自由なラジオ Light Up! 031回
「DAYS JAPAN若き編集長が語る「いのちのものさし」」
https://youtu.be/AMNbA9tFEjk?t=15m9s
15分09秒~第031回ライトアップジャーナル
三反園鹿児島県知事の決断と川内原発の差し迫った危険性
http://jiyunaradio.jp/personality/journal/journal-031/
いまにしのりゆき:
今日のライトアップジャーナルは、元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんがお住まいになられております
長野県の松本市、松本市役所にお邪魔をして直接お話をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
小出裕章さん:
はい、よろしくお願いします。
いまにし:
先立ってですね、この番組にゲスト出演を頂きました松本市の菅谷昭市長はですね、いわゆる甲状腺疾患を研究されているお医者さんでもいらっしゃいますよねえ。
菅谷昭市長:
はい。
いまにし:
日常のそういう生活ですとか防災面でですね、チェルノブイリや福島の教訓をいわゆる松本市の市政に活かすのかという事を凄く真剣に取り組んでおられるなあという印象を受けたのですが、小出さん、実際、お住まいになられていかがでしょうか? 松本市。
小出さん:
今、いまにしさんがご紹介下さったように、菅谷さんは元々お医者さんだったわけで、人間の健康ということを何よりも大切にするという方です。市長になられてからも、健康寿命延伸都市というのを彼の旗印にしていまして、健康に豊かに生きられるという、そういう人達をこの街で増やしていこうとして、様々なことを彼がやってきて下さっていて、有難いと私も思っています。
いまにし:
小出先生も寿命伸びそうですか?
小出さん:
ええ、もう私は大阪にいた時は、もういつ死んでも不思議でないと思いましたけど。こちらに来てからは、とにかく山に囲まれて空気は美味しいし、温泉はもうそこらじゅうにあるしということで、こんな所だったら長生きできるかもしれないなぐらいに思うようになっています。
いまにし:
なるほどなるほど。飲み過ぎには気をつけて下さい。
小出さん:
そうですね。それが一番の私の場合はがんだと思います。
いまにし:
そんな中でですね。鹿児島県の三反園訓知事がですね、それまでは川内原発再稼働を推進してきた前の知事の伊藤さんの原発推進するやり方はあかんということでですね、「原発をなくし、鹿児島を自然再生エネルギー源にしよう」という主張を展開され当選されました。
小出さん、非常にこの三反園新知事のですね、この新しく出されましたキャッチフレーズていうのは良いなあという印象があるんですが、いかがでしょうか?
小出さん:
はい、私もそう思います。私は元々政治が大嫌いで、政治には関わらないとこれまでも発言をきましたけれども、今はもうそんな事を言ってられないほど、日本の政治がひどい状況になってきたと思います。
自民党政権によれば、とにかく経済最優先。原発でも何でもどんどん再稼働。本音を言えば再稼働どころではなくて、原発の新規建設までしたいと彼らは思っているわけです。
残念ながら選挙をすると、自民党がまた勝ってしまうというような状況の中で、実際に原子力発電所を抱えていた。そして、保守王国とも言われていた鹿児島県で、原子力発電に抵抗しようというような知事が生まれたということは、私にとっては大変ありがたいことだと思いました。
いまにし:
はい。それでですね、以前にも少しお伺いしたのですが、熊本の大きな地震がありました。川内原発ですね、熊本の地震があった所っていうのはそんなに距離離れてません。そういう一つ皆さん不安に思われてる中で、やはり原発をちょっと見直した方がいいんじゃないかという、この知事の考えっていうのは非常にマッチしてるなあという気がするんですが。
小出さん:
はい。再稼働に許可を与えた伊藤知事自身が、「もし事故が起きてしまえば、住民を避難させることは難しい」というようなことを初めから言っていたわけです。
そして、今、いまにしさんおっしゃって下さったように、熊本地震がありまして、あの地震というのはたまたま熊本で起きて、西や東に動きながら熊本県、或いは大分県の辺りで動いたわけですけれども。あの地震は、実は中央構造線という日本最大の活断層の一部で動いたわけで、それがもう少し南の中央構造線で動いたとすれば、川内原発の真ん前で動いてしまうという大変危機的なことを、あの熊本地震が教えてくれているわけですし、たぶん三反園さん自身はそのことも意識して、「大きな事故は絶対まず起こしてはいけないんだから、まずは止めなさい」ということだと思います。
いまにし:
はい。小出さん、川内原発、万が一事故が起こった場合、どのような固有の問題が発生すると思われますでしょうか?
