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Channel: 私にとって人間的なもので無縁なものはない
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許せない腐スキャンダル!マスコミが取り上げないので…拡散希望お願いしますm(_ _)m

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プロパガンダの構図?

だんまりマスコミ




森友学園「安倍晋三記念小学校」の土地取得問題。

https://youtu.be/2MA0ErBIdVc


大阪「森友学園」国有地払い下げ

森友学園「塚本幼稚園」がヘイト文書配布で大阪府が聴取。

https://youtu.be/9VKd6pbvsPc



森友学園 ヘイト文章

「韓国人と中国人嫌い」副園長が保護者に手紙渡す


こんな不明朗 許されぬ 国有地 実質タダで払い下げ


「森友学園」国有地払い下げ問題 国会で追及へ! 宮本岳志(共産)2/15 衆院・財務金融委員会

https://youtu.be/BtbNXYzxBrs
2/15 衆院・財務金融委員会 宮本岳志(共産)の質疑 「森友学園」国有地払い下げ  宮本「適切ならば、こんな大問題にならないんです!契約書!これ読んで驚きました!」驚きの32分

安倍晋三記念小学院」名で当初寄付集め

安倍晋三記念小学校募金


【森友学園問題】安倍首相「安倍晋三小学校、私は断った。」

https://youtu.be/p_RgXQ2mAac





森友学園の闇は溶けたカネだけではない
安倍晋三教という邪教が
 蔓延のおぞましさ

(日刊ゲンダイ)2017年2月20日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/199878
日本会議という怪しい右翼思想団体が首相の名前を冠した学校を作り、戦前回帰のアナクロ教育を拡大する不気味、それに呼応するように教育保育現場への政治介入を強めている現政権の暗黒

安倍晋三教という邪教蔓延のおぞましさ

「ウラで何か怪しい力が働いていたのではないか」――。民進党の福島伸享議員が17日の衆院予算委で取り上げた、大阪市の学校法人「森友学園」が4月に開校する予定の私立「瑞穂の國記念小學院」(豊中市)の土地をめぐる国有地払い下げ問題。安倍首相の妻である昭恵氏が名誉校長を務めるからなのか、大新聞はチョボチョボ、在京テレビもアリバイ程度にしか報じていないが、この問題は内閣総辞職に発展してもおかしくない大スキャンダル
 あらためてコトの経緯を振り返ると、ざっとこんな流れだ。森友学園は豊中市内の国有地(約8700平方メートル)に私立小の建設・開校を計画。申請を受けた「国有財産近畿地方審議会」は2015年2月に可否を審議した結果、土地は「売り払い」が原則にもかかわらず、〈10年間の事業用地定期借地権による時価貸付及び売買予約による時価売払〉と「定期借地契約」でGOサインを出した。そして同5月に森友学園は近畿財務局から土地を借り受けて学校建設に着手した。
 一方、土地を管理していた国交省大阪航空局は16年4月、地下にあった環境基準を超える鉛やヒ素などの有害物質や埋設物の撤去費用として約1.3億円を森友学園に支払ったものの、その後、学園側が新たな埋設物が見つかったと主張したため、大阪航空局は新たな埋設物の撤去にかかる費用を約8・2億円と算出。結局、土地の価格(約9.5億円)との差額約1・3億円で払い下げられたのである。
 つまり、最初に支払われた埋設物の撤去費用約1.3億円を含めると、森友学園は国有財産を「ゼロ円スマホ」のように“タダ同然”で手に入れたワケだ。それだけじゃない。新設小学校の建物は、国交省の「サステナブル建築物等先導事業」に採択され、約6200万円の補助金交付を受けているから、実質的には「国有地」プラス「ウン千万円」のカネもゲットしたのだ

