沖縄を返せ (映画「沖縄」より)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_7tbp1KsfWZdkUlJFx4yK-PuWly8fkBq
荒木栄 作曲(1956年)
映画「沖縄」(1970年)より
オスプレイ墜落:米軍トップ「感謝されるべき」
https://youtu.be/TNbV61ub5aQ
オスプレイ墜落
県民の怒りに火をつけた
海兵隊トップが放言
沖縄県民は感謝しろ!
(日刊ゲンダイ)2016年12月16日
沖縄県民はカンカンだ-。沖縄県名護市沖に墜落したオスプレイ。あろうことか、在沖海兵隊のトップが事故後、沖縄県民に対して「感謝しろ」と。暴言を吐いたからだ。
きのう(14日)午後、米軍キャンプに抗議のために訪れた安慶田沖縄県副知事に対し、在沖米海兵隊のトップ、二コルソン四軍調整官(60)は、謝るどころか怒ったような調子でこう言ったのだ。
「パイロットは住宅地である普天間を避けて、沖に着水した。住民に被害を与えなかった。感謝されるべきだ。パイロットはヒーローだ」
二コルソン四軍調整官はサウスカロライナの軍事大学を卒業した根っからの軍人。イラクやアフガニスタンにも駐留し、昨年夏、沖
縄に赴任している。これまでも高圧的な発言が多かったという。しかし、危険なオスプレイを日本に持ち込み墜落させておいて、「感謝しろ」とは一体、何様のつもりなのか。さすがに安慶田副知事は「植民地意識が丸出しで、とんでもない感覚だ。我々はオスプレイも、オスプレイの訓練もいらない」と批判している。
米軍は安全が確認できるまでオスプレイの飛行を一時的に停止するとしているが、一時停止で再開したら、また重大事故を起こすのは目に見えている。何しろ、オスプレイは1989年の初飛行以降、9度の事故で37人が死亡している。何度砂原因を分析し対策を
講じても、事故が繰り返されているのだ。実際、今回の墜落の直後にも、別のオスプレイが米軍普天間飛行場に胴体着陸していた。
沖縄に駐留する海兵隊のトップが平気で暴言を吐くのも、安倍首相がアメリカに対して属国意識まる出しだからだ。
立正大教授の金子勝氏(憲法)が言う。
「駐留米軍の幹部から植民地に対するような発言が出るのは、安倍首相がアメリカに対し、宗主国を相手にするような対応をしているからです。本来、日本の首相は沖縄県民の立場で、米軍にもの言うべきなのに、米軍の代弁者として沖縄県民に我慢を強いている。このままでは、米軍による第2、第3の事故が起きますよ」
安倍は今すぐ、二コルソン四軍調整官の更迭をオバマ大統領に申し入れるべきだ。
防護服で機体解体 墜落のオスプレイ 海保の捜査困難に
https://youtu.be/M_Uo9iLq5W0
http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-413240.html
回転翼監視システムに放射性物質のストロンチウム90を使用しているとしている。
500μCi = 18,500,000Bq
オスプレイも司法も…
民意圧迫「本土の沖縄化」
(東京新聞【こちら特報部】)2016年12月15日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2016121502000141.html
米軍のオスプレイが沖縄県名護市沖で大破した。事故を繰り返すオスプレイを配備するのは、本土の人々による沖縄差別以外の何ものでもない。だが、墜落の恐怖にさらされているのは沖縄だけではない。全国各地の空を朝な夕なに飛び交っている。名護市辺野古の新基地建設を巡る国と沖縄県の訴訟や、東村(ひがしそん)高江の米軍ヘリパッド建設問題でも、沖縄の民意は足蹴(あしげ)にされているが、本土の司法や市民運動の現場で「沖縄化」が進んでいないか。沖縄の今は本土の明日。人ごとではない。
(安藤恭子、三沢典丈)
オスプレイ大破の衝撃
名護市安部(あぶ)集落から目と鼻の先の岩礁上。事故機は胴体部分から翼がもげて大破し、海面に無残な姿をさらした。一歩間違えれば大惨事である。米軍側は「浅瀬を選んで不時着した」と説明するが、沖縄県の翁長雄志知事は「墜落だと認識している。大変遺憾だ」などと配備撤回を求めた。