小出さん:
行ってみられたらいいんですけれども、川内原発が立地されてる所、云わば、いわゆる過疎地と呼ばれてるような所なわけで、道路事情もよくありませんし、仮に地震あるいは津波のようなもので福島の原子力発電所の事故が起きたけれども、同じような状況になれば、おそらく避難道路自身がもう通ることができないということになりますし、津波がもし押し寄せてくるとなると、川内原発というのは河口にあるのですけれども、川沿いにまた津波が遡上していって、その川沿いの道も使えなくなる。
あるいは、川沿いからまた海の津波が逆流してきて、川内原発を襲うというようなこともあるかもしれませんし、九州というのは巨大カルデラという、巨大な火山の爆発というのが度々あったということが分かってるわけで。鹿児島の今、桜島ですね噴火してますけど。
いまにし:
そうですね。もう年中噴火してますよねえ。
小出さん:
あそこの鹿児島湾っていうのは、実は巨大なカルデラの痕なんですね。
ですから、あそこでまたもう一度噴火するようなことになれば、火砕流が川内原発を襲うというようなこともあり得るというか、実際にもう過去にはそういうことが起きているわけであって、そうなれば道路が通れるなんてことは到底ないわけですから、住民は逃げることもできないだろうと思います。
いまにし:
はい。それで、三反園知事ですね、「原発は絶対に事故を起こしてはいけない」と「だからこそ、九州電力は停止して再点検すべきではないか」という主旨のお話をされています。これまさに正論なんですが、九州電力ほとんど耳を貸そうとはしませんねえ。( ̄^ ̄)凸
小出さん:
全然しないですね。九州電力だけでなくて、関西電力も高浜原発を一度は再稼働させたわけです。どこの原子力発電所をやってる電力会社も全く反省もしていないわけですし、反省どころか彼らは逆に、これからもし再稼働して事故を起こしたとしても、福島第一原子力発電所の事故の場合にそうであったように「誰も責任を取らずに済む」、「誰も処罰をされないで済む」ということを彼らは教訓として学んでいるわけですから、もう彼らとしては怖いものは何にもない。どんどんやって、事故になっても俺達は知らないと逃げることが出来るという風に、思っているわけです。
いまにし:
そうですね。ほんとに困ったもんですけれども、何とか三反園知事には一石を投じる意味でも頑張って頂きたいものですよねえ。
小出さん:
そうですね。是非、頑張ってほしいです。
いまにし:
ありがとうございました。
今日のLightUpジャーナルは、長野県松本市から小出裕章さんに直接お話を伺いました。
そもそも総研 20140724
そもそも火山が噴火しても原発は問題ないのだろうか?
http://dai.ly/x2219al
そもそも総研 20160818
そもそも熊本地震の後、原発は大丈夫なのだろうか?
http://dai.ly/x4pgusf
もう一度言う、福島原発事故の主犯は安倍晋三だ! 第一次政権時に地震対策拒否、事故後もメディア恫喝で隠蔽…
(リテラ)2016.03.11
http://lite-ra.com/2016/03/post-2055.html
東日本大震災から今日でまる5年。いまだに17万人以上の被災者が避難生活を強いられているなか、昨日夕方、安倍晋三首が官邸で記者会見を行った。
「皆さんのふるさとへの熱い思いが大きな力となって復興は1歩1歩確実に前進しています」「東北の復興なくして日本の再生なし。その揺るぎない信念の下に希望に満ちあふれた東北をつくり上げていく」。そう、決まり文句のようなスピーチをした安倍首相だが、一方、先日再稼働直後後に原子炉が緊急停止した高浜原発について問われ、こう答えた。
「地元理解を得ながら再稼働を進めるというのが政府の一貫した方針であり、この方針には変わりはありません」
今後、どんなトラブルがあっても原発再稼働を進める気でいる安倍首相。しかし、当然のようにこの会見でも、どの記者も決して“あのこと”には一切触れようとしなかった。そう、他ならぬ安倍晋三こそ、原発事故の“戦犯”だという事実だ。
実は、安倍首相は、第一次政権時の2006年、国会で福島原発事故と同じ事態が起きる可能性を指摘されながら、「日本の原発でそういう事態は考えられない」として、対策を拒否していたのだ。だが3.11の後、安倍氏は当時の民主党菅政権の事故後対応のまずさを攻撃することで、また、事実を追及するメディアを「捏造だ!」とがなりたてることで、自らの重大責任を隠匿してきたのだ。
以下に、本サイトが以前、この安倍氏のフクシマにおける大罪、そして、その責任逃れのために行ってきた数々のメディア圧力を明かした記事を再録する。3月11日の今日、ぜひとも、じっくりとお読みいただきたい。
(編集部)
リンク先に続く
自由なラジオ Light Up! 032回
「届け思い。あなたのもとに! 一途に真っすぐに生きるものたちのために」
https://youtu.be/5J5g3PtMP-8
【渾身の一発ギャグ】櫻井よしこ氏「『もんじゅ』の活用こそ日本の道です」朝日新聞意見広告
(健康になるためのブログ) 2016/11/16
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/24184
「むしろ世界はいま、高速増殖炉を最終目的とした高速炉発電の時代に入っているのです。」ですと…
アホか!本音をはっきり言いなさいよ!!「核兵器のためにプルトニウムが必要だから、もんじゅは止めてはいけません」と!(゚Д゚#)ゴルァ!!