埋設物の撤去費用はダンプカー4000台分に相当

 福島議員は予算委で、約8.2億円もの撤去費用が適正だったのかどうか――などをただしたが、財務省側は学校が開校を1年後に控え、国で撤去するには入札なども考えると「時間がかかると考えた」とノラリクラリ。しかし、大阪航空局の撤去費用の積算根拠は、地下の土壌約1.2万立方メートルを入れ替えた場合の想定で、福島議員によると、この量は「ダンプカー4000台分」にも相当するという。とてもじゃないが、一般住宅や幼稚園、公立の小中学校が立ち並ぶ住宅街で、4000台ものダンプカーが往来すれば、地元で大騒ぎになっていただろう。常識的に考えれば撤去費用は高過ぎるし、こうした不自然な中身を精査するのが財務省の役割なのに、なぜか「スルー」したのだ
 予算委では、学校設置認可にかかわる不自然な経緯も追及された。認可権限を持つ大阪府の基準では、学校の土地は「自己所有」と決められているにもかかわらず、当初は「借地契約」だった森友学園にスンナリ設置認可が出ていたためだ。まさに疑惑のオンパレードで、福島議員が「何か特別な力が働いたのではないか」と語気を荒らげたのもムリはない。新設小学校が開校すれば、今後、さまざまな補助金や私学助成金が支払われることになる。可否を判断するのは国や都道府県などの行政機関だ。その私立学校の名誉校長に現職総理大臣の妻が就いているのは、どう考えてもおかしいだろう
昭恵氏は名誉校長就任のあいさつで『普通の公立学校の教育を受けると(略)芯が揺らいでしまう』などと公教育を否定するような発言をしています。これはファーストレディーが私学を斡旋しているようなもの。国有地の払い下げ問題も大事ですが、こういう状況が果たして正常なのか考えるべきです」(「日本会議の研究」の著者・菅野完氏)

実際の戦争を知らずに戦前を礼賛するタチの悪さ

 森友学園の新設小学校をめぐる「闇」は、国有地取得の不可解なカネの流れだけじゃない。籠池泰典校長は、日本最大の右翼組織「日本会議」の大阪代表。学校案内のパンフレットには〈教育の要〉として〈教育勅語素読・解釈による日本人精神の育成〉が掲げられ、〈宿泊研修(予定)〉先に〈靖国神社〉などが載っている。
 1890(明治23)年10月30日に発布された教育勅語は、各学校に「下賜」され、戦前は祝祭日や入学、卒業式などの行事のたびに「奉読」が義務付けられた。戦後、日本を占領下に置いたGHQは、教育勅語が日本の軍国主義化や国民に絶対服従の精神を植え付ける「聖典」の役割を果たしたとみて廃止。国会も1948(昭和23)年に衆院が「教育勅語等排除に関する決議」を、参院が「教育勅語等の失効確認に関する決議」をそれぞれ採択し、代わって現行の教育基本法が制定された。そんな戦前回帰のアナクロ教育を前面に打ち出す小学校が、戦後70年余り経った今、新たに開校するのだ。「思想・良心・信教の自由」は憲法で保障されているとはいえ、クビをひねる国民は少なくないだろう。

幼稚園児に国歌斉唱を強要

私や妻が認可、国有地払い下げに一切かかわっていないことは明確にしたい
 安倍首相は予算委で、薄ら笑いを浮かべてこう答弁していたが、学校側は新設学校名を「安倍晋三記念小学校」と命名して寄付を募っている。自分のカミさんを名誉校長という「広告塔」に使い、教育カリキュラムの基本は「教育勅語」。さらに総理大臣の名前を冠した小学校名で寄付の振込用紙を配っていたのだ。マトモな歴史観を持った政治家なら激怒どころじゃ済まない。学校側に厳重抗議するのはもちろん、名誉毀損で訴えたって不思議じゃない。それなのに安倍がヘラヘラ笑っていたのは、安倍政権自身も教育保育現場への政治介入を強めているからだ
 文科省が新たに公表した幼稚園の教育要領案。唱歌やわらべ歌とともに示されたのが「国歌」(斉唱)だ。厚労省も保育所の運営指針の改定案に「国旗、国歌に親しむ」と明記したが、国旗・国歌法が制定された1999年、国は「強制したり義務化したりすることはない」と説明していた。ところが、安倍政権内では国立大の入学式や卒業式でも国旗掲揚と国歌斉唱を求める声が強まり、一昨年には文科省が「適切な対応」を要請する事態に発展。今回の幼稚園の国歌斉唱もこの流れで、戦前と同様に国家統制を強めているのだ。政治評論家の森田実氏がこう言う。
安倍政権は、戦前の国家主義的思想を現代に取り入れようとしているわけですが、安倍首相も日本会議も実際の戦争を知らず、観念だけで動いているだけにタチが悪い。森友学園の問題も、このまま放置すると、安倍政権さえバックに付ければ、違法・脱法行為は何でもアリということになりかねません。新聞・テレビが徹底的に追及しないと今後、とんでもない事態になります
 こういう国家主義的な思想を持つ政権だからこそ、共謀罪なんて絶対認めてはダメなのだ。戦前の治安維持法のように法案が成立した途端、あ~だ、こ~だと理屈をつけて国民を弾圧するのだ。金正男暗殺事件で、あらためて北朝鮮の狂乱独裁ぶりがクローズアップされているが、「安倍晋三教」というイカレた邪教が広がり始めた日本も他人事ではない