オスプレイに詳しい建築家で「沖縄平和市民連絡会」共同代表の真喜志好一さん(七三)は憤る。「やはり起きたか、というのが事故の第一印象だ。オスプレイの不安定さは構造的な問題で、沖縄県民が命の危険と隣り合わせにある」
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)には、沖縄が島ぐるみで反対する中、二〇一二年からMV22オスプレイの配備が強行され、最近は、事故機を含む二十四機を運用していた。
沖縄防衛局の調べでは、今年三月までの一年間、オスプレイの離陸は千百七十六回、着陸は千百八十七回で、合計二千三百六十三回に達した。うち午後七時から十時までの離着陸は四百五十一回、十時から翌朝七時の間は七十六回。今回の事故も十三日午後九時半ごろ起きており、夜間飛行は常態化している。
沖縄県では普天間以外も、ヘリパッド建設への抗議が続く米軍北部訓練場(東村、国頭村)や伊江島補助飛行場(伊江村)などが訓練拠点にされている。
真喜志さんは「日本政府がヘリパッドと称する施設は米軍資料を見れば、オスプレイ用の『オスプレイパッド』。完成すればリスクはさらに増す。その下に住む人々の暮らしと生態系が破壊されていくのは耐えがたい」と訴える。
全国の空 飛び交う恐怖
配備計画続々…実戦訓練も
本土にも危険が迫っている。基地問題を調査・研究するNPO法人「ピースデポ」の田巻一彦代表によると、普天間のオスプレイは、山口県の岩国、東京都の横田、神奈川県の厚木の各米軍基地などに飛来している。田巻氏は「全国にオスプレイ網が張り巡らされようとしている。今後は日米共用基地、防災訓練を名目とした一般の空港へと飛来し、空域を使った演習が増えていくだろう」とみる。
横田基地に来年から配備される空軍用のCV22オスプレイは、特殊部隊の訓練に使われる。「輸送などが主力の普天間のMV22とは異なり、東北や中部の山間部での夜間低空飛行など、より実戦的で高度な訓練も予想される」(田巻氏)
来年一月には、陸上自衛隊木更津駐屯地でオスプレイの定期整備作業が開始され、普天間から年間五~十機を受け入れる予定だ。一八年度からは陸上自衛隊がオスプレイを導入し、佐賀空港への配備を計画する。
田巻氏は、本土の人たちに呼びかける。「危険だからこそ、翁長知事は、基地やオスプレイの配備を認めないと言い続けてきた。オスプレイを受け入れるということがどういうことか、本土の基地周辺自治体や住民も、今回の事故を重く受け止める必要がある」
司法 米軍の統治下?国策追従
警察 反対派ばかり取り締まり
司法の場でも「沖縄差別」が露骨である。
翁長知事による辺野古埋め立て取り消しを巡り、国が起こした違法確認訴訟で、福岡高裁那覇支部は九月、国側の主張を全面的に認める判決を言い渡した。翁長知事は上告したが、最高裁は口頭弁論を開かず、判決が確定することが事実上、決まった。
裁判所は従来、安全保障や外交問題など「高度に政治性のある国家行為」は判断を避けてきたが、高裁判決は「普天間の危険を除去するには辺野古以外にない」と断定した。
担当判事が、国の提訴の直前に異動してきたことも「国側勝訴のための意図的な人事ではないか」と臆測を呼んだ。過去に手掛けた行政訴訟のほとんどで行政側が勝訴していたからだ。
早稲田大大学院の江上能義教授(政治学)は「三権分立に基づき、司法は行政や立法をチェックするはずだが、沖縄の基地問題に対する最近の司法は国と一体化しているとしか思えない」と疑問を呈す。
一九九五年、沖縄県の大田昌秀知事(当時)が、米軍用地強制使用のための代理署名を拒否し、国は大田知事を提訴した。この時も国が勝訴したが、江上教授は「判決は国に基地縮小を促すなど、司法の立ち位置を示し、国の意向の丸のみではなかった。最近、民主主義の原理が次々と壊れている。沖縄の先例は必ず本土にも広かっていく」と危機感をあらわにする。
なるほど、司法が基地問題で国や公共性を重視する傾向は本土と地続きだ。
第四次厚木基地騒音訴訟で、二審の東京高裁は昨年、自衛隊機の深夜・早朝の飛行差し止めや将来分の損害賠償を認める画期的な判決を下した。ところが、最高裁は今月八日、「自衛隊機の運航には高度の公共性がある」として国側の主張を認め、二審判決を破棄。住民側か逆転敗訴した。弁護団長の中野新弁護士は「本土も米軍の統治下にあるのが現実。最も政治性を帯びる最高裁が今の政治に配慮し、一~三次訴訟を踏襲したことに驚きはない」としつつも、「下級審の判事が実際に騒音を聞き、努力して出した判決を、最高裁が無視するのでは、まったく進歩がない」と嘆く。