自由なラジオ Light Up! 033回
「広告代理店からの巨額な広告費に支配されるメディアを疑え!」
https://youtu.be/z0Orj-Q8-ks?t=18m25s
第033回
原発とプロパガンダ〜巧妙に仕組まれた日本のメディア報道と広告〜
http://jiyunaradio.jp/personality/journal/journal-033/
おしどり(マコ);
いつもこの時間は原発の話題をお届けしているのですが、松本の小出先生と電話でおしゃべりしたりね。今日はスタジオのお客様、本間龍さんとこのコーナーを進めてまいります。
本間さん、よろしくお願いします。
本間龍さん:
よろしくお願いします。
おしどり(マコ);
本間さんは原発事故の後、広告代理店と原発、電通と原発みたいな本をいっぱい書かれてますよね。岩波新書から今年4月に発売された『原発プロパガンダ』等、いろいろ原発と広告代理店の電通などのお話を本を出されてますけれども。やっぱり、原子力、原発に広告代理店はめっちゃ入ってるんですか?
本間さん:
もうめっちゃ入ってましたよねえ。今も入ってますけど。結局、3.11の事故の前、割と日本国民っていうのは原発に寛容だった。「あってもしょうがないんじゃない」みたいな、そういう空気が強かったじゃないですか。あんまり反対してなかった。
「それは何でなのかなあ?」って考えた時に、誰かがやっぱり国民に対して、「原発は安全だよ」とか「原発は必要だよ」っていうそういう何か気持ちを植え付ける。誰かが何かしないと、そもそも普通の人は原発のことなんか誰も分かんないじゃないですか。しかも、大体が海沿いにあって、そんな簡単に見に行けるものでもないしね。「じゃあ、それは一体誰がやったのか?」って考えていくと、それってほとんど広告なんですよね。結局、東電とかね。
https://youtu.be/F1SJJYm2iGM
おしどり(ケン):
僕も小っちゃい時からテレビとかで。
本間さん:
CMやってたでしょ?
https://youtu.be/E48xSBosc5k
おしどり(ケン):
はい。日曜日とかになったら凄くそういうコマーシャル見たなって、今、改めて思いますね。
本間さん:
結局いろいろ調べていったら、原発広告って、もう40年ぐらいの歴史があって。
これは朝日新聞さんがね細々調べたんだけど、だいたい新聞雑誌広告で原発広告に40年間で費やされた金額が大体2兆4千億円ぐらいだろうという莫大な金額。
おしどり;
凄いですねえ。
本間さん:
凄いでしょ。更に、そこにテレビとかが乗っかってくるからね。もっともっと莫大な金額になるわけですよ。
それをじゃあ誰がそうやってメディアと東電とか関電とかね、あの人達とメディアを繋いでいたのかって言ったら、それもう広告代理店しかないわけです。その間に立ってた広告代理店っていうのは、やっぱりもう電通とか博報堂っていうことに。でも、ほぼ電通だけどね。
おしどり(マコ);
そうですよねえ。でも、原発事故の後、その40年前からなんでしょうけど、今、原発事故のなんかいろんなね問題を環境省が動いてるじゃないですか。これは、私、研究者とか環境省の中の人に聞いたんですけど、それ昔は環境庁だった時代は、そんななんかハードなことやってなくて、パンダちゃんとか自然大切にしようとか、割とそういうような仕事だった時は、めっちゃ広告代理店と電博にお金を卸して、いろいろイベント組んで自然大切にしようイベントやってたから。
原発事故があって、いろいろイベントっていうか公聴会とか地元の会とか説明会とか汚染問題どうこうっていうのを全部やっぱり電博に、前と同じようにやってもらってるっていう。
だから、一番お金持って行ってるのは電博じゃないかっていう話を中の人に聞いて、「あっ、そうなんですか」みたいな。
おしどり(ケン):
あっ、そうか。税金っていうことですか?