【安倍晋三記念小学校】維新府議「背後に官邸-松井ラインという話が」

https://youtu.be/2AxpRgtGpKE




大阪・国有地売却問題の「闇」を追う
(東京新聞【こちら特報部】)2017年2月18日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2017021802000148.html
 大阪府豊中市の国有地が学校法人「森友学園」(大阪市)に格安で払い下げられ、国会でも取り上げられた。同学園は小学校建設のために土地を購入したが、名誉校長は安倍晋三首相の妻昭恵さん、校長を務める同学園の籠池泰典理事長は「日本会議大阪」の運営委員だ。さらに当初は「安倍晋三記念小学校」の名目で寄付を募っていた。同学園が経営する幼稚園が、ヘイトスピーチまがいの文書を保護者に配布していたことも発覚した。何が起きているのか。
(安藤恭子、池田悌一)

大阪・国有地売却問題の「闇」を追う_1

格安で?国有地払い下げ

大阪の学校法人 4月開校小学校

 大阪市の北のベッドタウン、豊中市の住宅地を歩くと、真新しい茶色の建物が目に入った。外壁には「瑞穂の國記念小學院」の浮き文字看板。森友学園が四月に開校する小学校だ。木造の校舎はほぼ完成し、作業員が窓枠の取り付けなどに精を出していた。
 「教育勅語の書かれたポスターが工事現場に貼られており、変だと思って財務省近畿財務局に情報公開請求したら売買価格が黒塗り。『国民の財産なので公開すべきだ』と言っても『法人の正当な利益を害する』『非公開の要望がある』とのれんに腕押しだった
 そう証言するのは、今回の問題を明るみに出した木村真・豊中市議である。
 木村市議は今月八日、財務局に開示を求めて大阪地裁に提訴し、新聞やテレビが報道。すると財務省は十日、一転して公表に踏み切った。実に不可解な対応だが、財務省が民進党に提示した文書によると、「森友学園から『地下埋設物の存在が知られれば、風評リスクが懸念される。金額は公表しないように』と要請があったため控えていた。しかし報道を受け、学園が『国有地を不当に安く取得したという誤解を受ける恐れがある』と公表に同意した」というのが理由だ。

追及の豊中市議「1億円超、あまりに安い」

 売却された土地の面積は八千七百七十平方㍍、公表された売買価格は一億三千四百万円・木村市議ぼこの激安ぶりに驚く。「隣に、今回よりやや広い国有地があったが、近畿財務局が豊中市に売った価格は十四億円超だった。なぜ今回は十分の一程度なのか。あまりにも安すぎる
 もともとこの土地は住宅地だったが、一九七四年、伊丹空港の騒音対策区域に指定され、国土交通省大阪航空局が移転補償事業として土地を順次購入。その後、騒音対策が進んだことで区域指定が解除され、まとまった土地に生まれ変わった。長年更地のままだったが、二〇一三年、大阪航空局の依頼で近畿財務局が買い受け先を公募。森友学園が取得に動き、当初は定期借地契約が結ばれた。
 土壌改良工事に取りかかっていた森友学園から「地下埋設物がある」と財務局に連絡があったのは昨年三月だ。その十三日後、森友学園は「(借地ではなく)購入したい」と要望。財務局の依頼で不動産鑑定士が弾き出した評価額は九億五千六百万円だったが、大阪航空局は「地下のごみの撤去に約八億円かかる」と算出し、昨年六月、撤去費を差し引いた一億三千四百万円で売買された。
 一連の取引を「国有地売却問題」と位置付ける民進党は、財務省や国交省の担当者から連日事情を聴いている。「除去に八億円かかったことを確認したのか」などと追及するものの、国交省の担当者は「うちは積算しただけで確認はしてない」と回答。財務省の担当者も「相手のある話なので…」と歯切れが悪い。

