国から高価な兵器を購入し 続けなければならない。
真に米国と対等な関係を築ける政権と首相を持たねば、戦争即 亡国の負の連鎖から、日本は抜け出せないのである。
続いて藤岡は「なぜイスラエルやヨルダンでは原発の建設に積極的ではないのか」とい う問題意識のもとに、次のように述べる。
「中東諸国のなかでイスラエルとヨルダンには油田が乏しいために、両国ともエネル ギーの確保に苦労してきた。
とくにイスラエルは、百発以上の核兵器、地上発射の核ミ サイル、核ミサイル搭載の潜水艦と爆撃機という3本柱の核運搬手段をもつ「核大国」 であり、高度な核能力をもちながら、発電用原子炉を1基も建設・稼働させずにきた。
それはなぜか。地上に原子炉を建設すれば、軍事攻撃の絶好のターゲットとなることを
イスラエル支配層が自覚していること、地下深くに原発を作ったとしても、軍事攻撃さ れる悪夢を払えないし、コストアップとなると考えているからであろう。
これにたいして中東の親米国のヨルダンのばあい、首都アンマン近郊に原発を建設する とし、
2014年初めに加圧水型原子炉の建設契約を結び、2020年に稼働開始という計画 であった。
原子炉の受注をめぐっては三菱重工とフランスのアレバ社の合弁企業と、ロ シアの企業が競っていた。
しかし2011年の「アラブの春」運動が軍事的騒乱に発展するにいたると、2012年5月 13日にヨルダンの原子力委員長が「原発発注を3-4年延期することもありうる」と言 明した。
隣国シリアの内戦が激化すると、爆弾テロが波及し、原発が標的となることを懸念したからだと解説されている」
(引用終わり)
イスラエル、ヨルダンの動きをみると、原発が軍事と密接に絡んでいることがわかる。
日本のように54基もの原発を経済効率一辺倒で建設したりしない。
9.11以前は原発敷 地内へ入ることも、守衛の許可で済んでいた日本の平和ボケぶりとは大違いである。
兵頭に訊こうブログより 2013・5・25
http://m-hyodo.com/atomic-energy-8/#more-543
(2013.10.07) 「原発テロ~日本が直面する新たなリスク~」
(2013.10.07) 「原発テロ~日本が直面する新たなリスク... 投稿者 geda444
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2013-12-25当ブログ
宝物(子供)を守ろう! 小出裕章先生
にて、巡礼者さんからこのようなコメントをいただきました。
「こんばんわ
毎回文字起こしを拝見しています。小出助教の論理には疑問があります。彼は事故の危険を伝えた、数少ない専門家です。放射線、放射性物質は、悪影響がある、ということを前提とし、なぜ年齢によって、汚染度の違う食べ物を強制されるのか疑問です。人間、一つの命であり、平等だという前提で考えると、彼は論理的に破綻しています。彼の前提なら、汚染されたものは、誰も食べてはいけないのではないでしょうか。なぜ、こんな基本的なことが見逃されているのか理解できません。彼の理屈の背景にあるのは、罪悪感でしょう。罪悪感は、「何もできないから、何かしたつもりにする」という心理です。それを刺激して、「年長者は汚染されたものを食べろ」という、ある種の脅迫です。原発推進派というか、原子力ムラにとっては、彼の繰り返しの発言というのは、大変都合がいいと思います。本来食ってはならないものを食って、罪をあがなえ、と言うのですから、権力は笑いが止まらないでしょう。最大の敵が、国民を洗脳してくれているのですから、彼等にとっては、最高の広告塔です。彼の論理は破綻しており、その論理の構造は、ダブルバインドです。権力を批判する人がその論理の破綻を直視せず、彼の言葉を、まるで良心の如くひろめて啓蒙するのはマスコミより金のいらない洗脳ですから、原子力ムラの人たちは、笑いが止まらないでしょう。自分には、あなたも権力に踊らされているのだとしか、毎回、記事を拝見して思うのです。彼がどう考えているか、ではなく、あなたが何を考えておられるのか知りたいです。なぜ、東日本は壊滅していることを認められないのですか?それをしないと、避難もできません。現地の人たちは本当は避難したいのです。しかし、そうしたインタビューは活字になると、「避難」という言葉はメディアによって削除されます。ZDFや米国の学者の解説を動画で見ると終わっているのです。毎回、このテーマの記事を拝見していて、非常に疑問です。真実を直視せねば、権力に利用されるだけです。ご自分としては、どう考えられますか?
巡礼者拝」
私は回答に窮しまして回答を保留して、小出裕章先生に質問してみました。
小出先生からさっそくお返事をいただき、チェルノブイリ事故当時書いた文書を2ついただきました。回答文を掲載の許可をいただいたので、掲示します。
○○×× 様
おはようございます。
ご丁寧なメール、ありがとうございました。
ブログへの投稿の件、そのようなご批判があることはもとから承知しています。
私はこの議論をチェルノブイリ事故の後に始めました。
○○さんはご存知かもしれませんが、当時書いた文書を2つ添付します。
ファイルサイズが大きくてひょっとするとお受け取りいただけないかもしれませんが、その場合はお知らせください。
1つずつお送りするなど考えます。
投稿者の方が書いているように放射線はどんなに微量でも危険であり、放射性物質を食べることは微量であっても危険です。
ただし、残念ながら、この地球は大気圏内核実験以降すべて人工放射性物質で汚染されており、汚れていないものは何もありません。
もし、放射能を食べてはいけないというのであれば、人は食べ物を失います。
その上に福島原発事故に起因する汚染が上乗せされました。
どこかに線を引いて、それ以上の汚染は食べてはならないと決めたとしても、それ以下の領域にも汚染した食べ物は連続的に分布しています。
汚染の程度の違った食べ物をどのように分担するかという選択しか残されていません。
それなら、汚染に責任のある度合いに応じて分配するべきだと私は思います。
子どもたちには原子力を選択した責任がありませんし、子どもは大人に比べて放射線感受性が高いので、子どもには汚染が極力低いものを回すべきです。
そして、食べ物のパイが決まっている以上、大人は責任の度合いに応じて汚染の強いものを食べるべきと、私は思います。
以上でよろしいでしょうか?
2013/12/26 小出 裕章
放射能汚染の現実を超えて
1987年10月 小出裕章
より
本当に必要なこと
現在日本の国が輸入食品の境制という手段を借りて行なっていることは、原子力開発がもたらした汚染の其実を隠すという作業である。それに対して、これまで立派な活動を続けてきた反原発諸団体は、現在その多くが、より隊しい規制値をとるよう国に求めている。しかし、私にはそうした反原発諸団体の運動が理解できない。私は、もちろん放射能で汚れた食ぺ物を食ぺたくない。また、日本の子供たちにも食ぺさせたくない。日本が輸入食品の規制強化を行なえば、それに応じて私たち日本人の被曝量を下げられるごとも、また聞違いない。しかし、日本が輸入拒否して、汚染食糧が日本国内に入ってこないということと、汚染食糧がこの世から無くなるということは、当然のことながら等し<ない。日本が拒否した食糧は、他の誰かが食べさせられるだけである。それが誰になるかは正常な常識をもうている人には理解してもらえると思う。即ち、これまで原子力を利用してこなかった国々、それ故に汚染を検査することすらできない国々、貧しく食糧に事欠いている国々が汚染食糧を負わされるのである。私は、日本以外の国の子供たちにも放射能で汚れた食糧を食べさせたくない。ましてや、原子力の恩恵に全く預かりてこなかった子供たちには食べさせたくない。
一度許してしまった環境の放射能汚染は消えない。その環境から生育する食糧の汚染も避けられない。私たちに選択し得る問題は、汚染した食糧を誰が食ぺるべきかという一点である。力のいものが弱いものに儀牲を強いてきたのは、歴史の常である。しかし、反原発運動の原則とは一体何であったのか。カの弱いものを踏台にしてはなちないという点こそが、もっとも大切な原則であろうと思うし、自分だけは汚染を拒否するが、あとはそれぞれの国で運動をすればよいなど
というのでは、今後の反原発運動の展望は決して切り開けない。
略
日本は現在、世界第四位の原子力発電保有国である。そして、チェルノブイリ原発事故以降、フランスと並んで、なおかつ原発建設を強行しようとしている国でもある。チェルノブイリ原子力発電所事故は、大きた教訓を二つ与えてくれた。一つは、原子力発電という巨大技術が事故と無縁でないというごく当然の事実であり、もう一つは、先にも述ぺたように、事故によって放出された放射能にとって国境が何の障害にもならなかったことである。そうであるならば、原子力
開発によるデメリットは、誰を置いても原子力を推進している国々こそが連帯して負うぺきであって、間違っても原子力を選択していない国々に負わせるべきではない。そして、そうであるならば、チェルノブイリ原子力発電所事故による汚染は、少なくともその汚染が選択可能なものである限り、当のソ連は当然にしてもフランス、日本のような原子力開発に積極的た国々こそが引き受けるべきである。
飢餓で苦しむ入々に、自分では決して食べない食糧を与えるという考え方に、私は組しない。しかし、日本が放射能で汚染した食糧を拒否するということは、実質的にそれと同じ
ことを行なうことになる。繰り返しになるが、放射能で汚れた食べ物を私は食ぺたくない。日本の子供達にも食べさせたくない。しかし、日本という国が少なくとも現在原子力を選択している限り、日本人は白らの目の前に汚染Lた食糧を上らせて、原子力を選択することの意味を十分に考えてみるべきだと思う。誤解を恐れずに敢えて言うたらば、日本の子供であるか否かにかかわらず、子供たちに真実を知らせないまま放射能汚染食糧を与えるよりは、私は真実を噛みしめながらそれを食ぺたいと思う。
反原発運動は、今や非常に大切な試練に立たされている。これまで、その運動を担oてきた住民運動や消費者運動の本質は、端的に言ってしまえぱ、 「云われない被害を拒否する」ということであり、被害者としての運動でありた。しかし、そうすることが、他の人々に「云われない被害」を強制する、つまり、加害者として存在してしまうことになるとき、真に原発を廃絶させる道がどのようたものなのか、もう一度立ち止まって考えてみるべきだと、私は思う。その道は、少たくとも日本という国として汚染食糧の輸入を拒否するということにはならないと思う。私が国に対して求めることは、規制値を高くすることでも低くすることでもない。そのような規制値にはかかわりなく、正しく汚染の状況を測定し、それを正しく人々に伝えることである。
宮沢賢治は、書いている。
世界藻ぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない
(中略)
個性の優れる方面に於て、各々止むなき表現をなせ
現在、ソ連、ヨーロッパの汚染のただなかで、真実を知らされずに子供たちが生きている.また、それらの国々から真実を知らされずに汚染食糧を押しつけられている子供たちもいる。そのことを思うとき、私たちは一人ひとり、何を為すべきで、また何を為してはならないのか。
放射能汚染の中での反原発
1988年3月 小出裕章
より
この現実を差別と呼ばずに何と呼ぶのか
私が「放射能汚染した食糧は、原子力で恩恵を受けてきた国々の人が食ぺよ」と主張したのに対して、「汚染したものをだれが食ぺるべきか? ということについて、誰も食ぺるべきではない。非汚染物が少なくなってくれば皆で少しずつ分けて食べよう、とりあえず」と書いてきてくれた人がいた。その意見に私は賛成である。そうなって欲しいと心から願わずにはいられない。また、「毒物はできうる限り避けなけれぱならないといえなければ、原発をとめようと人々に呼びかけることなどできない」という批判もいただいた。しかし、現在日本のような飽食の国がある一方、アフリカ諸国のように深刻な飢餓で苦しんでいる国々がある。私達あるいは私達の子供達が、たまたま日本に生まれたことで私達の大多数は食ぺ物に困るほどの生活を強いられていない。しかし、アフリカ諸国に生まれた人々、子供達は、ただそれだけの理由で日常的な飢餓に直面したければならないのがいま現在の現実である。図2に世界の穀物消費実績を示す。この図から、一人当たりの穀物消費量(帯の高さ)で比ぺた場合、西側工業文明国の人々は、世界全体の半分を占める第三世界の人々に比べて、なんと約三倍もの穀物を消費していることがわかるし、消費量(帯の面積)で比ぺても、西側工業文明国ではたった五分の一にも満たない人口(帯の横幅)で世界の穀物の約三分の一蔭消費していることが分かる。この図のデータは一九七三年から一九七五年にかけてのものであり、この格差は現在ではもっと著しくなっているはずである。日本が拒否した汚染食糧が飢餓で苦しむ国の子供達の口にも入らないのだとすれば、勿諭私は汚染食料を食べたくない。
こうした比較をネルギー消費について行なうと、もっと著しい格差が浮かび上がる。図2を作成したのと同じようにして世界のエネルギー消費実績を図示すると図3となる。一人当たりの消費量でいえば、最もエネルギーを消費している国と、最もエネルギーを利用できない国とでは、なんと一〇〇〇倍もの格差があるのである。私達日本人も世界平均の二倍以上のエネルギーを消費しているし、東南アジア諸国の人々に比ぺれぱ一〇人から一〇〇人分ものエネルギーを使っているのである。世界全体では、わずか四分の一の人口がエネルギーの八〇%をも使っている。この格差を差別といわずに何と呼べばよいのか私には分からない。四人の人間がいるとすれば、その内の一人が80%ものエネルギーを使ってしまい、あとの三入で残りの二〇%を使っているのであるが、一番少ない一人はわずか一%以下のエネルギー消費しか許されていないのである。
私達はまさに無茶苦茶な差別社会に生きているのであり、日本あるいは日本人は差別する側にいるのである。それにもかかわらず、生活を向上させるためにはもっとネルギーが要るから、原発は必要だというのが大多数の日本入の意識である。その上、原発がダメだというなら別のエネルギー源を示すべきだなどという論理が、良識として通用しているような国がこの日本という国である。
一言いっておくならば、平和な日本で法に触れることなく生きているからといって、ただそのことで一人ひとりの日本人が『無罪』であるとはいえないし、日本国内で反原発を闘っているとしても、私自身を含めて、それで『無罪』であるとは、私には思えない。
小出裕章 - 放射能を噛みしめながら (1988)
http://www.youtube.com/playlist?list=PL792DD38D516D4779
mobile版:小出裕章さん熊谷講演会 2013.12.22.
http://youtu.be/Tm8_MVQVW-8
新春に思うこと
明けましておめでとう御座います(^ω^)
本年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます
m(_ _)m
本年が幸せな年でありますように( ´-`)
相田みつを - Wikipedia
2014年は私たち庶民にとっては試練といってもいいようなきつい年が予想されます。TPP、消費税増税、集団的自衛権の法解釈による合法化、特定秘密保護法施行、在日米軍再編強化さらに、伊方原発・柏崎刈羽原発再稼働、富士山噴火、房総沖巨大地震、若狭湾直下巨大地震などなど・・考えるだに新春からため息が出てしまいますね・・もしかしたら、尖閣諸島に局地戦的紛争が勃発する可能性もあります。さらにさらに、アメリカのドルデフォルトによってワシントン・コンセンサス体制が崩壊による世界恐慌の可能性もあります。ε=(・д・`*)ハァ…
そのような世の中で、個々人の生活と健康を守ることは生きる上でとても大切なかだいですね?
人間にとって一番大切なものは何でしょう?それは言うまでもなく自分の命ですよね!やはり人生で健康が一番!健康でなければ人生を生きる原動力である「悦び」が得にくくなります。
人の幸福とは何でしょう?お金を得ることや社会的地位や名誉を得ることでしょうか?それとも、愛や信頼なのでしょうか?確かにお金は人が生きていく上で必要なものですね?しかし、現代の社会では新自由主義のもとで格差がますます広がる一方です。必要以上のお金を得て満足せずさらにお金を得ようとしてお金・資本の奴隷となっている人の多いことか・・
そんな人生が本当に幸せと言えるのでしょうか?
他人の幸福を破壊しておきながら自分は幸福になるなどということは私はできないと思います。なぜならば、人間は社会を作って生活をする動物だからです。この世の中の法則は人に悦びを与えるものは他者からも悦びを与えられるが、他者に苦痛を与えるものは他者からも苦痛を与えられるのではないでしょうか?
宮沢賢治はこのように言ってます。
農民芸術概論綱要
宮沢賢治
序論
……われらはいっしょにこれから何を論ずるか……
おれたちはみな農民である ずゐぶん忙がしく仕事もつらい
もっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたい
われらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった
近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
われらは世界のまことの幸福を索ねよう 求道すでに道である
人間は自然と社会という二足のわらじ?で生きています。だから最終的に、自然の法則にも逆らうことはできないし、社会の法則にも逆らって生きることはできません。自然・社会は不動のものではなくて絶えず低次のものから高次のものへと発展しています。ビックバンから始まり銀河を作り恒星が生まれ惑星が誕生する。そして、この地球という稀有な星に生物が誕生した。その自然史の中で私たち人間が生まれたことを意識している人は少ないのではないでしょうか?私たちは宇宙の子です。自然の子です。私たちを構成している物質は先代の太陽が超新星爆発した後の星間物質です。
自然の物質から構成されている人間が自然の法則に逆らって生きていけましょうか?
さらに、人間が自然によって生かされ、自然を合理的に改造しながら人間独自の文化を作り出してきたその社会が少数者のためのものであっていいのか?金や名誉のために従属させていいのか?
自然と共に生き、隣人と共に世界全体が幸せになれる社会を作ることが何よりも必要だなぁ・・と思う新年です。(-ω-)
○●○●○●○●○●
健康について思う
2013-12-15当ブログ
体調がすぐれません(´・_・`)
のコメントでよはなさんから
安保徹教授の動画
http://youtu.be/NHPHHlXkwzg
石原結實医師の動画
http://youtu.be/5oL2-bLp2LU
を紹介していただきました。よはなさんありがとうございましたm(_ _)m
その後、安保徹教授の本を何冊か読んで自分の生き方を点検しつつ・・自分の生活スタイルはあまり変わらないのですが・・(変えないとね!)(;^ω^)、とても目からウロコの事実を知ったのです。「白血球の自律神経支配」の理論や、とても驚いたのはストレスによって血流が悪くなると細胞が特殊化したもの(髪の毛や糸球体、肝臓、精巣など)がその形を維持できなくなるとということです。つまり進化したものを切り捨てる(先祖帰り)のだそうです(゚д゚)!
健康は幸せの基です。いく健やかに過ごして笑顔で過ごしたいですね。(^O^)
「薬をやめる」と病気は治る
免疫力を上げる一番の近道は薬からの離脱だった
安保徹(新潟大学大学院医学部教授) 著 マキノ出版
http://www.makino-g.jp/bookdetail/isbn/4-8376-7020-2/
より
おわりに-体に秘められた無限の可能性を引き出す
患者さんは自分の飲んでいる薬が、対処療法として出されているのではないかという疑問を持つ必要があります。もし、その薬が対処療法として出されているのならば、長期間にわたって飲むのは危険です。なぜなら、私たちが持っている自然治癒力(人間が本来持っている病気を治す力)を止めてしまうからです。
私たちの体は組織が壊れたり、異物が入ってきたりすると、代謝(体内での利用と排泄)を高め、自然治癒力を発揮し始めます。発熱・発赤・痛み・下痢などが症状として現れます。せき、タン、鼻水、かゆみなども自然治癒力のたいせつな反応です。このような症状や反応が出たとき、血流が増大し、リンパ球(白血球の一種)が活性化して組織の修復が進んでいます。
消炎鎮痛剤もステロイド剤も、体を冷やすことで消炎しています。こうした薬剤によってもたらされる「消炎」は、治癒によって得られる「消炎」とは別ものだということを、私たちは知る必要があるのです。
私たちは無理をしすぎても、楽しすぎても、血行が悪くなり低体温になります。そして、病気になるのです。体を冷やす薬が病気を悪化させていく理由はここにあります。
多くの慢性疾患は、そのひとの生き方の無理や乱れから発症しています。生き方を見つめ直し、その無理や乱れから脱却することで、病気から逃れることができるのです。脱却する際に出現する不快な症状は治るためのステップであり、このステップを通過して初めて病気は治ります。
このような理解を持つことは、豊かな日本で楽しく暮らすのに不可欠なことでしょう。
抗がん剤は転移促進剤
http://kouganzai-tenisokusin.com/
がんはこうして生まれる
世界的免疫学者で新潟大学大学院教授の安保徹先生は、がん発生のメカニズムを 自律神経の働きとの関係で見事に解明した。すなわち、「がんは偶然に発症している わけではなく、“ストレス→交感神経緊張→血流障害と顆粒球増多→再生上皮・ 腺細胞の新生促進→発がん”という連鎖によって起こっている」と。
培養3日目の口腔上皮がん細胞
次頁の「白血球の自律神経支配」の法則に照らすと、「“白血球の自律神経支配” の法則によって、交感神経緊張で顆粒球が増加したときはリンパ球が減少する。 この免疫抑制のために生じたがん細胞がそのまま増殖を許されて発がんが完成するのである。 このような発がんのメカニズムがわかれば、抗がん剤や放射線照射で免疫を抑制する ことが、がん治療にマイナスになることは一目瞭然である」ということになる。 そして「臼田さんが指摘するように、抗がん剤はもはや“発がん剤”とか “がん転移促進剤”と呼んだほうがよいと思う。そろそろ、今までの考え方の矛盾に 気付くべき時が来ているように思われる。この本には、その考え方が科学的に明らかに されていると感じた」と『抗がん剤は転移促進剤』(農文協)への推薦文を記して 下さった。
培養3日目の口腔上皮正常細胞
● 発がんとは細胞の遺伝子大革命
がん発生前夜とは、上皮細胞が劣悪な環境の下で必死に分裂を繰り返す中で力尽き、 パニックを乗り越えて、分裂破壊のみを目的とした細胞に遺伝子変化を遂げた状態と みてよいであろう。
● がん細胞の素顔を知ろう
正常細胞とがん細胞の違いについて写真を参照しつつ、細胞レベルで解明してみよう。 端的に例えるならばがん細胞の姿とは凶悪犯人の顔つきを思い起こしていただければ良いと思う(黄矢印)。 上図のがん細胞を見渡すと、大きさが大小不揃い、核が大きく明瞭、黒い大き目の顆粒が 多数あること、細胞間隙が白くくっきりとしていて、細胞質辺縁の波動がはっきり見えること(赤矢印)、 分裂期の球形細胞が多いこと、などがあげられる。一方の正常上皮細胞はがん細胞とはほぼ逆の 性状とみてよいと思う。とりわけ、敷石状にキチンと配列していて、個々の細胞同士が細胞間の結合も しっかりとしている。
白血球の自律神経支配の法則
● 自律神経は白血球を調節する
安保徹先生が世界で初めて発表した理論である。その基本パターンは2通りあり、
(A) 交感神経優位→アドレナリン分泌増加→顆粒球を活性化する
(B) 副交感神経→アセチルコリン分泌増加→リンパ球を活性化する
交感神経と副交感神経の働き
● 白血球の二大勢力
上記のように白血球は「顆粒球」「リンパ球」と大雑把に分けると二大グループから 構成されている。両者合わせて白血球の95%を占める。残りの5%がマクロファージという 名の貪食細胞である。リンパ球は、捕食作用は苦手だが、異物を分子レベルで抗原と認識し、 抗体をつくる能力をもつ。いわば分子兵器である。
リンパ球にはいろいろな種類があって、がんを攻撃する性能をもつのがNK細胞 (ナチュラル・キラー細胞)である。このほかキラーT細胞、胸腺外分化T細胞も その役目を果たす。 白血球の残り5パーセントがマクロファージで、異物を食べて排除する掃除係であると 同時に、リンパ球が行う抗原抗体反応を手助けする。食べた異物を分解し、それが体に とってどのような性質の抗原であるかを調べる。 その後、マクロファージ自身の表面の突起を通して、リンパ球に対してその抗原の特徴を 伝達する。専門的にいうと、抗原処理と抗原提示の役目を果たす。
顆粒球とは読んで字のごとく、細胞内に多数の黒味を帯びた顆粒を含んでいる。 これは活性酸素を多量に含む爆薬のようなもので、アメーバのように動きまわっては 細菌など大き目の異物を腹いっぱいに食べた後自爆し、大量の活性酸素をまき散らす。 体内の活性酸素の70~80%がこれによって発生するといわれる。この活性酸素は 体を守る働きもすると同時に、組織破壊や発がんという厄介な作用をもっている。
がんの転移の真相
http://kouganzai-tenisokusin.com/kougan03.html
抗がん剤は転移促進剤
http://kouganzai-tenisokusin.com/kougan04.html
これからのがん治療
● 転移を防ぐのが抗がん剤のはずだったが……
抗ガン剤とは、いかにもガン退治をしてくれそうな名前である。 たいていのガン患者は、念のためとか、転移を防ぐとかの名目で抗ガン剤を勧められる。 末期のガン患者の余命期間は抗ガン剤のテストをされている期間といってもよいくらいだ。 ガンが縮小したかどうかなど大して意味のあることではない。というよりも、 小さくなったガンが実は怖いのだ。
小さくなったガンは、抗ガン剤によって強化トレーニングされたようなものだからだ。 縮小したがん細胞は抗がん剤耐性を獲得する。これが転移がんへと変貌を遂げるのである。 そこでがん治療の根本的出直しが求められることとなる。
● キーワードは「間接対決」
がんとの直接対決がどんなにむなしいものかは、抗ガン剤・大手術・放射線などの結果 引き起こされる患者の悲惨さをみればよく分かる。そして、その悲惨さを推進してきたのが 科学進歩のおごりであることは紛れもない事実であろう。
そこで、これからのがん医療として、私は、がんとの間接対決に注目したい。 間接対決とは、人間が直接がんに手を下すのを避けて、本来体内で異物と闘うべき免疫機構、 具体的にはリンパ球をうまく働かせてがん細胞を攻撃させることである。
体内で細胞ががん化した当初に、分裂がうまくいかないで、細胞集団を形成できないと、 がん細胞は体の免疫細胞の攻撃にさらされて生存が難しくなる。誰でも人体内では、 異常細胞が絶えず生まれている。だが、ほとんどのがん細胞は、体のもつ免疫機構に よってたちまちやられてしまう。
したがって、体内に芽生えたがん細胞が生き残ることができるのは、リンパ球を主体と する免疫細胞勢力がいろいろな原因から障害を受け、働かなくなっているときである。
この事実を明快に説明しているのが安保理論である。
● がん治療の基本はリンパ球を増加させること
安保先生によると、がん患者にはほとんど例外なく、免疫抑制状態がみられるという。 リンパ球の比率は30%以下が大半で、進行がんで約20%、末期がんで10%前後まで低下する。 抗がん剤を投与すると、リンパ球が激減する。
抗がん剤で、たとえがんが縮小しても、生き残ったがん細胞が実は恐るべきものなのである。 それらの細胞は、身をていして抗がん剤の嵐を生き抜いてきたからである。 この点はほとんどの固形腫瘍に共通している。嵐が過ぎ去った後に彼らの出番がやってくる。
一度再発すると、リンパ球による防衛力は抗がん剤ですでに壊滅状態になっているため、 がんの進行は一気に早まり、もはや手の施しようがなくなる。
一方、がんの大手術は、リンパ組織を根こそぎ取り去ると同時に、副交感神経のネットワーク ともいえる迷走神経も至るところで寸断する。 それに外傷性ショックが重なって、交感神経の極度の緊張状態に陥る。その結果、体内環境は 顆粒球の独壇場のような状態となり、活性酸素による組織破壊が進むとともに、がん細胞は あちらこちらに飛び火(転移)し、命を落とすこととなる。
● がんに対する「告知」のあり方大問題
▲ がんにだけなぜことさら「告知」というのか
以上のように、安保免疫学を学んだ上でがん問題に取り組むと、現実のがんをとりまく医学の 実態、がんにまつわる患者への対応の重大な誤りがよく理解できる。がんという病名ゆえに 採られた特別の対処法についてまず検証してみよう。
その第一として「がん告知」がある。この呼称には、がんがまるで死を覚悟すべき病気のような 響きがある。この呼び名で交感神経の緊張をいやが上にも高めるのだ。
安保先生の「白血球の自律神経支配」の法則に基づくなら、「肩こりや痔と同じ仕組みで がんは発症する」という、信じられないようなことが分かる。
専門家の多くが、がんの原因は細胞の遺伝子異常で、がん死は運命付けられたものと 考えているから、がんの発生を人知・人力の及び難いことと考えてしまう。
▲ ストレスによる慢性疾患の延長線上にがんがある
全身倦怠や頭痛、肩こり、痔、食欲不振、胃炎などのありふれた病気は、当分の間、 がんにはならない。だが、その状態を何年も放っておけば、何年か先にはがんが待ち受けている。
お茶の間の病気ががんになるからくりは、自律神経と白血球のかかわりに基づいている。 すなわち「交感神経の過剰緊張⇒顆粒球漬けの体内⇒がんの防衛隊たるリンパ球の減少⇒ 免疫力の低下⇒分泌能力の低下」という過程を経て、がんを呼び寄せる体質が徐々に 作り上げられていくのである。
したがって、心身のストレスを招く状態になったがん患者に、さらにストレスの追い討ちを かけるような「がん告知」のあり方が、良い結果を生むわけがない。
▲ 余命宣告でリンパ球激減
最近は医療訴訟を回避するために、考えうる最悪のケースを患者さんにいう医師が多くなって いるという。すなわち、医師が訴えられないように『後3ヶ月の命です』などと 平然と言い放つ医師が増えてくるわけだ。安保先生は「患者にとっては、余命宣告のほうが、 発がんそのものよりつらいわけです。発がん時点ではリンパ球が25%ぐらいある患者さんでも、 医師に脅かされたり余命宣告をされたりすると、10%台まで下がってしまうんですね。 今は本人の前でも余命宣告をする医師が多くなりましたが、余命宣告をされると明らかに 免疫力が下がる。免疫力はがんと闘う力だから、余命など本人に直接言ってはいけない。 そういう感覚を医師がもたなくてはだめです」と言っている。
● 早期発見論のまやかし
▲ がんへの恐怖心が発がんを呼び起こす
「小さな影」という投稿記事が、2004年1月27日付読売新聞に掲載された。 横浜市在住の30歳の女性からのもので、2年前に胸部レントゲン検査を受けた後、 CTによる精密検査のとなり、医師から0.8cmの腫瘍があると告げられた。 半年後にまた精密検査をして大きくなっていれば、手術の必要もありうるとの ことだったという。
この日を境に「肺がんかもしれない!?」との恐怖にかられることとなった。 小さい娘のこと、家族のことなどを考えて精神不安に陥った。来る日も来る日も 「がん」「死」ばかりが頭に浮かんで、地獄のような日々が続いたとのことだ。
半年後の検査で大きさに変化はないがまた半年後と告げられてほっとしたものの、 次の不安がまた襲ってくる。「がんじゃないですよね」と医師に質問すると 「神様しかわからないね」と、この医師の配慮の無さにがっくりしたという。
▲ がん治療の権威が早期発見主義を“反省”
がんといえば即、早期発見・早期治療が叫ばれてきた。とにかく早く見つけ出して 早くたたけばそれだけ生存率が高まると医者も患者も信じてきた。 ところが、早期発見率が高まっても、生存率がさほど高まったわけでもなく、 がんの死亡率も一向に減少しないことも同時に指摘されていた。
なぜだろうか。早期発見そのものにそれほどの意味がないことの表れではなかろうか。 これを裏書きするかのような意見を国立がんセンター総長の垣添忠生先生が述べている。 (『がんを治す完全ガイド』〔イーストプレス、2004年〕)。
『適時発見、適時治療』というのがその理論である。つまりあまりに早期に発見すると、 がんか否か、診断が難しい場面も出てきているからです。」とのことだ。 こうした反省が生じてくる背景には、医学・医療が高度に細分化しても、 実際に役立たない分析医学ばかりが横行していることがあげられる。 過剰検査、過剰投薬、大手術といったことへの反省が求められていることを自覚すべきだろう。 これからのがん医療は、自律神経を副交感神経優位に導くような医学の基本に まず立ち返るべきではなかろうか。
副交感神経がポイント
● がんを抑える4つの条件
がんを抑える4つの条件とは、第1に『生き方を見直すこと』、 第2に『がんの恐怖を取り除くこと』、第3に『消耗する治療を受けないこと』、 最後に『自律神経のバランスを整える治療を受けること』と安保先生は言う。
この4点をしっかりやっていけば、がんの克服につながっていくのです。 実際、この方法でがんを抑えられた、がんと共存できるようになったという人たちも 決して少なくないのです。
● 福田稔先生の自律神経免疫療法
福田先生は副交感神経を刺激し、血液をどんどん流して体内の老廃物を排せつ させること、また、白血球中のリンパ球を増やしてがんと闘う力を強化して いくことができれば、確実にがんは治療に導くことができるという。 これが、自律神経免疫療法である。
福田先生の自律神経免疫療法は、注射針やレーザー、電子針で体表に分布する 治療点を刺激していく「はり治療」の一種で、その治療法が交感神経の緊張を 抑え、副交感神経を優位にする。このことは、すでに膨大な血液データで 証明されている。
その治療の結果、自律神経のバランスが整うと、血流障害は改善され、 リンパ球は増えて免疫力が高まり、がんは治っていくという。
● 白血球のバランスが最重要課題
血液1mm立方当たりには、5000~8000個の白血球が含まれ、その比率は顆粒球 54~60%、リンパ球35~41%くらいがバランスのとれたときである。
理想的なリンパ球の実数は2300~2600個くらいであるという。
ところが、がんの患者では、リンパ球の比率、実数ともにこの値を かなり下回っていることが多い。そして治療を続け、これらが理想的な数値に 近付くと、がんは勢いを弱め、症状が改善されていくというのだ。
福田先生によると、がんを治すために必要なリンパ球数は、1mm立方当たり、 1800~2000個以上と考えられ、2000個を超える病状は目に見えて改善し、 1800個を切っているうちは病状も安定しないという。
【がん予防】安保徹先生・ガンを治すための4カ条
http://youtu.be/alM79PhVacw
新潟大学大学院免疫学・医動物学分野 教授 安保徹
http://youtu.be/V_adcaDrQVE
本当はやってはいけなかったのです 小出裕章先生
本当はやってはいけなかったのです 小出裕章先生
福島の女子たちが"楽しい"を発信!
~被災地発のポップな活動(ラジオフォーラム#52)
http://youtu.be/tnlkAf0coGE?t=14m28s
小出裕章ジャーナル 14分28秒~
聞き手:
12月2日に原子力規制庁が東海村にある東海再処理施設、これは日本原子力研究開発機構の施設ということですが、そこにプルトニウム溶液と高レベル放射性廃液があって、それについての調査報告をまとめました。
廃液が430立方メートル、それだけの量が処理されずに残っていて、安全装置が壊れると沸騰して放射性物質が飛散したり、水素爆発が起こしたりする恐れがあるということです。まず、東海村の再処理施設ってどういう施設なんですか?
小出さん:
はい、皆さん、再処理というような言葉を聞くと、この施設が放射能のゴミを何か処理してくれる、始末をしてくれると思われる方がいらっしゃるようですが、それは全くの誤解です。
再処理という作業は原子炉を運転して出てきた使用済みの燃料の中からプルトニウムという物資を取り出すため、それを目的にした工場です。
で、プルトニウムというのは長崎原爆の材料になった物質でして、元々は、米国がマンハッタン計画という原爆製造計画を進める中で、
どうしてもプルトニウムを取り出したいとして開発された技術です。
で、東海再処理施設でも、これまで、ふげんという原子炉が日本にはあったのですが、そこから出てきた使用済み燃料を、ふげんというのは敦賀にあったのですが、敦賀から東海村まで持ってきまして、その使用済み燃料を元々は固体なのですけれども、それをドロドロの液体にまず溶かしまして、溶かした液体の中からプルトニウムという物質を分離しようというそのために作られた工場でした。
聞き手:
ということは、再処理施設という言葉を聞いたら、頭の中でプルトニウム抽出施設と置き換えないといけないわけですね?
小出さん:
そうです。その通りです。
聞き手:
プルトニウムなのだから危ないものだということはわかりますけれど、安全装置が壊れると沸騰して水素爆発が起こるというのは、これは要するに、原発で冷却が止まると熱くなって爆発するという、今回の起こったことと同じことが起こるということですか?
