真理は、それが真理であれば、
われわれがいなくてもその存在を明らかにするとは、思われないのですね?
違う違う、違うぞ。
真理はわれわれが明らかにする分だけしか明らかにならないのだ。
人間にやわらかに滲みこんでゆく理性の力を、わたしは信じる!
理性の勝利は理性的な人間の勝利でしかありえない。
こんちくしょう、目に入るのはあんたのいう人びとの、神のごとき忍耐ばかりだ、神の如き怒りはどこにある?
望遠鏡の覆いを取って太陽にむけろ!
英雄を持たぬ国は不幸だ!
違うぞ。
英雄を必要とする国が不幸なのだ。
真実を知らない者は愚か者でしかない。
だが、真実を知っているにもかかわらす、それを嘘という奴、そういう奴は犯罪者だ!
「ガリレイの生涯」より ベルトルト・ブレヒト
20130504 ラジオフォーラム 第17回 小出裕章ジャーナル
http://youtu.be/fUud_0Yl2BI
◆湯浅
小出裕章ジャーナル、ここからの時間は、京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんが電話で出演します。
今日も電話が繋がっています。
小出さん、よろしくお願いします~。
◆小出
よろしくお願いします。
◆湯浅
今日も、あのテーマは、基礎知識編ということで、まあ原子力発電で得をするのは誰かという話をお伺いしたいんですけど、その前に、先月あの~大阪地裁で、大飯原発の3号機4号機再開、運転再開しているわけですが、これのあの、停止を求める仮処分申請が却下されたという判決が出ました。
新聞報道などによりますとですね、福島原発事故後に国が示した安全性に関する基準を検討して、福島事故の教訓を踏まえ、現在の科学技術水準に照らし、相当な根拠と合理性があると、いう風に判断して、ですからまあ停止する必要はないということを大阪地裁が、判断したということなんですが、小出さんは、この仮処分却下については、どのようなご感想をお持ちでしょうかね。
◆小出
はい、呆れた判決だと思いました。
え~、福島原子力発電所の事故というのは、今現在も進行中で、それがどのような原因でどのような事故経過を辿って今に至っているかということすらが、ほとんど分からないままなのです。
未だに現場に行くことすらが出来ない、融け落ちた原子炉が今どこにどんな状態であるのかも分からない、原因が津波だったのか地震だったのかも分からないという、そういう状態のままもう既に2年以上が経ってしまった、のです。
で~、国のほうは何か対策をとったというようなことを言っているわけですけれども、原因すらが分からないでとれる対策というのは非常に限られたものでしかないわけで、そのような対策を仮に満たしたとしても、だから安全だというような結論は到底出て来ないと私は思います。
◆湯浅
ふん、ですので、原因も分からないうちから対策がとれたとかまああのそういうことを言うこと自体は呆れていると。
◆小出
はい、少なくとも科学的とは言えませんし、え~、裁判所がもし科学的な根拠に基づくというのであれば、今現在の状況で科学的な判断が出来ないということをまず言わなければいけなかったと思います。
◆湯浅
う~ん、なるほどですね。
原因が分からない間に対策がとれたって言うのは…
◆小出
おかしいですよね。
◆湯浅
おかしいですね、確かに。
はい、ありがとうございます。
◆小出
はい。
◆湯浅
えっと、その上でですが、あの~まああの何度かお伺いしているお話ですが、原子力発電、結局何でそんなにやりたいのかと、いうことが、まあこの2年間、いろんな方たちの疑問でもあったと思うんですけど、その中の一つにあの総括原価方式というですね、とにかく役員報酬からまあ何から何から、まあ何かあの、この間、最近の新聞報道ではあの~出向している社員のその外の会社に出向している社員の給料も総括原価方式に入っていたみたいな報道などもありましたが、まあそういうことがあって、なかなかまあおいしい仕事だということもあり、止められないんだろうと、いうような話なんかも、これまた随分いろんなところで言われていることですが、結果的に、その結果としてですね、今私たちが毎月支払っている電気代というのは、どうなっているんですかね。
◆小出
もちろん高くなって、これまでも高かったわけですし、もし総括原価方式というようなものをこれから続けて、電力会社の放漫経営っていうんでしょうか、何をやっても必ず儲かってしまうというようなことを許す限りは、どんどん高くなっていくと思います。
◆湯浅
ふ~ん、そうすると~、今度は電力会社の方たちから、原発を建てる、受注するですね、建設関係の方たちもまあ結構いい仕事だっていうことになるんですね。
◆小出
はい、これまではたいへん甘い汁を吸ってきたのだと思います。
普通の会社であれば、自分の努力で少しでも利潤をひねりだそうとするわけで、何かの施設を作るときでも、少しでも安いところに頼んで、コストを抑えようとするわけですけれども、電力会社の場合は、逆なんですね。