おしどり(マコ):
うん。そうそうそう。凄いなと思って。
本間さん:
大体、政府系のそういったピーアール予算の半分は大体、電通が大体持って行ってるよねえ。
おしどり(マコ);
凄いですねえ。
本間さん:
そうよ。それ、だって全て合わせれば200~300億円ぐらいになるからね。
おしどり(マコ);
凄いなあ。
本間さん:
持って行っちゃってるから。これ重要なお仕事だよねえ。
おしどり(マコ);
そうですよねえ。
おしどり(ケン):
でも、最初に龍さんがおっしゃった、その40年の歴史、事故前の40年間で大体2兆4千億円っていう金額出ましたけどね。これ、今、廃炉とかにかかってるお金とかって考えると、もう数年で2兆も。
本間さん:
ほんとだよねえ。
おしどり(ケン);
お金の感覚が分からなくなってきますねえ。大きすぎて。
本間さん:
それで重要なのは、それだけのお金が広告としてテレビ局、ラジオ局、新聞社、雑誌社に流れてる。そうなったら何が起きたかって言うと、結局、その広告費一度もらっちゃうと、もう来年からその広告がなくなるのがみんな嫌だから、だから、その原発について疑問の記事とかね、ネガティブな記事っていうのをみんなだんだん書かなくなってちゃったんだよね。それが結局、3.11直前の状況までそういう形が続いていって、誰も警告鳴らさない。
だから、もう東電もやりたい放題やっちまって、結局、安全面もお金もケチったと。そういう事がやっぱり事故に繋がっていくっていうね。だから、やっぱり結局、このメディアと原発って言うと、簡単には思い付かないかもしれないんだけど、かなり恐ろしい繋がりがあって、結局、巨額なお金が流れたことによって、メディアがきちんとした報道をしなくなってしまって、事故が起きたっていう風に僕は思ってるんだよねえ。
だから、そこは、そういう事を何回かいろいろ調べて本にしてるっていうことで。これは、メディア自身は、みんな脛に傷を持ってるから、みんな自分じゃあ書かないわけよね。
おしどり(マコ);
でもね、原発事故の後にいかに取材をしてて、「会見でこれだけはっきり言ってるけど、こんなにニュースにならないの?」っていうのを思い知らされたんで、それが、もうずーっと昔からだったんだろうなあっていうのは。
おしどり(ケン):
報じられてることのギャップにビックリしますもんねえ。
本間さん:
いっぱいそういう話はあるよねえ。
おしどり(マコ);
いや、でもトビアス、ドイツ人のスイス大学に行ってる研究者から。彼がプロパガンダを研究、調査されててフィードバックしてて、いろんな国に行って、いろんな広告とかプロパガンダのなんか調査をしてて、日本に来たとき時々会うんですけど、「フランスとかも原子力使ってるから、日本みたいじゃなの?」って聞いたことがあったんですけど。なんかトビアスによると、「日本は世界で類を見ないくらいプロパガンダが有効な国だ」って言うんだよね。恥ずかしいですよね。
おしどり(ケン):
成功しているっていう。
本間さん:
そうそうそう。
おしどり(マコ);
「なんかテレビとか新聞に出ていることは、全て事実だって思う人間が一番多い」って言ってました。
本間さん:
そうね。やっぱり正直っていうかね。
おしどり(マコ);
正直ですか?バカがつきませんか?