小出さん:
全く同じようなことが起こります。使用済みの燃料というは、膨大な放射性物質を抱えてしまっていますので、常に発熱をしています。その熱を冷やせなければ温度が上がってしまいますし、今、東海再処理施設には液体になった使用済み燃料を液体にしてしまった廃液がたくさん残っているのです。
で、それが常に発熱をしていますので、それを冷やせない限りは液体が沸騰してしまう、ということは簡単に起きてしまいますし、膨大な放射線が飛び交っていますので、水素も日常的に生成されてしまっていますので、それをきちっと処理できなければ、福島第一原子力発電所で起きたような水素爆発が起きてしまいます。
聞き手:
430立方メートル残っているというわけですけど、実際もっとあったわけですよね。残っているというからには。
小出さん:
これまで、東海再処理施設というのは1977年から運転を始めた、はずだったと思います。たしか、2006年までは曲がりなりにも運転されてきたのですけれども、この再処理という作業は猛烈な危険を抱えている作業でして、度々事故を起こしたり、故障で機械が動かなくなったりしまして、1977年から2006年まで30年間、一応曲がりなりにも動いていたわけですけれども、その期間の施設の稼働率、設備利用率と私たちは呼んでいますが、20%にも満たないというほどの悲惨な運転履歴を残してきました。
で、2006年に一応はお金儲けのための運転はやめたのですけれども、でも、その時までに処理ができない廃液が残ってしまっていましたし、施設自身も故障や事故が続いて運転できないまま、すでに6年間停止してしまっていたのです。
聞き手:
そうすると、その危なっかしいものをいつまでそこに置いておくのだ、ということが今回の調査でも問題になったのだと思いますが、結局どうすることになっているのですかね?
小出さん:
いずれにしても、廃液の状態でこれからずっと保管を続けるということは本当に難しいことです。廃液は加熱されるとすぐに蒸発してしまいますし、放射性物質が沸騰して吹き出してくるということになってしまいますし、タンクなんかにどこかに割れが起きるとまた漏れてきてしまうということになりますので、とにかく何としても固体にしたいということだと思います。
聞き手:
それは稼働率20%だったという中で、できるんですか。
小出さん:
大変だろうと思います。30年間で処理できた使用済み燃料というのは1100トン程度だったと思いますし、大体1トンの使用済み燃料を溶かしますと1立方メートルの廃液ができるのですが、今、430立方メートルあるということで、たぶんそれを処理しようとすれば何十年、たしか原子力規制委員会の計画では20年ぐらいかかるということだったと思います
けれども、これから長い期間頑張らばらなければいけないし、施設はまた事故や故障が起きるでしょうから、本当にいつになって終わるのか分からないというそういう状態になってしまっています。
聞き手:
30年かけて1100トンぐらいですね。今、430トン分残っていると。
小出さん:
何十年かかかるだろうと思います。
聞き手:
なるほど。それはじゃあ、東海村で動かせないということなんですね。東海村でやらざるを得ない?
小出さん:
六ヶ所再処理工場というのを日本は作ろうとしたわけですけれども、六ヶ所の再処理工場すらが動いていませんし、廃液をガラスに固めようとするところで止まってしまっていますので、六ヶ所に送ったところでやはりできないだろうと思います。
聞き手:
そうやって20年かけてやるしかないということなのですかね?
小出さん:
たぶん、そうだと思います。再処理というのに手をつけたことそのものが間違いだったわけで、本当はやってはいけなかったのです。ただし、時間をもう元に戻すことができませんので、すでに溶かしてしまった廃液は何としても固体にするということをやらざるを得ないと思います。
聞き手:
この安全装置というのは、かなりしっかり設計されているものなんですかね?
小出さん:
もちろん、施設を設計するときには事故が起きないように、として安全装置等をたくさんつけるわけですけども、残念ながら安全装置がきちっと動かないということはよくあることでして、福島第一原子力発電所だってもちろん安全装置がついていたのですけれども、それでも事故はやはり起きてしまうわけですから、これからまた東海再処理施設で廃液を処理しようとすれば、様々な事故、故障が起きるのだろうと思います。
聞き手:
結局、手をつけてはいけないものに手をつけてしまったからこうなるということですね。
小出さん:
ということだと思います。
プルトニウム元年・Ⅲ
隠される被ばく ヒロシマは...(1993年8月放送)
http://youtu.be/Elu824XjEZQ
米国の核施設 ハンフォード他
http://youtu.be/Z5VH6siqHTw
米・核兵器工場元労働者たちの告発
http://youtu.be/UUSqTgK9hi0
「六ヶ所再処理工場」に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク
http://www.soshinet.org/
シリーズ:六ヶ所再処理のここが問題(美浜の会)
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/rokkasho_series.htm
小出裕章氏&広瀬隆氏 講演会 @豊島公会堂
http://youtu.be/On6RIEY5Nfw
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安倍内閣 新エネ基本計画案
再稼働あおる日米財界 自民党議連も呼応
(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-01-05/2014010501_03_1.html
安倍内閣は、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会(会長・三村明夫新日鉄住金相談役名誉会長)が了承した「エネルギー基本計画案」最終案(昨年12月13日)を関係閣僚会議で確定し、1月中に閣議決定しようとしています。
(写真)原発再稼働がねらわれている九州電力・玄海原発(上)と同川内原発
新しいエネルギー基本計画案は、東電福島第1原発事故を受け民主党政権が打ち出した「2030年代の原発ゼロ」目標を投げ捨て、原発を「基盤となる重要なベース電源」と位置付けます。
原発再稼働の推進を明記し、実現の見通しも立たない危険な核燃料再処理(サイクル)事業も「着実に推進する」としています。原発押しつけ政治復活の指針となる内容となっています。
運営も異常
原発ゼロを願う世論に逆行の資源エネルギー調査会基本政策分科会は運営も極めて異常です。
昨年10月28日には、民主党政権当時から「国家安全保障上の観点からも日本は『原子力国家』であり続ける必要がある」(「日経」2012年9月13日付)と主張し続けてきた、ジョン・ハムレ元米国防副長官(米戦略国際問題研究所=CSIS所長)をわざわざ分科会に招き「原発を再開するしか選択肢はない」と語らせました。
分科会で出た原発推進に対する反対意見の併記を求める委員に対し、三村会長は「(併記は)恥ずかしい」と拒否。12月6日の計画原案提示からわずか1週間で審議を打ち切り、了承してしまいました。
経産省は、拙速な同分科会による計画原案了承(同13日)さえ待たずに、1週間も早く(6日)パブリックコメントの募集(意見公募)を開始。乱暴な“フライング”まで犯して再稼働を急ぐ姿勢です。
“今でしょ”と安倍政権に便乗する原発推進派議員らの動きも活発化。自民党議員がつくる「電力安定供給推進議員連盟」(細田博之会長)は、原発の新増設を「エネルギー基本計画」に盛り込むよう求める提言書を菅義偉官房長官に提出(昨年12月24日)しました。
財界の要求
原発推進に固執する背景には米国や日米財界の要求があります。
第50回「日米財界人会議」(米ワシントン市)は共同声明(同11月15日採択)で、「エネルギー源として原子力を引き続き活用していくことが重要である」と強調しました。声明の付属文書では「福島第1原発事故の経験を活かした最先端の安全技術を備える原発の輸出促進に向けて、日米両国が協力すべきだ」と求めました。
日本の経済同友会も「夏季セミナー 東北アピール」(同7月)で「新規制基準に基づく再稼働を着実かつ迅速に進める」ための体制強化を求めました。
安倍内閣 新エネ基本計画案
反対世論へ敵意あらわ 首相“踏ん張りどころ”
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-01-06/2014010602_04_1.html
(写真)「再稼働反対」とアピールする再稼働反対☆国会大包囲の参加者=2013年12月22日、国会正門前
米国や財界の原発推進の要求に呼応するように安倍晋三首相は昨年、原発売り込みでトルコを2度も訪問し、原発輸出セールスの先頭に立ってきました。
秘密法以上に
エネルギー基本計画最終案の了承をうけ、「(原子力規制委員会の)厳しい基準で安全と判断されたところは再稼働したい」(昨年12月20日のTBS番組)と宣言。参院選初当選組の自民党参院議員との昼食会(同11日)で、「電力の安定供給には(原発)再稼働が必要だ」「ここが踏ん張りどころだ。決断するときには秘密保護法以上に国民世論は厳しくなるかもしれない」と世論に挑戦する決意まで語っています。
規制基準に基づく再稼働審査のハードルを下げる狙いで昨年末(12月25日)には、自民党原子力規制に関するプロジェクトチーム(PT)が原子力規制委員会・田中俊一委員長に申し入れ、異例の面談。PT座長の塩崎恭久衆院議員は、電力会社はじめ原子力の利害関係者からの積極的な意見聴取を規制委に求め、規制委の「生まれ変わり」を期待する提言を田中委員長に手渡しました。
強引な原発推進の動きには自民党内からも異論が出ています。
「脱原発をめざす首長会議」主催の勉強会(同15日)で、河野太郎衆院議員は基本計画案に対し「見るも無残な、恥ずかしい素案が出てきた。エネ庁(経産省資源エネルギー庁)の人たちには福島の事故はなかったもんなんだろうか」と述べました。河野氏が代表世話人を務める自民党のエネルギー政策議員連盟は、同計画案の見直しを求める提言を年末にまとめました。
正念場迎える
原発ゼロ、再稼働反対の運動は全国に広がり、安倍政権と対峙(たいじ)しています。首都圏反原発連合が主催した年末の「12・22再稼働反対☆国会大包囲」行動(12月22日)には、東京・日比谷野外音楽堂や国会正門前などに1万5000人規模の人々が参加しました。
原発再稼働ゼロで年越しとなりました。原発推進の暴走は世論との矛盾を一層深めることになり、再稼働に踏み出す安倍政権との対決は年始から正念場を迎えています。
(おわり)
(林信誠)
2014/01/06
本日パブコメ提出期限!
原発回帰の政府「エネルギー基本計画」に市民らが抗議の緊急記者会見
(IWJ)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/118741
資源エネルギー庁が取りまとめた「エネルギー基本計画」に対するパブリックコメント(意見公募)の締め切り日の1月6日、脱原発を訴える市民団体らは経産省前の脱原発テント前で「エネルギー基本計画の閣議決定を許すな」と題した記者会見を開いた。
エネルギー基本計画とは、2003年から約3年ごとに更新されている、日本のエネルギー政策の「指針」のことだ。今回の新たなエネルギー基本計画は1月中にも閣議決定される見通しで、現在、資源エネ庁がパブコメを募集している。
動画は本編にて( ^ω^)_凵 どうぞ
「原発回帰」へ ?「2030年代原発ゼロ」から一転
今回の計画案には、さまざまな指摘がなされている。2012年の夏、民主党政権下で国家戦略室が募集したパブコメでは、国民の約9割が原発ゼロを訴え、政府主催の討論型世論調査でも、多くの市民が脱原発を望んだ。こうした国民的議論を踏まえ、資源エネ庁は「革新的エネルギー環境戦略」を取りまとめ、「政府が原発に依存しない社会をどう実現していくかという大きな『道筋』を示すことが重要」とし、「2030年代に原発稼働をゼロにする」と明記した。
これが新たなの「エネルギー基本計画」の基板となるはずだった。しかし、政権交代で一転。原発は「基盤となる重要なベース電源」と位置づけ、「核燃サイクルを推進」し、「安全確認された原発は順次再稼働する」と、「原発回帰」を前面に打ち出すものとなった。
また、前回更新時の2010年には開かれた地方公聴会も、今回は開かれる予定はない。福島第一原発事故後、初の更新であるにも関わらずだ。
「政権交代したからといって、国民の意志が変わったわけではない」
経産省前テント広場代表の淵上太郎氏は、計画書について「『はじめに』ということで約1ページほど事故の反省などが書かれているが、その後の流れはそれとは無関係で、原発はいかに安くて、いかに必要か、ということが書かれている。前回のエネルギー基本計画とまったく同じ内容だ」と指摘。
さらに、草案で、福島原発事故の「教訓を乗り越え、中長期的に責任あるエネルギー政策を講じなくてはならない~」と書かれていることに言及し、「乗り越えちゃいけないんです。教訓をそのまま受け止めて、次の政策に反映しなければいけない」と力強く訴え、「乗り越えることで完全に事故を忘れ、原発を推進しようというのが今回の決断だ」と断じた。
環境NGO団体、FoE Japanの吉田明子氏は、「政権交代したからといって、国民の意志が変わったわけではない」と主張。民主党政権下での国民的議論にも不十分な点はあったが、今回よりも時間をかけ、巨額の予算を使って大々的に展開したと述べ、「(集積した国民の声を破棄するのであれば)前回と同等か、それ以上の国民的議論をするべきだ」と、拙速なプロセスを批判した。(IWJ・原佑介)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
安倍首相が今日(1/6)三重県伊勢市での記者会見の中で「一種の国家プロジェクトとしてさまざまな形でできることをバックアップしていきたい」と発言しました。「三重県の利益にもなると思うのですがリニア新幹線について」と質問者に質問させるのもおかしな話なのですが、原発の新増設には「可能な限り原発依存度を低減していく。新増設は現在全く想定していない」と言いながらリニア新幹線の運用には原発2~3基の電力が必要であること彼は知っているのでしょうか?
一方で、政府は米政府が米国内で進める超伝導リニア構想をめぐり、日本政府が総工費の半分程度を国際協力銀行(JBIC)を通じて融資する意向を米側に伝えていたそうです!
おそらくリニア実験線受注額No.1の鹿島建設や安藤ハザマあたりに受注させて儲けさせるつもりなのでしょう・・。
そんなお金(税金ですよね?)があるなら東日本大震災・福島原発事故補償に使いなさい《゚Д゚》!そして、原発再稼働を前提としたリニア新幹線の建設はやめなさい!!(;`O´)o
リニア中央新幹線:ルートや駅は着々……残された疑問 JR東海社長「絶対ペイしない」と仰天発言(毎日新聞)
http://mainichi.jp/feature/news/20131030mog00m020009000c.html
STOP! リニア中央新幹線計画
http://d.hatena.ne.jp/stoplinear/
広瀬隆講演会「リニア新幹線と原発」前編
http://youtu.be/zCrCVQqNYCI
広瀬隆講演会「リニア新幹線と原発」後編1
http://youtu.be/Jfg2AwPhM-U
広瀬隆講演会「リニア新幹線と原発」後編2/質疑応答
http://youtu.be/fZs90F3-ivE
極右な放射能音痴が出てきた! 都民の方は良~く考えて投票に行ってください
【東京都知事選】宇都宮けんじさん出馬表明について。- 2013.12.28
http://youtu.be/tHfNxB5Ib0w
2014/01/06
宇都宮健児氏が会見で都知事選出馬を正式表明
20年東京五輪「環境に優しいシンプルな五輪に」
(IWJ)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/118744
前日弁連会長の宇都宮健児氏は6日、都庁で記者会見し、1月23日告示、2月9日投開票の東京都知事選挙への出馬を正式に表明した。
【記事目次】
新国立競技場建設計画は見直しを
中韓との関係改善 「自治体外交で突破」
http://youtu.be/_qTvgk8uY_g
新国立競技場建設計画は見直しを
2020年の東京五輪開催にともない準備が進んでいる新国立競技場の建設計画について、宇都宮氏は「環境にやさしい、シンプルなオリンピックを目指す」と述べ、建設計画は「見直さざるをえない」との見解を示した。
そのうえで、「(東京オリンピックは)東日本大震災や原発事故の被災者からも歓迎されるものにしなければならない」とし、被災者の支援と被災地の復旧・復興を急ぐ必要があると強調した。
中韓との関係改善 「自治体外交で突破」
宇都宮氏は、安倍総理の靖国神社参拝によって急激に冷え込んだ中国と韓国との外交関係についても言及し、東京、北京、ソウルによる「平和都市会議」の開催を提案した。安倍総理大臣就任後、中韓との首脳会談が1年以上開催できていないのは「異常状態だ」と懸念を示し、「自治体外交で突破していきたい」と関係改善に意欲を見せた。(IWJ・石川優)
田母神氏が都知事選に出馬表明
石原氏「決意うれしい」
(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201401/CN2014010701001626.html
元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)が7日、都内で記者会見し「都民の安心・安全のために精いっぱい努力したい」と述べ、2月9日投開票の東京都知事選に無所属で出馬すると正式表明した。
会見には元都知事の石原慎太郎・日本維新の会共同代表も駆け付け「並々ならぬ決意をしてくれ、友人としてうれしい」と話し、個人的に支援することを表明した。
田母神氏は公約を発表。首都直下地震などの災害対策として自衛隊を中心とした救助態勢の構築を掲げたほか、インターネット上で講義が受けられる国際大学の設置、2020年東京五輪に向けた都市整備を挙げた。
弱者が権力を握ろうとしています。弱者救済が行き過ぎると社会はどんどん駄目になります。国を作ってきたのは時の権力者と金持ちです。言葉は悪いが貧乏人は御すそ分けに預かって生きてきたのです。
(;`O´)oコラ!(怒)
社会を作ってきたのは子供のため家族のために汗水流して、苦痛や屈辱に耐えながら働いてきた男たちであり、それを支えてきた(現在では広く社会に出て働いて社会を支えている)女たちではないか!!
権力者は権力者になり得たのは彼らを選んだ有権者であり、金持ちになれたのはは労働者から搾取した結果ではないか!空から金でも降ってきたのか!?富の源泉は労働です!!労働こそが、政治活動や思索などよりもはるかに価値の高い活動なのです!!!
有権者の大半が裕福ではないし、労働者もそうではないか!
弱い者を見下すな!舐めんなよ!(`・ω・´)
侵略戦争美化の田母神論文糾弾
かけはし2008.11.17号
http://www.jrcl.net/frame0801117b.html
田母神俊雄「毎時100マイクロシーベルトは24時間、365日浴び続けても健康にいい」
(Bran)
http://bran7.net/archives/18771
田母神俊雄・第29代航空幕僚長が3月24日、毎時10~20マイクロシーベルトため町へ帰れないとの趣旨の報道を行なったNHKの番組を批判し、毎時100マイクロシーベルトは24時間、365日浴び続けても健康にいいと主張する世界の放射線医学の専門家の説を支持する立場を改めて表明した。
政府は放射線医学の専門家の意見を受け入れるべきと主張しており、その専門家は、日本人では札幌医大高田純博士、東大医科学研究所稲恭宏博士、外国人ではオクスフォード大学ウェード・アリソン博士など。
田母神閣下の放射線に対する認識
http://youtu.be/WazjweGrAeg
内部被曝の真実と尿検査「低線量被曝でも危険」
児玉龍彦
http://youtu.be/hnh_ogQe47s
胎内被爆者の身体的・精神的発育と成長
(放射線影響研究所)
http://www.rerf.or.jp/radefx/uteroexp/physment.html
#福島 #原発 #
放射能で60万人死亡10万人死産10万人遺伝的異常増加予測
☢#Fukushima DeformRising
http://youtu.be/YTZtCZcjpVw
Experts: Fukushima disaster victims to include up to 600,000 deaths, over 100,000 still-births, and over 100,000 children with genetic deformations(ENENews)
http://enenews.com/experts-fukushima-victims-to-include-up-to-300000-deaths-over-100000-still-births-and-over-100000-children-with-genetic-deformations
* 福島事故の結果の予測。イリーナ・ヴィタコワ、エリッコ・カッツォリ。
北欧PSA会議(フィンランドとスウェーデンの原子力事業体)、2011年9月5日報告書PDFより
* 健康影響に関する結果として、80年以内に、福島原発事故の犠牲者数として、"少なくとも"1万人から30万人が、感染症、心疾患、遺伝病および癌により死亡するだろう、と予想することができる。そして、ほぼ同数の長期入院および治療を必要とする病気や症候群が生じると予想される。これは、事故の時に住んでいた人口のみで計算し評価するものです。
死亡と病気の数の増加は、その時期に生まれるだろう人口における比較可能な予測値です。
これらに加えて、10万人を超える死産の増加、および比較可能な多数の遺伝的異常(例えばダウン症)を持つ新生児の増加が、予測される。
*報告書REPORT Estimate of Consequences from the Fukushima Disaster: Jiřina Vitázková, Errico Cazzoli
http://www.npsag.org/publications/download.aspx?id=1158&pid=89
「被曝の不安」描く漫画を実名で発表した小学校教諭
(女性自身)
http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/social/8556
「漫画の題材は、私が体験したことをベースにしています」
そう語るのは、今夏発表された漫画『NOT YET OVER-あどけない瞳に映るもの』の作者で、現役小学校教諭の大塚久さん(50)。この漫画は、東日本大震災と福島第一原発事故後の小学生の姿を描いたものだ。舞台は福島県郡山市内の小学校。2011年6月、被爆を防ぐため、窓を閉め切った教室にエアコンはなく、室内はうだるような暑さだったーー。
「酷暑の教室に、市から支給されたのは扇風機2台とヨシズだけ。あの夏、子供たちは、教室でずっとマスクを着けていました。実際、熱中症になったり、具合が悪くなって保健室にいく生徒が何人もいたんです」(大塚さん・以下同)
あの日、大塚さんは受け持ちの5年生と体育館にいた。卒業式のために皆でワックスがけをしていたのだ。そこを大きく長い揺れが襲った。郡山の震度は6弱。地震翌日に1号機、14日に3号機が水素爆発を起こす。大量の放射性物質が飛び散ったが、人体への影響も除染のこともわからないまま、4月の新学期は1週間遅れただけでスタートする。
「このまま授業を始めていいんだろうか?心のなかにはいくつもの葛藤がありました。でも、上の人たちは、早く環境を整えてふだんどおりを取り戻そうという感じでした」
そうして“真夏もマスク”の学校生活が始まった。エアコン設置を市に求めた保護者もいたが、認められなかった。しだいに放射能の影響が明らかになるなかで、子供たちは県外へ避難していった。700人いた生徒のうち、震災後1年で約100人が、避難を理由に転校した。
「事故直後の春休み、避難を決めたお母さんが突然、来られてね。私に謝るんですよ」
そのときのつらい気持ちを、大塚さんは「息子に『どうして僕たちだけ逃げるの?』と聞かれました……」とつぶやくなり、机に突っ伏して「子供たちが心配で、放射能が怖くて……怖くて……」とすすり泣く母親のエピソードとして漫画に描いている。
大塚さんは、かつて漫画家を夢みて漫画家のアシスタントを務め、アニメ制作会社で働いたことがあった。そんな大塚さんに執筆の依頼がきたのは、昨年夏。地元高校の演劇部が、県内外で上演し、好評だった原発事故後の高校生を描いた演劇を漫画化してほしいというものだった。
自費出版された、漫画『この青空は、ほんとの空ってことでいいんですか?』は、県内で300部が無料配布される。
「この漫画を描いたことで、気持ちが吹っ切れたんですね。やっぱり事故のこと、被爆のことは風化させてはいけないと。それまで、僕自身疲れてしまって、漫画を描くまでは普通に暮らしたいという思いが強くなっていました。でも、なんかモヤモヤしていた。原発事故後のてんやわんやを、ただ黙って、普通に過ごしていくことに引っかかっていたんです」
そこで、大塚さんは『被爆の不安』を描く漫画を実名で発表することを決心。漫画のタイトルは『NOT YET OVER』ーまだ何も終わっていないーだった。
NOT YET OVER-あどけない瞳に映るもの-
http://www.nichibun-g.co.jp/column/plus/e-book/plus01_notyetover/HTML/list1.html
福島の放射線はこれからどうなる
(めげ猫「タマ」の日記)
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-940.html
より
昨年(2013年)12月26日に原子力規制庁は航空機モニタリング結果を発表しました(1)。そこには過去の結果は示されていましたが、これからの予想が示されていません。でも、(=^・^=)の街で暮らしている多くの福島原発難民の方は「将来」どうなるかが、気になるところだと思います。そこで(=^・^=)なりに予想してみました。
①二本松市、本宮市、川俣町(避難区域を除く)では1時間当たり0.5~1.9マイクロシーベルトを超す場所が大部分を占めますが、環境省が除染が必要ないとする1時間当たり0.23マイクロシーベルトになるのは、2079年以降です。この間に100ミリシーベルト近い新たな追加被ばくをします。この値はICRPがを浴びると癌が増えるしている値です(3)。
②安倍出戻り内閣が安全だと主張し住民を返そうとしている、1時間あたり1.9~3.8マイクロシーベルトの地区では、50年後の2074年でも1時間当たり0.25~0.48マイクシーベルトです。50年後の追加被ばく線量は200ミリシーベルト近くにになります。
以下に原子力規制庁が発表した福島第一原発80km以内の放射線量マップを示します。
(a)抜粋
(b)二本松市付近拡大
※1を引用
※2避難指示解除準備区域は(4)による。
図―1 福島第一原発80km圏内の放射線量マップ(2013年9月28日現在)
原子力規制庁は従前に比べ下がった旨を記載していましたが、将来の見込みは一切記載されていませんでした。(=^・^=)の街に住む福島原発難民の皆さんにとっては、「将来」が大事です。そこで将来予測をしてみました。
放射性物質は半減期からその総量を計算できます(5)。特にセシウムは土壌と結びつく性質が強く(6)、原発事故から2年10か月たった現状では、風や雨で他所にうつろことなく福島の大地に確り根付いています。以下に、半減期から計算した放射線量と実際の放射線量の比較を示します。
※1 実測値は二本松市市民交流センター(二本松駅近く)
※2 実測データは(7)より引用
図―2 二本松市市民交流センターの放射線量
図で見てわかると通り、半減期から計算される値と実測値は同じような推移をしています。なお詳細な計算方法は<余談>を見てください。
図―1を見てきになったのは、二本松市、本宮市や川俣町の避難区域外で1時間当たり0.5~1.9マイクロシーベルトを場所が大部分です。(=^・^=)の街の原発難民さんは、中通り北部からの自主避難者が多いようです。今は(=^・^=)の街に居るので心配ありませんが、戻ったらどうなるか気になりました。そこで最大の1時間当たり1.9マイクロシーベルトの場所について(=^・^=)なり計算してみました。
図―3 1.9(μSv/h)の場所の空間放射線量と追加被ばく線量
以下の事が分かりました。
・環境省が除染しなくても良いする1時間当たり0.23マイクロシーベルト以下(8)になるのは50年以上先の2079年以降になる。
・それまでにICRPがを浴びると癌が増えるしている100ミリシーベルト(3)の追加被ばく線量がある。
です。(=^・^=)の街の原発難民の皆さん、まだ福島に戻らないでくださいね。
次に気になったのが、安倍出戻り総理が「安全」だから帰還できるとしている避難指示準備区域です。図―1を見ると概ね1時間当たり1.9マイクロシーベルトから3.8マイクロシーベルトです。以下に今後の放射線量と追加被ばく線量を示します。
図―3 3.8(μSv/h)の場所の空間放射線量と追加被ばく線量
・50年たっても、環境省が除染しなくても良いする1時間当たり0.23マイクロシーベルト以下にはなりません。
・今後50年間で、ICRPがを浴びると癌が増えるしている100ミリシーベルトの倍の200ミリシーベルトの追加被ばく線量がある。
(=^・^=)なら恐怖でとても帰還する気になりません。
以下に(=^・^=)が計算した今後の線量と追加被ばく線量の見積もりを示します。
(a)空間放射線量の将来見積もり
(b)追加被ばく線量の将来見積もり
※ 2013年9月28日を起点で計算
図―4 空間線量率と追加被ばく線量の見積もり
福島にどうしても行かなければならくなった思い出してください。放射線マップと見比べて、判断される参考になればいいとお思います。
(引用終了)
小出裕章さんにきく。- 福島の子どもの甲状腺がん、胎児への影響。
http://youtu.be/_aSLU0TGp98
【ぽぽんぷぐにゃん対談】小出裕章さんにきく。
- 福島の子どもの甲状腺がん、胎児への影響。
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/7ad1e6f776fb3856e854a69213de0dc5
絵:イコマレイコ
小出裕章 「高校生たちへのメッセージ」
http://www.youtube.com/playlist?list=PL1A669613A41D6909
生きる
生きる
谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと
生きているということ
いま生きてるということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
kizuna311 #07 佐藤浩市「生きる」朗読
http://youtu.be/-7QU3AL6TDQ
おまけ(^^♪
3年B組金八先生第7期-第19話「しゅう最後の日、最後の授業」
http://say-move.org/comeplay.php?comeid=833126
31分29秒辺りから
あらすじ
http://www.tbs.co.jp/kinpachi/series7/story/019.html
・・・
生活保護改正7月から 「厚労省は水際作戦を温存」
(田中龍作ジャーナル)
http://tanakaryusaku.jp/2014/01/0008553
生活保護申請に行くと窓口で追い返されるケースが多い。水際作戦だ。=写真:山田旬=
改正生活保護法が今年7月から施行される。生活保護予算の1割削減を大前提としているため、改正(改悪)法では保護申請のハードルを上げている。「親族の扶養義務強化」や「書類提出義務化(特別な事情がある場合を除く)」がそれだ。申請者にはやたらと厳しくなった。
改正(改悪)法施行後は申請者を役所の窓口で追い返す「水際作戦」の強化が懸念される。親族に迷惑をかけたくないため申請を断念するケースが増えることも危惧される。このため参議院厚生労働委員会では次のような附帯決議をつけた―
・水際作戦はあってはならないことを、地方自治体に周知徹底すること
・扶養義務の履行が要保護認定の前提や要件とはならないことを明確にする
だが、これら附帯決議は財政事情の厳しい自治体にとっては空念仏にさえなっていないのが実情だ。
区役所・市町村役場に行けば住民票などの申請書類は窓口に置いてあり、誰もが手にすることができる。ところが生活保護の申請書類は手の届かない場所に置かれていて、窓口の役人は文句をつけてなかなか渡さない。
社会・援護局保護課への要請後、記者会見する生活保護問題対策全国会議の幹部。 =9日、厚労省記者クラブ 写真:筆者=
扶養義務の履行を絵に描いたように強化しようとしているのが大阪市だ。親族の収入に応じた「仕送りの目安」を一覧表にしたのである。(例:年収500万円の場合2,000円~2万7,000円 / 年収800万円の場合8,000円~4万3,000円など)。「扶養の可視化」とも言える。
水際作戦ともあいまって申請者に対する嫌がらせは酷くなる一方だ。
これでは「真に保護を要する人々が排斥される」―事態を憂慮した弁護士やNPO代表らがきょう、厚労省に改善を要請した。(主催:生活保護問題対策全国会議)
厚労省は社会・援護局保護課が対応した。生活保護問題の経験豊かな弁護士らが実例をあげて追及しても返答は「ご主張は分かります」「ご意見はお伺いしました」…の連続だ。“ 木で鼻をくくったような ”とはこのことだ。
申請書類が手の届かない場所に保管されていることについて追及されると、厚労省は「“ 置くな ”とも“ 置け ”とも言ってない」と答えた。開き直りである。
きのうの経産省も酷かったが、きょうの厚労省も酷い。行政は誰のためにあるのだろうか? 国民のために仕事をするのが公僕ではないのだろうか?