大阪・国有地売却問題の「闇」を追う_2

幼稚園では「教育勅語」差別問題も
保護者「軍国じみてる」

 「瑞穂の國記念小學院」とは、どんな小学校なのか。開校準備室のホームページ(HP)によると、「日本初で唯一の神道の小学校」を銘打ち、教育理念に「日本人としての礼節を尊び、愛国心と誇りを育てる」と掲げる。名誉校長の昭恵さんは「優れた道徳教育を基として、日本人としての誇りを持つ、芯の通った子どもを育てる」とのメッセージを寄せている。
 「愛国教育」を志向していることは分かるが、HPだけでは具体的なイメージが湧かない。参考になりそうなのが、森友学園が大阪市内で運営する「塚本幼稚園」だ。国に尽くすことを定めた戦前の「教育勅語」を園児に暗唱させることで知られ、府によると、昨年五月時点で百五十人余りの園児が通っている。
 園長は小学校の校長にも就く籠池氏。安倍首相の支持基盤である右派組織「日本会議大阪」の運営委員でもある。日本会議に詳しい著述家の菅野完氏は「籠池氏が日本会議の中で重きを
なしているとは思えないが、塚本幼稚園は、日本会議の事務局を担う日本青年協議会周辺の会報などに頻繁に登場する」と指摘する。
 「こちら特報部」は、塚本幼稚園を退園した元園児の複数の母親に話を聞いた。幼稚園では小学校開校に向けた寄付を繰り返し要求された。一回二万円以上のケースもあったが、その際に配られた銀行への払込取扱票に印字されていたのが「安倍晋三記念小学校」の文字だ。園が昭恵さんを招いた講演に参加した母親は「園長は自信に満ちていて、政治との結び付きは深いと感じた」と振り返る。
 園の運営を取り仕切っていたのは、籠池氏の妻の副園長という。「愛国教育を重んじるのも、しつけのためならば良いかと思ったけれど、こんなに軍国じみていたとはこと別の母親。園では「教育勅語」にとどまらず、軍歌も教える。皇族が大阪を訪問の際は、空港などで日の丸の旗を持って出迎えるのが恒例だった。自宅からの近さや給食や通園バスの設定、充実した習い事への期待から入園を决めたが、次第に違和感を覚えた。極め付きは園側の差別発言だった。
 自身は日本国籍だが、韓国出身の両親がいる。出自を明らかにした上で「日本が大好き。でも韓国人として生まれてきて誇りに思っている」と手紙を書いたところ、副園長から「私は差別はしていません。しかしながら心中韓国人と中国人は嫌いです」との手紙を返され、退園を決意した

 塚本幼稚園は昨年、「よこしまな考え方を持った在日韓国人や支那人」と記した文書を保護者向けに配布。ヘイトに当たる恐れがあると問題視した大阪府が一月に園から事情を聴いた。府私学課の担当者は「指導すべきかどうか対応を検討する」と話す。
 特報部が学園に問い合わせたところ、「他のメディアに取材で答えてきたが、よこしまな意図で書かれ、まともに取り上げてもらえない。東京の新聞に答える必要はない」などと言われ、一方的に電話を切られた。塚本幼稚園も直撃したが拒まれ、担当者が「おとがめを受けることはしていない。政治的な便宜は全くない」とのみ答えた
 十七日の衆院予算委員会では、民進党の福島伸享氏が「安倍晋三記念小学校」の名目で寄付が募られた経緯に触れ、「首相が利用されたのでは」と迫った。
 安倍首相は「(妻を通じて)私の考え方に非常に共鳴している方から『安倍晋三小学校にしたい』と言われたが断った。現役の政治家である以上、ふさわしくない。私も妻も一切、認可にも国有地の払い下げにも関係していない」と強調。
 「もし関係しているということであれば、首相も国会議員も辞めるが、全く関係ない」と語気を強めた。

 元園児の母親の一人は訴える。「愛国主義でも中国や韓国への差別でも、やるのなら考え方をきちんと明らかにし、私塾として運営すればいい。こうした教育を幼稚園や小学校でやるのが許されるのか

大阪・国有地売却問題の「闇」を追う_デスクメモ


 標識の設置年月日は、平成26年11月6日、つまり2014年11月6日であり、大阪府への小学校設置の認可を申請した後であるものの認可は降りておらず、また、国有財産の処分方針を決める国有財産近畿地方審議会が開かれる数か月前に当たる