お金がかかる、かかればかかるだけ、電力会社の資産が増えていく、そうなると、え~、電気事業法という法律で守られたまま利潤も比例して増えていくという、そういう形だったのです。
ですから、建設会社にも高いお金を払えば、電力会社は儲かってしまうし、建設会社のほうも、高いお金を貰って作れて、また儲かってしまうという、たいへんまあ悪いというか、二重に消費者が損をするという、そのような構造でここまで来てしまいました。
◆湯浅
ふぅ~ん、安ければいいとは思いませんけどもねぇ、むしろその間公共事業だけじゃないですけど、どんどんそのぉまあ切り下げられてって、結局末端で働く人たちはワーキングプア状態になってって、切り下げ切り下げっていうことがずうっと続いて来て、その結果生活のたいへんな人たちが大量に生み出されていく現実があること自体は、それはそれで私なんかはなんとかしなけりゃいけないなという風に思ってるんですが。
◆小出
私もそう思います。
◆湯浅
原発はまあある意味原発というまあ何と言うんですかね、やっぱり国家事業のために、まあそこだけ特定に保護されて、それを結果的にまあ消費者がツケを支払わされる状態になっているってことなんですかねぇ。
◆小出
そうです。
え~、要するに電力会社というのは巨大企業ですし、それと契約している巨大なゼネコンという、そういうところが必ず儲かるという構造の元で進められてきてしまいました。
◆湯浅
う~ん、なんかあの~資料見ますとね、これまで57基の総建設費は、13兆円ぐらいあると、いう資料もあるようなんですが。
◆小出
はい、ですから1基を造ってくれば、まあ何千億円というそんな金が動いてしまうわけですし、それを電力会社は金をバラ撒くようにしてゼネコンに支払う、で~、ゼネコンはもちろんそれで儲かるわけですし、電力会社は高い原子力発電所を造ったのだということで、またそれで比例して利潤を懐に入れてしまうということでやってきたわけです。
◆湯浅
ふぅ~ん、なんかあの、払わなくていいものを払っていたんだって思うと、非常にがっかりするという感じがしますね。
◆小出
そうですね。
本当に何か庶民、一人一人の庶民なんてなんとか生活をしようとやってきたのに、電力会社などは法律で守られていくらでも金儲けが出来たという、そういうことでした。
◆湯浅
はい、今日もありがとうございました。
◆小出
ありがとうございました。
◆湯浅
以上、小出裕章ジャーナルでした。
そもそも福島第一原発事故は地震と関係ないと言い切れるのか?
http://www.dailymotion.com/video/xzpg49_iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii_news
テレビ朝日系・モーニングバード・そもそも総研 2013.5.9.
福島第一原発の過酷事故は、津波ではなくて地震で壊れて起きたのではないか。
国会事故調委員の田中三彦氏は事故調の調査で1号機4階に入ろうとして、東電側の虚偽説明の隠ぺい工作にあい断念した。
今年3月、民主党前議員の川内博史氏が1号機の内部調査を実行。
その時の映像を見ながら検証する。
アウターライズ地震に福島原発は耐えられるか(東スポ)
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/136002/
これから数か月でまた、東北沖で大地震が発生する!? 地震予知第一人者の東海大学地震予知研究センター長の長尾年恭氏は「数か月から1年以内に、福島沖でアウターライズ地震が発生し、最大10メートル級の津波が東北地方を襲う可能性がある」と指摘している。具体性をもった話に、再び巨大地震への恐怖が広がっている。
アウターライズ地震とは、地震が発生しやすいプレート境界ではなく、その外側で起こる地震を言う。日本列島から太平洋側をみた場合、日本海溝の外側になる。震源は陸地から離れるため、揺れ自体は大きくないが、断層が垂直にズレるため大きな津波を誘発する。福島沖でこれが起きれば、影響が懸念されるのは事故が収束していない東京電力福島第1原発。貯水槽からの汚染水漏れや、シルトフェンス決壊など、ただでさえ問題山積みの復旧計画に加え、作業員の高線量被ばくや死という責任問題を抱えて前途多難な東電に、大地震に備える余裕などあるのだろうか。本紙が地震対策を東電広報に問うと「明日、地震が起きてもいいように対策を講じている」と回答した。だが詳しく話を聞いてみると、とても対策と呼べるようなシロモノではなかった。
東電によれば「当社の分析では、東日本大震災で損壊した原子炉建屋は、3・11と同等の地震が再び発生しても、壁などに多少のヒビが入っても機能を維持できるだけの耐震性を備えていると考えている」という。壁が吹き飛び鉄骨がひしゃげ、むき出し状態の3、4号機が、マグニ チュード9級の地震にも動じないというのだから信じ難い。