「厚労省は建前では申請権を侵害してはいけないと言っておきながら、本音では“水際作戦 ”を温存したいと考えていると思わざるを得ない」。生活保護問題対策全国会議・事務局長の小久保哲郎弁護士は憤った。
生活保護「水際作戦」強化を懸念~支援者が要望
http://youtu.be/6W-h0Y5IqCM
生活保護問題に取り組む市民団体が9日、先の臨時国会で成立した「改正生活保護法」の運用に関して、厚生労働省に要請書を提出した。今後制定される政令などで、違法な水際作戦の合法化や扶養義務者の調査強化が行われないよう求めている。
申し入れを行ったのは、生活保護問題に取り組んでいる弁護士や支援者らでつくる全国ネットワーク「生活保護問題対策全国会議」のメンバーら。生活保護を申請する際、扶養義務の調査が強化される恐れが懸念されているが、これに対し、扶養義務は家族か関係が良好で、高額な収入を得て十分資力がある場合など、極めて限定的に運用するよう省令などに明記すべきだとしている。
また、生活保護の申請手続きについても、口頭による保護申請を省令として認めるなどの対応を求めた。まこのほか、今回の改正では、不正受給の罰金は従来の30万円以下から100万円以下に引き上げられたほか、不正が認定された場合、支給されている金額からの徴収できるとされている。しかし、高校生の子どもがアルバイトをしているケースなど不正受給と評価するには疑問があると主張。不正の意図が明確に認定される場合に限定するよう求めた。
自立生活サポートセンターもやいの稲葉剛理事長は記者会見で、昨年11月に大阪市が生活保護受給者に対する仕送り額の「めやす」を通達したことに触れ、「申請抑制がおこるおそれもある。名地方自治体が暴走し始めて、親子関係だけではなく兄弟姉妹の関係まで強く調べるおそれがでてくる。国会付帯決議で歯止めをかけたので、きちんと対応ほしい」と述べた。
また、生活保護受給者が後発医薬品(ジェネリック薬品)を使うよう法改正がされている点について、代表幹事の尾藤廣喜弁護士は「生活保護受給者が、健康保険とは別に取り扱われるのは医療の劣等処遇ではないか」と指摘した。
関連サイト
生活保護問題対策全国会議
http://seikatuhogotaisaku.blog.fc2.com/
特定非営利活動法人 自立生活サポートセンター もやい
http://www.moyai.net/
利用者数の増加ではなく貧困の拡大が問題である
~「生活保護利用者過去最多」に当たっての見解~
(生活保護問題対策全国会議)
http://seikatuhogotaisaku.blog.fc2.com/blog-entry-9.html
厚労省は、本日、2011年7月の生活保護利用者数が現行生活保護法において過去最多となったと発表した。利用者数に関するこの間の報道は、その増加自体が問題であるかのようなものが多い。しかし、現在の経済不況や震災失業といった未曾有の危機的状況においても多数の国民が飢えることなく生活できているのは、憲法25条で保障された生活保護制度があればこそである。最後のセーフティネットとして機能している生活保護制度そのものの評価を下げるような報道には違和感を覚える。問題とすべきは、貧困そのものの拡大である。その結果として、やむなく生活保護を利用せざるを得ない人が増加しているのが実状である。
当会議は、「生活保護利用者数過去最多」に当たって、以下の見解を公表するものである。
第1 見解の趣旨
第1に、2011年6月の保護利用者数は204万1592人であったが、同年7月の同利用者数が約205万人となったといっても、保護率(保護利用者数の人口比)は約1.6%にとどまり、現行生活保護法において過去最多数の1951年時の保護率2.4%に比してまだ3分の2程度であり、実質的には過去最多とはいえない。
第2に、すべての国民、市民に最低生活を保障するという生活保護の目的からみると、貧困率16%(2009年)に対して、保護率は1.6%にとどまり、やっと10分の1しか捕捉していない。資産要件(貯金)を加味しても3割余りの捕捉にとどまる。
第3に、諸外国との比較においても、日本の生活保護率、捕捉率は際立って低い。よって、生活保護がその役割を十分に果たしているとは到底いえない。
現在求められているのは、貧困の拡大に対して、社会保障制度を拡充し、雇用を立て直すとともに、生活保護制度の迅速な活用によって生活困窮者を漏れなく救済することである。
第2 見解の理由
1 過去最多は過去最大を意味しない ~1951年204万6千人との比較の意味~
(1)利用者数ではなく、保護率で比較するべき
1951年度の保護利用者数は204万6千人であるが、当時の人口は8457万人であるから、保護率は2.4%になる。これに対して、2011年7月の利用者数が約205万人に達したといっても、現在の推計人口は1億2691万人であるから、保護率は1.6%にとどまる。すなわち、現在の保護率は、1951年の3分の2程度である。当時と同等の保護率になるには、保護利用者が現在の約1.5倍の309万人に達する必要がある。
このように、実質的に「過去最高水準」と言えるか否かは、利用者数ではなく保護率で比較すべきである。保護率で見ると、近年増加しているとはいえ、未だ「過去最高水準」には遠く及ばないことに留意すべきである。
(2)当時も膨大な漏給(保護漏れ)状態であった
当時は戦後の混乱期の影響が色濃く残っており、膨大な生活困窮者が存在していたが、生活保護によって救済されていたのは2割にも満たなかった。例えば、やっと戦後が終わったといわれる1955年でも、当時の厚生行政基礎調査(現・国民生活基礎調査)によれば、生活保護世帯の消費水準と同等かそれ以下の水準に留まっている世帯は、204万2千世帯、999万人にも上っていた。これに対して、当時の保護利用者は、66万1千世帯、192万9千人にとどまっていた。したがって、1951年の保護利用者204万6千人といっても、膨大な生活困窮者の中のごく一部分であることに留意すべきである。
(3)当時は社会保障制度が未整備であり、生活保護がワーキングプアを引き受けていた
当時は、戦後の混乱期の影響から、低賃金労働者が広範に存在していたが、社会保障制度が未整備な段階であった(最低賃金法は1959年、国民皆年金皆保険は1961年)。このため、1951年では、世帯主稼働世帯(世帯員のみ稼働除く)55.3%、1958年では稼働世帯(世帯員のみ稼働も含む)57.7%であった。これに対して、2010年11月の稼働世帯は13.4%にとどまる。1951年当時は、現在以上にワーキングプアを生活保護で支えなければならない状況であり、生活保護への負担がかかって当然であった(にもかかわらず、漏給が多かったのは(2)で述べたとおり)から、この点も留意すべきである。
2 先進諸外国に比べて日本の保護率は著しく低い
参考図 にあるように、日本の保護率は異常に低い。諸外国では、スウェーデンを始め、少なくとも日本の3倍以上である。また、捕捉率(収入ベースで、貧困水準未満の世帯中の保護利用世帯)も、イギリスを始め、少なくとも日本の3倍以上である。
3 生活保護利用者増加の背景にある雇用と社会保障制度の不全
(1)なぜ生活保護利用者が増えているのか
近年、稼働年齢層を含む「その他世帯」の比率が増加しているとはいえ13.5%にとどまり、高齢者世帯(44.3%)と傷病・障害者世帯(34.3%)が約8割を占めている(21年度)。すなわち、日本で生活保護利用者が増えているのは、まずもって、年金制度が未成熟で生活保障機能に乏しく、無年金低年金の高齢者や障害者が多数存在することに原因がある。また、非正規雇用の蔓延等によって雇用が不安定化し低賃金の労働者や長期失業者が増えたこと、雇用保険のカバー率が失業者の2割程度と著しく低いこと、子育て世代への支援が乏しく、低所得者に対する住宅セーフティネットもほとんど存在しないことなど、生活保護の手前にある雇用や社会保障制度の手薄さに原因がある。
こうした状況の中で「最後のセーフティネット」と言われる生活保護の利用者数が増えることはむしろ当然のことであり、多くの生活困窮者の生存を支えているという積極的な面にこそ目を向けるべきである。
問題は、「生活保護利用者が増えていること」や「生活保護利用者そのもの」にあるのではなく、そうならざるを得ない雇用やその他の社会保障制度の脆弱性にある。こうした生活保護利用者増加の真の原因を解決しないまま、生活保護制度や制度利用者を問題視することでは解決にならないし、中長期的には却って問題をこじらせることが明らかである。生活保護制度を切り縮めることではなく、低賃金・不安定雇用への規制を強化し、雇用保険、年金、健康保険、児童扶養手当、子ども手当、住宅手当、生活保障付き職業訓練などの中間的セーフティネットを充実することこそが求められている。
(2)すべての市民に最低生活を保障するという生活保護の目的からみてどうか
上記のとおり、貧困が広がる中、生活保護制度が積極的な機能を果たしつつあるものの、未だ十分にその本来の機能を果たし得ているとは言えない状況にある。
すなわち、相対的貧困率(2009年)は過去最高の16%に達している(2011年7月厚労省 )。これに対して、保護率は1.6%にとどまり、生活保護で救済されているのは、やっと1割である。資産要件(貯金)を加味しても3割余りの捕捉にとどまる(2010年4月厚労省)。この要因は、①生活保護水準以下の収入で生活しているにもかかわらず、現行の厳しい受給要件(最低生活費の1か月分以上の預貯金を保有していると保護が開始されない。自動車の保有や使用は原則として認められない。64歳まで稼働能力の活用を求められるなど)を満たさず受給できない世帯、②現行の受給要件を満たしているにもかかわらず、行政の違法な窓口対応(いわゆる「水際作戦」)や違法な指導指示によって保護から排除されている世帯、③行政の広報不足から自らが受給要件を満たしていることを知らない世帯、④世間の偏見、スティグマから申請を思いとどまっている世帯等、膨大な生活困窮者が生活保護から排除されていることにある。
以上のように、1951年当時の人口、生活保護での救済率、生活保護の目的、海外主要国の公的扶助率等から検証すると、日本の生活保護がその機能を十分に果たしているとは到底いえない。
4 「不正受給」は実態に即した冷静な議論と対策が必要
不正受給報道が多いため、生活保護=不正受給というイメージが蔓延している。しかし、「不正受給」の実態を、量的・質的な両側面から冷静に捉えることが必要である。
確かに、不正受給の絶対額は年々増えているが、それは、受給者増に伴い生活保護費の総額が増えていることに伴う当然のことである。発生率で見ると、2009年度では1.54%(発生件数/世帯数)、金額では0.33%にとどまり(別図表 )、大きな変動はない。
また、不正受給とされるケースの内実はさまざまである。北海道滝川市で06年-07年に起きた元暴力団員による巨額の通院移送費不正受給事件のように悪質なものもあるが、これは役所の姿勢の甘さにも根本的な問題がある。一方で、わずかな勤労収入の不申告が不正受給とされることも多い。そこには、高校生のアルバイト収入の扱いなど制度の側を見直すべきものも含まれる。
不正受給を解決するには、「不正受給」の背景や要因を、行政の責任も含めて明確にし、高校生のアルバイト収入等などの収入認定除外などの運用の改善、利用者へ申告義務の徹底、ケースワーカーの基準に従った配置(80利用世帯に対して1名)と専門性の向上などが重要である。
さらに、無料低額宿泊所、「福祉」アパート、悪質医療機関など、いわゆる「貧困ビジネス」といわれる問題についても、当事者が生活保護を受給していることに問題があるわけではない。生活保護受給者を食い物にする業者と、それを容認し、むしろ活用している行政に問題があるのであって、悪質業者に対する規制を強化することによって対応すべき事柄である。
第3 まとめ
現在求められているのは、過去最高の貧困の拡大に対して、雇用を建て直し、雇用保険を始めとする社会保険の充実、第2のセーフティネットなど生活保護に至る前の社会保障制度を拡充して、生活保護制度への負担を軽減することである 。また、それらの社会保障制度から漏れる市民を、生活保護制度の迅速な活用によって漏れなく救済することである。
以 上
(1)保護率・捕捉率の国際比較
1 保護率 ~日本の保護率(利用者/人口)は異常に低い。
(注)アメリカはSNAP(補足的栄養扶助)
2 捕捉率 ~日本の捕捉率(貧困水準未満の世帯中の保護利用世帯)も低い。
(注)日本・スウェーデンは当該国の公的扶助水準比、独・仏・英はEU基準比(所得中央値の60%、英は求職者)
(2)相対的貧困率…日本に住む人を、所得の低い人から高い人からへ順番に並べ、まん中にあたる人の所得(中央値)の半分(112万円)に満たない人の割合。収入金額では、単身世帯では月収9万3千円未満、4人世帯では同じく18万6千円未満の世帯に属する人口の割合。結果的には生活保護基準とさほど変わらない。
(2)相対的貧困率…日本に住む人を、所得の低い人から高い人からへ順番に並べ、まん中にあたる人の所得(中央値)の半分(112万円)に満たない人の割合。収入金額では、単身世帯では月収9万3千円未満、4人世帯では同じく18万6千円未満の世帯に属する人口の割合。結果的には生活保護基準とさほど変わらない。
(3)
(4) 雇用状況等のデータ一覧
○ 完全失業率4.3%、完全失業者数276万人。有効求人倍率0.66倍(パート込み)。正社員は0.39倍。91万人分の仕事が足りない状況(いずれも2011年8月))
○ 完全失業者に対する失業給付のカバー率は20.9%(2008年)。
○ 基礎年金のみか旧国民年金受給者数は852万人、年金月額4万8,900円(2009年)
○ 国民健康保険料滞納世帯445万(全加入世帯中20.8%)、短期証交付世帯数120万、資格証世帯31万(いずれも2009年)。資格証の受診率は一般世帯の53分の1。国民年金保険料滞納世帯は4割超
○ 2011年10月から職業訓練中の生活保障給付制度が法制化され、求職者支援法が施行された。これは一歩前進といえるが、現在実施されている住宅手当制度も支給対象や内容を拡充したうえで、欧米諸国と同様に、より普遍的な家賃補助制度として法制化することが求められる(このままでは2012年3月で終了)。
生活保護法の改正は国のカタチに関わる重大問題
(再掲)
http://youtu.be/U26C8kEh8jI
ニュース・コメンタリー (2013年12月14日)
生活保護法の改正は国のカタチに関わる重大問題
http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/003090.php
パンフレット「今、ニッポンの生活保護制度はどうなっているの?」
(日弁連)
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/seikatuhogo_qa.pdf
より
「大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!」これがすべての資本家およびすべての資本家国民のスローガンである。それゆえ、資本は社会によって強制されるのでなければ、労働者の健康と寿命に対し、何らの顧慮も払わない。
K.マルクス 「資本論」より
社会保障制度改革推進法
(平成二十四年八月二十二日法律第六十四号)
第一章 総則
(基本的な考え方)
第二条 社会保障制度改革は、次に掲げる事項を基本として行われるものとする。
一 自助、共助及び公助が最も適切に組み合わされるよう留意しつつ、国民が自立した生活を営むことができるよう、家族相互及び国民相互の助け合いの仕組みを通じてその実現を支援していくこと。
二 社会保障の機能の充実と給付の重点化及び制度の運営の効率化とを同時に行い、税金や社会保険料を納付する者の立場に立って、負担の増大を抑制しつつ、持続可能な制度を実現すること。
三 年金、医療及び介護においては、社会保険制度を基本とし、国及び地方公共団体の負担は、社会保険料に係る国民の負担の適正化に充てることを基本とすること。
四 国民が広く受益する社会保障に係る費用をあらゆる世代が広く公平に分かち合う観点等から、社会保障給付に要する費用に係る国及び地方公共団体の負担の主要な財源には、消費税及び地方消費税の収入を充てるものとすること。
家族相互及び国民相互の助け合いの仕組みを通じて
ですと!
要するに国民の自己責任と家族相互による扶養の強化をして、国の責任を免れようとするものですよね!(;`O´)o
なぜ生活保護改悪が社会保障制度改革の最初の標的になったのは生活保護が国民生活の最低限を規定するナショナル・ミニマムだからでしょう?生活保護基準の引き下げは貧困対策、最低賃金、年金、高額医療制度などなど、政府が国民に対して保障する生活の最低限度の保障のレベルを引き下げられるからですね!(´・_・`)
安倍政権の社会保障改革と地方自治:伊藤周平教授(鹿児島大)
http://youtu.be/YZC8P2JekB0
安倍政権の社会保障改革の内容は、徹底した給付抑制と患者・利用者負担の増大であり、このまま実行されれば、社会保障の劣化がさらに進み、格差や貧困が今以上に拡大することは、ほぼ確実である。
安倍政権は、集団的自衛権の承認と改憲のあかつきには、増大した非正規雇用・貧困層の若者を国防軍にリクルートし(アメリカでは「経済的徴兵」といわれている)、アメリカ軍とともに戦地に送り込むつもりなのだろうか。
ここでは、安倍政権の社会保障改革のうち地方自治と関連の深い国民健康保険の保険者の都道府県単位化などの医療制度改革、介護保険制度改革、保育制度改革(具体的には、子ども・子育て支援新制度の実施)の動向について考察し、今後の課題を展望する。【報告レジュメより】
道州制と国民・住民の暮らしを考えるシンポジウム
収録日:2013年12月14日(土)
場所:明治大学リバティタワー1001教室
2013/12/20
宇都宮健児氏「米国では貧困家庭から兵士をリクルート」
─格差拡大の日本も対米追従の戦争法を着々準備
(IWJ)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/117333
日本国憲法
(昭和二十一年十一月三日憲法)
第三章 国民の権利及び義務
第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
第8回「日本人の意識・2008」調査 結果の概要
(NHK放送文化研究所)
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/yoron/social/pdf/090401.pdf
生存権裁判を支援する全国連絡会
- STOP!生活保護基準引き下げ
http://nationalminimum.xrea.jp/blog/article/%E7%94%9F%E5%AD%98%E6%A8%A9%E8%A3%81%E5%88%A4%E3%82%92%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%99%E3%82%8B%E5%85%A8%E5%9B%BD%E9%80%A3%E7%B5%A1%E4%BC%9A%E3%80%8A%E7%94%9F%E6%B4%BB%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E6%B3%95%E3%80%8C%E6%94%B9%E6%AD%A3%E3%80%8D%E6%A1%88%E3%81%AE%E8%A1%86%E9%99%A2%E3%81%A7%E3%81%AE%E5%BC%B7%E8%A1%8C%E6%8E%A1%E6%B1%BA%E3%81%AB%E6%8A%97%E8%AD%B0%E3%81%97%E3%80%81%E5%BB%83%E6%A1%88%E3%82%92%E8%A6%81%E6%B1%82%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%8B
2013/12/31
都知事選に立候補した宇都宮健児氏
「東京都から安倍政権の暴走をストップする」
~IWJ年末特番 宇都宮健児×海渡雄一×岩上安身
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/118551
http://youtu.be/wjIriKR2zZA
小出裕章氏の宇都宮けんじ氏へのコメントについて。- 2012.11.28
http://youtu.be/YXGX6DjHSrY
放射性物質がある限りでは必ず危険なもの 小出裕章先生
モンゴル・核廃棄物最終処分場問題に迫る(ラジオフォーラム#53)
http://youtu.be/bQ4ga6TPHfU
14分30秒~ 小出裕章ジャーナル/インドのウラン鉱山汚染の実態について
西谷:
今日はですね、モンゴルの核廃棄物最終処分場問題ということでゲストに大阪大学の今岡良子さんに来ていただいています。
小出さん:
今岡さんご活躍いつもありがたく思っています。
今岡さん:
いいえ、こちらこそ、いつもお世話になっています。
西谷:
小出先生、私たち2人とも時期は違うんですが、モンゴルのウラン鉱山を取材した経験があるんですが、小出さんもインドに行かれたということですが、それはどうして行かれましたか?
小出さん:
2000年に世界環境映画祭といったでしょうか、日本で開かれまして、それで大賞を受賞したのが「ブッタの嘆き」という映画でした。で、それを作った映画監督のスリプラカッシュという人が私の原子炉実験所まで訪ねてきまして、その「ブッダの嘆き」で取り上げたウラン鉱山の調査に来てくれ、という要請を受けました。
私はそれまで日本では人形峠のウラン鉱山の調査をしていたのですけれども、それならば喜んでインドに行きますと言ってお受けして、インドの唯一のウラン鉱山のジャドゥゴダというところに行きました。
タタナガルへ向かう途中パコリを食べる。右:小出裕章先生
西谷:
ジャドゥゴダ鉱山というんですね。これはインドのどのあたりにあるんでしょうか?
小出さん:
インドの西部の方でして、むしろカルカッタに近いところですけれども、インドのジャールカンダ州というところにあります。
大きな地図で見る
で、皆さん、インドのことをどこまでご承知かよく分かりませんが、いわゆる、インドのカースト制度で身分が決まってくるわけですけれども、そのカースト制度にも入れない人というのがいるのですね。
西谷:
カースト制度にさえ入れない。
小出さん:
いわゆるアンタッチャブル。不可触賤民と呼ばれる人ですけれども、実は不可触賤民にもなれない人たちというのがいまして、いわゆるインドの先住民族の人たちです。
Chatikocha村にて
ジャールカンダ州というのはその先住民族の方々がたくさんいらっしゃるところでして、そこでウランがあったということで、先住民族の方々が住んでいる、んー、なんと表現していいんでしょう、本当に貧しい土地、でも自然が豊かな土地というところでインド唯一のウラン鉱山が掘られてしまうことになりました。
西谷:
そのウランを掘り出していくわけですが、地域汚染されますよね。
小出さん:
そうです。もう、ウラン鉱山を掘るところはどこでもですけれど、米国でもオーストラリアでも、カナダでももちろんインドでも日本の人形峠でも猛烈な汚染が周辺で起きてしまいます。
西谷:
だいたい、私たち福島第一事故で数字が慣れてきたのですが、どのくらいのマイクロシーベルトみたいなのが出たのでしょうか?
小出さん:
それは場所によって違うのですが、集落の中でも0.6ミリシーベルトパーアワ―というのがいわゆる管理区域にしなければいけない基準なのですけれども…
ジャドゥゴダ周辺の集落地図
西谷:
マイクロじゃなくて…
小出さん:
ごめんなさい。0.6マイクロシーベルトを超えている集落もありましたし、えー、そこまでも達しないけど、汚染を受けている集落もありましたし、ウラン鉱山で掘り出された、いわゆるウラン混じりのウラン残土と呼んでいたり、鉱滓と呼んでいるものが投棄されている池があるのですけれども、その池の周辺では1マイクロシーベルトを遥かに超えているというところもありました。
西谷:
危険なことになっていたということでしょうね。
小出さん:
はい。
西谷:
今岡さん、今の話をお聞きして何か聞きたいことありますか?
今岡さん:
あのー、ウラン鉱山では、福島ではセシウムとかよく聞きますけれども、どのような放射線物質が出てくるんでしょうか?
小出さん:
はい。ウラン鉱山というのはウランを掘る場所なわけですけれども、ウランそのものが放射性物質でして、そのウランを掘ってしまいますと、ウランの「娘核種」と私たちが呼ぶ放射性物質が付随して出てきてしまうのですけれども、ラドンという名前のものであったり、ビスマスというものであったり、鉛というものであったり、まだまだ放射性物質が掘り出されてしまって、それが環境物質が汚染されてしまいます。
ウランの崩壊系列図
西谷:
娘核種というんですか。今日初めて…
小出さん:
はい。
西谷:
あー、いわゆる、分裂して子どもみたいに…
小出さん:
ウランがある限りは次々とその放射性物質が生み出されてしまうという物理学的な法則がありまして、ウランだけではなくて、様々な汚染物質が環境を汚染してしまっています。
西谷:
そのラドンとかビスマスとかも危険なのですよね?
小出さん:
ラドンというのはですね、西谷さんもたぶんご存じだと思うけれども、いわゆるゴジラという映画があった時に…
西谷:
ありましたね。
小出さん:
あのラドンというのがあったんですね。あれは空飛ぶ怪獣だったのですけれども、放射性物質のラドンというのは完全な気体でして、えー、空を飛んでしまうというか、えー、空気中にどんどん拡散して、そこら中に汚染してしまうというそういう放射性物質です。
今岡さん:
吸い込むということですかね?
小出さん:
そうです。それを呼吸で人間が吸いこんでしまうという特殊な放射性物質でして、いわゆるウランというのは天然の放射性物質なんですけれども、天然の被ばくという意味では、ラドンが一番寄与が大きいと昔からいわれている放射性物質です。
西谷:
なんかラドン温泉とか体にいいような気がして。そうではないということですね?
小出さん:
そうです。ラドン温泉を喜ぶようなことは全くの無知のなせる技でして、えー、放射性物質がある限りでは必ず危険なものです。
西谷:
そうでしたか。あのー、ちょっと話は変わりますが、人形峠に行かれたということですが、やはり、人形峠も今は危険なんでしょ?
小出さん:
もちろんです。はい。人形峠というところは、1954年に日本の原子力開発が始まったのですが、1955年の暮れに何かウランが出るということが発見されまして、一躍宝の山のように報道されたのです。
『岡山県ニュース』ウランの宝庫 人形峠
http://youtu.be/9zJcPl6ZAeo
それからほぼ10年かけて試掘が繰り返されたのですけれども、結局、たいしたウランは取れませんでした。掘り出されたウランの総量は85トンしかなくて、それでたとえば100万キロワットという標準的な発電所の燃料を供給しようと思うと、半年分にも満たないというほどの本当にわずかなものしか取れなかったのですけれども、人形峠周辺には45万立方メートルものウランを含んだ残土というものが野ざらしで捨てられて…
※人形峠ウラン鉱山などの汚染と課題
京都大学 原子炉実験所 小出 裕
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No79/kid000927.PDF
西谷:
野ざらしで…
小出さん:
捨てられてしまっていました。それが分かったのが1988年なのですけれどもそれ以降、なんとか住民たちが被ばくをしないようにしてくれといって要求をしたのですけれども、国の方はもうどうにもできないと、諦めなさいということで何の手だてもしてくれませんでした。
もう、住民は裁判に訴えることになりまして、結局最高裁まで争ったのですけれども、えー、国が悪いと、はい、裁判では確定しました。住民の土地に放射能を含んだごみを野ざらしにするのは国が悪いのであって、撤去しなさいという判決が出ました。
そして、どうしたかというと日本の政府は日本の国内では撤去する場所がないということでアメリカ先住民の土地までそれを運んで捨ててきました。
※人形峠ウラン鉱害裁判 土井淑平・小出裕章著 批評社
http://www.hihyosya.co.jp/ISBN978-4-8265-0321-1.html
西谷:
酷いことをして…そうですか。先生、時間がやってきました。あの、2月2日にですね、「戦争と原発はつながっている」ということでイベントをさせていただきます。本当に普段は短い時間でしゃべっていただいているのですが、たっぷりと戦争と原発のつながりについて講演していただきたいと思います。
小出さん:
お世話になります。よろしくお願いします。
インド、ジャドゥゴダ・ウラン鉱山の 放射能汚染と課題
京都大学 原子炉実験所 小出 裕章
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/genpatu/india/CNIC0311.pdf
ウランを利用することで生じる被曝
インド・ジャドゥゴダウラン鉱山の汚染を中心にして
京都大学原子炉実験所 小出 裕章
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No94/koide030826.pdf
小出裕章さんにお話をきく。-6「人形峠のウラン鉱害問題について。」
http://youtu.be/eqyy3ByEslw
ウラン残土レンガ販売! 放射能物質
http://youtu.be/B2kkA8i94Rs
土井淑平・小出裕章講演in米子(日教組中国地区協議会青年部主催)
http://youtu.be/RwJgqJSkMyg
後出しジャンケン来た・・分断が入ったぞ!!
【都知事選】 本命3氏、原発争点に記者会見 舛添氏もポロリ
(田中龍作ジャーナル)
http://tanakaryusaku.jp/2014/01/0008576
小泉元首相(中央)とともに ぶら下がり会見に応じる細川元首相(手前)。=14日午後1時頃、港区 写真:島崎ろでぃ=
東京都知事選挙は三つ巴となるのだろうか。巷間ささやかれていた宇都宮けんじ前日弁連会長と細川護煕元首相の「脱原発候補一本化」は、現時点では困難なもよう。関係者による大詰めの調整が今も続いており予断を許さない。
脱原発を唱え立候補の意志を固めていた細川元首相は、正午から都内のホテルで、原発ゼロで考えを同じくする小泉純一郎元首相と会談し最終調整した。1時間後に2人の元首相は「ぶら下がり会見」に応じた。
細川氏は「原発問題は国の存亡がかかっているという危機感がある。国の問題でも知事として非常にやりがいがあると思う」と、現政権の原発問題に対する危機感から出馬を決めたことを明らかにした。
小泉氏は「原発なしでも日本は発展できる。原発なしでやっていけるとするグループと、原発なくして発展無しというグループの争いだ。東京が原発なしでやっていければ必ず国政に影響を与える」と、総理経験者が都知事になることの意義を強調した。
細川氏の選挙にどう関与するかと問われると、「喜んで積極的に関わる」とし、演説会など前面に出ることを明らかにした。
細川氏は無所属で立候補する。
細川氏との政策や実行力の違いを強調する宇都宮氏。脱原発候補の一本化に向けた工作も水面下で進む。=午後4時頃、新宿区 写真:島崎ろでぃ=
脱原発を掲げていち早く都知事選への立候補を表明していた宇都宮氏は、細川氏に対して公開討論を呼びかけた。脱原発陣営同士の潰し合いを危惧する向きが、一本化を求め水面下で動いていたためだ。
ぶら下がり会見を終えて車に乗り込もうとする細川氏に筆者は「宇都宮さんが公開討論を呼びかけているが…」と質問した。細川氏は振り向き筆者と視線を絡ませた。無言だったが、公開討論は気にかかっているようだった。
細川氏の立候補表明を受ける形で宇都宮氏が午後4時から、四谷の選挙事務所で記者会見した。 “一本化は困難 ”とする内容の記者会見だ。
宇都宮氏は「原発以外に福祉、雇用、街づくりなどの政策で私と細川さんとでは違いがある」と説明した。脱原発をめぐっても「細川さんは首相だった時、原発推進だった」と違いを強調した。
宇都宮氏は、政策ですり合せができても一本化は困難であるとの姿勢を変えなかった。
辺野古の埋め立てが争点となっている名護市長選挙などが示すように反対派は一枚岩になってこそ優位に立てる。分裂すれば推進派に漁夫の利をさらわれるだけだ。
「宇都宮さんが知事で細川さんが副知事という方法もあるが、それでも一本化できないか?」。荒唐無稽なアイデアだが筆者は提案した。
宇都宮氏は「脱原発の声はまだまだ小さい。できるだけ多くの候補者が立った方が脱原発の声を大きくできる」として、一本化は無理な注文であることを重ねて強調した。
記者会見の後、筆者は確認のため宇都宮氏に「一本化の可能性はゼロということか?」と尋ねた。
「小泉政権で格差と貧困が拡大した。その小泉さんが支援に回る細川さんとどうして一緒にできますか?」貧困問題に一貫して取り組んできた氏の人柄がにじみ出るような答えだった。
宇都宮氏は共産、社民の推薦を受け無所属で出馬する。
舛添氏は早い段階から出馬の意向を固めていたためか、用意している政策を滔々と述べた。=午後2時30分頃、都庁 写真:島崎ろでぃ=
舛添要一・元厚労相は午後2時30分から都庁で記者会見した。舛添氏は無所属だが、自民党と公明党の支持を受ける。舛添氏は「2020年のオリンピックを何としてでも成功させたい」と切り出した。
原発政策について聞かれると、「東京は日本で一番電力を使う。私は脱原発と常に言い続けている。東京で再生エネルギーの比率を増やすべきだ」と脱原発をアピールした。
しかし、具体的な目標は示さず、「専門家の意見を聞く。そのために独立した委員会を作った」と言及するに留めた。
舛添氏は自身の姉が生活保護を受給していた際に、市役所からの扶養依頼があったのを断ったとされる。筆者がそのことを質問すると、「どの家族にも事情がある」と回答し、例え話を展開した。
生活保護法の改正(改悪)により扶養の義務が強化され、年収あたりの扶養目安を提示する自治体さえある。その一方で、舛添氏は自らの問題を明確にしなかった。
舛添氏は「役所の水際作戦はいけない。不正受給もだめ」と言い、「生活保護申請は憲法に記載された権利だ」として条件を満たせば受給できるとした。
「では舛添さんが当選したら東京都では水際作戦を行わないか?」筆者は食い下がったが、明確な答えは得られなかった。
【東京都知事選】細川氏と小泉氏の連携について。- 2014.01.11
http://youtu.be/4Mmtfh4hd78
【とりあえず自公民相乗り体制は崩れた!?】
細川氏を「勝手連」支援=民主都連が方針-都知事選
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/092935710c038262d4866400ff41a123
細川氏を「勝手連」支援=民主都連が方針-都知事選(時事通信)
細川・小泉氏「脱原発連合」=動揺広がる自民-都知事選(時事通信)
細川氏出馬の意向固める 都知事選、小泉氏と会談へ(日本経済新)
細川氏出馬へ国政に一石 金曜デモ「脱原発」歓迎(共同通信)
【都知事選】 生活・小沢代表は細川氏支持 菅元首相も(MSN産経ニュース)
都知事選:細川元首相が出馬へ 「原発ゼロ」を争点に(毎日新聞)
民主、細川氏実質支援へ 都知事選、自公推す舛添氏と対決(中国新聞)
〝外遊内患〟の安倍首相。東京都知事選へ細川=小泉「脱原発・元首相」連合は動くか(歳川隆雄「ニュースの深層」 現代ビジネス 講談社)
「殿のご乱心」 甘利氏、都知事選巡り細川元首相を批判(朝日新聞)
都知事選:細川元首相が出馬検討 脱原発、小泉元首相と連携探る(毎日新聞)
【東京都知事選】東京新聞の都民調査について。- 2014.01.13
http://youtu.be/cUyxnQC46zY
【これは一本化で勝てるぞ!?】
都民調査 「投票行く」93% 都知事選 舛添氏、細川氏、宇都宮氏に支持
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/833c2b9d7572bbabbf0b17e1b918b72e
都民調査 「投票行く」93% 都知事選 舛添氏、細川氏、宇都宮氏に支持(東京新聞)
【広瀬隆さんより】忘れない、舛添要一の罪(日々雑感)
http://hibi-zakkan.net/archives/35661532.html
都知事選の対決が決まった。
宇都宮さんは、いさぎよく出馬を辞退して、運動の統一に情熱を注ぐべきと思う。宇都宮さんが惨敗する姿は見たくない。
そこで、みんなの敵・渡辺喜美と組む、民衆の敵・ 舛添要一について・・・広瀬隆
舛添要一が、ずっと原子力産業の広告塔として動いてきた人間であることを、改めて都民に広く伝えていただきたい。
彼は、今回の都知事選に出馬するにあたって、 「医療・福祉をしっかりしなければならない」と語ったが、これは驚くべき二枚舌である。
2007年7月29日に自由民主 党参議院議員に当選した舛添要一は、2007年8月27日~9月12日辞任表明・崩壊までの2週間だけ、安倍晋三内閣厚生労働大 臣をつとめた。その後、引き続き安倍のピンチヒッター、福田赳夫内閣の厚生労働大臣に居すわった。その年末、2007年12月に 年金不払い者への全員支払いを約束した公約を破って、国民から悪罵を浴びたのが、舛添要一だ。
さらに2007年12月20日には「厚生省が引き起こした薬害」のため、C型肝炎患者が国家の責任を明確に認定させるため、患 者全員の一律救済を求めて、年末の寒風吹きすさぶ街頭で、患者の悲しみと苦難の涙を流し、必死に訴えた。ところが舛添要一はそれ を足蹴にし、法律論を楯に国家の犯罪を認めず、患者の線引きを譲らなかった。患者が「今日までに総理の決断を求める」との必死の 声をあげたことを、日本人は忘れたのではなかろうな。2008年以後も、福田康夫改造内閣で厚生労働大臣に居座り、患者を無視し て、およそ人間として最低の人格を示した。その年9月1日に、福田首相が辞任を表明した。この無責任内閣の閣僚だった人間が、「医療・福祉をしっかりしなければならない」だって?
おそるべき候補者だ。
見て!広瀬さんが言うとおり
これが、今日の記者会見で舛添の本性だ!
↓↓↓
舛添要一氏が都知事選出馬を表明 「私も脱原発です」
(ハフィントンポスト)
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/14/masuzoe-tokyo_n_4593372.html?utm_hp_ref=japan-politics
元厚生労働大臣の舛添要一氏が1月14日、東京都庁で記者会見を開き、猪瀬直樹前知事の辞職に伴う都知事選に立候補することを正式表明した。舛添氏は2020年の東京オリンピックを「史上最高の五輪にする」と抱負を語った。時事ドットコムは以下のように伝えている。
「東京五輪を何としても成功させたい。史上最高の五輪にするという思いで取り組む」と述べた。自民党都連は同氏を推薦する。
(時事ドットコム「舛添氏が正式に出馬表明=自民都連が推薦-知事選」2014/01/1415:38)
都知事選は1月23日告示、2月9日に投開票される。舛添氏の会見の直前に、細川護熙(もりひろ)元首相が出馬表明。「脱原発」の考えが一致した小泉純一郎元首相が支持している。このほか、共産・社民両党が推薦する日弁連前会長の宇都宮健児氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏らが出馬する意向を示している。
細川氏が掲げる「脱原発」が争点となりそうな気配だが、舛添氏はこの日の会見で「私も脱原発」とPRした。
「東京は、日本で一番電力を消費する街です。私達は、電力のおかげで快適な生活を送れている。私は東北の大震災が起こる前からいつも言っていたのは、沖縄と福島、ないしは新潟の方々のほうに足を向けて寝れないじゃないか、と。基地の負担は75%沖縄で集中して、そのおかげで日本の安全が守られている。
私たちのこの電気は、新潟とか福島で作られている。そのおかげです。だから本当に震災の後、福島に行って悲しい思いで、なんとかしたいという思いでした。そこで、私も脱原発です、ということを常にそれ以来、言い続けています」
(ニコニコ生放送「《都知事選出馬へ》舛添要一氏 記者会見 生中継」より)
何が 「私も脱原発です」だ!この野郎。by 広瀬隆
舛添要一氏「日本は低負担高福祉・消費税15%・ブラック企業応援・臨海地域に原発と米軍基地建設を」(スクラム)
http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-11749236376.html
東京を国家戦略特区に指定し、2020年五輪へ大胆な都市改造を 舛添要一
(現代ビジネス)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38062
より
2020年東京五輪を成功させるためには、経済の活性化が不可欠である。先の国会で国家戦略特別区域法が成立した。これは、「経済社会の構造改革を重点的に推進することにより、産業の国際競争力を強化するとともに、国際的な経済活動の拠点の形成を促進する観点から、国が定めた国家戦略特別区域において、規制改革等の施策を総合的かつ集中的に推進する」ことを目的とするものである。
東京五輪を「史上最高の五輪」とするためには、東京をこの特区に指定することによって、大胆な都市改造を行うことが不可欠である。東京都が核になって国と都下市区町村とを巻き込んで、東京をさらに素晴らしい都市に変貌させなければならない。
略
(引用終わり)
安倍政権が推進している「国家戦略特区」に賛成しているではないですか!彼も明確な新自由主義者ですな!q( ゚д゚)pブーブーブー
世論調査は舛添リード 「細川-小泉連合」逆転の“秘策”(日刊ゲンダイ)
http://gendai.net/articles/view/news%20/147205
細川元首相(76)は誕生日の14日正午から小泉元首相と会談した。協力を取り付け、週内にも都知事選出馬を正式表明する見込みだ。現職時代に無党派層の支持を集めた元首相2人によるOB連合。はたして、自公両党が推す舛添元厚労相(65)に勝てるのか。
■郵政選挙の再現
細川・小泉コンビへの期待は、出馬表明前ということもあってか、それほど高まっていないようだ。東京新聞が都内有権者を対象に実施した世論調査では、舛添支持がトップだったという。細川は2番手で、3位が宇都宮弁護士(67)。半数が態度未定という段階ながら、思ったほどの強さはない。
「細川さんと小泉さんは原発に対するスタンスは同じですが、都知事選の目標は少し違う。細川さんは、勝つために戦います。でも、小泉さんは細川さんを勝たせるために動くわけではありません。自分を無視している安倍政権を揺さぶり、脱原発のうねりを起こしたいのです。脱原発に世論が呼応し、大きな流れが生まれればOK。細川さんを都知事にすることが第一の目的ではないのです。やはり自分の選挙とは違う。元首相連合といっても、同床異夢の間柄です」(政治評論家・浅川博忠氏)
「脱原発」国民運動、東北で五輪マラソン 細川氏が公約盛り込み検討(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140113/elc14011311240000-n1.htm
猪瀬直樹前知事の辞職に伴う東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)に出馬を決断した細川護煕(もりひろ)元首相(75)が、脱原発の国民運動化や2020年の東京五輪での一部競技の東北開催などを公約に盛り込むことを検討していることが分かった。
関係者によると、具体的には「脱原発」を首都・東京から国に求め、エネルギー政策を転換させる国民運動を起こすことが柱となる。東京五輪では、花形のマラソン競技のほか、馬術競技の会場を福島など被災地に変更できないか検討することを打ち出す案が出ているという。
マラソンの東北開催は、年明けに細川氏が出馬を勧めたジャーナリストの池上彰氏の発案だといい、細川氏は周囲に「東京だけが利益を享受せず、震災復興を遂げる東北でも参加できるようにしたい」と漏らしている。ただ五輪を招致した東京以外の都市で競技開催が可能なのかは不透明で、今後詳細を詰める。
細川氏の公約案は旧日本新党出身者を中心とした側近らが複数のチームに分かれてたたき台を作成。細川氏は14日に小泉純一郎元首相と会談した上で、最終的な公約をまとめる考えだ。
どんな低線量でも被曝すれば危険である!マラソンの福島など被災地に開催するなどとは低線量被曝のことを細川氏は何もわかっていない!小泉氏・池上氏を含めて、細川氏あなたの脱原発の意図はどこにあるのか?反原発・脱原発の票を割らせるためではないのか?動機がとても不純なような気がします!(;`O´)o
【都知事選】脱原発・宇都宮、細川氏の一本化について。- 2014.01.14
http://youtu.be/jH4j92msAVc
【さあどうなる!?】吉田社民党首、脱原発候補の一本化を=共産、宇都宮氏支援を継続
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/eb248291b724911549c9cea57300c94f
<都知事選>細川氏出馬表明「原発は国の存亡に関わる問題」(毎日新聞)
「細川氏と宇都宮氏一本化を」吉田・社民党党首(朝日新聞)
脱原発候補の一本化を=共産、宇都宮氏支援を継続-社民党首(時事通信)
エネルギー基本計画 原案修正も(NHKニュース)
古巣に容赦ない小泉節=自民震撼、都知事選に危機感(時事通信)
世論調査は舛添リード 「細川-小泉連合」逆転の"秘策"(日刊ゲンダイ)
舛添氏、都知事選出馬を正式表明 「政策中心に戦う」(共同通信)
都民調査 「投票行く」93% 都知事選 舛添氏、細川氏、宇都宮氏に支持(東京新聞)
都知事選:細川・元首相、出馬へ 「原発ゼロ」を争点に(毎日新聞)
共産、小泉氏と脱原発で連携も 『一点共闘』、姿勢評価(共同通信)
池上彰が読む小泉元首相の「原発ゼロ」宣言(池上彰)
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99歳元記者吠える「安倍内閣くつがえす」~ジャーナリストら会見
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1713
http://youtu.be/D-_fgSNbV6Y
特定秘密保護法廃止と安倍政権退陣を求め14日、報道関係者らが日本記者クラブ(東京・千代田)で記者会見を開いた。秘密保護法の強行採決や、原発再稼動、改憲の動きに対して危機感を強め、安倍政権に対抗するための国民運動を幅広く呼びかけた。
会見したのは、作家の落合恵子さんをはじめ、報道やメディア関係者16人。今年99歳になった朝日新聞社の元記者むのたけじさんもは、「なんとしても安倍内閣の企みだけは根底から覆す。国民全体に自分自身の問題として広める運動をやっていく」と語気を強めた。
日本ジャーナリスト会議の桂敬一さんは、秘密保護法成立前のマスコミの報道の出足の遅れやメディア同士の連帯のなさを批判した。現在、呼びかけ人は報道関係者62人。今後は護憲団体や反原発団体、労働組合などに賛同を募り国民共闘会議のような体制をつくる予定だ。
2014/01/14
マスコミ九条の会・日本ジャーナリスト会議が、秘密保護法廃止と安倍総理退陣を求め記者会見(IWJ)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119623
マスコミ九条の会と日本ジャーナリスト会議(JCJ)は「秘密保護法廃止・安倍政権退陣を求める共同行動」の記者会見を1月14日、日本記者クラブで行った。この共同行動は、マスコミOBら62名が呼びかけ人となり、そして更なる賛同人を募り大きな運動にしていくためのものとして立ち上げられた。
運動組織・団体と「横つながり」を作って「新しいカタチ」を作りたい
会見で、呼びかけ人でもあるマスコミ九条の会の桂敬一氏は、「労働組合の大きな上層団体があってそれが政党と手を繋ぎ、政党の系列化あるいは労組の系列化といった縦の系列で、大きな運動の母体という恒常的な組織が作れるという状況は今はない」と指摘。「これからは、例えば反原発組織で、あるいは反貧困運動組織などといった、それぞれでやっているにも関わらずバラバラでやっている団体と我々とが横に繋がっていく活動ができないかと思っている。これを地道にやっていき、お互いの運動領域を超え、運動の目標が違っていても今のこれだけの全体的な状況の悪化を招いている安倍政権の退陣に対し全部一致できるだろう」と、今後の活動について期待を述べた。
発言者
「たいまつ」 発行人 むのたけじ氏(元朝日)、作家 澤地久枝氏(元中央公論)、ジャーナリスト 原寿雄氏(元共同通信)、国立音大名誉教授 小林緑氏(元NHK経営委員)、ドキュメンタリー作家 吉永春子氏(元TBS)、経済評論家 内橋克人氏(元神戸新聞)、クレヨンハウス代表 落合恵子氏(元文化放送)、他
99歳ジャーナリスト・むのたけじ氏 吠える~安倍の戦争の企み許さない
http://youtu.be/yqKbNusiiUY
学ぶことをやめれば、人間であることをやめる。
生きることは学ぶこと、学ぶことは育つことである。
より高く、より遠く跳躍しようとする者は、それだけ助走距離を長くする。
現在以降をより高く積もうとする者は、現在以前からより深く汲みあげる。
北風の中に春の足音を聴き分ける、そんな耳を持ちたい。
美女の舞踊に骸骨の動きを見定める、そんな眼を持ちたい。
我を失うほどの窮境に置かれても、決して「はい」と「いいえ」は間違えて発音しない、そんな口を持ちたい。
むのたけじ
「たいまつ」より
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【名護市長選の情勢】稲嶺氏の先行について。- 2014.01.14
http://youtu.be/tUsZV7t_cIM
【よしっ!公明が稲嶺氏に乗ったぞ!?】
名護市長選、稲嶺氏が先行…読売情勢調査
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/c3d3995b090153bdebce2f3c73131a8f
名護市長選、稲嶺氏が先行...読売情勢調査(読売新聞)
辺野古移設反対の現職が先行 名護市長選情勢調査(朝日新聞)
名護市長選挙:稲嶺氏先行 追う末松氏 (沖縄タイムス)
名護市長選:2陣営 集票合戦過熱(沖縄タイムス)
末松、稲嶺氏が激突 名護市長選、2氏届け出(琉球新報)
名護市長選、移設反対の稲嶺氏が先行 末松氏激しく追う 朝日新聞社情勢調査(朝日新聞)
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あちこちで人々の生き甲斐が奪われていっている。これが福島の真実だ。海原雄山
今日(1/17)は阪神大震災から19年目ですね。阪神大震災に関するの記事は2013-01-17の当ブログ
あれから18年 他者を踏みつけにせず生きる!