安倍晋三小学校とは狂乱の極みだ
森友学園土地疑惑
内閣全体を汚染

(日刊ゲンダイ)2017年2月21日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/199935
偏狭な愛国心と宗教、国家権力が結託し教育まで侵食してきた事態に慄然
その中心に位置する日本会議にすでにこの内閣も政党も乗っ取られているおぞましさをなぜ、大メディアは書かないのか
「安倍晋三記念小学校」疑惑の闇_1

 なぜ、大メディアは及び腰なのか。大阪府豊中市の国有地が学校法人「森友学園」にタダ同然で払い下げられていた問題は、内閣が吹っ飛んでもおかしくないスキャンダルなのに、メディアの追及は鈍い。
 この土地には今春、“日本初の神道小学校”をウリにした「瑞穂の國記念小學院」が開校する予定だ。小學院の理事長を務める森友学園の籠池泰典総裁は、安倍首相の支持基盤である右派組織「日本会議」の大阪幹部。そして、小學院の名誉校長にはファーストレディーの昭恵夫人が就任。しかも、当初は「安倍晋三記念小学校」というフザケた校名にする予定で、寄付金を募っていたことも分かっている。
国有地は国民の財産です。それが、不可解な経緯で、首相に近い団体の幹部に『実質ゼロ円』で供与されていた。こんな分かりやすい話はありません。本来なら、テレビのワイドショーが飛びつくネタのはずです。しかし、北朝鮮の暗殺事件や、都政の小池劇場に時間を割くばかりで、安倍政権を揺るがす重大疑惑を取り上げようとしない。

「安倍晋三記念小学校」疑惑の闇_2

 この土地問題は、掘れば掘るほど、埋蔵ゴミの量を上回る疑惑が出てくるのに、新聞も社会面でアリバイ的に事実関係を報じるだけで、背後に日本会議の人脈があるという核心には触れたがらない。あまりに深刻な問題だからこそ、日本会議に支えられた安倍政権に遠慮して報道を控えているとしか思えません
(政治評論家・本澤二郎氏)
 安倍晋三記念小学校という名称について国会で質問された安倍は、「いま初めて知った」とトボけたが、「妻から森友学園の先生の教育に対する熱意は素晴らしいという話を聞いている」「私の考え方に非常に共鳴している方から、『安倍晋三小学校』にしたいという話がございましたが、お断りした」とも言っていた。少なくとも、打診があったことは認めたわけだ。

「こんなに軍国じみていたとは……」

 一方の籠池理事長は「週刊文春」や「しんぶん赤旗」の取材に、安倍晋三記念小学校の名称は「内諾を得ていた」と証言していて、どちらの言い分が本当なのかは知らないが、それにしても、「考え方に共鳴している」という安倍の発言は聞き捨てならない
 森友学園が運営する塚本幼稚園は昨年、「よこしまな考え方を持った在日韓国人や支那人」などと記載した文書を保護者向けに配布。ヘイトに当たると問題視した大阪府は今年1月に籠池理事長らから事情を聴き、行政指導を行う必要があるか検討することにしている。
 そもそも塚本幼稚園は、園児に教育勅語を暗唱させ、五箇条の御誓文愛国行進曲などを教え込む“軍国教育”で有名だ。18日付の東京新聞「こちら特報部」は、「愛国教育を重んじるのも、しつけのためならば良いかと思ったけれど、こんなに軍国じみていたとは……」と困惑する保護者の言葉を紹介している。
 塚本幼稚園のHPを見ると、「園長が防衛大臣賞を受賞いたしました」と、稲田防衛相の名前で昨年10月22日に贈られた感謝状の画像が掲載されている。感謝状は理事長室に飾られているというが、そこには「永年にわたり防衛基盤の育成と自衛隊員の士気高揚に貢献されるところ大なるものがありました」と書かれている。「防衛基盤の育成」って何なのか。愛国教育によって、国のために命を捧げる若者を社会に送り出すという意味か
 そういうヘイトと軍国教育に熱心な学園の総裁と「共鳴している」と、安倍は言ってのけた。教育基本法に反する戦前教育を施す学校法人にお墨付きを与えたようなものだ