また、津波対策については「当社ではアウターライズ津波は最大でも14メートルと分析しており、震災直後の6月にすでに海面からの高さ14・2メートルの防潮堤を建設済み」と回答した。だが、東電のいう防潮堤は、砕石を詰め込んだ蛇籠(じゃかご)を積み上げて遮水シートを挟んだ全長362メートルの、あくまで仮設のもの。勝手に分析した「最大の高さ14メートル」に、たった20センチ高くしただけだ。
この回答に対して、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は「ボロボロに壊れた建屋の強度は、すでに失われている。津波をかぶって原子炉建屋が倒壊すれば、今も毎日汚染水が漏れ出ているが、さらに大量の放射性物質が噴き出す可能性がある」と指摘する。
さらに「作業員が日常的に被ばくしながら復旧作業を進めるのに精一杯で、新しい地震の対策などできていないのが現状。東電自身が安全だとしたものに、国がお墨付きを与えること自体がバカげている」とバッサリ。
現場作業員の被害拡大を食い止めようという決死の覚悟にもかかわらず、東電本店と国の無策のせいで、新たな地震がさらに甚大な被害を生む可能性は高そうだ。
数か月以内に福島沖で「アウターライズ地震」の可能性 最大10メートル級津波がやってくる(J-Castニュース)
http://www.j-cast.com/2013/04/22173651.html?p=all
放射性物質と共生する方法について
http://youtu.be/AXNJaewZgLU
「孫に食べさせられるか…」 福島の農業、不安との闘い(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0511/OSK201305110008.html
【小川智】小山のふもとに田畑が連なる福島県伊達市の旧富成村地区。今春作付けが解禁され、間もなく水が張られるはずの田んぼのほとんどは、土おこしもされず雑草が伸びていた。
伊達市の旧富成村など旧6町村は、東京電力福島第一原発事故で2011年産米から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが見つかり、稲作が禁じられた。昨年の試験栽培で1キロあたり100ベクレルの基準値を下回り、作付けは解禁されたが、市の調査では、制限されていた747戸の農家の約5割は、今年も田植えをしない見込みだ。
同市保原町富沢の菅野助雄さん(79)は、米に多少入る可能性があるセシウムへの不安から作付けを断念した。地域の空間放射線量は、今年3月中旬の市の調査で毎時約0・5~2・5マイクロシーベルトと、依然として事故前より高い。「作っても孫に安心して食べさせられるか不安」という。
仙台高裁 低線量被ばくの危険性を認める(東京新聞)
「ふくしま集団疎開裁判」ブログ
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2013/04/blog-post_29.html
裁判所はなぜ決断できないのか
http://youtu.be/nkY-LQewxSg
インタビューズ (2013年04月27日)
裁判所はなぜ決断できないのか
インタビュー:木谷明氏(弁護士)
原告の主張を大筋で認めながら、申し立てを棄却した「ふくしま集団疎開訴訟」や、捜査は適法としながら、原告への賠償を命じた「北海道おとり捜査裁判」など、ねじれた論理の判決が相次いでいる。その一方で、「水俣認定裁判」では、専門技術的裁量の求められる領域についても、裁判所が判断を示した画期的な判決が出ている。
しかしながら、いまだ裁判所は多くの場合、検察や国、行政側の主張に沿った判断を下しがちである。たとえそれが一般常識に照らすと首をかしげたくなるようなものであっても、だ。
裁判所は何に遠慮しているのか。現在、鹿児島・大崎事件の再審弁護団の一員である弁護士の木谷明氏は「裁判官には、検事は間違わないと信じているタイプか、疑いを抱いても結局は流されてしまう優柔不断なタイプが多い」と話す。そして何より無罪判決を下すには、誰もが納得する判決文を書ける能力と技術が必要で、相当の労力を要するため、個別の事件にそこまでコミットしようとする人材が少ないとも指摘する。木谷氏は、東電OL殺人事件裁判の当時、東京高裁裁判長として、無罪被告(一審)の勾留をあくまでも求める検察側の主張を退けたことで知られている。
裁判官が無罪判決や国の責任を認めることを躊躇する理由や、その際に裁判官にかかる重圧、そして「再審の壁」などについて、ジャーナリストの神保哲生が聞いた。
(聞き手 神保哲生(ビデオニュース・ドットコム))
ふくしま集団疎開裁判・「由々しき事態」だが「避難を求める権利なし」の不可解な判決
http://youtu.be/rOROBPWkNE8
福島報告 (2013年04月27日)
ふくしま集団疎開裁判
「由々しき事態」だが「避難を求める権利なし」の不可解な判決