横田基地騒音訴訟の弁護団事務局長の加納力弁護士は、厚木訴訟の最高裁の判決について「公共性を優先し、飛行差し止めや将来請求を門前払いした。司法とは国民の人権を守ることが本来のあり方。人権と公共性をてんびんにかけ、やすやすと公共性を優先するやり方は、法的な発想が欠けている」と非難する。
市民運動の現場でも、沖縄差別と、その本土化の流れが顕在化しつつある。
高江のヘリパッド建設現場前では今、警察が軽微な違反を理由に、反対派を取り締まっている。本土では人ごとに映るようだが、十一日、東京の都心で似たような問題が発生した。
ヘイトスピーチデモに抗議する「カウンター」の参加者が、ガードレールに「ヘイトスピーチ、許さない」と書かれた横断幕をくくり付けていた。すると、警察官が軽犯罪法違反と指摘。参加者はすぐに外したが、横断幕は押収され、警察署で事情を聴かれたという。カウンターの間では 「東京が沖縄化している」との声が上がった。
カウンターの列に加わっていた立教大教授で精神科医の香山リカ氏は「厳密には違法なのかもしれない。しかし、五月にヘイトスピーヂ対策法が成立したにもかかわらず、警察はカウンター側は取り締まるのに、デモ隊がヘイト的な内容のプラカードを掲げても注意すらしない」と批判した上で、警鐘を鳴らす。
「国民による抗議の意思表示に対し、警察権力が法律を拡大適用して弾圧する構図は同じ。沖縄で起きていることは決して人ごとではない。なぜこうした強引な取り締まりが行われるのか、背後の権力構造を見抜く必要がある」
「統治行為論がある限り政府の権限をコントロールすることは不可能だ」早稲田大・長谷部恭男教授
沖縄・高江 座り込み
オスプレイパッド建設止めたい
だから私は駆けつけた
(しんぶん赤旗)2016年12月18日
沖縄県東村高江で政府が強行しているオスプレイパッド(着陸帯)の建設を止めようと、全国から若者が抗議活動に駆け付けています。工事車両が出入りする米軍北部訓練場「NIゲート」前で、降り注ぐ強い日差しにも負けず座り込む若者たちの思いを聞きました。
(桑野白馬)
輝く森や海は宝物
大平めぐみさん
「悲しい、つらい。でも、人ごとじゃないから…」
機動隊に「ごほう抜き」される市民の様子を目の当たりにした看護師の大平めぐみさん(35)=東京都昭島市=は、こぼれた涙を拭いました。
「政治的なデモや集会には参加したことがない」と語る大平さんは、数力月前に在日米軍横田基地の近くに引っ越したことで、基地の存在を意識するようになりました。「飛行機がすぐ近くを飛ぶのを見るのは怖い。騒音問題も、こんなに深刻だとは思わなかった」とうつむきます。
群馬県の旧・子持村(現・渋川市)で生まれ、自然に囲まれた環境で育ちました。「たくさんの花や動物と過ごせてすごく幸せだった」と少し笑みがこぼれます。「沖縄の森や海も同じように輝いている。こんな宝物を、基地を造るために壊していいはずがない」
初めて抗議行動に参加して、「運動をしている人たちの思いが伝わった。実際に現場に行くことでしか得られない貴重な体験です」とかみしめるように語る大平さん。「見だことや聞いたことを周りと共有して、少しでも基地建設を止める力になりたい」と前を向きました。
現場に行くこと大切
川野慈さん
「何よりも現場に行くことが大切」と話す川野慈(しげる)さん(23)=大分県別府市=は、「参加者の思いを感じ取ることができた。自分を奮い立たせるエネルギーをもらえました」とにっこり。
2011年に発生した福島第1原発事故がきっかけで政治に興味を持ち、毎週金曜日に行われている官邸前行動や、地元での平和運動に参加してきました。
「原発と基地は構造が似ている。政府は経済効果ばかりを押し出して、国民を分断しようとするんです」。ゆっくりと言葉を探しながら、真剣な表情で語ります。「原発は事故が起こったらもう手がつけられない。労働者の被ばくも心配。基地は騒音問題や環境問題が深刻。両方とも『命』にかかわる問題で、お金と比べられるものではない」と憤ります。
