読者の皆様、しばらくご無沙汰しておりますm(_ _)m
持病の慢性腎臓病が徐々に進行しているようです(T▽T)
八月の末に北東北を旅行して以降、薬の種類も量も増えてしまって、副作用?に身体がなかなかついていけてない現状でです(・ω・`)
人工透析を開始するまでまだ時間がありそうですが、何とか透析開始を遅らせて、色々なことをやりたいのですけれども…(;´Д`)
ブログに関しては、まったく不定期になりますが細々とやっていきたいと思いますので、どうかナガーイ目(∋ ̄ ̄ ̄- ̄ ̄ ̄∈)でお付き合い下さいませ(^0^)
なお、音楽ブログは次回より復活予定です( *´艸`)
さて、お休みをいただいている間に世間で色々な災害・事件・事柄が次から次へと起こっていましたね?(。-_-。)まれにナウでつぶやいていたりしたのですけれど、今回、私が住んでいる新潟県の県知事選について、遅ればせながら触れていきたいと思いますので、どうかお付き合いくださいませm(_ _)m
なぜ?新潟泉田知事が不出馬表明
原発再稼動加速も
(東京新聞【こちら特報部】)2016年9月2日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2016090202000126.html
十月投開票の新潟県知事選に立候補を表明していた泉田裕彦知事が、出馬を「撤回」した。原発政策をめぐり、国や東京電力に対峙(たいじ)してきた「もの言う知事」の突然の翻意には驚くが、断念の理由として地元紙の新潟日報による批判的な報道をあげる異例の事態だ。地元では「理由はほかにあるのでは」との臆測も飛び交う。東電柏崎刈羽原発の再稼働への影響を不安視する声も広がっている。
(佐藤大、木村留美)
批判的報道受け「撤退」…
県民驚きと困惑
「(泉田知事が)自分で決断したんだろう。そんな終わったこと聞いてどうすんの。大事なことは未来のことだ」。自民党新潟県連幹事長の柄沢正三県議は一日、泉田知事の突然の出馬撤回について、「こちら特報部」の取材に突き放すように話した。
突然の出馬撤回が明らかにされたのは、八月三十日のことだった。新潟県庁内にある県政記者クラブ室で、泉田知事個人名の文書が配布された。泉田知事は文書で、自らの実績を並べる一方、県が出資する第三セクター事業「日本海横断航路計画」の問題を指摘してきた地元紙・新潟日報の報道を批判し、「このような環境の中では、十分に訴えを県民の皆様にお届けすることはしい。県知事選からは撤退したい」と告げた。泉田知事は二月の県議会で出馬する意向を表明しており、県民の驚きは大きい。
きっかけとされた日本海横断航路計画とは、新潟港とロシアをフェリーで結ぶ計画。第三セクター「新潟国際海運」は二〇一五年八月、パナマのペーパー子会社を通じて、韓国企業から約五億円で中古フェリーを購入する契約を締結した。
手付金として七千万円を支払ったが、速度不足が判明したとして船の受け取りを拒否。韓国企業が第三者機関「日本海運集会所」に仲裁を申し立て、今年七月、子会社は一億六千万円の支払いを命じられた。仲裁判断では売り主が船を引き取ることも示された。だが、第三セクター側は子会社を破産させてこれを支払わない方針を示した。韓国企業は提訴も辞さない構えを見せている。
この問題で新潟日報は七月以降、県や泉田知事の関与を追及する報道を繰り返し展開。県や泉田知事がそのたびにホームページなどで反論する異例の経過をたどっていた。
地元紙反論「真の理由を説明すべき」
やり玉に挙げられた新潟日報は猛反発。八月三十一日付朝刊一面に服部誠司編集局長名で「知事選から撤退する理由として本社の報道を挙げたことは、報道機関に対する圧力にも等しく、許しがたい行為と言うほかはない」とし、「知事は県民に対し、知事選から撤退する真の理由をきちんと説明すべきだ」とする反論を掲載した。
実際、批判報道を理由にした不出馬表明は不可解と言うほかない。知事選をめぐる情勢が決断に影響を与えたとの見方も強く、不出馬表明後の囲み取材でも質問が集中したが、泉田知事は「選挙の情勢が厳しいから撤退するという判断はしていない」と否定。出馬すれば再選できるとの自信を強調した。