にゆずりたいと思いますm(_ _)m
【ニコニコ動画】
鶴瓶上岡papepoTV 「阪神・淡路大震災直後の収録」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7931422
○●○●○●○●○●
誰かお願いです。私の話を聞いてください
原発事故テーマに演劇(福島・相馬高校)
自殺を軸に 大人社会を痛烈に批判
愛媛新聞 2013年7月17日
放射能なんて 差別なんか…生きてやる
福島・相馬の女子高生発信(中日新聞)
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130227134920086
前略
震災前は身近でなかった原発は、一気に逃れられない存在になった。県外の人からは、福島はテレビを通して眺める紛争地域みたいに「かわいそう」な対象かもしれない、と鈴木さんは思う。ただ、忘れないでほしい。「その中で普通に生活している、私たちの日常がある」
真実 助けてください。福島県南相馬市の高校生の手紙
http://youtu.be/7yBFvOdmpL4
助けてください
福島県南相馬市の
女子高校生です
わたしは友達を津波で
なくしました
私の友達は
両親をなくしました
私の無二の大親友は
南相馬でガソリンが
ないため避難できずにいます
電話やメールでしか
励ますことしかできません
親友は今も放射能の恐怖と
戦ってます
だけどもう、諦めてました
まだ16なのに
死を覚悟してるんです
じわじわと死を感じててるんです
もし助かったとしても
この先放射能の恐怖と
隣り合せなんです
政治家も国家も
マスコミも専門家も
原発上層部も全てが敵です
嘘つきです
テレビでは原発のことが
放送されなくなりつつあります
同じ津波の映像や
マスコミの心ない
インタビュー
口先だけの哀悼の意
被災を『天罰』と言った政治家
政治家はお給料でも
貯金でも叩いて助けて下さい
彼らの贅沢をやめて
被災者を生きさせて下さい
命令ばかりしないで、
安全な場所から見てないで、
現地で身体をはって助けてください
私達は・・・見捨てられました
おそらく福島は隔離されます
完全に見捨てられます
国に殺されます
私達、被災地の人間は
この先ずっと
被災者を見捨てた国を、
許さないし恨み続けます
これを見てくれた人に
伝えたいです
いつ自分の大切な人が
いなくなるかわからないです
今隣で笑ってる人が
急にいなくなることを
考えてみてください
そしてその人を
今よりもっと大切にして下さい
今、青春時代をすごす
学校が遺体安置所になってます
体育や部活をやった
体育館にはもう二度と
動かない人達が横たわってます
どうしたら真実を
一人でも多くの人に
伝えられるのか・・・
一人でも見て貰えれば幸いです
考えた末、勝手ながら
この場をお借りしました
ごめんなさい、そして
ありがとうございます
原発のない福島を! 県民大集会 高校生平和大使 高野桜
http://youtu.be/4YrhKj1pS_4
3月1日に高校を卒業し、県内の大学に進学する県立小高工業高3年の同県南相馬市の高野桜さん(18)も壇上に上がった。
高野さんは、2012年8月19~24日訪欧、スイス・ジュネーブの国連欧州本部に過去最多の15万5002人分の核兵器廃絶を願う署名をに提出、「原爆と原発事故はいらない」と英語で平和を訴えるスピーチした第15代高校生平和大使の一人で、2012年8月22日にはスイスの首都ベルンの街頭で117人分の署名と東日本大震災の被災者への応援メッセージ63人分を集めた。
高野さんは、「私たち家族は、小高区が警戒区域になったため避難させられた。警戒区域が解除になり、父は仕事、私は学校のため戻ったが、母と妹は山形県に避難したままだ。(警戒区域が解除になる前の)一時帰宅の時、自分が小高に住んだことを残したくて、中学校当時友人と撮った写真を持ってきた。長い間、人が住まないと家は崩れてしまい、そのことで震災に遭ったと証明できるが、その家も取り壊されてしまった。小高が好きで帰りたい気持ちがあるが、小高には(除染廃棄物の)中間貯蔵施設が建設されようとしている。これは、しばらく帰れないと国に言われたようなもの。ネズミやハクビシンなどの動物が崩れた家に住みついているのを見たときは、帰りたくない気持ちも生まれてきた」と、避難の都合で家族が山形県と福島県に分かれて暮らす状況を話し、事故後、家族・友人と離れて暮らすことに県民も慣れてきていると問題提起。「至る所にモニタリングポストがあったり、家族がばらばらだったりするのが当たり前になっているのはおかしい」と怒りをぶつけたうえで、「事故を風化させないためにも、つらい体験をした私たちが多くの人に伝えていく使命がある」と訴えた。
姉ちゃんには大変おせわになりました
長い間お世話になりました
私の(限界)をこしました
2011 6/10 PM1:30
大工さんに保険金で金を払ってください
ごめんなさい
原発さえなければと思います
残った酪農家は原発にまけないで願張て下さい
先立つ不幸を
仕事をする気力をなくしました
バネ(子ども2人の名前)ごめんなさい
なにもできない父親でした
仏様の両親にもうしわけございません
映画『わすれない ふくしま』予告編
http://youtu.be/WenRD1BAaKI
「わすれない ふくしま」四ノ宮浩監督
http://youtu.be/7JSg3eqqQd4
「福島事故で死者なし」 自民党高市早苗政調会長が原発再稼働主張 事故による直接死がなかったのは単なる”偶然”、 自殺、避難先での病死等は山積み(FGW)
http://financegreenwatch.org/jp/?p=32210
発言は撤回されたが・・(`・ω・´)(-_-メ)
心の底では原発再稼働を狙っている!?(;`O´)o
福島の現実を直視しなさい!( ̄^ ̄)凸
避難長期化で自殺増 福島県内、被災3県で最多
(福島民報)
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2013/10/post_8369.html
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に関連する県内の自殺者が増加傾向にあることが内閣府のまとめで分かった。今年は8月末現在で15人に上り、昨年1年間の13人、一昨年の10人を既に上回っている。岩手県の5倍で被災3県で最も多い。専門家は古里を離れての避難の長期化が精神的な負担を増大させていると指摘。増加傾向に拍車が掛かる懸念があり、対策が急務となっている。
内閣府がまとめた被災3県の震災・原発事故に関連する自殺者数と本県の市町村別の内訳は【表】の通り。震災が発生した23年は本県が10人で被災3県の中で最も少なかった。24年は岩手、宮城両県が大幅に減少した一方、本県だけが増加し最多となった。各県の人口が違うため単純に比較できないが、今年は岩手県の5倍、宮城県の約1.7倍となっている。
23年からの累計の市町村別では、いわき市が8人で最も多い。南相馬市が7人、福島市が5人、相馬市が4人と続いている。津波被害を受けた沿岸部や仮設住宅を数多く抱える中通りに集中している。死亡時の居住地を基に積算しており、双葉郡から避難し、いわき市の仮設住宅で自殺した場合はいわき市に計上される。
男女別は男性24人、女性14人。年代別は50代が最も多く12人。80歳以上の8人、60代の7人、20代の5人、70代の3人、30代の2人、40代の1人と続く。本県の自殺者が増加傾向にある状況について内閣府は「原発事故が影響している」としている。
被災者の自殺防止に向け、県は心身の健康を支援するため、「ふくしま心のケアセンター」を24年に県内6カ所に開設。看護師や作業療法士、社会福祉士ら専門の職員が仮設住宅などを巡回訪問し、被災者の相談に応じている。しかし、抜本的な解決策にはなっていないのが現状だ。
個々の危険性把握急務 専門家
県内の自殺者の増加傾向について、専門家は原発事故に伴う避難生活の長期化などを原因に挙げる。
県臨床心理士会東日本大震災対策プロジェクトの成井香苗代表(県臨床心理士会副会長)は「原発事故の避難者は時間がたてばたつほど、精神的負担が増大する特徴がある」と指摘。「自宅の建物はそのまま残っているのに帰れず、気持ちの区切りがつかない。朽ちていく自宅を一時帰宅のたびに目の当たりにすることがストレスとなっている。(自殺者は)今後、さらに増加する可能性がある」と警鐘を鳴らす。
「避難者一人一人の生活状態を分析し、自殺のリスクが高いケースを洗い出すのが急務だ」とした上で、除染や社会基盤の復旧を急ぎ、離散した被災者家族が一緒に生活できるような環境を整備する重要性を強調した。
南相馬市小高区から相馬市に避難している無職男性(64)は「息子も孫も地元から離れてしまっている。新聞では連日、原発の汚染水問題が報じられている。『果たして戻っても暮らしていけるのか』という不安が増大してくる」と苦しい胸の内を明かした。
※東日本大震災に関連する自殺
内閣府が警察庁などからの情報を基に平成23年6月から集計。自殺と東日本大震災(東京電力福島第一原発事故含む)が関連している定義として、遺体の発見地が避難所や仮設住宅などであること、避難区域から避難していること、自宅や職場が地震・津波で甚大な被害を受けたこと、遺書に震災・原発事故が理由として記述してあることなどがある。
福島県の自殺の現状(福島県)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=B0AA9B12AF3D22E8964BD985BA7A5937?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=11640
Fukushima evacuation has killed more than earthquake and tsunami, survey says【 福島の避難生活が原因の死者、東日本大震災の直接の犠牲者数を上回る – 調査報告 】
http://worldnews.nbcnews.com/_news/2013/09/10/20420833-fukushima-evacuation-has-killed-more-than-earthquake-and-tsunami-survey-says?lite
http://kobajun.chips.jp/?p=13865
日本語翻訳文(星の金貨プロジェクト)
2014/01/16
追い詰められる原発避難者たちGreen Earth Express【vol.309】
(Green Earth Express (FoE Japanニュースマガジン))
http://archive.mag2.com/0000049531/index.html
(メールマガジンを見るには読者登録が必要です)
より
◆◆◆◆◆ 【1】ニュース from FoE Japan ◆◆◆◆◆◆
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ★追い詰められる原発避難者たち《気候変動・エネルギー》
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先日、郡山の仮設住宅にお邪魔し、川内村からの避難者の方から胸が痛むお話しをうかがいました。
原発から30km圏内に住むこのご家族は、事故後、郡山での避難生活を続けていました。その後、避難指示が打ち切られ、村長から「帰還宣言」が。2012年8月には賠償も打ち切られました。しかし、線量は下がりきらず、子どものいる家族は、避難の継続を希望しています。近くの医療機関が閉鎖したままであることなど、さまざまな理由で、8割もの村民が帰還できずにいます。
賠償が打ち切られてから、生活が困窮する人もいます。除染作業に雇われて、朝早くから夜遅くまで働きづめの人もいるそうです。農業を営み、いままで米を買ったことがなかった人たちが、いきなりその生業を奪われ、都市の仮設住宅に住まわされているのです。
田村市の都路地区も訪問しました。20km以遠30km圏内はすでに避難指示が解除され、賠償も打ち切られています。それでも、田畑のまわりなど場所によっては毎時2マイクロシーベルト以上が測定されました。20km圏内は4月に避難指示が解除される予定です。
都知事選で「原発」が争点化する様相をみせています。一方で、いままで福島からの電気を使い続けてきた大都市東京。原発被害者の窮乏を見捨ててはなりません。今、東京は、山形を抜いて、原発による避難者数が第一位です。新都知事が誰になるにしろ、東京にいる避難者への具体的な支援策を実施することを希望します。
(満田 夏花)
高市早苗議員の原発関連発言を田母神俊雄氏が擁護する
2013年06月19日(アメーバニュース)
http://yukan-news.ameba.jp/20130619-410/
このような人が都知事選の候補者になっているんです!
東京都は原子力損害賠償支援機構が東電へ資本注入する前は大株主だったのでしょう?
そして、福島から電力供給を受けていたのでしょう?
どうなの都民の方々!?
【原発】福島の真実─
─『美味しんぼ』作者・雁屋哲氏に聞く
(日豪プレス)
http://nichigopress.jp/interview/%E3%80%90%E3%83%AB%E3%83%9D%E3%80%91%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B/51415/
ルポ:シリーズ・原発問題を考える⑬
福島の真実
──『美味しんぼ』作者・雁屋哲氏に聞く
世界有数のウラン輸出国として原発産業を支えつつ、自国内には原子力発電所を持たない国オーストラリア。被ばく国であるにもかかわらず、狭い国土に世界第3位の原発数を誇る原発大国・日本。原発を巡る両国のねじれた構造を、オーストラリアに根を張る日系媒体が取り上げないのはそれこそいびつだ。ルポ・シリーズ「原発問題を考える」では、原発を取り巻くさまざまな状況を記者の視点からまとめていく。
取材・文・写真=馬場一哉(編集部)
「今後、日本の食は極めて厳しい状況に置かれるのではないでしょうか」
12月18日、東京電力は福島第1原発5、6号機を廃炉にすることを発表。事故後、廃炉が決定していた1~4号機と合わせて、福島第1原発はすべて廃炉となることが決定した。「事故の収束に集中するために、冷温停止中の5、6号機も廃炉にしてほしい」との安倍晋三首相の要請を受け入れた形となる。2020年の開催が決定した東京五輪の招致に関連し「汚染水は完全にコントロールされている」と世界に向けて公言した安倍首相が、具体的な形として対策に向けての真摯な姿勢を表にアピールするという側面も当然あるだろう。だがはっきりした形での決定が下されたことに被災者はじめ、ほっと胸をなでおろした人もきっと多いことだろう。
東京電力はこれに伴い20日、廃炉事業を原子力部門の中から社内分社化することを決定。再稼動を目指す新潟県柏崎刈羽原発の事業と切り離されることから、原子力部門内での廃炉事業に関する責任の所在はより明確になった。廃炉に向けての責任を負い一丸となり取り組む組織ができた一方で、廃炉という宿題を切り離すことのできた本体は再稼動に向けてむしろ身軽になったとも言えるだろう。なお、分社化された組織の名前は仮称だが「廃炉カンパニー」と名付けられている(この妙にイージーで人懐こいネーミングにも何か釈然としないものを感じるが、さすがにそれはただの記者のいいがかりかもしれない)。
さて、そのような状況下において「いかにも好転しているように見える」状況を作り出す政府をはじめ、体制側の姿勢にどうもすっきりしないものを感じるという意見を前回書かせていただいたが、記者のような曖昧な姿勢ではなく、真っ向からそれを否定する人物にお話を伺う機会を得た。人気長寿漫画『美味しんぼ』の作者・雁屋哲氏である。
氏は自身のブログ「雁屋哲の今日もまた」でさまざまなテーマのブログを徒然と書かれているが、時に辛らつなまでに日本政府の汚染水対策などを非難することがある。そんな中、13年1月からしばらく休載していた『美味しんぼ』を再開。その内容は主人公らが被災地を訪れるというストーリーを軸に福島の真実を探るというものであった。11月某日、ありがたいことに、通常、インタビューなどはほとんど断っているという雁屋氏の自宅でインタビューを収録することができた。今回から2回に渡ってその内容をお伝えしていこう。
なお、当連載で掲載するインタビューに関しては、決して耳あたりの良い言葉のみを選ぶといういわゆる掲載内容の選別(編集者がよく陥りがちなバイアスのかかった編集作業)はあまりしていない。ゆえに過激な意見もまた出てしまうが、ダイレクトに反応せず、まず一意見として消化し、その後自らの頭でさまざまな事態をとらえるための材料としていただければ幸いだ。
想像を上回る被害
ーー雁屋さんは、3.11の東日本大震災の時はシドニーにおられたんですよね。
雁屋「その日の夜、レストランでご飯を食べていた時にオーストラリア人の友達から泣きながら電話がかかってきて初めて知りました。日中は大地震が起こったことを知らずに過ごしていましたね。電話を受け、家に帰ってテレビを見て初めて、どうやらとんでもないことが起こったのだということを実感として感じました」
ーー福島の原発事故についてはすぐに情報をキャッチできましたか。
雁屋「契約しているNHKのテレビやインターネット、友人からの情報などで知ることができました。4月には日本に帰りましたが混乱の真っ最中で、震災から2カ月半経ってやっと被災地に取材に行くことができました。昔『美味しんぼ』で取材に行った人たちはどうしているのだろう、どういう生活をしているのだろうと心配で、まずは宮城県と青森県に行きました。その後、11年の11月から13年の5月まで本格的に各地を取材して回りましたね。多くのジャーナリストが関連記事を書く中、僕はあくまでも二番手ですから実際に福島県に行って、自分の目で見て体験しなければという思いでした」
ーー真実を伝えなければという使命感を強くお持ちだった。
雁屋「もちろんそうです。オーストラリアのニュースはすごく煽りますからね。今にも日本が潰れそうな勢いで水素爆発を核爆発と言ったりする。それならば自分で行って見て聞くしかないという思いで現場に行ってみると、今度は日本政府が言ってることも信用できないという状況でした。原発の敷地内にも入りましたが、すさまじい破壊でした。ただ応急措置しているだけで、根本的には何も解決してないと感じました」
ーー実際に行かれてみると被害は想像をはるかに上回ったと。
雁屋「ぜんぜん違いましたね。中でも一番は、やはり放射能の被害です。目に見えないですし、ただちに被害は出ない。でも見えないというのがとんでもなく怖い。これは私自身の体験ですが、取材から帰って夕食を食べている時に、突然鼻血が出て止まらなくなったんです。なんだこれは、と。今までの人生で鼻血なんて出すことはほとんどなかったので驚きました。その後も夜になると鼻血が出るということが何日か続きました。ですが、病院に行っても『鼻血と放射線は今の医学では結びつけることはできない』と言われ、鼻の粘膜の毛細血管をレーザーで切ることになりました。また、取材後にすごく疲労感を感じるようになった。取材に同行したスタッフも双葉町の村長も、鼻血と倦怠感に悩まされていましたよ。低線量だから被害はないと言いますが本当でしょうかね。子どもたちは学校でも塾でも、ぼーっとして何もできない、スポーツもしたくない、動きたくないと言っていました。残酷な言い方になるけど、あの周辺は人は住んではいけない所になってしまった。でも、僕たちが住んでいる人に出ろとは言えない。『福島の食べ物を食べて応援しよう』というキャンペーンもありますが、これもどうかと思います。仮に市場に出回る食品自体は大丈夫だとしても、土の汚染はすごいですから。農作業中は、土が肌に触れたり、器官から吸い込んでしまったりもします。そういう意味では農作業に携わる人の被ばく量はものすごいものになります。ただ、11年に各地で高い線量が検出されたり、翌年には米の作付が禁止されたりしましたが、僕は福島で一番問題なのは漁業だと思いますね。これから先、何十年経っても漁業復活は無理なのではないかと思います」
ーー東北地方の海産物の多くを今後食べられなくなる可能性も。
雁屋「恐らく食べられなくなるでしょうね。どうしようもない、とんでもない被害ですよ。山の幸も川の魚も…」
ーー日本の食は今後どうなっていくのでしょうか。
雁屋「福島の原発の影響はものすごく大きいし、TPPで海外から安いものが入ってくることを考えると将来的には極めて厳しい状況です」
ーーそんな中、和食が世界無形文化遺産になりました。
雁屋「そうですね。いい宣伝にはなるかもしれないけど、本質的には何も変わらないですからね。何の意味があるのかと思わず考えてしまいますよ…」
(次号に続く)
美味しんぼ25巻 第1話/対決!!スパゲッティ より
2013-02-14「美味しんぼ」の「福島の真実篇」について
(雁屋哲の今日もまた)
http://kariyatetsu.com/blog/1568.php
今、私は「美味しんぼ」の「福島の真実篇」を書いている。
ビッグ・コミック・スピリッツ誌の連載も、今週で3回目になった。
福島の取材は、2011年の11月から始め、2012年の12月に、一段落付けた。
福島県は、地図を見ると分かるが、東西に、海岸沿いを「浜通り」、中央の山間地を「中通り」、新潟県沿いを「会津」と分けてよぶ。
結局1年とちょっとの間、福島に通ったのだが、非常に厳しい取材だった。
それ以前に「被災地篇」を書いたときの取材も厳しかった。(単行本第108巻「被災地篇・めげない人々」)
私は「美味しんぼ」の中で、東北各県を取材して回っていて、その際にお世話になった方達が震災の後どうして居られるか、それが心配になって、宮城、岩手、青森各県を回った。
実際に、巨大地震と津波の被害にあって、生活の基盤を破壊されてしまった方達に被災の実態を伺って歩くのは、その中には親族の方を亡くされた方も居られて、辛い取材だった。
しかし、さすがは粘り強い東北人だけ有って、皆さんめげずに復興に取り組んで居られた。(その実際の姿を、単行本第108巻で是非ご覧になって頂きたい)
しかし、その中で、殆どの方が、「復興しようと努力しているんだが、福島の原発のことを考えるとなあ、ふっ、と力が抜けてしまうんだよ」と仰言った。
たしかに、福島の原発にもう一度何か大きなことが起こったら、宮城も岩手も青森も、復興どころではなくなってしまう。
そうは言いつつも、皆さんしっかり復興への努力を続けておられる。
昔通りには仲々簡単には戻らないだろうが、それでも着実に歩み続けておられる。
さて、それでは福島はどうだろうか。
福島については、色々な方が、それぞれの立場から意見を述べておられる。
福島県の人は全員福島から避難するべきだという人。
少なくとも子供達は全員雛させるべきだという人。
福島は全く安全だ。福島が危険だという人達は悪質な扇動家達だと言う人。
同じ福島を論じるのに立場が違うとどうしてこんなに言うことが違うのだろう。
立場が違うんじゃない、私の言うことが理にかなっているのだ、と言う人もいる。
では、一年間取材した私の福島に対する考えはどうなのか。
勿論、私には自分自身の考えは出来た。
この一年、心身共にくたくたになるほど福島に打ち込んできた。
自分独自の考えを抱かぬはずはない。
しかし、私は決めた。
「美味しんぼ」の福島篇では、私がどう思うかを表明することは止めにする。
反原発であるとか、原発推進であるとか、そのようなことを漫画の中で言うのは止めた。
そのような、一つの意見で漫画全体に色を付けてしまうと、なにやら、宣伝パンフレットみたいになってしまう恐れがある。
一つの考えを読者に押しつけるのも嫌だ。
で、私は、今回の「美味しんぼ」福島篇は「福島の真実篇」とした。
私が見てきた福島の真実を、その真実の姿だけを書く。
それに対してどう考えるか、それは読者にお任せする。
私は読者が色々と物を考えるための材料を提出しようと思うのだ。
今までに、テレビ、新聞、雑誌などで、福島について大量に報道されてきた。
しかし、それを受けとる方は、何か断片的に情報を得るだけで、福島で一体何が起こっているのかその全体を一つの形にまとめることは難しいのではないかと思う。
「美味しんぼ」はその点を考えて、福島の真実をまとめてつかめるように工夫した。
「美味しんぼ」を読んで頂ければ福島の真実を大括りにして掴む事が出来るとおもう。
そこで、私は漫画の持つ記録性に賭けた。
「美味しんぼ」は連載開始以来三十年になる。
しかし、三十年前の第一話を、まだコンビニエンス・ストアで売っている本で読むことが出来る。
現在の「美味しんぼ」の読者の中には、「美味しんぼ」が連載を開始する以前に生まれた方も少なくない。
そう言う方も、読んで頂けると言うことは「美味しんぼ」は三十年以上の寿命を持っている、それだけの記録性を持っている、と言うことだと思う。
漫画の持つ優位性は、新聞・雑誌などの記事より遙かに長い間世間に流通する、長い間世の中の人々に漫画の内容を伝え続けることが出来ることだと思う。
だから、ここで安易に一方の偏った意見を漫画に書いてしまうのは間違いだと私は思ったのだ。
私のするべきことは、まず、現地をしっかり見て回ること。
そして、見て回ったことを漫画に、記録として残すこと。
漫画は、絵とセリフが一体となっているので、その場の状況を理解しやすい。
「美味しんぼ」の「福島の真実篇」を読んで頂ければ、何が福島で起こっているのか、はっきりと、しかも、きちんと全体像を理解して頂けると思う。
これが、私の今回の「美味しんぼ」「福島の真実篇」に対する態度である。
雁屋 哲
福島報告1
http://kariyatetsu.com/blog/1393.php
白河での雁屋哲氏の肉声
福島報告2
http://kariyatetsu.com/blog/1399.php
福島報告 その1
http://kariyatetsu.com/blog/1461.php
福島、第3回目の取材
http://kariyatetsu.com/blog/1469.php
選択的避難の権利/北海道へ自主避難した人の声 参院12/2
http://youtu.be/ajlb0XONPeQ
「目の前で今まで出したことのないような鼻血を出している子供たちがいて」 選択的避難の権利/北海道へ自主避難した人の声/
参院12/2 東日本大震災復興特別委員会 長谷川岳(自民)の質疑
福島から自主避難された宍戸隆子さんの答弁全文文字起こし
(参議院復興特別委員会 12/2)みんな楽しくHappy♡がいい♪
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1191.html
2009年12月11日 小学館発行誌ビッグコミックスピリッツに掲載された「美味しんぼ」における六ヶ所再処理工場に関する記載への当社見解について(日本原燃)
http://www.jnfl.co.jp/opinion/20091211-1.html
林剛平報告+小山昭夫・小出裕章・今中哲二各氏の議論
http://youtu.be/9HRtIBIuDVs
内容:福島の雨水、福島市水道水、セシウム減衰、根から?空気中から?、福島の雨水、カリウムとセシウム、セシウム移行しやすい時期、キノコとセシウム、カリウムポンプ、キノコ・ベリー類、果物セシウムは表面から? アスファルトの汚染、分流式と合流式、菌を使って分別、雨水の放射能とその由来、2号機の状態、土壌浄化、セシウム移行の阻害、カリウムの放射能、カリウム40とセシウムの体内挙動の違い、水田のセシウム、放射能環境下の生物
(2011/10/14京大原子炉実験所・放射性廃棄物管理研究室での議論の様子。撮影:宮腰吉郎)
武藤類子さん(福島原発告訴団長)「福島の真実に向き合って」
http://youtu.be/ixWbULSveF8
2012年6月に結成された「福島原発告訴団」は、告訴・告発人が1万4716人となった。1月から始められた緊急署名は10万8333筆。
しかし事故から2年たって、福島の状況はさらに過酷となっている。止まらない放射能の放出、貯まり続ける汚染水、深刻な労働者被曝、持って行く所がない除染による放射性廃棄物、被曝地に住まざるを得ない人々、子どもたちの甲状腺ののう胞や結節とガン、進まない賠償、支援策の外に置かれる自力避難者、更に引き裂かれていく人々のつながり......。原発事故が引き起こした被害の膨大さに私たちは、立ち尽くすばかりである。このままでは、被害者が救われることも、二度と同じ過ちを繰り返さないことも、新しい価値観の世界を創ることもできない。
「平和といのちイグナチオ9条の会」は、2013年4月28日に、この告訴の意味を弁護団の海渡雄一弁護士と告訴団長の武藤類子さんからうかがった。
ここに福島の事故5年後の姿があるのではないですか!?
↓↓↓↓↓↓↓
チェルノブイリ小児病棟 ~5年目の報告~
http://www.youtube.com/playlist?list=PLjF4tckxD_cLEXGS4AmpzPOS2G_hSydL4
広瀬隆氏講演in福島
「IAEAとICRP~原子力マフィアによる被曝強制の歴史」
http://youtu.be/fVtIDXSF7kU
広瀬隆氏講演会in福島郡山
「IAEAとICRP~国際原子力マフィアによる被曝強制の歴史と福島県内の深刻な被曝の現実」
20分いれば人が確実に死んでしまうと、そのくらいの量ですね 小出裕章先生
なぜ人は騙されるのか? 振り込め詐欺、オリンピック詐欺を防ぐには
(ラジオフォーラム#54)
http://youtu.be/HvP_nDfEdhU?t=15m54s
15分54秒~ 小出裕章ジャーナル
福島第一原発主排気塔下の毎時25シーベルトについて 「20分いれば人が確実に死んでしまうと、そのくらいの量ですね」
石井:
東京電力が12月6日に、福島第一原発の屋外にある設備、主排気筒の下の部分で配管部分の放射線量が毎時約25シーベルトにのぼると発表しました。これは周辺の計測値から推定したそうなんですけれど、屋外の放射線量としては過去最高であるということなんです。
この原発の屋外で25シーベルト、推計ですが、これをお聞きになった時、小出さん何をお感じになりましたか?
小出さん:
はい、25シーベルトと今石井さんが仰ったやつは、1時間当たりに25シーベルトを被ばくするという、そういう放射線量を東京電力が計測したということでした。
人間という生き物は放射線に被ばくすると様々な障害が出てくるわけですし、2シーベルトを被ばくすると死ぬ人が出てきます。そして、4シーベルトを被ばくすると2人に1人は死んでしまいます。
8シーベルトを被ばくすると、100%の人が死んでしまうというそのくらいの被ばく量なのです。1時間当たり25シーベルトということですから、仮にそこに20分人がいれば確実に死んでしまうとそのくらいの量ですね。
猛烈な放射線量ですし、これから作業をするに当たって労働者の被ばくということが大変心配です。
石井:
こんな高い放射線量が計測されたのはなぜだと小出さんは推測されますか?
小出さん:
はい。この高い場所というのは、非常用ガス処理系というところの排管なのだそうです。東京電力によれば。
じゃ、そこは何が起きたのか、今、何があるのかというと、2011年3月11日に事故が起きて以降に、原子炉が溶けてしまったわけですし、格納容器という放射能を閉じ込める最後の防護壁の中の圧力がどんどん上がってきてしまいまして、格納容器が破裂してしまうという、そういう危機があったのです。その時にベントという作業をしまして、格納容器の中に漂っていたガス、まあ、放射性のガスなわけですけど、そういうものを全部環境に抜こうとしたことがあったのです。
それで弁を開いた時に、たぶんこの非常用ガス処理系の排管の中にも、ベントをした放射性物質を含んだガスが流れてきまして、固体のものなどがそこにたぶん溜まってしまったんだろうと私は思います。
石井:
東京電力はこれどうやって対処するんですか?