座り込みを続けている人たちの訴えを聞いて涙ぐむこともありました。「島を再び戦場にしないという訴えを絶対に実現したい。帰ったら地元の仲間に、高江のひどい現状を伝えます。もっとたくさんの人に座り込んでもらいたい」
自然と共存する道を
ちゃるさん
自作の歌で座り込む市民らを励ましていたのは、ちゃるさん(36)=東京都世田谷区=です。「自分が座り込みをするなんて想像もしていなかった。政治には興味がなかったから…」
普段は地元のカフェなどで、平和をテーマにしたライブ活動を行っています。高江の現場に行った音楽仲間たちから話を聞き、座り込みの映画や動画を見たことがきっかけで高江を訪れました。
「機動隊と市民との衝突は、見ていてつらい」と目を伏せます。「でも、相手も同じ人間。愛をこめて歌えば、きっと何かが変わる」。道路を封鎖する機動隊の一人ひとりの目を見て、訴えかけるように歌います。
「相対してる僕らだって本当は仲間だったんだ」「あなたとわたし手を取り合えば世界はまるく踊り出す」
「機動隊の人たちの中にも、きっと『森や命を壊す手助けをしたくない』と思っている人がいるはず。声が届くまであきらめない」
30歳の時に3年以上かけて世界中を旅しました。「価値観が変わった。自然と共存することこそが、人間が長く生き続けられる道だと思う。基地建設の強行はこれに反している」と力をこめて話しました。
周りと共有して力に
想水義貴さん
有機農家の想水義貴(そうすいよしたか)さん(36)は、「高江の抗議行動の様子や沖縄の自然を肌で感じたかった」と、埼玉県から駆け付けました。平和で非暴力に徹した抗議行動に対し、機動隊が大勢で押し寄せ、参加者を威圧する光景を見て、「驚いた。表現の自由を封じ込めようとしている」と眉をひそめました。
日本も含めた世界中で、深刻な格差の拡大や自然破壊が進んでいることに危機感を抱く想水さんは、「これからは自然と共存して、持続可能な生き方を模索すべきだ。そうすれば、個人が個人として尊重される社会も実現する」と強調。「自然を壊す基地建設の強行は受け入れられない。多くの人が座り込みに来て、実際に感じたことを周りと共有してほしい。それが大きな力になる」と力強く話しました。
13日の夜にはオスプレイが名護市の浅瀬で墜落。「安全だと繰り返した結果がこれ。あげくに謝罪するどころか誰も傷つけていないから感謝しろだなんて…。理解できない。こんなものを配備して、この国はどこにいってしまうのか」
本格報道INsideOUT 2013年8月16日
シリーズ・映画で戦争を考える「標的の村」
http://dai.ly/x137rr3
2013年8月10日から順次全国で公開される「標的の村」は、琉球朝日放送が追い続けた”沖縄の戦い”のドキュメントだ。
沖縄、山原の東村は米軍のジャングル演習地に囲まれた村。
この演習地に新たにヘリパッドが建設されることを知った住民は反対運動に乗り出す。このヘリパッドは、いずれ「オスプレイ」の訓練施設となるからだ。
しかし、立ち上がった住民の前には、国からの考えられないような障壁が立ちふさがる。
そして、やがて彼らの反対運動は「オスプレイ配備反対」の戦いとなり、運命の日を迎える…。
内地では、ほとんど報道されることのない沖縄の真実をこの映画は伝えます。
日米地位協定:不平等な理由と沖縄の負担
http://dai.ly/xvgkjh
日米地位協定の不条理
http://dai.ly/x2v4b0p
戦後70年とひとくくりで言いますけれども、考えてみれば 沖縄 27年間の空白、それは「アメリカの統治」ということになります。
日本国の憲法に守られることなく、軍の用地の接収から、あるいは米軍の兵士が起こす事件・事故 こういった事に泣き寝入りをせざるを得なかった流れもその中に含まれる。
そして、もうひとつみるべきは、『日米地位協定』の大矛盾、不条理であります。これを山口アナウンサーが特集としてお届けします。
そもそも総研 2013年4月11日
そもそも日米地位協定の本質って何?
http://dai.ly/xyx2g3
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堕ちる
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