ただ、これまで泉田知事を推薦してきた自民はまだ態度を明確にしていない。今回、推薦依頼を出した自民、民進、公明、社民、生活の五党のいずれからも対応を保留されていた。県市長会や町村会は五月、泉田県政は「独善的だ」と批判する文書を発表。八月十日に森民夫・長岡市長が出馬表明すると、「逆風」はさらに強まった。
泉田知事を支え続けてきた県議会最大会派の自民党からも、森市長を推す声が上かっていた。柄沢県議は取材に、泉田知事の二〇〇四年の新潟県中越地震後の対応を「体を張って不眠不休でやってくれた」と高く評価した一方、「私の政治哲学としては長期政権は良くない」と最近の泉田県政への不満をにじませた。同党は九月六日ごろ、森市長と政策について協議するという。
泉田氏の原子力行政を評価し、独自候補を擁立しない方針に傾いていた共産党なども知事選への対応の転換を迫られる。共産党新潟県委員会の樋渡士自夫委員長は「表面的には新潟日報の記事を理由にしているが、原子力行政をめぐって、ほかに大きな理由があると思わざるを得ない」と困惑を隠せない。
地元の反原発派からは突然の出馬撤回に落胆の声が上がる。「柏崎刈羽原発反対地元三団体」の共同代表を務める矢部忠夫柏崎市議は「鹿児島県で三反園知事が誕生し、自治体が原発に『ノー』という時代に入ったと思っていたのに。新知事のもとで原発政策が骨抜きにならないか心配している」と話した。
原発再稼働を急ぐ国や東電に対し、泉田知事は「福島事故の検証なしに再稼働の議論はできない」との立場を貫き、全国に名をとどろかせてきた。
一三年七月には、東電が県に事前説明しないまま柏崎刈羽原発6、7号機の原子力規制委員会の審査申請を决めたことに強く反発。東電の広瀬直己社長に「約束を破る会社。信頼できない」と一喝。「安全とお金、どちらが大事なのか」と畳みかけた。
福島第一原発事故についても、県独自に専門家らによる技術委員会をつくり検証してきた。
東日本大震災の直前に東電に造らせた「免震重要棟」も泉田知事の功績としてよく知られる。○七年の中越沖地震で新潟県庁への連絡用のホットラインが機能しなかったことから設置を要求、福島第一原発にもできた。完成したのは震災八ヵ月前だった。
東電や国とたびたび対立した泉田知事が退くことで、東電柏崎刈羽原発の再稼働の動きが加速するとの懸念も広がる。
折しも柏崎刈羽6、7号機の再稼働に向けた審査を優先して進める原子力規制委の方針が浮上したばかり。二基はこれまでに再稼働してきた加圧水型ではなく、福島第一原発と同じ沸騰水型だけに再稼働への反発は大きい。東芝の元原子力プラント設計技術者の後藤政志氏は「規制委や電力会社は沸騰水型は再稼働できないという状態を続けたくない。沸騰水型の中でも最新式の6、7号機から動かしていきたいのだろう」と推測。「大規模事故を起こしながら責任もとらない東電が再稼働するのはおかしいが、問題を指摘する泉田知事がいなくなると『国策』が進むのではないか」と危ぶむ。
実際、ツイッターなどでは原発に厳しい姿勢で挑んでいた渦中に、収賄罪に問われた元福島県知事の佐藤栄佐久氏の姿に重ねる声も多い。
佐藤氏は取材に「(泉田氏の不出馬の)経緯や詳細は知らない。私の場合は実態が分からない中で事件報道が先行し、政治生命を奪われた。状況は違う」と述べた上で、「泉田氏は新人知事だったころを知っている。まじめで真剣にやっていた。闘っている者がつぶされることがあってはならない」とクギを刺した。
原子力資料情報室の伴英幸共同代表も、報道を理由にした進退表明に「他に何かおるのか分からないが、批判に対し反論があるのなら主張し信を問えばいいはずだ」と首をかしげながら、原発再稼働への影響を心配した。
「事故を検証しない限り、再稼働については議論しないという新潟県の姿勢が変化しかねない。東電は賠償も終わらないうちに再稼働することになれば、事故の幕引きにもなってしまう。これまでの再稼働とは違う意味を持つ再稼働でインパクトは大きい」
原子力マフィアは大喜び!?(¬_¬)
【終了か?】長谷川豊氏「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」で大炎上!