小出さん:
いずれにしても除去しなければいけないです。ただし、猛烈な放射線量ですから近づくこと自身が難しいと思います。私たちがいわゆる被ばくを避けるという時に大切な原則というのが3つあるのですが、「時間」「距離」「遮蔽」といいます。
ですから、なるべく短時間で作業をしなさいということ、そして、なるべく離れたところから作業ができるように考えなさい。そして、さらには遮蔽ということで放射線が飛んでくるところから人々が作業をする場所までの間にいわゆる鉛の壁とかを作ってですね、被ばくを減らしなさい、そういう3つの原則があるのです。
このまま、1時間当たり25シーベルトという線量のあるところで人間が作業できませんので、まずは遠隔操作ができるような危機を開発するであるとか、遮蔽体を準備するであるとか、その上でできる限り短時間に作業を終えられるようにそういう計画を立ててですね、実行するしかないと思います。
石井:
そうするとですね。小出さんはもちろん僕以上にそうだと思うのですが、作業員の方の安全、生命の危機ということについて最も注意深く、丁寧に、大事にしなければならない、しかし、誰かが作業しなければならない、という大変なジレンマにぶつかってしまいますよね。
小出さん:
そうですね。今、作業員の方々もですね、1年間に20ミリシーベルトまでで抑えなさい、そういう法律の体系で作業をしています。
そうすると25シーベルト、2万5千ミリシーベルトですから、1000分の1時間で限度に達してしまう、つまり、3秒ですね、ですから、基本的にはもう作業できないわけですし、なんとか、距離、時間、遮蔽ということでやろうとするとは思いますけれど、次々と作業員の人たちの被ばくというのが限度に達してしまって、どうするのかな、作業員の人たちを本当に手配できるんだろうか、手配できるできないの前に、作業員の人たちの健康がどうなってしまうのだろうか、大変心配です。
石井:
小出さん、無謀なことをお聞きしますが、つまり、ここはもう放置してしまって、もっと広く遮蔽するというのは、素人考えで愚かですか?
小出さん:
いや、そんなことはないと思います。たとえば、チェルノブイリ原子力発電所の事故というのが1986年に起こりましたけれど、チェルノブイリ原子力発電所の場合には原子炉建屋を丸ごと石棺というコンクリートの構造物で覆ってしまおうということになったわけです。
福島第一原子力発電所の場合には、1号機から4号機までみんな壊れてしまっていますので、もう取り出しというような作業は一切しないで、1号機から4号機まで全部石棺で覆うという選択がありうるだろうと私は思います。
ただし、それより前にですね、使用済み燃料プールの底に沈んでいる燃料だけは何としても取り出したいと東京電力も思っているはずですし、私もそうして欲しいと思いますので、その作業だけはやはりまずはやらなければいけないと思います。
そういう作業をやるためにも、屋外、あるいは屋内にある猛烈な被ばくを与えてしまう場所というのがあるわけですから、そこを何とかしないと作業自身ができないということになりますので、やらざるを得ないかもしれません。
知られざる原発被曝労働
―― ある青年の死を追って ――
藤田 祐幸
働くことは被曝すること-浜岡原発で検査作業に従事していた嶋橋伸之さん(29歳)の白血病死が明らかにした恐るべき実態とは? 生命の危険を前提に成り立っている原子力産業の現場から現代の闇を暴く衝撃的記録.
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/1/0033300.html
チェルノブイリ 原発事故 30年後のフクシマ 廃炉作業の現実とは 2013.10.27 Chernobyl nuclear reactor accident
http://youtu.be/V1DW_vtzD_U
1F(イチエフ)作業員~福島第一原発を追った900日~
http://youtu.be/VkbJEkZ5TIw
20130525 UPLAN 槌田敦 福島第一原発2号機の事故経過
http://youtu.be/hBLked_dMU0
飯舘村などの福島県の放射能汚染の大半は、秘密裏に行われた2号機のベントによってもたらせたものである!(゚д゚)!
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【名護市長選取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設問題が最大の争点となった名護市長選は19日投開票され、移設の阻止を掲げた無所属現職の稲嶺進氏(68)=社民、共産、社大、生活推薦=が1万9839票を獲得し、移設推進を打ち出した無所属新人の末松文信氏(65)=自民推薦=に4155票差をつけ、再選を果たした。日米両政府が推進する辺野古移設計画は、市長権限を最大限に行使して阻止すると明言する稲嶺氏の再選で、実現は極めて困難になった。
稲嶺氏は1期目から「海にも陸にも基地は造らせない」と主張、今回の選挙戦では「自然を守るため、未来の子どものために」と新たな基地建設の反対を訴えた。6次産業化の推進や教育・福祉面での施策など4年間の実績もアピールし、保守層の一部や無党派層からも幅広い支持を集めた。
末松氏は政府・自民党本部、仲井真弘多知事の支援を得て、移設推進に伴う再編交付金や北部振興事業の獲得・増額による市民福祉向上を訴えたが、届かなかった。
【名護市長選】稲嶺進さん再選確実について。- 2014.01.19
http://youtu.be/akPAjipAuQM
【稲嶺さんおめでとう!辺野古は守られた!?】
稲嶺氏が再選確実 名護市長選
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/39e5a94e7fe521fbc6d4ff99b454142a
【電子号外】稲嶺氏が再選確実 名護市長選(沖縄タイムス)
稲嶺氏が当選確実 名護市長選(琉球新報)
名護市長に辺野古移設反対派 稲嶺氏再選確実、政権に打撃(共同通信)
名護市長選、稲嶺氏が再選確実 辺野古移設に反対(朝日新聞)
名護市長に現職稲嶺氏が再選確実 普天間の辺野古移設反対派(共同通信)
安倍政権、移設シナリオに狂い=名護市長選(時事通信)
辺野古推進変わらず=米政府「手段はある」―普天間移設(時事通信)
<名護市長選>稲嶺氏再選 普天間移設先、地元のNO!(毎日新聞)
<名護市長選>沖縄振興策より基地受け入れを拒否した市民(毎日新聞)
名護市長選:稲嶺氏が再選確実 辺野古移設に反対(毎日新聞)
稲嶺氏が当選確実 名護市長選(琉球新報)
名護市長選、稲嶺氏が再選確実 辺野古移設に反対(朝日新聞)
稲嶺氏再選 辺野古移設にノー 名護市長選、末松氏に4155票差(琉球新報)
沖縄の仲井真知事が辞職否定 名護市長選敗北受け(沖縄タイムス)
「500億円の名護振興基金新設」石破氏、市長選演説で(朝日新聞)
名護振興策 調整不足 市長選で自民(東京新聞)
名護市長選 石破氏の「名護振興基金」発言 "アメとムチ"再び(しんぶん赤旗)
山本太郎氏「カネでふるさとを売れるかよ」石破茂幹事長の名護振興基金500億円案に【名護市長選】
(ハフィントンポスト )
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/16/taro-yamamoto-nago-election_n_4613842.html
左・石破茂幹事長(2013年06月14日撮影)と右・山本太郎議員(2013年07月04日撮影) | 時事通信社
山本太郎参議院議員が、石破茂・自民党幹事長が名護市長選の応援の際に話した「名護振興基金」について「お前らはカネで魂を売るだろって投げかけられている」と牙をむいている――。
自民党の石破茂幹事長は1月16日、名護市長選の応援で街頭演説に立った際、新たに500億円の「名護振興基金」を作ることを明らかにした。国、県、市が協力し、名護市発展のための財源を確保するという。
名護市長選では、米軍普天間基地の移設問題が最大の争点となっており、自民党は移設容認を打ち出す末松文信候補を推薦している。末松候補は「末松ビジョン」を掲げ、スポーツコンベンションセンターや、アジア国際金融センターの誘致などを通じて名護市の発展させたいとしている。
これに対して現職の稲嶺進市長は、辺野古移設へ反対を唱えている。稲嶺氏の応援に訪れた山本太郎参議院議員は17日、石破幹事長の名護振興基金の話に「札束でほおを引っ叩こうとしている」と反論した。
以下に、石破幹事長と山本議員の演説を順に紹介する。
■石破茂幹事長の末松文信候補 応援演説
名護市民のみなさま、ただ今ご紹介を頂きました、自由民主党幹事長の石破茂であります。我々自由民主党は安倍総裁以下、みな同じ思いで全面的に末松文信さんを支援を致しております。
私どもは昨年の参議院選挙、あるいは一昨年の衆議院選挙で名護のみなさま、沖縄のみなさまに大変お世話になりました。私はその時に、この沖縄を、日本一、世界一幸せな島にしたい、いや、しなければならない、そう訴えを致しました。
この沖縄は、多くの苦難をしょってこられました。多くの負担をしてこられました。そうであるだけに、我々日本国として、なんとしてもこの沖縄を世界一幸せで、世界一幸せな島にする義務があります。
今、日本国中、人口が減る中にあって、唯一この沖縄県だけが、人口が増え続けています。2025年まで、この沖縄は日本の中で唯一人口が増えます。成長著しいアジアに最も近いのがこの沖縄であり、那覇空港を活用して、多くの物流がこの沖縄を中心に動くようになります。多くの基地の返還がなされます。
多くの優良な土地をこれから活用できます。さらには、この沖縄はエネルギーの問題において、はるかに有利な立場にあります。
その沖縄が、世界で一番豊かになるために必要なことは何なのか。この名護、やんばる地域が沖縄を引っ張る、日本を引っ張る。その中心としてこの名護市はさらなる発展を遂げていかなければなりません。
残念ながらこの名護市の、市民一人あたりの所得は沖縄の中でも低い地位にあります。全体的にも18万円所得が少ない。企業の従業員の数も減っている。人口増加著しい沖縄の中にあって、人口増加も低い数字に留まっている。このやんばる、この名護が発展することによって、間違いなくこの沖縄も発展を遂げるのであり、我々安倍政権として、仲井真知事と協力をして全面的に支援をして参る。国、県、市が協力し、新たに500億円の名護振興基金を作る、その実現をはかります。
ビジョン実現のためには必ずその裏付けとなる財源が必要であります。夢をカタチにするためには、確たる財源がなければ、できない。500億円の新しい名護振興基金を作る。基幹病院を設立する、小中一貫の学校を作る、子育てを充実する、きちんと時間通りに走る、那覇空港に新しい第2滑走路を早急に建設いたします。
観光客が大勢やってくる、物流が盛んになる、しかしそれを実現するためには、この名護と那覇空港を結ぶ鉄道を作らねばならない。これが末松文信の心からの願いであり、「こんなことはできないよ、夢物語だよ」そんなことは決してありません。安倍政権全面的に名護の幸せ実現のために全力を尽くします。
今回の基地移設にあたって、安倍首相と私と菅官房長官、あるいは小野寺防衛大臣、岸田外務大臣、山本沖縄担当大臣はじめ、みなでずーっと話し合ってきたことは、「日本全体で負わなければならない負担を沖縄に押し付けてはならないのだ。いかにしてこの地域の平和のために、沖縄だけにお願いするのではない。いかに日本本土で引き受けるのか」そのことを常に心がけてまいりました。※
本土も追うべき負担を負います。沖縄の負担が軽くなるように、現実に訓練を本土に分散移転をしてまいります。日本全体で負担を負わなければなりません。
しかしこの尖閣の問題を始めとして、安全保障状況は極めて厳しい物があります。決して二度と戦争を起こさないために、この地域に一定の抑止力は必要なのであり、本土も追うべき負担を負います。名護の幸せ実現のために、名護を支援を致します。
(YouTube「008 石破茂 街頭演説」より 2014/01/16)
※ウソこけ!(`Δ´)!
在日米軍 - Wikipedia
米軍基地はなぜ沖縄に必要なのか?~岩上安身による植村秀樹 沖縄国際大学研究員インタビュー(IWJ)
■山本太郎参議院議員の稲嶺進現市長・応援演説
名護のみなさんおはようございます。参議院議員になりました。山本太郎と申します。東京から応援に参りました。
「東京から来たの?」
東京だけではないんですよ。一市民が、北海道からも青森からも、長野からも、日本全国から駆けつけています。日本全国が注目する選挙なんです。名護市長選、それぐらい特別な選挙なんです。
日本だけじゃない。海外の著名人、知識人、29名の方々からも、大きな声でエールが送られています。日本に民主主義があるのかどうか。名護のみなさん、この民主主義を必ず勝ち取ってくるというエールを、世界中の人々が送っているのがこの名護市長選挙なんですね。
考えてみてください。対抗馬の方は、連日、自民党の名だたる方々が名護入りをしています。そして、街頭に立って演説をされています。
昨日、自民党の石破さんが応援にいらっしゃいました。そこで言われたこと。名護に基金を作るよ。500億円ものお金を、名護に注ぎ込むよ。そのように言っています。
考えてみてください。またしても国は、名護に対して、沖縄に対して、札束でほおを引っ叩こうとしているんです。お金を渡せば黙るだろって。
この基地問題は原発の問題と根が同じなんですね。地方に押し付けて、カネで黙らせて、お前らはカネで魂を売るだろって。そのような投げかけをされているんです。
とんでもない。カネで魂を売るかよ。カネでふるさとを売れるかよ。当然です。今だけが良いわけじゃないですよね。今さえ良ければ良いってもんじゃないですよね。みなさん重々ご存知だと思います。子供の代、孫の代、その先の世代まで、この美しい名護を、日本の宝、世界の宝であるこの名護を守り続けるというのが、先人から渡されたバトンであります。
このバトンを次の世代にもしっかりと渡していこうというのが稲嶺進さんで、辺野古の基地に対してNoを打ち出しています。そのために、名護に基地を作らせるために国がばら撒く再編交付金をカットされてしまったんですね。国は、この再編交付金がなければお前たちは立ち行かないだろうという態度なんですけれども、とんでもない、稲嶺さんは1期目でそれを覆したんです。
再編交付金はカットされたけれども、財政は確実に豊かになっている。前市政の約2倍になっている。黒字なんです。国からばら撒かれた一時的なお金を、自分の利権にばらまこうとしているわけではない。この名護を持続可能なかたちで続けていこうじゃないかとやっている。
だからこそ、一般の方々が日本全国から応援に駆けつける、今そのような時代になっているんです。世界からもエールを送られている。それはそうです。考えても見てください。名護は、観光がメインなんです。攻撃機、爆撃機、いろいろなものの爆音が轟く中で、どうやって観光業を広げていくんだということですよね。
名護を守ってください。名護のことを決められるのは名護市民のみなさんです。国はいいますよね。お前たちに何が分かるんだ。基地を作るか作らないか、基地をどこに作るかは、国が決めますからって。冗談じゃない。名護のことは、名護のみなさんが決める。当然ですよね。
そんな当然のことさえも否定しようとしている。冗談じゃない。そんなの民主主義じゃない。みなさんの1票が名護の未来を決める。当然です。暴走を続けるこの国に、暴走を続ける自民党政権に、みなさんからのメッセージを届けていただきたい。
公約なんて、選挙の時だけでいいんだろって。その権力を手にした途端、一気にひっくり返すのが現在の自民党であり、安倍政権なんです。TPP、みなさんご存知ですよね。この国に住むすべての人々の問題。自民党は衆議院選挙のとき、200名を超える議員たちが「TPP反対」と言った。けれども今どうですか。なんとかしてTPPを成立させようとしているじゃないですか。そうなんです。公約なんて、ただの嘘なんですよ。公約を守る、そういう骨の入った政治家は、国会の中にはなかなかいない。
観光客の方々が、バスの中から手を降ってくれました。観光客の方々が、名護に求めるもの。それは癒やしなんです。新しい基地、軍事要塞みたいなものができてしまえば、毎日毎日、爆撃機の轟音に悩まされることになります。そういうところで癒やしが得られるでしょうか。
緊張、対立というものができてしまったときに、この美しい名護は、標的に変わってしまうんです。そんなことはさせてはいけない。
「沖縄の外からやってきて、わかったことを言うな」
ごもっともです。そうです。この選挙は、名護のみなさんが決めるチャンスなんです。
すでに沖縄のみなさんは、基地がなくても雇用を増やしていけるということを証明したではありませんか。新都心、北谷、はっきりとみなさんの力で示してきたんです。
(ツイキャス「録画ライブ 名護市長選 - 密着ライブ映像 #34172650」より 2014/01/17)
名護市長選と原子力村(武田邦彦)
http://takedanet.com/2014/01/post_982e.html
「2014012015461546.mp3」をダウンロード
名護市長選で現職の稲嶺氏(基地反対)が当選した。国は名護市辺野古に普天間にあるアメリカ軍基地を移設することを決定し(民主党政権前)、先月には沖縄県知事の了承を得ていた。だから選挙に当たっては「どうせ市長が反対しても国は強引にやるのではないか、それなら最初から賛成して補助金をもらったほうが良い」という人がいる中での反対派の当選だから、拒否の姿勢はかなりはっきりしていると言える。
この名護市の状態を見ると「日本人の悪い癖」が見え隠れする。それはちょうど、原子力と同じで、やがて福島原発事故のような大きな災害になる可能性がある。だから「いつもダメだなあ」と言っていてもだめだと思う。問題点をまず整理してみる。
1)普天間基地を辺野古に移設しようというきっかけはアメリカ兵の犯罪が起きたからで、辺野古に移ったらアメリカ兵の犯罪がなくなるという理屈はない、
2)普天間ではオスプレイの飛行などで危険があるが、辺野古では安全になるという理屈が通った説明がない、
3)民主党の政権が辺野古に基地を移す計画を白紙に戻すという宣言をしていて、「国の方針」と言っても政権によって大きく変わるが、名護市に住んでいる人にとっては政権の政策が大きく変わって振り回された、
4)自民党がこれまでやってきた「県北振興費」は中間の人や大手の会社がその大半をとってしまい(事実は不明確)地元の繁栄に活きていない、
5)沖縄県知事は基地の県外移設を唱えて当選したのに、公約を破って辺野古への移設を承認した、
6)すでに16年間も「基地が来る、来ない」でゴタゴタし、町は支離滅裂になった。
少し、飛躍するけれど、なぜこんなにもめたのか、原子力と非常に似ているので、その原因を推察してみた。(ここから先は音声で詳しく解説しました)
1)国、官僚、東大教授、アメリカ軍支持派、総じて日本の指導層は「反対する奴らは、どうせ左翼で言っても理解しない」と思っている、
2)日本の指導層は怒りっぽい。もしくは「意見に違う人に憎しみを持つ」という特徴がある、
3)日本の指導層は自分の人生が「お金」なので、他人もお金で動くと思っているし、事実、原発もそうだった。
この原因の一つ一つが深い内容を持っているし、このブログの主たるテーマ・・・日本人が合意するための心の持ち方と議論の方法・・・と直接的に関係している。日本人は未来の子供たちのために、良い日本を引き継ぐ必要がある。それには「対立」ではなく、「議論と合意」であると思う。
議論と合意を得るためには、1)事実を共有する、2)意見が対立する場合はその根拠を述べる、3)感情的にならない、ということだろう。つまり順序としては
事実→整理→意見→感情 であることが大切だ。
そしてもう一つ大切なことが、意見の違う人に対して心の中に憎しみを持たないことで、これがこのブログで紹介している教育基本法の目的(個人の価値をたっとび)が身についている必要がある。他人が自分の考えと違っても、信じていることが間違っているように自分には見えても、それは自分の方が未熟だ(個人の価値を尊ぶことができない)と思う心がまずは必要と思う。
一つ一つのことはまた機会があったら書きたいと思う。
(平成26年1月20日)
桜井氏が再選 南相馬市長選は市政継続を選択
(福島民友)
http://www.minyu-net.com/news/news/0119/news16.html
任期満了に伴う南相馬市長選は19日投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の桜井勝延氏(58)が1万7123票を獲得、無所属で元職の渡辺一成氏(70)、新人の横山元栄氏(65)の自民系2陣営の分裂を利して再選を果たした。渡辺氏に6138票差、横山氏には大差をつけた。県内の首長選では昨年、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興の遅れから現職の落選が相次いだが、複雑な被災状況を抱えた南相馬市では市民が市政継続を選択した。桜井氏の任期は29日から4年。
南相馬市選管が発表した同市長選の投票者数は3万3889人(当日有権者数5万3943人)で、投票率は62.82%(男性61.90%、女性63.69%)だった。前回の67.43%を4.61ポイント下回り、合併後初の市長選だった8年前の65.78%をも2.96ポイント下回って過去最低。市選管は「市外に避難した有権者が約1万1000人と多かったことが影響したのでは」と分析している。
国、東電との闘いやめない 桜井勝延氏の話
南相馬のなりわいを成り立たせる使命を再びいただいた。市政の主役は市民。現場で起きていることを住民と共に伝えていく。国、東電との闘いはやめない。
【 南相馬市長選 】(選管最終)
当 17,123 桜井 勝延 無現
10,985 渡辺 一成 無元
5,367 横山 元栄 無新
(2014年1月19日 福島民友ニュース)
【都知事選】 続・細川氏悩ます「原発即時ゼロ」 ポスターは氏名だけ
(田中龍作ジャーナル)
http://tanakaryusaku.jp/2014/01/0008593
細川氏の選挙ポスター。選対事務所によれば「ほぼ完成版」とのこと。=18日、平河町 写真:筆者=
原発をいつまでに無くすのか。それとも即時ゼロなのか。東京都知事選挙の最大の争点となる「原発政策」について、細川護煕氏はまだ明らかにしていない。
陣営内で見解が統一されていないようだ。17日、共同通信は細川氏の参謀を務める田中秀征・元首相補佐官の話として「2020年までに脱原発の道筋を明らかにする」と伝えた。
翌18日には毎日新聞が「陣営関係者によると」で、「即時原発ゼロ」と報じた。「2020年までに道筋」と「即時ゼロ」では大きな違いだ。前者はマヤカシの脱原発。後者は本気度100%だ。
吹っ切れなさは、細川氏の選挙ポスターにも表れている。本人の氏名しか印刷されていないのだ。
選挙ポスターにはふつう政策の「1丁目1番地」が掲げられる。「消費税反対」とか「ストップTPP」とか。ところが細川氏の選挙ポスターには氏名以外何も載っていないのである。
とにもかくにも、22日に予定されている細川氏本人の立候補記者会見を待つしかない。
脱原発候補の一本化について(三宅洋平)
http://ameblo.jp/miyake-yohei/entry-11753194981.html
細川氏の立候補が判明して以来、
脱原発票の票割れを恐れて「脱原候補一本化」の声が多くあがっています。
宇都宮さん支持を表明している僕のところへも、
「なんとか宇都宮さんに降りてもらえるように頼んで欲しい」
という依頼もきました。
しかし、
・まず細川さんの事を知らない
・「脱原」以外の政策もまだ伝わってこない
・今から細川さんを知るには、公示まで時間がなさ過ぎる
・小泉さんがやってきた事を僕は忘れられない
郵政民営化をはじめとする自由化という名の国の明け渡し、
イラクへの自衛隊派遣(戦争ができる国作りの端緒を切った)、
辺野古のV字滑走路にGOを出した時の首相も小泉さん。
といったような状況で、
・小泉さんたちの背後にシェールガス利権などが噂されているが、今のところ僕の中で「脱原発」以降のエネルギーシフトが再びそうした「メガ」な方向へ行く事が適切だとは思えない。
・これから何年かかろうと「市民」がもっと密接に政治に関わっていく社会を作っていくという僕の目的の上で、細川さんには申し訳ないが宇都宮さんと比べて100倍くらいの距離を感じてしまう。
といった理由からお断りさせていただきました。
宇都宮さんと僕ら市民の間には、明確に見える「糸」があります。
彼は常にオープンに扶けを求め、その明晰な頭脳で寄せられた僕たちの意見と情報を解釈し、まさに我々の代表として発言し、行動してくれる事でしょう。
つまり、共に行動してくれる、という事です。
僕ら、本当に時代を変えたいんですよね?
一本化を退ける宇都宮さんの会見です。
「あなたたちの云う運動とは、その程度のものですか」
と問う姿勢に、ハッとさせられた人も多いのではないでしょうか。
宇都宮けんじ、都知事選「脱原発」候補一本化問題で吠える!
http://youtu.be/qg0E0pvHSus
1月16日、都内での支援者が集まる選対会議で、自らの思いを熱弁する宇都宮けんじ氏(12分)
長年、弁護士として多重債務問題などに取り組み、消費者金融の利権と闘ってグレーゾーン金利撤廃を実現させた宇都宮候補。普段は温厚だが、この日は半ば涙を浮かべながら、「橋下みたいに変節したらどうするのか」「知事選は人気投票ではいけない」「(細川氏に会って)どの程度の人間なのか確かめることもせず降りろとはふてえ考えだ」「とにかく政策論争を!」「これは勝てる選挙だ」と、あらためて都知事選への決意と覚悟を語った。
進次郎を一斉にバッシング 小泉親子を許さない自民党(日刊ゲンダイ)
http://gendai.net/articles/view/news/147337
よほど「造反」が怖いのか、自民党幹部が寄ってたかって小泉進次郎・復興政務官の抑え込みにかかっている。
都知事選に出馬する舛添要一への支援を自民党が決めたことについて、「応援する大義はない」と異議を唱えた進次郎。その進次郎を一斉にバッシングしているのだ。
甘利明大臣は「政党人として皆で応援していくべきだ」と文句をつけ、菅義偉官房長官も「本部として支援を決定した。応援して欲しい」と要請。党の青年局からも「外での発言は慎んで欲しい」と注文が飛んだ。
17日に進次郎は「自民党は胸を張れるのか」と言い返したが、「この先、都知事選には関わらない」と宣言。完全に抑え込まれた形だ。
■進次郎への視線に変化
それにしても、たかが当選2回、32歳の若造にここまでイキリ立つのは異常だ。
「父親の純一郎に対する怒りが、進次郎に対しても向けられている格好です。安倍政権と正反対の〈原発ゼロ〉を訴え、都知事選で対立候補の細川護煕を支援するのは“倒閣運動”も同然です。実際、小泉さんは安倍政権を倒すつもりでいる。そのうえ、息子の進次郎まで『自民党を除名された方を支援することも、除名された方が支援を受けることも、私にはよく分からない』と執行部を批判した。党内は『なにをエラソーに、生意気な』という空気になっています」(自民党事情通)
それでなくても、ここ最近、進次郎に対する党内の視線が変わりつつあったという。
「進次郎は誰とでも気さくに付き合うが、あまり心を開かない。親しくなっても、同僚議員にケイタイの番号も教えない。だから、仲間と距離がある。もちろん、ねたみも買っている。これまでは非の打ちどころがなかったから、文句も言えなかったが、今回の“反党行為”で批判が噴出しているのでしょう」(政界関係者)
しかし、相手にすればするほど安倍政権は都知事選に巻き込まれ、〈小泉―細川連合〉をニンマリさせるだけじゃないのか。
小泉内閣 - Wikipedia
(第一次小泉内閣) 2001年 4月26日~2003年11月19日
(第二次小泉内閣) 2003年11月19日~2005年 9月21日
(第三次小泉内閣) 2005年 9月21日~2006年 9月26日
東京電力原発トラブル隠し事件 - Wikipedia
2000年7月 通商産業省へ内部告発で発覚
2002年2月 東電、不正を認める
2002/10/01 - 東京電力株式会社原子力発電所における自主点検作業記録に係る不正等による原. 子炉の安全性への影響について
2003年4月 東電 全原発停止
小泉政権と東電はマスコミを総動員して「関東大停電」キャンペーンをあおりたて原発で多数のヒビ割れ隠しが発覚した重要個所の点検をほとんど行わないまま、柏崎刈羽原発6・7号機と福島第一原発6号機の運転再開をしたのです。もし、この時に徹底的なトラブル点検をして、なおかつ、運転を止めておいたなら、福島原発事故は起こさなかったか、あるいは被害は最小限なものになっていたでしょう!
時の為政者小泉氏はこの責任をどうとって、何を反省したのか?私の耳には聞こえてきません!
ちゃんと答えてよ!(・へ・)
衆議院議員楢崎欣弥君提出東京電力原子力発電所、その他の原子力発電所におけるトラブル隠し等不祥事に関する質問に対する答弁書
”舛添 vs 細川”実は”自民 vs 自民”だ! 討論の出番は避けて「殿、出番」(-ω☆)
憲法壊す細川護煕氏・小泉純一郎氏-憲法の危機に立ち向かわなければ脱原発は築けない|小出裕章さん
(国家公務員一般労働組合2014年01月21日)
http://blogos.com/article/78461/
小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)の「脱原発」についての指摘を、いま最も噛み締めなければならないのは、皮肉にもこの小出さんの講演を準備した市民団体の一部の人達でもあるようです。ほんの4カ月前の小出さんの講演の一部を紹介します。くれぐれも、憲法を守り、たった一度の人生ですから、歴史と事実をしっかりと見つめて、だまされないように生きていきましょう。
▼小出裕章さん
原子力は核兵器そのもの
核を持つことが世界を支配する力とする
他の人々を犠牲にする原子力的なものを捨てる必要がある
憲法守り、歴史と事実を見つめ、だまされないように生きていこう
http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-11607972736.html
原子力というのは核です。核兵器そのものなのです。皆さんは原子力と核は違うものだと思い込まされてきたかもしれませんが、同じものなのです。
その核を持つことが世界を支配するための力なのだと、自民党政権などは思っているわけですけれども、力の論理で平和が築けるはずはないのです。
そのことに気づかなければいけないと思うし、私たちは他の人々を犠牲にするという、そういう原子力、原子力的なものというものを捨てるということが必要なのだと思います。
自由と平和を守るということは大変難しい。自由や平和をつくっていくことも大変難しいことだと思います。日本国憲法の前文の初めの方にこう書いてあります。
「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言」する。つまり、政府がバカなことをやらないように私たち国民がきちんとチェックして政府を監視するんだと、それを決意したというのが日本国憲法なのです。私たち一人ひとりがしっかりしなければならない。そうしなければ自由も平和もつくれない。また戦争になってしまうよということが憲法前文に書いてある。そして、こう書いてあります。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」
軍事力によってわれらの安全を保障しようというのではないのです。軍隊ではない、諸国民の公正と信義に信頼して、自分の安全を守ると決意したというのです。
これは大変なことなのです。簡単なことではない。とても大変なことを私たち国民が請け負うということを書いているのです。そしてこう書いています。
「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」
日本だけではないのです。一国平和主義でもないのです。世界中のすべての国の人々が平和のうちに生存する権利があるということを認め、世界全体を平和にするために自分たちは軍隊を捨てると言っているのです。
大変すばらしい憲法だと私は思います。なんとしてもこれを守るということも同時に考えています。
かつて戦争がありました。大本営の発表ばかりで、一般の人々はほとんど真実を聞かされませんでした。いつも戦争で勝っていると聞かされて、日本は神国だ。天皇陛下がいるから絶対に戦争は勝てると言われました。ほとんどの日本人は戦争は勝てるだろうと思い込まされた。そして中に反対する人がいると、国家がその人たちを虐殺していくということをやったわけですし、それどころか住民自身がそういう人を村八分という形で虐殺していったという歴史もあるのです。
そんな歴史が一応は終わったけれども、その後で、「いや、悪かったのは軍部だ」と、「俺たちはちゃんとしたところを聞かされなかったからこうなった」と言い訳をする人はたくさんいたと思います。でもそれで本当にいいのかと私は思います。
福島の事故が起きた今もそうです。今日この会場を埋め尽くして下さっている人たちにしても、福島の事故が起きるまでは原発がこれほどのものだということに気がつかないでこられた方は多いと思います。
もちろん原発は安全だと言って、マスコミすべてが安全だという宣伝を流してきたわけですから、普通の方々がそう思っても不思議ではありませんが、「だまされたから無罪だ」と言うのなら、またきっとだまされてしまいます。だまされたことに関しては、だまされた責任があるだろうと思っています。
そして私たちは子どもたちから問われるのです。福島の事故が起きて以降、お前たちはどうやって生きたのか?と。憲法がいま危機に瀕しているときに、その憲法を守ろうとしている人たちももちろんいるけれども、「一人ひとりはどうやって生きたか」ということを必ず見られ、子どもたちから問われるだろうと思います。その問いにきちんと答えられるように私は生きたいと思います。
私もそうですし、皆さんもそうですけれども、人生はたった一度しか生きられません。人生は一度きりです。そのたった一度の人生ですから、歴史と事実をしっかりと見つめて、だまされないように生きていきましょう。
▼参考エントリー
原子炉は原爆つくるための装置、核分裂は本質的に核兵器のもの-小出裕章さんが指摘する原発の真実
http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-11043475800.html
以上が、小出さんの指摘です。福島原発事故が起きて以降、脱原発に向けて、憲法を守ることこそ大事でだと強調しています。
ところが、細川護煕氏と小泉純一郎氏、そして選挙対策事務所・責任者を務める馬渡龍治氏(小泉チルドレン)は、昨日のエントリーで紹介したように、憲法を守るどころか、◆福島原発事故防ぐ設備をスクラップ◆核のごみ降り注ぐことに手を貸し◆辺野古V字滑走路GO◆オスプレイは沖縄に必要◆日本軍が慰安婦にした事実はない◆「新しい歴史教科書」を使わなければならない◆集団的自衛権の行使はあたりまえ◆憲法改正し自衛隊は「日本軍」に◆日本の法人税は高すぎる、消費税を上げ安定した税収を◆NSC(国家安全保障会議)創設を急げ◆憲法改正は自民党の使命◆特区で規制緩和推進を――などと、この数カ月ほどで主張し続けている方達なのです。こういうことを紹介すると「過去を掘り起こしてのネガティブ・キャンペーンはやめろ」などと言ってくる人がいますが、これらの多くは、ほんの数カ月前の話で化石を発掘してきたわけではありません。今回の都知事選に関わる重大な問題ばかりです。
それから、一般職の現場の公務員労働者は業者から99万円を無利子で借りて懲戒免職(解雇※都職員の実例)され、当たり前ですが、二度と職場復帰することは不可能です。
ところが、国会議員などの政治家は、公務員労働者に対しては「信賞必罰」などと声高に「公務員制度改革」を推進しておいて、自分たち国会議員は1億円を借りて首相を辞職しても、またぞろ都知事選に立候補できるとのことです。
まして社保庁職員はお金など一銭も借りてもいないのに、「政治のパワハラ」で不当解雇され、職場に戻ることもできない人がいます。
http://www.asahi.com/articles/TKY201311120470.html
「殿」の細川護煕氏なら1億円もらっても何ら問題なく都知事選に出馬してもいいが、現場の公務員労働者は不当解雇でさえ、労働組合がたたかい、裁判闘争等によっても職場復帰を勝ち取ることは大変です。
「殿、出番です!」などと言っている人達は、最初から「強きを助け、弱きをくじく都知事選」「弱い者いじめの都知事選」として出発するということを考えたことがあるのでしょうか? (こんなことを言うと「ネガティブキャンペーン」などと言ってくる人がいますが、そういう人に限って、現場の公務員労働者を「殿」と同じような扱いにしたら「公務員バッシング」を鬼の首を取ったように煽ったりするパターンが多いという、「権力者だけは甘やかすダブルスタンダードバッシング」を誇っていたりしますね)
小泉元首相の脱原発論は「首相への助け舟だ」 自民・古賀氏2013.12.21(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131221/stt13122113170005-n1.htm
自民党の古賀誠元幹事長は21日午前の民放テレビ番組で、小泉純一郎元首相が唱える脱原発論について「支持率低下の時の仕込みで、安倍晋三首相への一つの助け舟だ。対立ではなく『新師弟関係』だとみている」と述べ、首相の決断を促す環境整備をしているとの見方を示した。
特定秘密保護法成立の影響で低下した内閣支持率には「(発足から)1年経って50%の支持率は非常に高い。異常なぐらいだ」と指摘。自身のインタビュー記事が6月の共産党機関紙「しんぶん赤旗」に掲載されたことに関しては「自分は平和を大事にしている。言うべきことをきちっと言いたい」と語った。
【更新】「殿、出番です!」細川護煕氏、謎のホームページ 選対事務所は「本物です」
(ハフィントンポスト)
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/15/tono-deban-desu_n_4599999.html
東京都知事選に立候補を表明した細川護煕元首相の公式ウェブサイトを名乗るホームページが、1月15日、現れた。
ページには細川氏の写真とともに、「殿、出番です!」とだけ書かれている。ホームページのドメインも http://tokyo-tonosama.com/とコミカルなものだ。ドメインの持ち主や取得日を調べるデータベースによると、持ち主はドメイン販売事業者のGMO、取得日は13日となっていた。
細川護煕事務所にホームページの真偽について確認したところ、「これは明らかにおかしいですね。偽物です」との回答があった。
※20:15更新
記事掲載後、細川氏の選挙対策事務所・責任者を務める元衆議院議員、馬渡龍治氏から編集部に「該当のページは本物です」と連絡があった。編集部の電話取材に対して神奈川県足柄下郡の細川護煕事務所が「偽物」と回答したことについては、「内容をよく知らないスタッフが答えてしまった」としている。
※20:55更新
ホームページが更新され、「どこがどう出番なのかは、もうすぐここでお知らせします」との記述と、「細川さんを応援しています」という小泉純一郎氏の写真、コメントが追加されている。
<変更前>
<変更後>
創生「日本」 - Wikipedia
会長 安倍晋三
委員(前職・新人)馬渡 龍治
まわたり始末控
前衆議院議員 まわたり龍治のブログです。
http://blog.mawatari.info/
より
特区
http://blog.mawatari.info/?day=20130417
安倍晋三首相は、産業競争力会議で「特区制度の活用に光を当てたい」と国の主導による特区の具体策の検討をするように指示しました。規制緩和や税制優遇措置などで日本の国の経済競争力を高めていくのがねらいです。・・・
発議要件
http://blog.mawatari.info/?day=20130707
・・「自衛隊」というあいまいな表現でごまかしている現状を変えて、「日本軍」でいいじゃないですか。世界中のどの国も、「自衛隊」は「軍隊」と見ているのですから。・・
開催決定
http://blog.mawatari.info/?day=20130908
・・安倍晋三首相が堂々と自信をもって述べていて頼もしかったです。・・
集団的自衛権
http://blog.mawatari.info/?day=20130825
・・どこの国でも自国の国益のために集団的自衛権を行使するのはあたりまえ・・
・・安倍首相は集団的自衛権に関係する憲法解釈の見直しにチャレンジしてくれるのですから頼もしいです。・・
原発問題
http://blog.mawatari.info/?eid=871905
モザンビークを訪問している安倍首相が、「東京都知事選では幅広い政策課題が議論されるべき」と語っていましたが、東京都政の課題については、「2020アクションプログラム※」という東京都でまとめたものがあって、これに優先順位をつけて実行すればいいのです。・・
※2020アクションプログラム
ここには「脱原発」も「原発0」も一言も書かれていません!(`ω´)!