長い時間をかけて歴史修正主義首相を育成した日本会議

籠池理事長、安倍夫妻、稲田防衛相、麻生財務相、そして払い下げ当時の下村文科相や、小学校の新設をスピード認可した大阪府の松井知事……。登場人物は、みな日本会議の関係者です。極右思想を共有する仲間内で、国民財産を私物化し、便宜を図ったとみられるのが当然なほど、役者が揃っている。日本のメディアは、韓国の朴大統領の親友による国家介入でサムスン電子副会長が逮捕された事件は大々的に報道していますが、構図は同じですよ。小沢一郎の時は、正当な土地取引の単なる“期ズレ”を大犯罪のように騒ぎ立て、メディアが事件をでっち上げたのに、今回はダンマリなんて筋が通りません。安倍政権や日本会議が絡んでいる疑惑は追及できないとすれば、由々しき問題です。安倍政権では、大半の閣僚が日本会議の関連団体に名を連ねている。国家運営の黒幕は、戦前回帰を目指す日本会議ということになります」(本澤二郎氏=前出)
 自民党で幹事長などの要職を歴任した故・加藤紘一氏は第1次安倍政権が発足した06年、朝日新聞のインタビューに答えて、「安倍政権の背後には日本会議がある。だから安倍政権は今までの自民党政権とは異質で極めて危険だ」と指摘していた。この時から、すでに自民党は日本会議に乗っ取られていたのだ。

 ジャーナリストの魚住昭氏が言う。
加藤氏は日本会議の危険性をいち早く察知していた。国民が気づかないうちに、日本会議は政権中枢を汚染していった。政治に働きかけて、元号法制化や国旗国歌法の制定など、自分たちの政策を着実に実現してきた日本会議が、長い時間をかけて育成したのが安倍首相です。その拠点になったのは、94年に発足した『歴史・検討委員会』や、97年に結成された『日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会(「教科書議連」)』などで、もともと安倍首相に右派的な気分はあったのでしょうが、それを歴史修正主義に持っていった。そうした積み重ねの集大成が、日本会議の悲願である憲法改正なのです

戦前よりひどい全体主義国家になる

 共著「愛国と信仰の構造―全体主義はよみがえるのか」で、ナショナリズムと宗教の結びつきに警鐘を鳴らした政治学者の中島岳志東工大教授は、日刊ゲンダイのインタビューにこう語っている。
〈偏狭な愛国心が、宗教と深く結びついたときになにが起こるのか。戦前の日本では、国家神道などの宗教が、天皇や日本という祖国を信仰の対象とすることで、ナショナリズムを過激化させ、全体主義の時代になだれ込んでいき、大きな戦争にまで突入した〉〈(日本の現状は)ここで選択肢を誤ると、立憲主義も民主主義も根こそぎになり、戦前以上にひどい全体主義国家になってしまうのではないか。そのくらいの危機感を持っています〉
 安倍政権は、式典での国旗掲揚と国歌斉唱を国立大に要請。文科省が14日に公表した幼稚園の教育要領案でも、「我が国の国歌に親しむ」の文言が加わった。保育所を管轄する厚労省も同日、3歳以上の幼児に対し、国旗や国歌に親しむことを求める文言を盛り込んだ保育所保育指針改定案を公表した。愛国心の強要を推し進める主体が日本会議であり、国家権力と結託して、教育にまで侵食してきているという事実に戦慄を覚える
 くだんの塚本幼稚園の運動会では、「日本を悪者にする中国や韓国は心をあらためて。安倍首相がんばれ」と園児に選手宣誓させる映像が残っている。籠池理事長は、週刊文春の取材に対して「安倍総理は政治家というより偉人」と語っていた。もはや、国家神道でもなく、「安倍晋三教」と言っていい。そこから、安倍晋三記念小学校などという狂った発想が生まれ、それに付随して、疑惑まみれの国有地払い下げ事件が起きた。
 さすがに安倍も、払い下げで直接の指示を下すようなヘマはしないだろう。だが、首相を支持する日本会議の影がチラつく上に、昭恵夫人まで名誉校長として関わっているとなれば、何も言わなくても忖度して便宜を図る連中がいる。直接の口利きよりも、こういう状況の方が危機的なのだ。安倍を崇拝していれば、どんな不正も「愛国無罪」でおとがめなしというのなら、もはやこの国は民主主義国の看板を下ろすしかない


“愛国”学校ができるまで 名誉校長は安倍総理夫人

http://dai.ly/x5cb36z
塚本幼稚園で名誉校長就任の挨拶をする昭恵夫人、「せっかくここで芯が出来たものが、公立の学校に入った途端に揺らいでしまう」公立学校の否定!?
「教育勅語を暗記させている」学校の驚き!そして、土地購入疑惑、そして安倍総理・・・繫がる?!


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