(健康になるためのブログ)
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自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!
( ゚Д゚)ゴルァ!!( ̄^ ̄)凸
優生思想と通低するものである(`・ω・´)
【ぽぽん調査】長谷川豊アナの降板は当然だと思いますか?
https://youtu.be/nuoBvq2Dx5o
知事選告示 有権者が注文
原発 安全論議深めて
(新潟日報)2016年9月30日
12年ぶりに新しい県政のかじ取り役を決める知事選が29日、スタートし、初日から県内各地で舌戦が繰り広げられた。重要な争点とされるのは、墓京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題にどう向き合うかだ。有権者は「具体的にどうするのか知りたい」などと議論の深まりを望む。一方、県政課題は原発だけではないとして、人口減少対策など多様な論点についての論戦を求める声も上がった。
政党などの支援を受ける主要2侯補は原発が立地する柏崎市や、原発から半径5~30k圏の避難準備区域がある長岡市で再稼働問題に対する考えを訴えた。
森民夫さん(67)は地元・長岡市のアオーレ長岡前でマイクを握り「皆さんの安全を守るのが最優先課題。東電や国に言うべきことがあれば、私はしっかり言いに行ける」と力を込めた。
原発問題を「最大の争点」とする米山隆一さん(49)は柏崎市の中心街で「皆さんが安全に避難できる方法が検証されない限り、再稼働の議論はできない」と声を張り上げた。
三村誉一さん(70)と後藤浩昌さん(55)も届け出後、記者団に再稼働問題への考えを語った。
再稼働問題には、有権者の注目が集まっている。
「事故が起きれば離島は逃げ場がない。もしもの時にどう行動すればいいのか分からず不安だ」。佐渡市でトマトやサツマイモを作る農業中川文十郎さん(74)は離島の防災問題に目を向けるよう求める。
中川さんが住む佐渡市南部の羽茂地区は、原発から約50よと島内でも比較的近く、事故時の農作物への影響も心配する。原発に代わるエネルギーへの転換を願い、候補には「再生可能エネルギーをどう推進していくのか具体的に示してほしい」と訴えた。
新潟市北区で肥料や農薬を使わない農業を手掛ける宮尾浩史さん(51)も農作物への影響を懸念する。各候補が「住民の安全確保」を掲げるが、「具体性がないので、もっと詳しい主張を聞きたい」と話す。
上越市の自営業広田紀男さん(64)は「森さんも米山さんも再稼働には慎重に見えるが、それが票目当てであっては困る」と指摘し、本音での議論を望んだ。
再稼働を認める立場の人も住民の安全確保については十分な議論を期待する。
柏崎市の無職今井富子さん(66)は足が不自由なため、避難に不安を抱えている。「再稼働してもいいが、きちんと逃げられる態勢を整えてほしい」と切実な思いを語った。
「再稼働推進を力強く言ってほしい」という長岡市の会社員中野謙さん(30)も「しっかりした避難計画は必要だ。県は市町村の計画策定をしっかりサポートしてもらいたい」と強調した。
柏崎刈羽原発再稼働争点の新潟県知事選ルポ
(東京新聞【こちら特報部】)2016年9月30日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2016093002000137.html