このような人が挙対策事務所・責任者を務めているぞ!Σ(゚д゚lll)
舛添vs細川・小泉連合は自民vs脱原発派でなく自民vs自民-参院選公約は脱原発だった自民党福島
http://blogos.com/article/78161/
<細川さんを支持します!>ただしですね、細川さんが「変な脱原発政策」を掲げるのであれば、支持はできませんので ちゃんと条件を付けてあります。1/20広瀬隆さんや鎌田慧さん、河合弁護士、等々(文字起こし)
(みんな楽しくHappy♡がいい♪)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3521.html
私の一番の目標は「脱原発・即廃炉・原子力はいらない」です。
その思いを優先するとなれば、脱原発に向かうためには、とりあえず、全て納得できなくとも細川さんに投票すべきなのか、それとも具体的な政策のほとんどすべてを支持できる宇都宮さんかと本当に悩んでいました。
どっちが脱原発に関して影響力があるのか?
そう考えた時にはメディアでも強力に押している細川・小泉を指示したほうがいいのではないか?
真面目に考え悩み、寝れば夢にまで見るほど、都知事選に関して考えてきていました。
実際今も悩んでいます。
でも投票日まで、じっくり考えようと思っていました。
細川陣営がなにもしていないのに、一本化なんて言ってもできる筈がない。
細川さんがはっきりするまで待とう、そして考えようと思っていました。
ところが、いまだ細川さんは何も正式に意見を発表していないのに、私が大好きで尊敬している広瀬隆さんや鎌田さん、河合弁護士、等々、今までだれよりもその発言を大事に思って、その意見を文字起こしをしてきた方々が、ひな壇に一斉に座って記者会見をしていたんです。
そして発した言葉は「細川さんを支持します!」
今日(1月20日)ですか?
なんで?どーして今日なんですか?
細川さんはまだ何も言ってない。
脱原発の思いを持っている事は、事故後細川さんがいろいろな場面で視察していたこと等で私も知っているから、そして小泉さんも心を入れ替えて真剣に原発はいらないと思っていると信じているから、きっと二人の思いはそこで一致していて都知事選に出るんだと、そう思ってはいるけれど、
細川さんが公式に何も発言する前に私が信じてきた人々がこんなふうに会見をする事がものすごくショックで、大きな大きな石を頭の上に落とされたように感じています。
細川さんはなかなか政策を発表しないけれど、その内容を聞いてからでも遅くはなかったんじゃないかと思い、私としては、昨日宇都宮さんの一本化についての話を書き出したばかりでもあるし、何とも納得のいかない気がしています。
なんで今なんですか?
なんで細川さんの発表を待てないんですか?
その理由としていろいろ言っていますが、河合弁護士や鎌田さんの話を聞いても、やっぱり私は納得いかない。
なのできちんと文字起こしして、
内容を把握したいと思いました。
以下、文字起こしします。
2014年1月20日 参議院議員会館
http://youtu.be/vBZ-hZUnbOc
木村結さん
「脱原発一本化候補の努力とその結果について」という事で記者会見を始めさせていただきます。
わたしは司会をさせていただきます木村結(きむらゆい)と申します。
よろしくお願いいたします。
私たちは、今市民は非常に悩んでおります。
「悩んでおりました」というのが正しいかもしれません。
ずっといろんな意味で脱原発の候補を探し、そして今お二人が立候補されました。
で、「どちらにするか」悩んでらっしゃる、まだ悩んでらっしゃる方もいらっしゃいます。
でも私たちは「このチャンスを逃すことはできない」そう思って何度か集まりを持ち、話し合いをしてきました。
その中で今日ここに皆さんに集まってもらったんです。
それでは、今までの経緯を含めて、こちらの共同世話人であります鎌田慧の方からお話をさせていただきます。
1:51
鎌田慧さん
鎌田慧です。
この会をやるという事で河合弁護士と二人ではじめましてやっています。
で、今司会の方からもお話がありましたけれど、本当に苦しんでまいりまして、結局細川候補が出る前に宇都宮さんが立候補したわけで立候補が一番早かったわけで、結局いろいろ調整したんですけれど、調整していないで宇都宮さんが立候補して「脱原発」とか、貧困の問題とかいろんな問題を宇都宮さんは前回もご存じのように、前回の時に私たちは尊敬してたんです。
あの方は多重債務の問題から●の問題から、テント村から、いろいろずーっとやってこられましたし、●にしても●で本質的な事をやってこられまして、戦う日弁連会長としてやってこられたことも高く評価しています。
だから●も何度かお伺いしていますし、それから選挙も私も推薦人になっていましたし、一生懸命頑張ってまいりました。
ですから宇都宮さんが立候補することには反対はしなかったんですけれども、もっと強力な人を探すというのが大体私たちの中での共通の認識だったと思います。
しかし、ま、出たわけですけど、その後にご存じのように細川さんが出馬して、やはり、細川さんもいろいろ、これから河合弁護士が話しますけど、いろいろアプローチをしまして、とにかく「再稼働は認めない、脱原発で行く」というテーマを提示するというお話がありまして、「それだったらそれで行こう」というふうになりました。
これまでに何度も私たちは脱原発運動を一緒にやっている人達ですね、ずーっとやってきた、●の関係がありますけど、それで、きょう最終的に午前中に会議を開きまして、細川氏に結局しようと。
ずーっと、宇都宮さんにもお会いしてお話をしましたし、いろんな方がお話しましたし、えー、話し合いをしてきたんですけど、今日の結果になったという事です。
それで、とにかく推薦する理由はこれからペーパーをお配りしますからその中に書いています。
それで、とにかくここは脱原発が勝たなきゃいけない。
これで脱原発が負けたら今までの脱原発運動が本当に打撃を受けますし、それから分裂しちゃいけないと言うので、脱原発運動はとにかく繋いで一緒にやっていくというのを目指してきたんですけれども、それが上手くいかない。
それで結局脱原発を本当にやってくれるかを確認しまして、今日正式にお伝えすることを決めた訳です。
これはとにかく、この、まぁ、名護市の勝利がありまして、名護に続く勝利をとにかく勝ちとって、それによって今の安倍政権の本当に民主主義を踏みにじる、非民主的というか、あるいはファシズムというべきか、そういう攻撃をここで歯止めをかけて、これから逆転に転じていくという、そういうふうな願いも持っています。
ですから、とにかく大胆に連立してやっていくまあ、●を読んでも天国の国共合作という様なのもありましたし、もっと古い中国の歴史ですと合従連衡(がっしょうれんこう)ということわざもあります。
とにかく距離を乗り越えて、とにかく今これから原発が稼働して人命がどうなるか地域がどうなるか分からないのを一緒に食い止めていく。
東京から脱原発を発信していくと、そういうふうな思いでいます。
実は東海村前村長の村上達也さん脱原発を目指す首長の会世話人から熱烈なメッセージが来ています。
これは私たちが全く、共有する言葉です。
全く同じ意見なのでご紹介させていただきます。
細川さんへの候補一本化を望む。
安倍政権はやりたい放題の事をやっている。
私はこの国の行く末が心配でならない。
また、脱原発を望む国民の声を無視して、なし崩し的に原発再稼働を進める考え方は、エネルギー政策を完全に福島以前に戻そうとしている。
これこそ福島県民はおろか国民全体に対する冒涜である。
脱原発の●でいいのか?という批判もあるが、今の政治状況の中で安倍政権に追撃を与えるのは、
対峙する原子力政策で政権に真っ向から打撃を与える、これは有効な政治手法ではないだろうか。
細川さんの都知事選立候補は歴史が動く啓示だと思う。
この細川さんを追放に帰するような事があっては日本の恥であるばかりか未来に悔いを残すことにならないか。
宇都宮さんは脱原発運動の本流の方であると思います。
しかし安倍政権の暴走をストップさせるためにはこの政権が押す舛添氏に絶対に勝たなければならない。
それには辛いが、宇都宮さんに歴史に残る御決断をお願いしたい。
細川さん1本化で戦ってもらいたい
という、こういう言葉で、全く私個人から言ったら考えていた事と同じです。
こういう先代に悔いを残さない。
これで食い止める。
そうしなかったら本当に末代まで子どもたちに批判される。
そういうふうな思いでこの運動をやってきました。
そしてこれから私たちは独自に、勝手連という形で応援をしていきます。
私個人は細川さんとお会いした事はありませんし、今お会いしようという気持ちもありません。
とにかくい別個に進んで行く。
一緒にとにかく小泉さんが、もう小泉さんも脱原発という気持ちになったわけで、これは今までの私たちの運動が切り開いてきた道です。
本当に歯を食いしばって食いしばってきて、遂に自民党の中も割ってきた。
量が2倍以上になったわけで脱原発の方が圧倒的に今多数です。
少数から多数に転じたんです。
このチャンスを政治的に表現したい、という思いでここに集まっている訳です。
本当にこれから勝手連で、絶対細川さんを投票支持して、これをテコにして日本を民主化していく。
というふうな思いです。
ちょっと力みすぎましたけれど、他の方のご意見もお伺いします。
ありがとうございました。
10:44
木村:それでは、共同代表の河合さん、お願いします。
河合弘之さん
えー私は、脱原発弁護団全国連絡会の代表をしております河合弘之であります。
このたび心ある真剣に脱原発を願う人たちに集まっていただきまして、この脱原発候補・統一についての運動を致しました。
具体的に言いますと、1月15日に文書で宇都宮健児さんと細川さんに「脱原発候補の統一のための話し合い」を呼びかけました。
その時の書類が…これでございます。
しかしながら、宇都宮氏からは公開の場での討論に力点を置いた回答があり、細川氏側からは「いかなる政党・団体からも支援は受けない。
ただしそれぞれの立場で、細川氏の脱原発の志を理解して応援してもらえれば幸いだ」という回答がありました。
そういう訳なので結局、宇都宮氏・細川氏の一本化はほぼ不可能となった状況です。
そこで私たちも決断をしなければいけないということで、改めて細川氏・宇都宮氏・舛添氏のそれぞれの御意見や政策を検討した結果、次のような考えに達しましたので、お話をしたいと思います。
それが…この「都知事選における脱原発候補統一について」と表する文書でございます。
皆様の御手元にもう既に行っていると思います。それを若干、ふえんして説明させていただきます。
結論としては
原発再稼動に反対し、『そのまま原発ゼロにする』という政策を最優先政策として掲げる細川氏を支持します。
理由1)
細川氏の脱原発政策の詳細が未だ明らかではないが、「再稼動反対、原発ゼロ、脱原発を最優先する」ということは細川さんおよびその陣営が明らかにしているところであります。
そのことは非常に私どもも重要なことと考え、いろいろな方面から情報を取りましたし、話し合いをこの中でしている方もいらっしゃいます。
一部いらっしゃいます。
この再稼動反対、そしてそのまま原発ゼロにもって行く、そして脱原発政策を最優先するということは「もう私どもは言わば確認済みである」と考えています
理由2)宇都宮氏は「脱原発」を政策としていますが他の政策と並列させており、優先度が低いと考えます。
理由3)
舛添氏の脱原発論は、彼は脱原発論を言っている訳ですが…一応ですね、記者会見で「今すぐ脱原発はできない」と言ってることで分かるとおり、言い換えれば「再稼動する」ということです。
それは私どもから見ると脱原発論とは到底言えません。
ま、俗な言葉で言うと「なんちゃって脱原発」と言ってもさしつかえないと思います。
理由4)細川氏の原発以外の政策については、平和主義を中心に私たちは力を尽くしたいという風に考えております。
細川さんの方では、22日の午後5時に詳しい政策を発表すると言っておられます。
そのもう7時間後には選挙の告示日になりまして、もうそこからはいっせいに総力を挙げた選挙戦が始まるという状況です。
私たちは「それでは運動をキチンとできない」ということで、あえて今日「細川支持」を明らかにすることと致しました。
ただしですね、細川さんが「変な脱原発政策」を掲げるのであれば、支持はできませんのでちゃんと条件を付けてあります。
それは「結論」という所に書かせて頂いたように「まず原発再稼動に反対し、そのまま原発ゼロを最優先政策として掲げるところの細川氏」を支持する。
ですからもしこういうことで「なければ」、私たちは支持をいたしません。
ですからいわば“密伝”じゃないかと。「何を掲げるか分かんないのに支持するって言うのはおかしいじゃないか」と言う議論に対しては、私たちの答えは、「私たちはこういうものでございます。決していわゆる“密伝”ではない。
キチンと、いわば積極的に「こういう風にして下さい、そうしたら支持します。そうでなければ支持しません」という意味です。
それで私たちは確信はしておりますし、いろいろ情報を取りましたけれども「原発再稼動に反対し、そのまま原発ゼロを最優先課題として掲げる」ということは確実である、確かであるという風に理解しております。
以上のような次第で、私たちはまさに苦渋の選択ではございますが、今の公職選挙法等をにらんで、そして「脱原発候補を当選させるためにはこれしか方法はない」という風に考えているわけです。
みなさんも当然ご存知のように、小泉さんが脱原発をもう大々的に主張しているということは、非常に政界にも社会にも大きな激震を走らせています。
私たちの長年にわたる脱原発の訴えに耳を貸してくださらなかった方、もしくは理解をしてくださらなかった方も「そーか元首相の小泉さんが、あそこまで言うということはホントなんだな。
やっぱり原発は危ないんだな。原発は使用済み燃料を10万年も…処理できなくて、非常に後世に災いを残すんだな。じぁあもう原発はやめた方がいいね、地震大国なんだし」
というようなことが一般の市民、だけではなくていわゆる保守層の方たち、特に経営者の方たちもいっせいに考え始めた。
私は実は、普段はビジネス系の弁護士、会社法の弁護士をやってるんですが、私の依頼者の中でもですね、そういう人が圧倒的に増えています。
で、私どもが考えていることは「脱原発に保守も革新も無い」、保守も革新も無い。
「保守も革新もこぞって後世のために、また今の環境のためにも経済のためにも脱原発を考えるべきだ」という時代が来た、と考えております。
それで小泉さんや細川陣営は、要するに「脱原発によって経済を繁栄させていくということが可能なんだ」という提案すらもしています。
そしてまったくそのとおりで、脱原発すなわち自然エネルギーの購入・実質化は、日本の経済を活性化させる、そして日本の経済も日本の社会も全部安全にする、こういう非常に重要な、夢のある政策だという風に考えます。
そういう意味で私たちはもう、「やはり勝つ可能性が非常に高い細川さんに賭けよう、そしてみんな一致してとにかく脱原発都知事を実現して、ここから更に国の原子力政策を変えて、脱原発に結びつけよう」というのが、私たちの熱い気持ちです。
私たちはこのような意思表示をした後、勝手連を各地に立ち上げてですね、そして細川さんに投票してもらうことを呼びかけようではないかということを考えております。
えー以上でございます。
19:19
(※私が寝ている間に河合弁護士の部分文字起こしをして下さった方がいらっしゃいます。
ありがとうございます。使わせていただきました。)
ーーつづく
ーー(私の心の声)ーー
あなた方は時期を間違えている!
細川はまだ何も言っていない。
尊敬していたのに、心から信頼していたのに、・・・・たまらなく悲しい。
信じていた人を何人も一気に無くした気分だ。
ものすごくショックです。
記者会見をする日にちが間違えていると、やっぱり思います。
ここまで読んで下さった方はこちらもお読みください↓
宇都宮けんじ氏「そういう話を持って来られる方が一回も細川さんと会っていない」
都知事選脱原発1本化について1/16(文字起こし)
【IWJブログ】
脱原発派の一部リーダーが公約正式発表前の細川護熙氏を支持、その裏側とは…(1月21日記事更新)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/120716
※1月21日、「細川氏サイドは、候補一本化の話し合いの申し入れをしたが、宇都宮氏サイドがこれを断った」という毎日新聞の報道について、細川氏側の広報担当者に確認したところ「事実無根だ。我々はそういうことはしない」との回答を得ました。これで、宇都宮氏側、細川氏側両陣営が「否定」したことになります(1月21日更新)
脱原発候補の統一を目指し、宇都宮候補・細川候補に申し入れをした「脱原発都知事を実現する会」は20日、記者会見を開き、両候補から得た回答を検討した結果、一本化を断念。都知事選では細川氏を支持することを表明した。同会の申し入れ人の一人であるピースボートの吉岡達也氏は会見の中で、「本日、細川候補と電話でやりとりした」と話し、「再稼働はさせない」「原発はゼロ」という点はぶれることはないという言質を得たことを明らかにした。
【関連記事】2014/01/20 細川護熙氏支持を表明した「脱原発都知事を実現する会」記者会見 「これはvs宇都宮氏の戦いではない」
これに関連して、吉岡さんに直接、話を聞いた。
吉岡さんは、「間違いなく細川さんと直接、電話で話した」と私に語った。湯川れい子さんとともに、細川氏の選対事務所を訪ね、「刷り物」(チラシ、ビラ?)にも「原発ゼロ」といった文言が刷り込まれているのを見た、という。
なぜ、会見や公約の発表が遅れているのか、という点については「単純に遅れてるのとちゃいますか。事務所もバタバタでしたよ」。
なぜ、一部の人には電話で公約について話すのに、公式には会見などで発表しないのだろうか、という点については、「取材申し込んだらどうですか? 申し込んでいるけど、返事待ち? うーん、僕らが事務所を訪問したりできたのは、僕らが支援者だからかなぁ」。
現在、IWJとしては、細川氏サイドへの取材の申し込みとともに、毎日新聞の報道の事実確認も行っており、その返事を待っている。これは、毎日が、1月12日付の記事で、「細川氏サイドは、候補一本化の話し合いの申し入れをしたが、宇都宮氏サイドがこれを断った」と報じたもの。
一本化を求める声、「脅迫」にまで過熱
この記事の事実関係について、宇都宮氏の選対幹部の海渡雄一弁護士に問い合わせると、
「事実無根。細川氏サイドから話し合いの申し入れが行われた事実はないし、我々が断ったこともない。我々は一本化に向けての話し合いをしましょうと申し入れもしているが、向こうが応じない。たくさんの人が『候補の一本化を』と言ってくる。『脱原発の実現のためなら、(小泉氏のような)悪魔とだって手を結ぶ』と言った人もいる。でも、その人たちは、悪魔と手を結べてないんですよ。『悪魔との契約書を見せてくださいよ』と言ったんですが、そんなものはないんです。
要するに『原発ゼロ』という約束の担保がないんです。一本化を求めてくる人たちに、では細川氏との話し合いのために橋渡しをしてくれ、と言っても話し合いは実現しない。そうした人たちを、細川氏サイドは相手にしていないからです」。
細川氏側が宇都宮氏側に話し合いを持ちかけた、という毎日の報道の真偽の見極めは、細川氏サイドからの正式な回答を待ちたい。ただ、気になったのは、一本化を求める声があまりにも過熱していること。「『降りろ』というだけではすまず、ついに脅迫まで来ました」と海渡弁護士は困り果てた口調で語った。
海渡弁護士は、それ以上の詳細は語らなかったが、事実であれば由々しきことである。一部の人が興奮し過ぎて、万が一のことがないようにと願う。くれぐれも冷静に。
さらに本日、記者会見を行い、細川氏支持を訴えた「脱原発都知事を実現する会」の河合弘之弁護士に、直接、この間の事情を聞いた。
岩上「海渡弁護士と話し合い、『悪魔とも手を握る』と言ったそうですが、真意を」。
河合「私はこれまでも、小沢さんの選挙の手伝いをしたり、そのたびに『やめとけよ』と言われてきたりした。常々、『脱原発を実現するためには、悪魔とでも手を握るよ』と、冗談半分で言ってきたりしたんです」
細川サイド、一本化には「きっぱりお断り」
岩上「細川氏との一本化を求めるけど、その細川氏サイドと手を組めていない、『悪魔との契約書がない』と海渡さんは言っていますが」。
河合「事実関係はこういうことです。私たち同志が集まって、『一本化を呼びかけよう』ということになり、両方に同一の書面を出しました。
宇都宮サイドからは、細川さんと公開討論をしましょう、という返事が来た。みんなに聞いてもらいましょう、という。付け足しで、我々が調整してくれるというなら、してくれてもいい、と書いてあった。僕らは非公開の話し合いの提案をしてきました。
公開の討論じゃ、降りる、降りない、という話し合いはありえない。公開の場では、公衆を意識して、自分と相手との違いを強調しようとする。僕らの提案はあくまで非公開。しかし宇都宮サイドは、公開を前提として正々堂々と討論しようというものだった。
かたや細川サイドからの返答は、いかなる政党、団体からも支援を受ける意志はなし、というもの。細川本人の脱原発の思いを有権者に直接訴えたいので、調整はいたしかねる、という、一本化についてはきっぱりお断りの返事でした。ただし、独自の立場での応援はどうぞ、とのこと。
それで、私どもは調整は無理と思い、一本化を諦めて、舛添氏を含めて3人の候補の、脱原発の言い分を検討し、細川氏を応援しようと決定して、今日、発表したんです。なので私どもの決定におかしいところはまったくありません」。
岩上「細川氏本人と会いましたか?」
河合「我々は細川氏本人とは会っていません。細川さんは今、誰とも会わない。細川陣営の選対の政策決定者に会って確認しました。誰かは言えません。でも、我々は宇都宮さん本人にも会っていませんからね。海渡さんとは脱原発の仲間だからしょっちゅう会ってるけど」。
岩上「なぜ、両陣営からの回答文書を公開しないのですか?」。
河合「公開するとは約束していないし、今日の発表の場で読み上げましたし、声明書にも引用しました」。
未だ公約を発表していない「悪魔」を支持!?
岩上「公約を明らかにしている宇都宮氏はともかく、まだ舛添氏と細川氏は公約を正式に発表していないのに、どうやってその公約の内容を比較して、応援するのは細川氏にしようと決めたのか。その判断の根拠は?」。
河合「政策担当者と直接会って確かめている。名前は…それ以上はカンベンして」。
岩上「海渡さんは、脱原発の公約の担保がないと言っているが、担保は?」。
河合「我々の支持は条件付き。細川サイドは、原発の再稼動は絶対認めない、原発ゼロ、最優先政策とする、というので、それを条件に支持をする、ということ」。
岩上「その三条件が守られないなら支持を撤回する?」。
河合「その通りです。我々は用心深くやっている」。
岩上「なぜ、正式に公約を発表するのを待たずに、先に細川氏支持を表明したのか?」。
河合「正式に公約を発表してから検討するのが、岩上さんの言うとおり、筋だと思う。
しかし時間がない。細川氏サイドの意向で、公約発表は、22日の午後5時に設定された。それからわずか7時間後には告示。公約の正式発表を待ってから検討して、我々の意志表明をしたのでは、告示と重なり、グチャグチャになって、我々の表明は、新聞に一行も出ない。新聞に取り上げてもらうにはこのタイミングしかない。苦肉の策。見切り発車」。
岩上「それでは、もしも細川サイドの正式公約が違うものだったら、支持撤回を表明してもマスコミには報じられないことになりますが」。
河合「うーん、そりゃ、でも、わかるでしょ。でも、こういう運動をする時には、ある程度思い切った行動に出ないとダメでしょ。なぜ正式な公約発表を細川サイドが22日の午後5時に設定したのかは、我々には計り知れない。介入もできない」
尊重されるべきは立候補者の意志
河合弘之氏への直撃取材の結果は以上。ちなみに細川氏サイドに一本化の打診をして、直接、細川氏から電話をもらい、「宇都宮氏とは一本化の話し合いをしない」と聞いた人物は他にも存在する。一週間ほど前に、私はその当事者から直接、話を聞いている。細川氏側にはもともと一本化の意志はない。候補当事者にもともとその意志がないのに、いくら周囲が騒いでも、「一本化」が実現するわけがない。また、立候補の出馬意思は、誰であれ、尊重されるべきである。他人ができることは「一本化したらいかが?」という提案まで。それから先は当事者の意思が尊重されるのは当たり前のことだ。
したがって、最初に引用した毎日新聞の記事は誤報の可能性が高い。細川氏サイドからの正式な回答があればお伝えする。
連日、私のメンションやメールなどにも、いろいろな人が書き込んできたりするが、中には細川氏側は話し合いを望んでいるのに宇都宮サイドが拒んでいるという、この毎日の記事を鵜呑みにしている人も散見される。我々も以前、引用したが、事実であると確認できないので訂正し、削除します。
以下、該当ツイート。
@IWJ_senkyo:1/12付の 毎日新聞記事 http://bit.ly/1m0rz4y において、「細川陣営が宇都宮陣営に一本化の話し合いを持ちかけ、宇都宮側が断った」と報じられているが、宇都宮選対の幹部である海渡雄一弁護士は、「事実無根。細川氏側から話し合いの打診はないし、我々が断ったこともない。むしろ一本化協議の打診に向こうが応じない」と回答。同毎日新聞の記事は誤報の可能性が考えられる。
【岩上安身】
今回の都知事選で獲得するべき目標はなんなのでしょう? 小出裕章先生
【都知事選】 福島の女性 「選挙で分裂するような脱原発運動ではいけない」
(田中龍作ジャーナル)
http://tanakaryusaku.jp/2014/01/0008631
福島の武藤類子さんは「東京都知事には地方に対する視点を持った方になってほしい」と訴えた。=23日正午ごろ、新宿西口 写真:島崎ろでぃ=
東京都知事選がきょう告示され、17日間にわたる戦いの火ぶたが切られた。脱原発陣営は一本化に向けた努力もむなしく分裂選挙に突入した。昨日まで肩を組んで原発反対運動に取り組んでいた仲間が別々に選挙戦を戦う。
新宿西口で行われた宇都宮けんじ候補の街頭演説には、共産党の志位和夫委員長、社民党の吉田忠智党首らにまじって福島県三春町在住の武藤類子さんの姿があった。武藤さんは原発事故がもたらした甚大な被害をめぐる東電の刑事責任を追及してきた。
街宣車の上に立った武藤さんは各党のリーダーと肩を並べながらマイクを握った――
「ここに来たのは東京のありようが福島にも大きな影響をもたらすと思ったからです。都会の繁栄は地方の犠牲の上に成り立つという構図をこの原発事故によって思い知りました」。
「エネルギーの使い方や暮らしのあり方について都民がちゃんと向き合える環境を作り、地方を犠牲にしない社会を作ってほしいと心から思っています。脱原発を東京都民から広げて行ってほしいと思います」。
街宣車から降りてきた武藤さんに脱原発陣営が割れることについて尋ねた。
武藤さんは「とても残念なこと。自分もずいぶん悩んだ」と苦悩の表情を浮かべる。言葉を続けた―「尾を引くことがないように、目的を見失うことがないように。選挙で分裂してしまうような脱原発運動ではありませんよ」。
柏崎刈羽から来た女性はSPからカメラマンエリアに誘導された。=午後3時前、渋谷 写真:田中龍作=
渋谷スクランブル交差点(ハチ公前広場)は、2人の元首相を一目見ようという人たちで一杯になった。細川護煕、小泉純一郎の両氏が大衆の前に姿を現すのは久しぶりだ。街宣車の周りは私服と制服の警察官たちで寸分の隙もない。厳戒態勢だ。
間もなく両氏の演説が始まろうという時、ド派手な いでたち の女性が現れ、警察官たちをまごつかせた。
女性は「脱原発」と原色で書いたエナメル地の帽子を被り、「原発このままでいいの? 自然豊かなあなたの故郷を第2の福島にしてはならない」と書いた大きなゼッケンをスッポリと被っている。
女性は柏崎刈羽から10キロ圏内に住み反原発運動を続けている、という。新潟からは一昨日、出て来たそうだ。
「東京都知事が再稼働を止めれば、柏崎刈羽の人たちも あきらめ がつく。そう思うと居ても立ってもいられなくなった」と話した。
選挙期間中、東京のビジネスホテルとスーパー銭湯を転々としながら脱原発候補の応援を続ける、という。「私の格好を見るとアベノミクスに賛成しているホテルは泊めてくれないのよ」。女性はいたずらっぽく微笑んだ。
~脱原発で同じ方向を向けば~
脱原発陣営が分かれて選挙戦に臨むことを若い世代はどう捉えているのだろうか。ハチ公前で聞いた。
「(原発問題を)国民に提起できたことはいいと思う」(30代・主婦)
「分かれても(脱原発で)同じ方向を向いてくれていたら問題ない」(20代女性・会社員)
2人とも分裂選挙をドライに受け止めているようだった。「分かれても同じ方向を向くべき」という考え方は福島の武藤類子さんと似ている。
双方で脱原発の世論を喚起し合って投票率を上げる。今となってはそれを目指すべきだ。でなければ原子力村やそれにブラ下がる勢力を喜ばせるだけだ。
淡々と語る細川氏に対して小泉氏はエネルギッシュに語り聴衆を沸かせた。=午後3時過ぎ、渋谷 写真:島崎ろでぃ=
【都知事選についての意見】
小出裕章さん「脱原発を目指す人たちがお互いを傷つけあうことはやめて欲しい」
(ぽぽんぷぐにゃん)
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/241d57d7acf194860b3986617ac11e1a
■画家・イコマレイコさんのfacebookより引用させていただきました。
イコマ レイコ
■小出裕章さんからのメールです。
都知事選についての意見
私はこれまで、原子力のない世界を求めて、私の場でやってきました。
私以外の方はやろうとしないこと、私にしかできないことを選びながら、やってきました。
私の戦いは「原子力マフィア」と呼ぶ強大な権力が相手でしたので、私の戦いは常に敗北でした。
それでも、負けても負けてもやらなければいけない戦いはあると思ってきましたし、今でもそう思います。
歴史は大きな流れですので、目の前の小さな勝ちを得るためではなく、遠い未来から見ても恥ずかしくない戦いをするべきだと思ってきました。
私が原子力に反対するのは、単に原子力が危険を抱えているからではなく、それが社会的な弱者の犠牲の上にしか成り立たないからです。
当然、戦争の問題、沖縄の問題など、無数に存在している課題と通底しています。
今回の都知事選に関していうのであれば、私は宇都宮さんの主張に賛同します。
彼にこそ都知事になって欲しいと願います。
ただ、すでに「脱原発」を最大のテーマとして細川さんが立候補しました。
そして、小泉さんが細川さんを支持しました。
小泉さんは小泉構造改革を行って社会的弱者を切り捨てた張本人ですし、靖国神社にも参拝する人です。
私は小泉さんが嫌いだと発言してきましたし、細川さんや小泉さんを支持したいとは思いません。
ただ、今回の知事選での動きを見ていると、これまで反原発・脱原発を担ってきた私の友人、知人が宇都宮さん支持、細川さん支持で引き裂かれてしまいました。
中には相手を激しく批判する人も出てきてしまいました。
私は大学闘争の世代で、当時はたくさんの党派、セクトが乱立し、お互いの小さな違いを取り上げて批判し合い、中には殺し合いすらが起きました。
私は、そうした動きが嫌いでしたし、当時女川原子力発電の反対運動に関わり、その運動に力を貸してくれる限りは誰でも受け入れ、共に活動することを選びました。
今回の都知事選で獲得するべき目標はなんなのでしょう?