報告:藍原寛子氏(医療ジャーナリスト)
福島県郡山市の児童、生徒が市に対して裁判所を通じて集団疎開を求めていた問題で、仙台高裁は4月24日、「現在、ただちに不可逆的な悪影響を及ぼす恐れがあるとは認めがたい」などとして、訴えを却下する決定を出した。
これは郡山市の10人小中学生が年1ミリシーベルトを超える地域では教育活動を行わず、年1ミリシーベルト以下での教育活動(疎開)を求めていた仮処分申請に対する即時抗告。2011年6月、郡山市の14人の小中学生が仮処分申請を行ったが、同12月、福島地裁郡山支部がこれを却下したため、申立人側が即時抗告していた。
抗告人の弁護人の柳原敏夫弁護士は同日、都内で記者会見し、「裁判所は決定の前半で『児童生徒の被ばくの危険、晩発性健康被害とともに、集団疎開を被ばく回避として考慮すべき』としたが、その後に『避難を求める権利もなく、郡山市は避難させる義務もない』としている。ロジックが分からず、理解できる内容ではない」と却下を批判。今後、起訴命令申立書により民事訴訟を起こすことも可能だが、その点については今後協議して決めたいとしている。
債務者となる郡山市は「本市の主張が受け入れられたと考えている。現在、郡山市は避難区域になっておらず、避難区域から避難してきた子どもたちが郡山市内の学校で学んでおり、妥当な決定」などとしている。
決定では、 低線量の放射線による生命、身体、健康に対する被害の発生が危惧され、由々しい事態の進行が懸念されるなど、郡山の子どもたちが置かれている窮状に理解を示していた。しかし、学校施設での教育活動の継続により直ちに生命身体の安全を侵害する危険は認められないとして、児童・生徒側の疎開の権利も、市側の疎開の責任も認めなかった。
今回の仙台高裁の決定について医療ジャーナリストの藍原寛子が報告する。
小出裕章さんにお話をきく。-2「福島の子どもの甲状腺がん問題。」
http://youtu.be/nNMPz6pzMbQ
福島 3年ぶりに小学校で屋外運動会(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130511/k10014504651000.html
東日本大震災と原発事故から11日で2年2か月です。
福島県郡山市の小学校では、校庭の土などの放射性物質を取り除く除染が済んだことから、3年ぶりに屋外で運動会が行なわれています。
郡山市の橘小学校は、原発事故のあと、放射線の影響を避けるため2年続けて体育館で運動会を行っていました。
去年の夏から秋にかけて、校庭の土を入れ替えたり植え込みの木を刈り込んだりするなど放射性物質を取り除く除染が行われ、放射線量が下がったことから、ことしは3年ぶりに屋外で運動会が開かれました。
保護者にも安心してもらおうと、放射線量を計るモニタリングポストの近くに子どもたちの席を設けました。
子どもたちは、保護者の声援を受けながらダンスや徒競走などで力いっぱい体を動かし、校庭には明るい笑い声が響いていました。
5年生の女の子は「徒競走で2番になりました。やっぱり運動会は外でやるほうが楽しいです」と話していました。
また、保護者の男性は「外で運動会ができるのは少しずつ復興していると実感できてよかったです」と話していました。
子供たちは大丈夫かなぁ・・(´・_・`)
狂気の沙汰じゃ凸(゚Д゚)
"つぶやく"福島原発作業員の疑問点について。- 2013.05.05
http://youtu.be/ALPRReXuh4U
【ハッピーさんの健康がとても心配!?】
つぶやく福島作業員 政府・東電に振り回された2年間
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/d0c4014b751c322306d58b5ec7839ae4
つぶやく福島作業員 政府・東電に振り回された2年間(東京新聞)
原発元作業員:警報の中、線量計外し汚泥除去 実名で証言(毎日新聞)
小出裕章さんへのお礼。- 2013.05.01
http://youtu.be/3474zZbQYZU
【ぽぽんぷぐにゃんコラム】小出裕章さんへお礼を言いました。
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/5c95182fa243e195afc4fd2a9e528a8b
小出裕章氏南魚沼市で講演会
http://youtu.be/vZHB13dRu8M
東海村JCO臨界事故に関してはこちらを参照してください。↓
臨界事故から12年
http://ameblo.jp/m08068469/entry-11034151179.html
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歓喜と狂気と真理と異常(´・_・`)
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