新潟県知事選が二十九日に告示された。東京電力への厳しい姿勢を続けた泉田裕彦知事は突然、四選出馬を翻意した。その結果、原子力規制委員会の適合審査が終盤を迎えている柏崎刈羽原発の再稼働問題などを争点に、与野党が推薦する各候補が争う形となった。七月の参院選新潟選挙区では、野党統一候補が激戦を制した。しかし、知事選では民進党が自主投票を決めるなど、構図は異なっている。有権者の選択は-。
(池田悌一、木村留美)
「泉田路線継承」
「安全確保優先」
民進は自主投票
JR新潟駅前の目抜き通り。午前八時半、雨が降りしきる中、医師の米山隆一氏(四九)=共産、生活、社民 推薦=が選挙カーの上に登り、声を振り絞った。
「福島原発事故からもう五年がたつが、いまだふるさとを奪われたままの人たちがいる。新潟で繰り返してはならない。事故の徹底的な検証なくして、再稼働の議論を進めることはできない」。一拍おいて語調を強める。「泉田路線の継承をはっきりと約束する」。簡単に再稼働に同意しないという宣言だった。
「争点は原発再稼働」。七月の参院選で野党統一候補として、約二千三百票差で当選した森裕子氏も選対本部長としてマイクを握った。「泉田知事は体を張ってきたのに、原子カムラの勢力に引きずり降ろされ」 、
演説を聴いていた鈴木知子さん(六七)は「『再稼働は絶対にやめてほしい』というのが私たちの願い。泉田知事は県民の声を聞いてくれた。米山さんも継承すると言っているし、応援したい」と期待した。
約三十分後、雨脚がさらに強まる中、今度は前長岡市長の森民夫氏(六七)=自民、公明推薦=の陣営が現れた。自主投票を決めた民進党県議の姿もある。
森氏は木箱の上に立ち、全国市長会会長を務めた実績を強調した。「近県とも協力・連携しながら、経済活性化や医療や農業の問題に取り組みたい」
柏崎刈羽原発についてはこう言及した。「安全確保が最優先。国や東電にも私が言います」。自身は「規制委の判断が出てから判断」という姿勢だが、支援する自民党新潟県連は再稼働を求める決議をしている。当選後、反対に回ることは難しいだろう。
「勝つぞー」と皆と合わせて気勢を上げた女性(三五)は「やっぱり自民党ですよ。原発を争点にしようとしている向こうとは違うでしよ」と誇らしげだった。(・3・)
先月の段階では、泉田氏と森氏が知事選出馬を表明していた。しかし、泉田氏は突然、地元紙・新潟日報の報道で、第三セクター事業を巡る問題を追及されたことを理由に、「このままでは選挙で原子力防災が争点にならない」と撤退を表明した。
「自民の地元議員の中で政策への不満から『泉田離れ』が進み、森さんを推す声と二分されていた」という指摘もあるが、ともかく、撤退に野党は慌てた。
民進は候補を探したが、断念して自主投票を決定。( ゚Д゚)共産、社民、生活の三党が目を付けたのが、次期衆院選で新潟5区から民進公認の出馬が内定していた米山氏だった。知事選で支持基盤の連合が森氏支持に回っていることから、民進は反対したが、米山氏は告示六日前に離党して出馬を表明した。
森氏は長岡市長を十七年近く務め、首長として経験は豊富だ。米山氏は二〇〇五、〇九年、一二年の衆院選、一三年の参院選の四回とも落選したが、「森裕子さんが参院選で勝てたことが、知事選につながっている」と初の当選を目指す。
実は、人口減が深刻…
経済振興望む有権者
全国の知事の中で、原発再稼働に最も厳しい目を向けてきたのが泉田氏だった。柏崎刈羽原発は東京電力のものという点で、他地域よりも市民が厳しい目を向けていることも確かだ。
福島の事故直後、魚沼産のコシヒカリが風評被害に遭いそうになったことを覚えている男性(七〇)は「やっぱり、原発は怖い」。一方で、地方の景気が浮揚しない中、経済対策も知事選では争点となる。