負けてもいいからきちんとした論争をするという立場はもちろんありますし、私自身はずっとそうしてきました。
ただし、私が政治、特に選挙が嫌いな理由は、選挙が勝つか負けるかが決定的で、本当に自分がやりたいことだけをやっていることを許さないからです。
そして、今回の知事選では、私は舛添さんに勝たせることだけはあってはならないと思います。
宇都宮さんと細川さんが原子力に反対すると表明し、残念ながら私の友人・知人にしてもそうであるように、必ず票が割れるでしょう。
すでに、告示日が過ぎましたので、宇都宮さんと細川さんの一本化は不可能となりました。
今回、細川さんを支持した人たちの中には、舛添さんを勝たせたくないと思っている人がたくさんいると、私は思います。
残念ながらここまで来てしまえば、それぞれの人がそれぞれの思いに従って票を集めるしかないでしょう。
脱原発の人が多くの票を集めてくれることを願いますが、票が割れる中、舛添さんが利を得ることを私は怖れます。
せめて、究極の目標を忘れずに、脱原発を目指す人たちがお互いを傷つけあうことはやめて欲しいと願います。
私はこれまでにも政治は嫌いで、決して関わらないと公言してきました。
ただ、前回の都知事選で宇都宮さんを支持する旨表明しました。
でも、今回の経験を経て、私はますます政治が嫌いになりましたし、今後は一層、政治、特に選挙からは遠ざかろうと思います。
私の主戦場は「原子力」の場であり、従来通り、その場で私しかやらないこと、私にしかできないことに私の力を使います。
そして、差別のない世界を目指す人たちと連帯したいと思います。
今回の選挙を自らの課題として戦っている皆さんに対しては、申しわけなく思います。
政治が大切であることは十分に承知しています。
政治に関わってくださる皆さんをありがたいと思います。
しかし、私という人間は政治が苦手です。
他の誰でもない私の個性だということで、お許しいただけると嬉しいです。
2014年1月24日 小出 裕章
放射性廃棄物処分場「東京、負担しないと」 細川氏が言及
(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140122/elc14012222250009-n1.htm
東京都知事選への立候補を正式表明した細川護煕元首相は22日の記者会見で、原発から出る「核のゴミ」の最終処分場の受け入れについて問われ、「東京は当然、ある意味で負担しないといけない」と述べた。
都は東京電力福島第1原発や柏崎刈羽原発(新潟県)など、遠隔地から電力供給の恩恵を受けており、放射性廃棄物の処分をめぐる電力消費地の負担の在り方が、知事選で議論になる可能性もありそうだ。
細川氏は会見で「核のゴミ捨て場も見つからないのに、原発の再稼働はまさに犯罪的な行為だ」と指摘。「核のゴミ」と呼ばれる高レベル放射性廃棄物は、最終処分地が見つからず、政府は国主導で選定する方法への見直しを進めている。
ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
【IWJブログ】田母神俊雄候補が撒き散らす「放射能で死んだ人はひとりもいない」という大嘘!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/121320
告示後の第一声で、東京都知事選の立候補者である田母神俊雄氏は、持論の「放射能は安全」「原発推進」を声高には叫ばなかった。今までかつて口にしたこともない、弱者への福祉政策を前面に出すなど、選挙民へのアピール戦術を変えてきている様子である。
しかし、我々は忘れるわけにはいかない。
1月12日に行った街頭演説のなかで、田母神氏は耳を疑うような発言をしたのだ。
「50年原発を使っていて、運転中の原発で、放射能で死んだ人はひとりもいないんです、日本に」。
だから原発使おうよ、と言うのである。我々IWJは、この演説を中継している。
(2014/01/12 【東京都知事選】「原発なしにGDPを伸ばしていくことはできない」田母神俊雄氏演説 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119476)
田母神氏が「運転中の原発」とリミットをつけているのは自己防衛本能によるものかもしれない。それでも田母神氏が伝えたかったことは、「日本に放射能で死んだ人はひとりもいない」ということである。私たちもぜひそうであってほしいと思うのだが、事実は違う。
1999年、茨城県の東海村で株式会社ジェー・シー・オーが、核燃料の加工中に臨界事故を起こした。東海村JCO臨界事故と呼ばれる事故である。この事故で作業員2名が死亡した。その死は当然被曝によってもたらされたもので、死に至るまでの過程が綿密に記録されている。田母神氏はこれを知らないのだろうか。知っていて、あえてこんな事実無根の嘘をふりまいているのだろうか。
JCOの臨界事故以外には、2011年の東京電力福島第一原発事故による「原発事故関連死」があげられる。
震災関連死・原発事故関連死として認定されたのは、岩手県389人、宮城県862人、福島県1383人(平成25年3月現在)。震災関連死と原発事故関連死それぞれの人数は不明だが、他の被災地と比較して福島県の認定者数が多いことから、福島県の1383人に多くの「原発事故関連死」が含まれていることが推測される。
つまり、原発事故がなかったら死なずにすんだ人たちの死である。田母神氏は、これを全く考慮しないつもりだろうか。
また、東京電力は2013年10月に、「現在も毎時1000万ベクレルの追加放出がある」と大気中への放射性物質の放出を認めている。周知の通り、汚染水も漏れ続けている。田母神氏はこの高濃度汚染水について、「アメリカやヨーロッパではコーヒーを飲む水だ」と、さも何でもないかのように発言しているが、現実には事故は現在も進行中であり、放射能汚染は拡大中なのだ。チェルノブイリ事故とその後の経過を見ればわかる通り、放射能による健康被害は遅効性であり、数年を経過して、表にあらわれる。3.11の事故の影響があらわれてくるのは、これからである。
田母神氏は、「原発についてもきちんと科学的根拠にもとづく論理を展開しなければならないというふうに思います」と述べている。しかし田母神氏の言っている「放射能で死んだ人はひとりもいない」という主張こそ、「科学的根拠」もなく、論理性も欠いていると言わざるをえない。
もう1度、1月12日の田母神発言をふり返ってみよう
「50年の実績を見れば、原発を安全に運用して、そして電力を十分に供給していくということは可能なのではないかと思います」。
田母神氏は、自信満々にこう述べた。つまり、50年間原発を安全に運用してきたのだから、今後も安全に続けていくことが可能だという論理だ。
田母神氏が言う「50年の実績」を見てみよう。田母神氏が「安全」という言葉を出したので、あえて、「どのくらい安全運用できなかったのか」の実績を示そう。
・1981年3月
日本原電敦賀原発1号機放射性物質を海に放出 レベル 2
・1991年2月
美浜発電所2号機蒸気発生器伝熱細管破断 レベル2
・1991年4月
浜岡原子力発電所3号機原子炉給水量減少 レベル2
・1995年12月
もんじゅナトリウム漏洩火災事故 レベル1
・1997年3月
動燃東海事業所火災爆発事故 レベル3
・1999年6月
志賀原子力発電所1号機臨界事故 レベル2
・1999年9月
東海村JCO臨界事故 レベル4
・2004年8月
関西電力美浜発電所3号機・2次冷却水配管蒸気噴出 レベル 1
・2011年3月
福島第一原子力発電所事故 レベル7
・2011年3月
福島第二原子力発電所冷却機能一時喪失 レベル3
・2013年5月
J-PARC放射性同位体漏洩事故 レベル1
(※レベルは国際原子力事象評価尺度)
国際原子力事象評価の基準から見て、11回の事故が起きていることになる。しかも 2011年の福島の原発事故は、最高レベルであり「深刻な事故」を指すレベル7が与えられている。全世界で、レベル7に該当する事故を起こしているのは、チェルノブイリと福 島のみだ。福島の事故は、約15万人と言われる避難民を出した。
これが、日本の原子力発電の「50年の実績」だ。福島の事故をその実績の総括と言ってもいい。それは、数々の事故・トラブルを省みず、2003年、小泉政権下では安全装置を外すという愚行までやってのけた結果だった。
これをみて、50年間「安全に」原発を運用してきたと田母神氏は言うのだろうか? 福島の事故さえももう忘れてしまっているのか、それともレベル7をたいしたことはないと言うつもりなのか? もしかしたら、田母神氏が言っている「安全」とは、原発作業員や原発周辺に住む人々の安全ではなく、原発の運用によって利益を得る人々の「利権の安全」なのかもしれない、とすら思う。
福島の事故で原発安全神話は完全に崩壊したはずだった。それも、論理的にではなく、物理的にである。普通の感覚を持っている人は、それを思い知った。それなのに、田母神氏はまだ幻想を見続けている。彼のそのほかの時代錯誤の発言から考えても、田母神氏には現実が見えていないとしか思われない。
【文・ゆさこうこ、文責・岩上安身】
何しにきたの? 舛添さん
(くまっしぃブログ)
http://www.peeep.us/f3bd735d
都民の方!↑ぜひ見てね↑(∩´∀`@)⊃
○●○●○●○●○●
いいルウだなあ♨
【子どもの未来は!?】ナイナイ岡村、「明日ママ」批判に疑問……「放送中止になったらテレビの未来はない」
(ぽぽんぷぐにゃん)
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/11624fdf1ae5f7e0f36a867decdcdc8c
日本テレビ「明日、ママがいない」スポンサー降板について。- 2014.01.23
http://youtu.be/1Zopg4QMd_4
ナイナイ岡村、「明日ママ」批判に疑問……「放送中止になったらテレビの未来はない」 | ニコニコニュース
>差別感情を助長すると問題にされているドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ系)について、ナインティナイン・岡村隆史が23日に放送されたラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、「放送中止になったらテレビの未来はない」と話した。
>バラエティにおけるやらせ批判が過熱している昨今だが、「明日ママ」騒動を指し、岡村は「ついにドラマのほうにもきたか」と嘆き節。「これで放送中止になったら、もうテレビの未来はないです」「我々テレビで仕事する人間としましては、これ以上テレビの発展は見込めなくなりました」と辛辣な意見を述べた。
>「明日ママ」への「差別に繋がる表現だ」という批判に対して、岡村のような「フィクションなのだから自由」との見方は真っ向から対立する。ただ、ネット上では「いくらフィクションでも『赤ちゃんポスト』のように現実にある特定の団体を連想させるような設定を使ってしまったら、抗議を受けても仕方ないのでは」とする声も上がっている。
子ども未来より、テレビの未来のほうが大切なんでしょうかね?
養護施設側からも苦情がきていて被害者も出ている以上、誠実に対応するのが筋というものでしょう。
テレビ局側に立った意見って、「加害者側の意見」でしかないんですよねえ・・・。
■詭弁。テレビは規制だらけでしょ。
Twitter / poponpgunyan: ナイナイ岡村、「明日ママ」批判に疑問……「放送中止になったら ...
ぽぽんぷぐにゃん@poponpgunyan
ナイナイ岡村、「明日ママ」批判に疑問……「放送中止になったらテレビの未来はない」 | ニコニコニュース http://news.nicovideo.jp/watch/nw924733 #niconews 『岡村のような「フィクションなのだから自由」との見方は』 スポンサーに縛られるテレビに「表現の自由」などない。
■な。
Twitter / poponpgunyan: 明日ママ問題。「表現の自由」とかいうなら、テレビで「原発反対 ...
ぽぽんぷぐにゃん@poponpgunyan
明日ママ問題。「表現の自由」とかいうなら、テレビで「原発反対」とか好きに言えるのかと。それはできないのに、なにが「表現の自由」だよ。その辺がスポンサーにガッチガチに縛られたテレビの限界。詭弁を弄すな。
慈恵病院が日テレドラマに抗議
http://youtu.be/E_kqk_y8pKU
2013/11/24
テレビ未来遺産特別編
「赤ちゃんポストの6年」
~命を救え!挑戦の記録(42分)
http://youtu.be/wDfjj1e3BB4
赤ちゃんポストの6年捨て子を預かる唯一の病院▽生みの母が語る
こうのとりのゆりかごとは、慈恵病院が始めた赤ちゃんを匿名で預けることのできる、国内唯一の施設である。こうのとりのゆりかご計画を慈恵病院が始めた時は、安部総理から批判を受けるなど、賛否両論の評価だった。こうのとりのゆりかごとに赤ちゃんを匿名で預けた女性が、事情について語った。
こうのとりのゆりかごでこれまでに保護された赤ちゃんは、8割が親が判明している。
こうのとりのゆりかごに預けられた男の子と養子縁組して、親子として暮らしている女性を取材。慈恵病院の蓮田太二理事長は、子どもが幼い段階で養子縁組を行うべきだと述べた。
こうのとりのゆりかごを始めた慈恵病院では、妊婦向けに24時間受付の電話相談を行っている。慈恵病院で出産し、我が子を養子に出すことを決めた10代少女を紹介。
こうのとりのゆりかごに預けられた男の子を、養子として育てている森崎家を取材。男の子は養子であることを知らないが、両親は小学校に上がる頃には本当のことを伝えたいと考えている。悠貴くんは慈恵病院とは別の愛知の病院で生まれ、麻紀さんは産んだ女性からへその緒と悠貴くんに宛てた手紙を預かっていた。麻紀さんは「理解できるときに言ってあげて、それでもこの家で良かったと思ってもらえたらいい」などと話した。
2012年04月10日【火】Radio News たね蒔きジャーナル
http://youtu.be/iLQl62tA_PI?t=27m6s
2012年04月10日【火】Radio News たね蒔きジャーナル
27分6秒~「赤ちゃんポスト」と呼ばせない
親が育てられない子どもを匿名で預ける「こうのとりのゆりかご」が2007年、慈恵病院(熊本市)に設置されました。以来5年間に81件の利用があったそうです。先月29日に熊本市の検証会議は、「ゆりかご」の匿名性や安易な預け入れ事例について問題点を指摘する報告書を出しました。「ゆりかご」でじかに母子たちと接してきた慈恵病院 看護部長の田尻由貴子さんに具体的な様子や今後の課題をお聞きします。
最後の砦か、依存の温床か…
「赤ちゃんポスト」の必要性に賛否
(Girls C hannel 女の子の好きな話題でおしゃべり♪)
http://girlschannel.net/topics/24412/
より
15. 匿名 2013/06/24(月) 13:06:30
世の中には子供のできない夫婦が大勢いて、
中には各市町村で里親制度に登録している人たちもいます。
捨てられた子は、そのような里親たちに引き取られ、
大人になるまで大事に大事に育てられます。
私も里親に登録している一人です。
半年の研修を受けて、虐待や子供を捨てる親の現状について
しっかりと学び、資格を取りました。
虐待されながら辛抱して本当の親に育てられるのか、
血のつながりのない他人に愛情を持って育てられるか。
とても難しい問題ですが、
親の責任の在り方よりも、まずは子供の健全な育成を優先すべきだと私は思います。
ゆりかごに預け入れた理由
身元判明の事例における養育状況の推移
井筒和幸監督、日本テレビ「明日、ママがいない」が放送中止検討
http://youtu.be/RJ67DVM94kg
舛添厚労相「怠け者は母子家庭のこと」
(アジア女性資料センター)
http://ajwrc.org/jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=490
舛添厚生労働相が、「怠けている人に貴重な税金を使うつもりはない」との発言を批判され、「あれは生活保護を受けている母子家庭のことを言った」と“弁明”しました。
舛添厚生労働相は、年末の「年越し派遣村」に集まった人々に対し、約4千件の求人情報を提供したにもかかわらず、応募がなかったとして、18日の総選挙の遊説中に「働く能力と機会があるのに怠けている人に、貴重な税金を使うつもりはない」と発言。「派遣村」主催者たちは、「事実と異なる。派遣切りにあった人たちへの侮辱だ」と抗議していました。
舛添厚生労働相は、25日の閣議後の記者会見で、「怠け者」発言は、民主党が復活を主張している生活保護の母子家庭加算について言ったつもりだとして、「自立が大事だということを訴えたかった」などと述べました。
【報道】舛添氏「怠け者に税金使わぬ」発言 抗議受け弁明(朝日)
http://www.asahi.com/politics/update/0825/TKY200908250312.html
児童の権利に関する条約 - Wikipedia
国連児童の権利委員会
条約第44条に基づき締約国から提出された報告の審査
最終見解:日本
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jido/pdfs/1006_kj03_kenkai.pdf
より
66. 対話を通じて,委員会は,全ての子どもを対象とする子ども手当制度が 2010 年 4 月から施行された旨の情報を提供されたが,この新たな措置が,現行の生活保護法及びひとり親世帯,特に母親が世帯主であるひとり親世帯を対象とした支援等の措置と比較し,15%の貧困率を下げる上で,より有効であるかについて評価するデータがない。委員会は,財政経済政策(労働の規制緩和や民営化戦略等)が,賃金削減,女性と男性の賃金格差及び児童の養護・教育支出の増加により,親,特にシングルマザーに影響を与えていることを懸念する。
67. 委員会は,締約国が,貧困の複雑な決定要因,発達に対する児童の権利及びひとり親世帯を含む全ての世帯に対して確保されるべき生活水準を考慮しながら,貧困削減戦略の策定を含め,児童の貧困を根絶するために適切な資源を配分するよう勧告する。委員会はまた,締約国に対し,親は子育ての責任を負っているために労働の規制緩和及び柔軟化といった経済戦略に対処する能力が限られていることを考慮に入れるとともに,財政的及びその他の支援の提供によって,児童の福祉及び発達にとって必要な家族生活を保障できているかどうか,注意深く監視するよう要請する。
くまモン抱いたリカちゃん
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
池袋-おがわま間、痴漢あり(^0^))
基準を超える汚水の排出容疑で養豚場社長を愛知県警が逮捕。で、なぜ汚染水を排出した東電社長は逮捕されないのか?
(秋葉龍一)
http://akiba1.blogspot.jp/2014/01/blog-post_3235.html
きょう21日、愛知県警は基準値を超える汚水を養豚場から赤羽根漁港(愛知県田原市)に排出した容疑で、「増田ファーム」(愛知県豊橋市)の増田康夫社長を(60)を水質汚濁防止法違反の疑いで逮捕した。
このニュースを見て、あれって思った人も多いことだろう。
だったらなんで、東電社長は逮捕されないの、っていう。
ごく単純で、ごく常識的な疑問だよね。
あきらかにヘンだ。
養豚場の排水で社長逮捕なら、福島原発からの汚染水排出で、東電の社長はもう少なくとも100回以上は逮捕されなくてはならない。
しかも、東電は原発事故直後から、汚染水が環境問題になることを認識していた。
これは福島県警の管轄だよね。
これ、職務怠慢じゃないのか。
こういう警察というか公務員の対応を取り締まる法律はないのだろうか。
重要
勝っても負けても闘い続ける エイミー・グッドマン/むのたけじ
http://youtu.be/scQ7-Pi0jAo
ニュース・コメンタリー (2014年01月18日)
勝っても負けても闘い続けるだけ
エイミー・グッドマン氏・『デモクラシー・ナウ』アンカー、むのたけじ氏・『たいまつ』元発行人
アメリカのリベラルメディアの代表格『デモクラシー・ナウ』の共同設立者兼ニュースキャスターで、環境問題や人権問題報道で数々の賞を受賞してきたジャーナリストのエイミー・グッドマン氏が来日中の1月16日、ビデオニュース・ドットコムのインタビューに応じ、自ら実践してきた政府の監視を日米両国で市民社会が継続していくことの重要さを訴えた。
また、1月14日にはマスコミ関係者からなる「マスコミ9条の会」が特定秘密保護法の制定に抗議し、安倍晋三首相の退陣を求める記者会見を行った。その会見の中で1945年に自ら戦争責任を取るために朝日新聞を退社したジャーナリストのむのたけじ氏が、戦前の自らの経験を元に、特定秘密保護法の危険性を訴えた。
日米両国で長年権力と闘ってきたグッドマン、むの両氏の発言を元に、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が、いま日本が、そして私たち一人ひとりが、やらなければならないこと、考えなければならないことは何かを議論した。
伝承と言うならば、教育を通じての関わりも論じて欲しかった・・
気持ちイイV(=^ ・ω・^=)v
(=‘x‘=)チラ
小出裕章先生:政府とマスコミがこぞって原子力は戦争と関係ないと宣伝をしてきた
権力者の言葉と表現について~
"積極的平和主義"、"アンダーコントロール"の裏に隠されているもの
(ラジオフォーラム#55)
http://youtu.be/LPevva2STIQ?t=16m41s
16分41秒~戦争と原発はつながっている? 「本当はつながっているのですけれども、政府、あるいはマスコミがこぞって原子力は平和利用で戦争と関係ないという宣伝をずっと流し続けてきたのですね」
~第55回小出裕章ジャーナル
西谷:
2月2日にですね。戦争と原発はつながっているということで、講演会をよろしくお願いします。(→講演会情報はこちら)
小出さん:
ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。
西谷:
日本では、戦争と原発は別々に報道されているのですが…
小出さん:
そうですね。
西谷:
実はこれはつながっているということを、まあ先生と私でやらしていただくということなんですけどね。
小出さん:
はい、ありがとうございます。西谷さんがいて下さってうれしいです。
西谷:
このテーマに移らせていただく前に、実はですね、1月7日に日本原電が青森県六ケ所村の再処理工場など4施設の安全審査を原子力規制委員会に申請したということなんですが、先生、これ、もう1回動かしたいということですか?
小出さん:
もちろん、そうです。日本というこの国では今先ほど西谷さん仰って下さったように、本当は原子力と呼んでいるものと戦争はつながっているのですけれども、政府、あるいはマスコミがこぞって原子力は平和利用で戦争と関係ないという宣伝をずっと流し続けてきたのですね。
しかし、もともと原子力というものは核と同じものでして、六ケ所村の再処理工場というのは、長崎原爆の材料だったプルトニウムというものを取り出すための、ただただ、それを取り出す唯一の目的にする工場なのです。
それを何としても日本の国が自前で動かしたいということを思ってきたわけですし、その願いは決して捨てずにこれからもやるという宣言をしたわけです。
西谷:
核燃料サイクルなんて破綻しているけれども、まだ、これを続ける、またそれを続けることで核兵器を潜在的に持ちたいという…
小出さん:
そうです。経済的にいえば、あまりに馬鹿げているということは分かっているわけですし、技術的にも大きな壁がたくさんあって、もう20何回もその計画を延期するというようなことになっていて、当初の計画では1997年だったと思いますが、本当であれば稼働するはずだったのに…
西谷:
20年間で20回、失敗した。
小出さん:
そうです。もう話にならないほどデタラメな施設なわけですけれども、日本の国というのは核兵器を作るということを重要な目標にしていますので、どうしてもこれは諦めないということです。
西谷:
あの、本当にねえ。安倍内閣になって、安倍内閣は「あぶ内閣」とよく言われるんですが、
こんなことしたらまたね、テロの標的にもなるかもしれないし、一般の原発よりもものすごい量の放射能を出してしまうわけでしょ?
小出さん:
そうです。1つの原子力発電所でまあ、たとえば核分裂するウランというのは、約1トンしか、1年間にですね、1トンしかありませんし、使用済み燃料として取り出されるのは1年ごとに約30トンなのですけれども、青森県六ケ所村の再処理工場では、1年間に800トンもの使用済み燃料をドロドロに溶解してその中からプルトニウムを取り出すという…
西谷:
1年間に800トンも出るんですか。
小出さん:
そうです。
西谷:
これ動いたら毎年これが出てくるということですよね。
小出さん:
そうです。
西谷:
絶対、止めないとだめですね、これはね。
小出さん:
はい、あの、原子力発電所が1年間で放出する放射能を1日ごとに放出してしまうというほどの危険な工場ですので、何としても止めたいと私は思います。
西谷:
そうですね。あの、私ね、イラクとかアフガニスタンで劣化ウラン弾の被害をずっと追いかけているのですが…
小出さん:
そうですね。ありがとうございます。
西谷:
原子力発電所がなければ劣化ウラン弾なんて生まれないですよね?
小出さん:
まあ、米国あるいはロシア等を含めてですね、核兵器保有国というところがこれまで大量に核兵器を作ったわけですが、核兵器を作る時の副産物として劣化ウランが出てくるのです。
ただし、そのことは原子力発電をやろうという時もまったく同じでして、原子力発電をやればやるだけ劣化ウランというものが溜ってきてしまう、そしてそれは放射能を持った厄介なゴミでして、毒物で、毒性を消すことができないわけで、核兵器保有国もみんな頭を抱えてどうしたらいいかと悩んできたわけです。
ええ、米国としてはそれのうまい解決法を見つけまして、そんな厄介なものは敵地に捨ててきてしまえばいい…
西谷:
リサイクルして弾に詰めてイラクでやればいいと。
小出さん:
はい。それで、敵国を傷つけながら、またそのゴミも始末ができるということで、米国にとっては大変都合のいいやり方を考え出したわけです。
西谷:
特にですね、安倍内閣でですね、武器を輸出したりとかですね、原発を輸出したりしていますので、本当に戦争が今までは平和憲法で守られてきたから大丈夫だろうと何というか潜在意識があったんですけど、若干、戦争の方に向かっていますんでね。
小出さん:
まさに戦争に向かっていると思います。ジャーナリストの皆さんにとっても、たぶん深刻だと思いますが、特定秘密保護法もすでに成立させられてしまいましたし、ますます戦争の時代に向かっているんだな、と私は思います。
米、日本にプルトニウム返還要求 300キロ、核兵器50発分(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201401/CN2014012601001661.html
核物質や原子力施設を防護・保全する「核セキュリティー」を重視するオバマ米政権が日本政府に対し、冷戦時代に米国などが研究用として日本に提供した核物質プルトニウムの返還を求めていることが26日、分かった。
このプルトニウムは茨城県東海村の高速炉臨界実験装置(FCA)で使う核燃料用の約300キロ。高濃度で軍事利用に適した「兵器級プルトニウム」が大半を占め、単純計算で核兵器40~50発分程度に相当する。
日本側ではこれまで「高速炉の研究に必要」と返還に反対する声も強かったが、米国の度重なる要求に折れて昨年から日米間で返還の可能性を探る協議が本格化している。
劣化ウランの基礎知識
(NO!!小型核兵器(DU)サッポロ・プロジェクト)
http://members.jcom.home.ne.jp/no_du_sapporo/aboutdu.html
武力紛争における 劣化ウラン兵器の使用
http://home.hiroshima-u.ac.jp/heiwa/Pub/29.html
概況報告書 第257号 ― 劣化ウラン
2003年 1月改訂(世界保健機構(WHO))
http://chronoflyer.ddo.jp/~trinary/plus/du/factsheet_ja.html
鳥島での訓練、続行 米軍劣化ウラン弾誤射
1997年2月14日 (琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-87328-storytopic-86.html
劣化ウランの恐怖
http://youtu.be/bbzk7y0iuvo
トンデモ発言の山下俊一氏がまともなことを言ってます。
調査報告 劣化ウラン弾~米軍関係者の告発~
http://youtu.be/9eagqGBSmiI
視聴注意
覚悟が必要。劣化ウラン弾放射能影響
Children of Fallujah. Impact depleted uranium
http://youtu.be/ZwWaQ0_c8wI
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第1次大戦前の英独を例示 安倍首相、日中関係緊張で 中国は直ちに反発(共同通信)
http://www.47news.jp/47topics/e/249685.php
【ダボス共同】スイスで世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席した安倍晋三首相が一部内外メディアとの会見で、日本と中国の緊張関係について、経済的依存が高かった英国とドイツが第1次大戦で対決したことを例に挙げて説明していたことが23日、分かった。
首相は偶発的な衝突回避の必要性を強調したが、欧米有力メディアが、日中関係と第1次大戦前の英独関係の「類似性」を指摘したと報道したため波紋が広がり、中国が直ちに反発した。
22日に行われた会見には共同通信記者も同席していた。
安倍首相は、沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中の武力紛争の可能性について問われ、軍事的な衝突になれば両国、地域、世界にとり大変なダメージになることを「両国の指導者は理解している」と指摘。今年が第1次大戦開始から100年であることに言及し「英国、ドイツは経済的依存度が高く、最大の貿易相手国同士だったにもかかわらず、戦争が起きた」と述べた。その上で中国との「偶発的な事故、衝突」を回避するため双方の防衛当局同士が「コミュニケーションチャンネル」を持つ必要性を強調した。
首相はまた「中国が毎年10%以上軍事費を増やしている」ことが「緊張を呼ぶ」とし「東シナ海だけでなく、南シナ海でも緊張が高まっている」と述べた。
会見に出席した英紙フィナンシャル・タイムズ記者は、首相が日中戦争を否定する代わりに、自ら約100年前の英国とドイツの対立との類似性に言及したと報道。英BBC放送の記者も「評論家でなく、日本の指導者の発言なので重みがある」とコメント。これをロイター通信が転電して「安倍発言」が広がった。
中国外務省の 秦剛 (しんごう) 報道局長は「英独関係を持ち出すなら、近現代史上、日本が中国にどんなことをしたかを直視した方がよい」と批判した。
■ 「侵略の歴史直視を」 首相発言に中国外務省
【北京共同】安倍晋三首相がスイスでの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の場で、日中関係を第1次大戦前の英独関係に例えたことについて、中国外務省の 秦剛 (しんごう) 報道局長は23日の記者会見で「英独関係を持ち出すなら、近現代史上、日本が中国にどんなことをしたかを直視した方がよい」と述べ、首相に「侵略の歴史」を直視するよう求めた。
秦氏は「記憶に刻むべきことは、日本がファシスト戦争で中国を含むアジア人民にもたらした深刻な災難だ」と強調。「歴史を直視してこそ、日本とアジア隣国との関係に未来は開ける」と述べた。
■安倍首相の発言詳報
日中関係をめぐり、安倍晋三首相が第1次大戦当時の英独関係などに触れた発言は次の通り。
(尖閣諸島をめぐる日中の武力紛争はあり得るかとの質問に)日中間で軍事的衝突になれば両国にとって大変なダメージ。地域や世界にとっても極めて大きい影響となることは日中の指導者はよく理解していると思う。
また中国の経済成長は、共産党政府にとって中国をコントロールする上で絶対的に必要な条件。日本と武力衝突が起こればその条件は吹っ飛んでしまうということは十分理解していると思う。
そう理解していても偶発的に衝突が起こることがないようにしていくことが重要だ。
今年は第1次世界大戦から100年であって、(当時)イギリスもドイツも経済的な依存度はお互い高かった。最大の貿易相手国同士だったにもかかわらず戦争が起こった。
大切なことはコントロールすること。私は中国に対し、偶発的な事故あるいは衝突が起こらないよう、軍同士あるいは貿易当局同士のコミュニケーションチャンネルをつくるべきだと申し入れしている。
(中国との関係改善のロードマップはあるかと問われ)残念ながら今、ロードマップがあるわけではない。中国は毎年10%以上軍事費を増やし、既に日本の倍になっており、これ自体が緊張を呼ぶ。そこで軍事力拡張についてアジア全体で考えていく必要があるだろうと思う。
東シナ海だけでなく南シナ海でも緊張が高まっているのは事実。力による現状変更は何ももたらさない。緊張と破滅しかもたらさない。
基本的に法の支配を尊ぶということを、相互理解として確立することが正しい。(共同)
NHK籾井会長「従軍慰安婦、どこの国にもあった」発言について。- 2014.01.26
http://youtu.be/DkO_yNPAGu4
【百田尚樹、籾井らゲテモノ揃いの安倍NHK!?】
NHK籾井新会長「従軍慰安婦、どこの国にもあった」
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/d682195e8b27026aa63e3ca22ac9f7a3
NHK籾井新会長「従軍慰安婦、どこの国にもあった」(朝日新聞)
従軍慰安婦、どこにでもあった...NHK籾井会長(読売新聞)
秘密保護法しょうがない・慰安婦どこもあった NHK新会長 問題発言(東京新聞)
<NHK>解説 内部から疑問の声...新会長の慰安婦発言(毎日新聞)
慰安婦「戦争国どこにも」=籾井NHK会長(時事通信)
NHK経営委員"他国が攻めてきたら9条教信者を前線に送る"作家 百田 尚樹氏の"見識"(しんぶん赤旗)
公共放送とは何か(NHKよくある質問集)
NHK籾井会長、従軍慰安婦問題「どこの国にもあった」(サンケイスポーツ)
NHK、領土問題「国際放送で」 就任会見で籾井会長(ニコニコニュース)
NHK新会長、国際放送で日本の立場主張を(日刊スポーツ)
NHKの籾井新会長が抱負「政権とは距離」(読売新聞)
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都知事選に関する留意点について
公職選挙の報道を一層、中立公平なものとするため、都知事選に関する記事を執筆するにあたっては以下の留意点を考慮してくださるよう、よろしくお願い申し上げます。
記
1、舛添候補の政党交付金問題については、『赤旗』による報道が公示後であることを考慮し、疑惑として提起されることがないようきわめて慎重を期すこと。
2、事務所費問題についても、どうように慎重を期すこと。
3、細川候補、宇都宮候補らについては、問題発覚が公示前であることに鑑み、報道姿勢の変更は必要がないこと。
政党助成金で借金返済
舛添氏の「新党改革」
政党支部→資金団体と迂回
(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-01-21/2014012115_01_1.html
舛添氏 政党支部
自宅に事務所費800万円
政党助成金を懐に
10~12年 ファミリー企業に支出
(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-01-23/2014012301_04_1.html
2014/01/25
【東京都知事選】舛添氏が池袋で街宣
「東京を国家戦略特区にしてどんどん金儲けを」 若者に訴え
(IWJ)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/121340
「介護の舛添」と声高にアピールし、福祉を強調する舛添要一氏。しかし、これまで、政治家・舛添要一は失業や貧困で苦しむ人々に寄り添ってきただろうか?