本間さん:
そうかもしれないんだけどね。やっぱり、それを物事を疑うっていう論理的に疑うっていう教育をされてないんだよね。日本人はね。結局ほら、もう学校に行ったら先生の話をこうやってずーっと聞いて、別に反発しないでずーっと静かに聞いて。
「えーっ、おかしいんじゃないの?」って言ったら、そういう生徒はほらね指されなくなるとかね。それこそいじめられるとかになっちゃう。だけど、だから、「本当はそういう全然ロジカルじゃないよね」とかね、「事実と違うんじゃないの?」とか、そういう事を疑うっていうのを、なんか日本の教育ってやっぱりずーっとやってないなって感じはするよね。特に高校生ぐらいまで。大学は、またちょっと別だけどね。高校生ぐらいまでにそういうのがないと、結局、なんだかテレビ、新聞、雑誌で書いてることみんな本当だっていう風に思っちゃってんじゃないかなっていう気はするね。
おしどり(マコ);
そうですね。教科書丸暗記みたいな。
本間さん:
そうそうそうそう。それで点数取れる人が偉いっていうことになっちゃってる。
おしどり(マコ);
そうですね。ヤバイな。教科書丸暗記みたいに新聞とかテレビ見てたら、めっちゃ怖いですよね。
本間さん:
そうですね。
おしどり(マコ);
でも、そういうことでしょ?
おしどり(ケン):
そうか、書いてることをね。
おしどり(マコ);
そう。教科書が間違ってないっていう前提で、そういう物の読み方しかしてない人が大人になって働いて、テレビとか新聞も「うん、なんか大手のメディアだし、かしこそうな人が行ってるから、もうこれは正しい」って常に受け取ってたとしたら凄い怖いですよね。
本間さん:
恐いよねえ。タレントの何とかっていうのがねえ。最近、タレントの人が、テレビでなんかやってたりすることが凄いある。でも、ああいう人達はニュースの現場なんか知らないしねえ。ただ読んでるけど、でもねえ。ジャニーズの誰それが読んでれば、「○○君は嘘は言わないわ」なんて勝手に思うファンもいるわけでしょ。だから、そういうことだよね。そうやって使われちゃう。
おしどり(マコ);
そうですよねえ。ほんとだ。そう私、原発事故の取材をしてて、なんかあっちこっち行ってね、いろんな地域に行って話を聞いて、それでその自分達で判断して動いてた人って、ちょっと面白いんですけど、落ちこぼれとか不良が多いんですよ。それ面白いなと思って。
おしどり(ケン):
落ちこぼれって、マコちゃん一言で言いますけど、学校のそういう勉強とかそういう中での落ちこぼれっていう意味だよね?
おしどり(マコ):
そうなん。自分の頭で考えることをめっちゃしてる。
おしどり(ケン):
そうよねえ。
おしどり(マコ):
なんかその国が守ってくれるとかじゃなくって、「いや、俺の家族は俺が守らないといけないんすよ」みたいな人が、自分達で判断をして、スパーンって早く動いてるっていう例をいくつも見て。そのいろんなお医者さんとか学校の先生とかをね、いろいろお話を伺ってて聞いてても、その原発事故の後、独自で動いてるお医者さんとか学校の先生とかって、その必ずしもエリートじゃなくって。でも、自分で考えて自分で動くみたいな。誰が何と言おうと、自分の判断しか信じないみたいな。「国がこう言ってるから大丈夫ですよ」とか「教科書でこうなってるから大丈夫ですよ」っていうような人達は、自分で判断しなかったなあっていう。
本間さん:
まあ、そうだよねえ。だから、プロパガンダがやりやすいっていう国になっちゃってるっていうね。
おしどり(マコ);
そうですね。本当にCMとかテレビのニュースとか記事を作ってるのは、書いているのは、お金を出しているのはどこかっていうのを考えながら、ちゃんと情報を摂取しないといけないっていうことですねえ。
おしどり(ケン);
そうですねえ。ええ、悪いって話よりも、そのお金がかかってちゃんと宣伝されて広告打たれて僕達の所に入ってきてるということを分かっておくということが大事ですよね。
本間さん:
そのシステムがあるんだっていうことを知っていて見てるのと、知らないで見てるのとでは全然捉え方が違うよねえ。
おしどり(マコ);
そうですよねえ。いや、ほんとそう思います。はい、ありがとうございました。今日のライトアップジャーナルは本間龍さんと共にお届けしました。
40年間で2兆4000億円もの「電気代」が原発プロパガンダに消えた!? 日本のメディアを牛耳る巨大広告代理店「電通」の実態に迫る!~岩上安身が『原発プロパガンダ』著者・本間龍氏に訊く
(IWJ) 2016.10.13
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/338266
ゲスト 本間龍「原発広告をめぐって」 鈴木耕の原発耕談
https://youtu.be/aEhb27nTkkA