1月23日(木)10時30分から、JR新宿駅西口で行われた第一声で、舛添要一氏はこう述べた。
「私は母親の介護を通じて、本当に医療・介護の重要性を痛感しました。皆さんの命を守る、医療・介護・福祉。これをしっかりとやっていきたい。出産の問題、救急医療の問題、そして子育て、待機児童。これらの問題を何とかしたい」。
東京都知事選に立候補した舛添要一氏。昨年12月26日の産経新聞への寄稿文で「少子高齢化の波は、東京も直撃している」と論じている。そう言うだけのことはあって、舛添氏自身は自分の人生において、少子化問題に精力的に取り組んできたようだ。言行一致、今までのところ、5人の子どもをなしている。これまで3回結婚しており、配偶者との間の2人の子どものほかに、婚外子が3人いるという。
離婚歴があることも、婚外子がいることも、特に問題ではない。政治と恋愛結婚生活は別の次元の話である。愛に満ちあふれた人生ならば結構なことで、子どもが5人もいるということも幸せでたいへんめでたいことだと思える。
しかし、都知事候補としてふさわしいかどうか、議論の的になると思われる気がかりな点もある。2013年12月23日付の週刊ポストの記事によると、舛添氏は子どもへの扶助料の減額を求めて調停中だ。
舛添氏は扶助料減額を求める理由に自身の収入の減少を挙げている。国会議員だったときと比べると、今はたしかに稼いでいないかもしれない。しかし、過去の所得等報告書によると、厚生労働大臣だった2007年には2,758万円、2012年には1,742万円の収入があった。さらには2008年の閣僚資産報告によると、3億円以上の資産を保有している。
もし、これほどの資産を持っている人でも十分な養育費を払えないというのが本当だとすると、東京都の子育て支援制度はよほど真剣に再検討してもらわなければいけない。少子化の背景には経済的不安があるからであり、離婚後、子どもを抱えたシングルマザーの多くが経済的困窮に陥っているからである。
姉への経済的援助を拒否
もうひとつ、舛添氏が放棄していたことがある。2007年10月4日号の週刊文春によると、長年生活保護を受けていた姉への援助を舛添氏が断ったというのだ。
民法877条では、「直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養する義務がある」と規定している。もちろん、舛添氏には舛添氏なりの事情があるだろう。だから姉を援助できなかったことを責めるべきではないかもしれない。
しかし、そうだとするならば、政治家としての舛添氏は、自身の身内の体験にもとづき、生活保護を受給しなければならないような困窮状態に陥った人々への理解と、そうした人々を救うためのセーフティネットの拡充に頑張ってもらわなければならない。
一方で、舛添氏は、母の介護を熱心に行ってきたことを、これまでさんざんアピールしてきた。「母に襁褓をあてるとき―介護 闘いの日々」という本まで出してベストセラーになっている。以来、介護問題に詳しいと、あたかも福祉政策のプロであるかのように自分を売り込んでもきた。この都知事選でも、さっそく「母親を介護してきた」ことを実績としてPRしている。
しかし、姉を経済的に支援することを拒んできたという側面もあったのだ。仮に姉への援助を行ってきたならば、「姉が生活保護を受け取るとき -貧困との闘いの日々」という本を出せたことだろう。
「介護の舛添」という化けの皮
舛添氏の厚労大臣時代の発言を振り返ってみたい。
2009年8月18日、神奈川県内で行った街頭演説で、当時の舛添氏は派遣村の取り組みについて触れた際、「4000人分の求人票を持って行ったが、一人も手を挙げなかった。大事な税金を働く能力があるのに怠けている連中に払う気はない」と発言し、8月25日の閣議後記者会見の際、その弁明として、「怠け者発言は生活保護の母子家庭(への母子加算)について言ったつもりだ」と語っている。厚労行政のトップの座にあった時に、失業者にも、母子家庭にも大変厳しい発言をしていたわけだ。
前者の発言については派遣村を企画した実行委員有志一同から、後者の発言についても複数の市民団体が連名で、舛添氏に抗議文を提出した。舛添氏は派遣村の件については、今月14日の出馬会見で記者の質問に答えて、「事務方からそう聞いたから。事実と違う?間違っていたなら、大変申し訳ないと思う」と、事実誤認ならば撤回する旨の回答をしているが、生活保護の母子家庭の件については、いまだ謝罪・撤回の言葉はない。抗議文に名を連ねた市民団体の中には、反貧困ネットワーク代表で都知事選にも立候補している宇都宮健児氏の名前もあった。都知事候補として競いあう舛添氏と宇都宮氏の両氏は、この時点で真っ向から対峙していたのである。
舛添氏は、暴言を吐いただけでなく、実際に行政権力をふるい、15歳以下の子どもがいる母子家庭に支給してきた生活保護の母子加算を、廃止に追い込んだ張本人なのだ、ということは忘れてはならない。厚労省は、舛添氏が大臣に在職していた2007年度から母子加算を段階的に減額しており、2008年度いっぱいで支給を打ち切ることを決めていた。2006年度には東京23区で月約2万3000円あった支給額が、2007年度は月約7800円に減額。2009年度からは支給額ゼロに追い込まれた。
生活保護の母子家庭を「怠け者」呼ばわりした舛添氏だが、生活保護を受ける姉に対する法律上の扶養義務を果たしていないことこそ怠慢にみえる。複数の女性に子供を産ませたのに、母子家庭にやたらと冷たいことも気がかりである。
このような経歴を持つ舛添氏は、都知事になったら福祉政策にまともに取り組んでくれるだろうか。自分の身内や、自分の子どもに対してもお金を出すのを渋る人が、他人の痛みを親身になって考えてくれるだろうか。私は舛添氏にもインタビューを申し込んでいるので、そのあたりはぜひ、投票日前までに舛添氏本人に聞いてみたいものである。
扶助料の減額を求めて裁判にまでおよんでいることも、姉への支援を渋ったことも、両方とも舛添氏の器の小ささを示すようなエピソードだ。そして、にもかかわらず、選挙戦がスタートした23日に、「介護の舛添」と街頭演説第一声でもアピールした舛添氏の厚かましさは、常人のスケールをはるかに超えている。
この件について、舛添氏の元配偶者である自民党の片山さつき参議院議員は、自身のブログで、「家族の絆と自助・共助・公助を基本とする保守政党の自民党の理念」に照らせば問題があると言っている。そういうわけで、自民党推薦の舛添氏を、東京都連の政調副会長である片山氏は応援できないのだという。
自民党内部からも皮肉の声
片山氏は、2010年の週刊新潮のゴールデンウィーク特大号(5月6日、13日号)でのインタビューで、「『平穏』だったのは最初の数週間だけ」だったと語り、「彼は私にとにかく『暴力的』でした」と、ドメスティック・バイオレンスと言われてもしかたない舛添氏の行為を暴露している。
「自分の同期や教え子には官僚がたくさんいて、生活パターンは熟知している。いくら遅く帰ってきても構わない」と、結婚前に片山氏と交わした約束を、舛添氏は2ヶ月あまりで反故にし、「遅く帰ってきやがって!」と暴言を吐いたという。
「いきなりキーッとなって、理由もなく怒鳴る。一方的にまくし立てて、私の言うことは一切聞かない。話し合いにすらなりません。その辺にあるものを、手当たり次第に投げつける。後の話ですが、炊飯器の上蓋が割れていたことも」
「またある時は、サバイバルナイフなどいくつものナイフを私の目の前にズラーッと並べた。彼は、ナイフの収集が趣昧だったんです。しかも、そのうちの一つの刃先を私に向けたことまであります。充分過ぎるほどの威嚇行為でした」
片山さつき氏も相当に図太い神経の持ち主とみられているが、それでも女性である。「ワーッと大声で責め立でてくるので怖かった。ただただ、怖かった」と明かした片山氏の発言からすると、舛添氏のふるまいで怖い思いをしたことは、トラウマになっているかもしれない。
舛添氏と片山氏は1986年にお見合い結婚し、わずか2年3ヶ月で離婚。離婚の理由は、先に述べた「恐怖体験」だけではなく、舛添氏の当時の愛人が妊娠までしていたからであるという。
なのに、こういう過去を持つ片山氏に、無神経にも舛添氏の応援を頼んだのは安倍晋三総理だ。1月19日に行われた自民党の党大会で、近くに座った安倍総理と都知事選の話になり、「ぜひ片山さんに応援してほしい、すごい話題になる」と言われたという。「すごい話題になる」という理由だけで「ぜひ」と簡単にお願いしてしまうのは、安倍さんが人の気持ちが分からない人だからだろうか。
この安倍総理の依頼に片山氏は、二つの条件をつけて「承諾」した。その条件とは、婚外子の扶養について解決すること、そして、過去の実姉への扶養義務の問題を解決することだ。
片山氏は自身のブログで、二つの条件について、次のように語っている。
「まず今回の(東京)五輪は、オリンピックだけでなく、パラリンピックがあり障害者の問題が非常に重要ななかで、現時点では舛添氏は、障害をお持ちのご自身の婚外子の扶養について係争になっており、これをきちんと解決していただくこと」
「自民党として、提言し、法改正につなげた生活保護問題で、家族の絆と自助・共助・公助を基本とする保守政党の自民党の理念に照らせば(舛添氏には実姉への)扶養義務の問題も過去にさかのぼってある」
「これらがクリアされれば、私も、東京都連の政調副会長として、きちんと街頭応援に立てると考えています」。
この件に関して舛添氏は、14日の出馬会見でフリーの田中龍作記者からの質問に、「生活保護の法律が改正されたが、水際作戦なんてやっちゃいけない」と生活保護の問題に関する一般論に触れながら、「それぞれの家族に、それぞれの歴史、葛藤がある」「市役所にも説明して『こういう状況なんです』と申し上げた」「私は銀のスプーンをくわえて生まれた子どもではなく、大変、母子家庭で苦労しました」などと述べ、明確な回答を避けた。
舛添氏が母子家庭の出身であるということを、改めて知って驚いた方も多いと思われる。苦労を重ねて、人の痛みがわかる人間に成長する場合もあるが、自分が苦労して這い上がったのだから、他人にも甘えるな、とより一層厳しくなる場合もある。人それぞれである。
片山氏はブログで、「こういう問題をきちんと解決していただいて、気持ちよく応援したい、ということを申し上げております」とも述べているが、舛添氏が何年も身内と争ってきた問題を、この短い選挙期間中にバタバタと片づけてしまうとは、ちょっと思えない。ということは、現実的には、私は応援はしませんよ、という婉曲なお断りのようにも聞こえるが、「(舛添氏は)自民党の応援を得るというのだから、当然クリアする方向でしょう」と皮肉めいた発言もしている。
舛添氏は、自民党を批判して、2010(平成22)年4月に離党し、自民党から除名されている。片山氏からすれば、自分が後ろ足で砂をかけて飛び出していった自民党の支援を受けるなら、そのくらいのしおらしさはみせなさいよ、ということなのだろうが、これは、除名までした人物を、「勝てる候補」というだけで自党の事実上の候補として支援する自民党の無節操にも問題が大いにあるといわなくてはならないだろう。
片山氏に舛添氏の応援を頼んだ安倍総理は、こういうことすべてをたいした問題ではないと思っているのだろうか。それとも、「話題になる」なら、何でもよい、自民党批判をしたことのある人物こそ、アンチ自民党の票も集められて好都合、と考えているのだろうか。
いずれにしても、都知事選挙は知名度や人気を競う投票ではない。どの人物にならば約6兆円もの財政規模をもつ東京都の行政機構の最上位のポストをまかせてよいのか、ということを決める投票である。有権者の皆さん、その点をゆめゆめお忘れなく。
(取材・文:ゆさこうこ・安斎さや香、文責:岩上安身)
都知事選序盤情勢「舛添先行、細川・宇都宮追う」について。- 2014.01.25
http://youtu.be/7jODx8BAi4k
都知事選、舛添氏先行 細川、宇都宮氏ら追う(共同通信)
【都知事選についての意見】小出裕章さん「脱原発を目指す人たちがお互いを傷つけあうことはやめて欲しい」(ぽぽんぷぐにゃん)
序盤は舛添氏が先行、追う細川氏...情勢は流動的(スポーツニッポン)
都知事選:舛添氏先行 追う細川、宇都宮氏 毎日新聞調査(毎日新聞)
都知事選・世論調査 舛添氏が先行 細川氏、宇都宮氏が猛追(FNN)
都知事選の最新情勢「細川氏が一歩リード」について。- 2014.01.26
http://youtu.be/5gj5AooHidc
【自民調査「細川氏リード」の仰天情報!?】
細川選対のクーデター首謀者は旧側近グループと朝日新聞Y役員
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/d063e8dd5aef272b43b52c7f46dd8d42
細川選対のクーデター首謀者は旧側近グループと朝日新聞Y役員(藤本 順一)
与党、「脱原発」票の行方注視=投票率も気掛かり-都知事選(時事通信)
都知事選、舛添氏先行 細川、宇都宮氏ら追う(共同通信)
都知事選投票率55%で宇都宮60万、舛添230万、細川250万予測(NEWSポストセブン)
【都知事選についての意見】小出裕章さん「脱原発を目指す人たちがお互いを傷つけあうことはやめて欲しい」(ぽぽんぷぐにゃん)
都知事選:「脱原発」抗議行動が倍増 関心高まり(毎日新聞)
庶民感覚のない人たち
陶芸家・細川護煕氏 茶碗一つで20万円、壺は100万円以上も
(週刊ポスト2014年2月7日号)
http://www.news-postseven.com/archives/20140126_237161.html
表札のない監視カメラ付きの門を潜ると長い小径。奥には自宅の母屋と陶芸工房。路地脇の斜面には瀟洒な茶室が拵えてある。温泉街の喧騒を離れた、そこは四季折々の木々に囲まれ、耳を澄ませば清流のせせらぎが聞こえる、まさに風雅の世界。細川氏の自宅「不東庵」である。
神奈川県湯河原。細川護熙元首相が東京都知事選に出馬表明をする1か月前、本誌はタレント・壇蜜との対談取材のため、細川氏の自宅「不東庵」を訪ねていた。60歳で政界を引退して以来15年間、ここで作陶や書画にいそしむ隠棲生活を続けてきた殿だが、その生活たるやあまりにも“浮世離れ”。
記者が工房に無造作に並べられた茶碗の一つを手にとり、値段を聞けばなんと20万円。壺にいたっては100万円以上するものもあるとか。瀟洒な茶室は世界的な建築家・藤森照信氏によるものという。現在は、作陶の生活の他に、奈良の名刹・薬師寺から頼まれて、襖絵の制作中というから、何もかもが別世界。
しかも、殿にはプライスレスな財産がある。殿が理事長を務める東京・目白台の「永青文庫」だ。ここには細川家に伝来する国宝や重要文化財、約6000点の美術工芸品などを収蔵しており、その中には織田信長、豊臣秀吉らの直筆の書状も含まれている。
同じ都知事候補・舛添要一氏も、奇しくも殿と同じ湯河原の別荘の他約10億円の資産を持っているといわれるが、浮世離れ度の差は歴然。優雅な殿はこの“憂き世”をどう改革するのか。
撮影■太田真三
※週刊ポスト2014年1月31日号
舛添氏の湯河原の別荘 細川氏の自宅から直線距離で2km以内
(週刊ポスト2014年2月7日号)
http://www.news-postseven.com/archives/20140130_238547.html
いよいよ戦いの火蓋が切って落とされた都知事選。前号で本誌週刊ポストは、細川護熙元首相の“浮世離れ”した生活をお伝えしたが(関連記事参照)、ライバル・舛添要一氏の別荘もこれまた凄かった。
奇しくも場所は細川氏と同じ神奈川県湯河原。殿の自宅からは、直線距離で2kmも離れていない。
堂々とした門構えに、銀色に輝く瓦屋根。檜もふんだんに使われているというこのお屋敷は、「湯河原の中でも一等地にあって、特に目立つ豪邸」(地元住民)というほどの存在感を放っている。
その広さは敷地950平方メートル、延べ床面積270平方メートル超もある。さらに舛添氏は、東京都世田谷区に1億円を軽く超えるという3階建ての大邸宅や、福岡県北九州市などにも別荘を所有しているといわれる。
ちなみに、この別荘は舛添氏のファミリー企業「舛添政治経済研究所」名義。風になびく洗濯物はとっても“リアル”だが、やはりこちらも庶民感覚からは程遠いようで。
撮影■太田真三
※週刊ポスト2014年2月7日号
都民の願いに背を向ける舛添、細川両候補の演説
宇都宮けんじ:渋谷公開討論会@渋谷ハチ公前 (2014.1.23)
http://youtu.be/z9y85cVAHro
今の時期にこの動画をアップロードするにあたり、どうしても書いておきたいことがあります。
ここで登壇して宇都宮氏に質問しているのは日本共産党議員の吉良よし子さんです。私は共産党員ではありませんが、吉良さんは大好きです。彼女の訴える内容がいつも概ね共感・賛同出来るもので、そのための活動にも非常に熱心な方だからです。
しかし、それと分けて考えなければならないのが、インターネット上で拡散しているだけでなく宮台真司氏のような著名文化人まで公言しているデマ、宇都宮けんじは共産党員だというもの。宇都宮けんじは共産党候補ではありません。
これをあまり言うと共産党バッシングに加担している、と非難される向きもあると思いますが、実際悪意ある意図で流布されているデマを放置しておけません。
事実としては、宇都宮けんじは無所属候補であり、革新政党の支援の他にも緑の党や数多くの一般市民の手によって選挙活動が行なわれています。
こういうデマが横行する背景には、世間が共産党=なんか怖い人たち、変わった人たち、というマスメディアの垂れ流す偏見を真に受けてしまっている、ということとともに、その共産党とセットであると煽れば宇都宮けんじに投票する無党派層・B層が減る、という計算もあるでしょう。
しかし、それ以上に私が気付いていて陰湿だなあ、と思うのは、宇都宮陣営側が宇都宮の人権派市民活動家としての政治理念、政策に共鳴して応援してくれている革新政党に対して失礼な態度も取れないので、必要最低限な反論しかしないだろう、と踏んだ中で横行しているデマだという点です。
だから大きな声で宇都宮は共産党だ、共産党だ、と吹聴して回れば彼らの目的はある程度成功してしまう。なんだかとても卑怯なやり口に感じます。
でも、考えてももらいたいのです。人権派の宇都宮だから共産党や社民、新社会党の支持も集まっているという事実を。
そうしたレッテル貼りを通して、革新政党や無所属の市民運動家だけでなく、一人ひとりの有権者が人権や公平性を訴える当然の声を、既得権益や権力層に都合の悪い人民の声を、長い間社会風潮的に封殺し、このような過労死や自殺者だらけの今日の社会を招いてしまっている事実を、ぜひとも考えてもらいたいのです。
本当にこのままでいいのですか?
もし仮にあなたが共産党や社民党、あるいは革新政党と一定の活動連携をしている市民グループのすべてを「こわい」と思っていたとして、だけれど彼らがあなたの期待する国民の権利の保護や福祉、医療制度改革、不公平税制の是正などを訴えていたとして、それでもその期待と正反対の政策を掲げる政党や候補者にあなたは投票して満足ですか?
彼らが数の力が強いとか、有名で近所や会社の人たちも入れるといった理由だけで、あなた自身が政治に期待する思いを託せる一票を無にしてしまっても、あなたはいいんですか?
「私たち一人ひとりの市民は微力ですが無力ではありません。無力というゼロがいくら集まってもゼロです。しかし、私たち一人ひとりはゼロの無力ではありません。私たちは微力ではありますが、微力でもたくさん集まれば大きな力になります。」
そう宇都宮氏はいつも言います。
【IWJブログ・特別寄稿】国家戦略特区と都知事選
(安部芳裕 プロジェクト99%代表)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/122428
◆暗礁に乗り上げるTPP◆
1月24日、安倍首相は衆参両院本会議で施政方針演説を行い、今国会を「好循環実現国会」と位置づけた。
企業の収益を、雇用の拡大や所得の上昇につなげる。それが、消費の増加を通じて、さらなる景気回復につながる。この「経済の好循環」で、デフレを脱却しようと言うのである。
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)については、国家百年の計と位置づけ、同盟国でもある米国と共に交渉をリードし、アジア・太平洋に一つの経済圏を創るとした。
菅直人元首相が「開国」と叫んでTPPへの参加検討を表明して以来、一貫して反対運動を続けてきた一人として、今年はまさに正念場である。
一つの経済圏を創るとは、ルールを同じにしてヒト・モノ・カネが自由に移動出来るようにするということである。実質的に国境がなくなり、日本は超大国アメリカに飲み込まれる。
安い輸入品が入ってくれば、デフレ圧力は強くなる。安い労働力が入ってくれば、低い方へ賃金は収斂していく。ルールが同じならば、製造業は最も安く作れる場所に拠点を移す。
海外から資本を呼び込むとは、外資に日本企業を売ると同義である。「愛国」「保守」を掲げる安倍首相が目指す「国家百年の計」とは、「売国」であり「壊国」でしかない。言っていることとやっていることが真逆ではないか。
自民党は「TPP断固反対」を掲げて2012年末の衆議院選挙で大勝したものの、その公約をわずか三ヶ月で反故にして交渉に参加した。だが、国内の反発は強まり、極端な譲歩はできなくなった。
昨年12月7日~9日に開催されたシンガポールにおけるTPP閣僚会合で、年内妥結を目指した米国は、ここでグリーンルーム方式を持ち出してきた。
グリーンルーム方式とは、1999年に大暴動と大弾圧が起きたWTOシアトル会議から使用されるようになった国際会議の方式で、WTO事務局長室の壁が緑色であることに由来する。先進国と一部の途上国が参加し、グリーンルームで秘密会合が行われ、そこで練られた案が本会議に提出されて採択されるというやり方である。
シンガポールでのTPP閣僚会合では、賛成派と反対派を分断し、賛成派多数、反対派少数にして小部屋で会議が開かれた。官僚も補佐官それに通訳まで外され、孤立した閣僚は賛成派に屈するはずだった。土俵際に追い詰められた米国が、強引な力技を繰り出したので、警戒感を強めた各国の閣僚は妥結を先送りした。
TPPはデモクラシー(民主主義)を破壊し、コーポレートクラシー(企業統治)を実現する。国民主権を放棄させられる協定など、主権国家が簡単に妥結できるものではない。だからこそ秘密交渉を続けてきたわけだが、情報は水より漏れやすいと言われる。完璧に守れる秘密などないし、秘密が漏れるほど反対者が増えて、ますます妥結しづらくなる。実際、TPPは頓挫しかけているのである。
◆TPA法案で議会の権限が強まる◆
1月9日、米国議会でTPA法案が提出された。
TPAは貿易促進権限(Trade Promotion Authority)と呼ばれ、もともとは議会にある通商権限を大統領に一任し、議会への事前通告や交渉内容の限定等の条件を課す代わりに、議会は個々の内容の修正を求めずに一括してイエスかノーで投票するものである。
このTPAは時限立法であり、2007年7月に失効している。オバマ大統領はTPP交渉を加速するためTPAを求めてきたが、議会の影響力を相対的に低下させるため、賛否が割れてTPAを与えられずに交渉を続けてきた。
提出された新しいTPA法案は、英語ではTrade Priorities Actであり、略称は同じTPAでも日本語訳では通商優先事項法である。単に大統領へ交渉を一任するための法律ではなく、米国の利益を最大化するために、交渉の目的を明確に設定し、議会が憲法で保証された権能を求めるための法律となっている。
通商優先事項法案では、米国の通商協定が世界最高のものとなるようにし、米国の物品、サービス、投資に対して市場開放が確実に行われるように求めているのだ。
以下、主要な内容を箇条書きにする。
・通貨操作に対処する:通商相手国の為替レートの操作防止を求める。
・強力な実効性を追求する:通商協定の中で大統領が強力な紛争処理の仕組み担保する。
・米国の主権を保護する:連邦議会によらずして、通商協定により米国の法律を変更することはできないと明記。
・協定条文の閲覧を確保する:法令によって、全ての連邦議員が交渉中の条文を閲覧できることを確保。
・議会との協議を強化する:USTRに対して、関心ある連邦議員とは誰でも、いかなる時も、面会し協議することを義務づける。交渉開始以前、交渉中、および終了後のいずれにおいても協議すべき範囲を拡大。
・国民及び各助言委員会との間の透明性および協力を促進する:国民参加と各助言委員会との情報共有に関する指針を書面にし、透明性、および国民の関与と協力の措置を求める。
・これらに合致しない場合、TPAは不許可になることもある。
この新たなTPA法案は、下院歳入委員長のキャンプ議員(共和党)と上院金融委員長のボーカス議員(民主党)により提出されたので、キャンプ=ボーカス法案と呼ばれている。
キャンプ=ボーカス法案の共同提出者であるボーカス委員長は中国大使になることが内定し、近いうちに上院金融委員長の職を解れる。後任はワイデン議員(民主党)になると見られているが、ワイデン議員はキャンプ=ボーカス法案に反対の立場を表明している。ワイデン議員が上院金融委員長の立場を利用してキャンプ=ボーカス法案の審議を行わず放置することも考えられる。
連邦議会に提出された法案が行き詰まることは決して珍しくない。例えば、前回の連邦議会(第112議会。会期は2年)では10,445本の法案が上程され、成立したのはわずか272本である。現議会(2013年1月から2015年1月)では、これまでに5,713本の法案が上程され、64本しか成立していない。法案が提出されても通らない場合がほとんどなのだ。
一度提出した法案が通らなければ、その後、数年間は同じような法案を再提出することができなくなる。TPAがなければ、TPP締結はさらに困難になるだろう。
4月にはオバマ大統領がアジアを歴訪する予定になっている。それまでにTPPが妥結できなければ、長期停滞するだろうと予測されている。11月には中間選挙があるので、TPPどころではなくなる。頓挫まではあと一歩なのだ。
◆国家戦略特区で進む「壊国」◆
しかし、TPPが頓挫しそうだからと言って安心はできない。昨年12月6日、世の中が特定秘密保護法の可決で大騒ぎしているとき、深夜にこっそりと国家戦略特区法も可決された。審議時間は衆議院で22時間、参議院ではわずか8時間だった。
国家戦略特区は、地域を限って規制改革や特例措置を講じ、「世界で一番ビジネスがしやすい環境を創出する」ことを目的としている。この法案も読んでも、何か問題なのか正直とてもわかりづらい。なぜなら、これから規制改革や特例措置ができるようにする枠組みをつくるための法律であり、どんな規制改革をするのか、どんな特例措置を設けるのか、まだ漠然としていて、はっきりしないからである。現在のところ、教育、雇用、医療、農業、まちづくり、歴史的建築物の活用という6つのジャンルに適用され、成果が上がれば全国での展開が検討されるものもある。
この国家戦略特区で大きな権限を持つのは、国家戦略特区諮問会議である。メンバーは、安倍首相を議長に、麻生副総理、菅官房長官、新藤国家戦略特区担当大臣、甘利経済財政政策担当大臣、稲田規制改革担当大臣。民間議員として、八田達夫大阪大招聘教授、坂根正弘コマツ相談役、坂村健東大大学院教授、秋池玲子ボストンコンサルティンググループ・パートナー&マネージングディレクター、そして小泉構造改革を主導した竹中平蔵慶大教授の11名。
3月中には具体的な地域を指定し、その特区ごとに国家戦略特区統合推進本部が設置され、国家戦略特区担当大臣、関係地方公共団体の長、首相が選定した民間事業者がメンバーとなる。
この諮問会議には、関係大臣は「必要に応じ参加」としか書かれていない。つまり必要と判断されなければ、労働や医療等の規制緩和に厚生労働大臣が加われないことがある。同様に農業の規制緩和に農林水産大臣が、教育の規制緩和に文科大臣が、建築物の規制緩和に国交大臣が加われないことが起こりうる。会議に参加できたとしても、意思決定には加われない。
安倍首相は1月22日、日本の首相として初めて世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で基調講演を行った。
そこで各国首脳や企業トップらを前に、自らが「ドリルの刃」となって既得権益の岩盤を打破し、日本経済の成長を阻む障害を破壊すると明言した。講演では「いかなる既得権益も私のドリルから無傷ではいられない」と述べ、医療、貿易、年金投資、税制、女性の労働参加、移民など幅広い分野で規制緩和を早期に実施する方針を明らかにし、「2020年までに対内直接投資を倍増させる」「外国企業が最も仕事をしやすい国」を目指すと宣言した。
TPPが頓挫したとしても、同じような規制・制度改革は構造改革派ばかりの諮問会議で決定され、国会の審議を経ることもなく実施されるであろう。
TPPと同時平行で行われている日米並行協議で要求された事項を、国家戦略特区で実行することができる。日本の「壊国」を止めようがないのだ。
国家戦略特区で規制緩和したあとに、もしTPPに参加するようなことがあれば、規制緩和が失敗したとしても、ラチェット条項があるので、一度自由化したものは元に戻せない。強引に戻せばISD条項で訴えられるのだ。
ただ、方法はある。特区ごとに設置される国家戦略特区統合推進本部、ここには関係地方公共団体の長が入ることになっている。国家戦略特区統合推進本部が全会一致で賛成しないと規制改革や特例措置は実施できないのだ。つまり、誰が知事になるかはとても重要である。
◆未来を左右する重要な都知事選◆
報道各社による東京都知事選の世論調査では、舛添氏が先行し、続いて細川氏と宇都宮氏が追走、そのあとに田母神氏が続く展開だそうだ。マスコミ報道はこの4人のみにスポットを当てている。
今回の都知事選は、脱原発が主要な争点となっている。告示日に細川氏の弁士として登場した小泉純一郎氏は、「原発のリスクの深刻さは、福島やチェルノブイリを見るまでもなく、ひとたび事故が起こったら国の存亡にかかわる大事故になる可能性をはらんでいます。もう2年間、原発は止まったままではありませんか。都知事の第一の任務は都民の生命と財産を守ることです。東京から100キロ、200キロのところにある浜岡とか、東海第二とか、あるいは柏崎刈羽などで、もし事故が起こったら、都民の生活、安全、財産というものは壊滅的な被害を受ける。オリンピックや消費税やTPPどころではないんです。すべてのものが吹き飛んでしまうわけですから。原発問題こそ、今度の選挙の最大の争点、東京の最重要テーマであることは疑う余地がありません」と発言。
これはまさにその通りだろう。生存基盤そのものを脅かす原発は、即時ゼロにすべきだ。エネルギーは十分足りているにも関わらず、地震の活性期で、いつ地震が起こるかわからない日本で原発を続けることは正気の沙汰ではない。脱原発・脱被爆を訴えてきた私としては、期限を切らず段階的に脱原発という舛添氏や原発推進の田母神氏は、国民の生命や健康を軽視しているとしか思えないし、学習能力があるとも思えない。
細川氏は、小泉氏が応援についたことで、さまざまな憶測が駆け巡っている。しかし、福島第一原発の事故を機に、原発を推進してきた過去の自分を反省し、改心したと素直に信じたい。引退して悠々自適な生活を送っていたのに、わざわざ魑魅魍魎の跋扈する政界に戻ってきて苦労する理由が見当たらない。
TPP交渉参加や集団的自衛権の行使容認、特定秘密保護法制定に対しても批判的というニュースを見て少し安心した。
※細川氏、安倍政権への懸念強調 都知事選で政見(共同通信、2014年1月18日)
ただ、国家戦略特区には賛成という立場を取ることを知り、不思議に思った。TPPに反対なら国家戦略特区にも反対でなければ整合性が取れない。
小泉氏が応援していることで、新自由主義者というレッテルも一部で貼られているようである。
しかし、細川氏自身が「小泉さんとは脱原発の一点のみで共闘。他は話しても合わない」と言っているように、全面的に影響を受けているわけでもなさそうだ。
もう20年以上も前の話なので、若い人にはわからない話かもしれないが、当時の自民党は既得権益との癒着が酷く(現在もだが)、既得権益に囚われず、腐敗・金権政治の打倒を掲げて旗揚げしたのが日本新党である。地方主権・生活主権を標榜してリベラルで穏健な保守政党に国民の期待と関心が集まり、55年体制の崩壊をもたらした「新党ブーム」の火付け役となった。
20年前に政界の第一線を退き、隠居生活を送っていた細川氏の感覚は、その頃のままなのではないか。当時はまだグローバルな資本の横暴は問題になっていなかった。
規制改革が必ずしもすべて悪というわけではない。例えば東電の地域独占体制を改革して、電力を自由化することは国民の利益となる。細川氏は、特区を活用して同一労働同一賃金を打ち出した。これは国際労働機関(ILO)では原則であり、基本的人権と捉えられている。男・女や正規・非正規、人種などで差別は禁止となるので、一概に悪いとは言えない。ただ、かつては高い方へ同一化した賃金が、グルーバル化が進んだ現在では安い方へ同一化する懸念がある。
細川氏に心配な点があるとすれば、この時代感覚のズレである。1%vs99%の対立に象徴されるようなグローバリゼーションや新自由主義の問題に対して疎いのではないだろうか。しかし、それも致し方ない気がする。そもそも政治の世界に戻るになど更々なかったのだから。このままでは日本が滅びる。その危機感が細川氏を突き動かしているのだろう。
余談ではあるが、細川氏が立候補するとすぐ佐川急便からの1億円借り入れ問題が再燃した。この問題を当時国会で追求していた自民党の白川勝彦氏や村上正邦氏が「あれは細川氏を政権から引きずり下ろすためのデッチ上げ」だったと告白している。小沢一郎氏が政治資金報告書の期ズレを闇献金のように情報操作されて引きずり下ろされた手口と同じだ。
※白川勝彦氏ブログ「佐川1億円は、完全時効。」
※細川氏佐川問題追及の張本人 あれは「デッチ上げ、無茶苦茶」(NEWSポストセブン)
宇都宮氏は、政策的には申し分ない。日本弁護士連合会の元会長であり、年越し派遣村の名誉村長、地下鉄サリン事件に対する弁護団の団長、サラ金の高利を大幅に引き下げるグレーゾーン金利を撤廃させる貸金融法を成立させた宇都宮けんじ氏は、まさに弱者の味方であろう。
TPPや国家戦略特区にも明確に反対の立場を表明し、働きやすい職場環境をつくるブラック企業規制条例や長時間労働やサービス残業を止めさせる過労死防止条例など、規制緩和とは真逆の弱者を救うための具体的な規制強化を打ち出している。
ただ、心配な面もある。それは知名度の低さで、当選する確率が低い。いくら素晴らしい政策でも当選できなければ絵に書いた餅である。そして、仮に当選できたとして自民・公明が多数を占める都議会の中で自らの政策を実行できるだけの政治力があるかどうかは未知数だ。
2月9日の東京都知事選は、日本の将来がかかる重大な選挙である。下馬評では舛添氏が有利だが、投票率が60%を超えれば、誰が勝つかわからない。
ダボス会議に先駆け、国際NGOのオックスファムが、世界の経済格差は制御できる範囲を超えており、世界で最も裕福な85人の資産は、世界人口の半分の資産合計に匹敵すると指摘する報告書を発表した。多国籍企業や最富裕層が、自らの利益に資するように政治に働きかけ、経済ルールを操り、民主主義を損なうようなやり方で富を蓄積、他のすべての人々を犠牲にしていると報告している。安倍首相が目指す世界そのものではないか。原発も重要な争点だか、TPPや国家戦略特区も破滅的な影響が出る大問題であることを認識した上で都民の皆さんには、大事な選挙に臨んでいただきたい。
(安部芳裕 プロジェクト99%代表)
【都知事選情勢】自民調査「細川氏が優勢」について。- 2014.01.30
http://youtu.be/FutFOoFPH9Y
【「細川リード」の仰天情報はマジだった!?】
自民党による「都知事選」世論調査では、舛添氏が2番手?
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/0fc2e0fca64c0eabae9051e08c27f34a
自民党による「都知事選」世論調査では、舛添氏が2番手?(週プレNEWS)
池田名誉会長が脱舛添指令 創価学会一転「原発ゼロ」の細川支援に(日刊ゲンダイ)
細川選対のクーデター首謀者は旧側近グループと朝日新聞Y役員(藤本 順一)
与党、「脱原発」票の行方注視=投票率も気掛かり-都知事選(時事通信)
都知事選、舛添氏先行 細川、宇都宮氏ら追う(共同通信)
都知事選投票率55%で宇都宮60万、舛添230万、細川250万予測(NEWSポストセブン)
【都知事選についての意見】小出裕章さん「脱原発を目指す人たちがお互いを傷つけあうことはやめて欲しい」(ぽぽんぷぐにゃん)
都知事選:「脱原発」抗議行動が倍増 関心高まり(毎日新聞)
NHK経営委員・長谷川三千子氏のコラムが波紋 「男女共同参画」批判でツイート1500超える(J-CAST ニュース)
http://www.j-cast.com/2014/01/09193808.html
哲学者の長谷川三千子氏が産経新聞に寄せたコラムが波紋を広げている。長谷川氏は元々保守的な論調で知られているが、今回のコラムの内容は、男女共同参画に真っ向から反対する内容だ。
ウェブサイトに掲載された記事はすでに1500回以上ツイートされており、批判的な声の方が多いようだ。長谷川氏が安倍内閣の意向でNHKの経営委員を務めているという点も、波紋をさらに大きくしている。
「生活の糧をかせぐ仕事は男性が主役となるのが合理的」
長谷川氏は2014年1月6日、産経新聞の「年頭にあたり」というコラム欄に「『あたり前』を以て人口減を制す」と題した寄稿をした。日本の人口が減少することを危惧し、長谷川氏はその解決方法を
「日本の若い男女の大多数がしかるべき年齢のうちに結婚し、2、3人の子供を生み育てるようになれば、それで解決です」
と断言した。この解決策に対して
「政府や行政が個人の生き方に干渉するのはけしからん」
といった批判が予想されることについては、1999年に施行された男女共同参画社会基本法の第4条「社会における制度又は慣行についての配慮」の条文を引用しながら、条文の趣旨を
「どういうことなのか具体的に言えば、女性の一番大切な仕事は子供を生み育てることなのだから、外に出てバリバリ働くよりもそちらを優先しよう。そして男性はちゃんと収入を得て妻子をやしなわねばならぬ--そういう常識を退けるべし、ということなのです」
と要約。行政の側が以前の常識を覆したに過ぎないため、批判は「全くおかしな話」と断じた。
さらに、女性が出産可能な年齢に労働することが出生率低下につながっているとした。
「妊娠、出産、育児は圧倒的に女性の方に負担がかかりますから、生活の糧をかせぐ仕事は男性が主役となるのが合理的です。ことに人間の女性は出産可能期間が限られていますから、その時期の女性を家庭外の仕事にかり出してしまうと、出生率は激減するのが当然です」
その上で、1972年施行の男女雇用機会均等法を引き合いに、
「政府、行政は一貫してその方向へと『個人の生き方』に干渉してきたのです。政府も行政も今こそ、その誤りを反省して方向を転ずべきでしょう」
と、女性が家庭内にとどまる方向に政策を転換すべきだと主張した。
津田大介氏「賛同する人も結構いそう」
ウェブサイトにも掲載されたこのコラムは、すでに1500回近くツイートされており、その中には著名人のツイートも散見される。例えばアイドル評論家の中森明夫さんは、女子教育の権利を訴えたパキスタン人の少女、マララ・ユスフザイさん(16)と比較しながら
「他方、どこかの国の大学名誉教授は『女は性差を受け入れて子供を産め』だとさ」
と皮肉った。ジャーナリストの津田大介さんは、
「『日本を取り戻す』の背後にあるとてもわかりやすい価値観だけど、賛同する人も結構いそう」
と論評。また、「毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記」(講談社文庫)などの著書がある北原みのりさんは、
「女が働きにくくジェンダーギャップが激しい国ほど少子化になっているのが、21世紀の当たり前、なんだけどね」
と長谷川氏の事実認識に疑問を呈した。
国会同意人事の時点で「女性の社会進出に否定的な発言」への懸念あった
長谷川氏は13年12月にNHK経営委員に就任している。NHK経営委員は国会同意人事で、安倍内閣が作家の百田尚樹氏や長谷川氏をはじめとする安倍氏に近いとされる人物を中心に国会に提示したという経緯がある。この人事案には「お友達人事」だとして疑問の声も多数出され、例えば12年10月25日の菅義偉官房長官の会見では、
「長谷川氏は女性の社会進出に否定的な発言をしている。これは総理が目指す、女性の社会進出を目指す政策と、果たして一致するのか」
といった批判もでていた。菅官房長官は
「大変な活躍をしており、まさに自立した女性のひとつの代表的な方なのではないか」
と釈明に追われていた。自民党の圧倒的な議席数を背景に国会は人事案に同意したが、大方の予想どおり「女性の社会進出に否定的な発言」が繰り返された形だ。
NHK、脱原発論に難色 「都知事選中はやめて」
(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014013002000161.html
NHKラジオ第一放送で三十日朝に放送する番組で、中北徹東洋大教授(62)が「経済学の視点からリスクをゼロにできるのは原発を止めること」などとコメントする予定だったことにNHK側が難色を示し、中北教授が出演を拒否したことが二十九日、分かった。NHK側は中北教授に「東京都知事選の最中は、原発問題はやめてほしい」と求めたという。
この番組は平日午前五時から八時までの「ラジオあさいちばん」で、中北教授は「ビジネス展望」のコーナーでコメントする予定だった。
中北教授の予定原稿はNHK側に二十九日午後に提出。原稿では「安全確保の対策や保険の費用など、原発再稼働コストの世界的上昇や損害が巨額になること、事前に積み上げるべき廃炉費用が、電力会社の貸借対照表に計上されていないこと」を指摘。「廃炉費用が将来の国民が負担する、見えない大きな費用になる可能性がある」として、「即時脱原発か穏やかに原発依存を減らしていくのか」との費用の選択になると総括している。
中北教授によると、NHKの担当ディレクターは「絶対にやめてほしい」と言い、中北教授は「趣旨を変えることはできない」などと拒否したという。
中北教授は外務省を経て研究者となり、第一次安倍政権で「アジア・ゲートウェイ戦略会議」の座長代理を務めた。NHKでは「ビジネス展望」だけでなく、二〇一二年三月二十一日の「視点・論点」(総合テレビ)で「電力料金 引き上げの前に改革を」と論じたこともある。
中北教授は「特定の立場に立っていない内容だ。NHKの対応が誠実でなく、問題意識が感じられない」として、約二十年間出演してきた「ビジネス展望」をこの日から降板することを明らかにした。
◆詳細は答え控える
<NHK広報局の話> 中北さんに番組に出演していただけなかったのは事実です。詳細は番組制作の過程に関わることなのでお答えを控えます。
<解説>公平公正 裏切る行為
中北徹東洋大教授のNHK降板問題で、中北教授はNHK側に「都知事選期間中は原発の話はやめてほしい」と迫られたという。再稼働を進める安倍晋三政権の意向をくんで放送内容を変えようとした可能性は否定できない。
選挙期間中であっても、報道の自由は保障されている。中北教授は予定原稿で「現状では原発稼働がゼロでもアベノミクスが成果を上げている。原発ゼロでも経済成長が実現できることを実証した」「経済学の観点から、巨大事故が起きた際の損害額のリスクをゼロにできるのは、原発を止めることだ」と指摘した。
NHK側が問題視した中北教授の原稿は、都知事選で特定の候補者を支援する内容でもないし、特定の立場を擁護してもいない。
NHKの籾井(もみい)勝人新会長は就任会見で「国際放送で日本政府の意向を伝える」としている。原発再稼働を強く打ち出している安倍政権の意向を忖度(そんたく)し、中北教授のコメントは不適切だと判断したとも推測できる。
原発政策の是非にかかわらず受信料を払って、政府広報ではない公平公正な報道や番組を期待している国民・視聴者の信頼を裏切る行為と言えるのではないか。 (中村信也)