新潟市の中心市街地にある古町商店街は、シャッターが閉まった店が目立つ。帽子店の大関文雄さん(五九)は「代々、九十五年やってきたけど、ついに店を閉めました。ほら、ご覧の通りでしよ」と、お年寄りが何人か歩くだけの通りに目をやった。「いったん事故が起きれば、取り返しのつかないことになる」と再稼働には反対だが、暮らしがあってこそ。
新潟県の人口は現在、二百千九万人で、泉田氏が就任した二〇〇四年と比べて十六万人減った。昨年の国勢調査速報値では、東北の宮城県に人口で抜かれ、地元では衝撃が走った。
「地場に産業がほとんどない。みんな大都市に流れていっちゃう。コメどころだからといって人が集まるわけではないので」と大関さん。昨春、北陸新幹線が開業しており、「古都・金沢のように上手なまちづくりができればいいんだろうけど、観光資源が豊富なわけでもないし」とため息をつく。
洋品店を営む山口喜康さん(七七)は「原発が動けば産業面ではいいんだろうけど事故は怖い。難しいよね。でも、とにかく人がいないことには始まらない。新しい知事にはまちを活性化させる施策をしてほしい」。
柏崎刈羽原発には厳しい目
森氏の知事選出馬によって市長選が同日選となる長岡市の有権者はどうみるのか。来月九日告示で、投開票日は知事選と同じ同十六日。元市議の藤井盛光氏(三八)、元市議会議長の小熊正志氏(六六)、前副市長の磯田達伸氏(六四)の三人が出馬を表明している。柏崎刈羽原発から三十㌔圏内にかかる地域があり、市内では再稼働への関心はやはり高い。藤井氏は「政府の責任で避難計画の実効性を高める必要がある」などと森氏よりも慎重な姿勢だ。小熊氏は「是非を問う住民投票をしたい」と言い、磯田氏も再稼働には否定的だ。
だが、「票目当てで原発への慎重姿勢を打ち出している候補がいるという印象を受ける」と、市民団体「原発からいのちとふるさとを守る県民の会」メンバーで長岡市の無職石川智一さん(七二)は話す。
小熊氏は以前、安全が担保されれば再稼働容認という姿勢だったという。当選後、姿勢を転換する可能性がなくもない。とはいえ、なぜ、一様に候補予定者が慎重姿勢をアピールするのかというと、市民の意識が変化してきたからでもある。福島の事故以降、「拒否反応を示す人が増えた」と石川さんは話す。
原発のお膝元の人たちはどうか。柏崎刈羽原発反対地元三団体共同代表で柏崎市議の矢部忠夫氏も「以前は原子力政策を訴えても票にならないと議員らは真剣に取り組んでこなかったが、東日本大震災後は有権者の原発に対する思考が変わった」と話す。
それは、原発を巡る姿勢を泉田氏の姿勢を、評価する有権者が少なくないことからも明らかだ。それだけに、「今回の知事選では原発を争点にしない、福島を忘れさせようとする勢力は強い」と危ぶむ。
「本音は規制委の審査に適合すれば再稼働をしてもいいというのが本音という候補もいるだろう。有権者はよく見極めなければならない」
新潟知事選 米山候補に熱い期待
原発再稼働反対のうねり
自公推薦候補は争点隠し
(しんぶん赤旗)2016年10月6日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-10-06/2016100601_04_0.html
新潟県知事選(16日投開票)は、東京電力柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)の再稼働が大きな争点となっています。米山隆一候補(49)=共産、生活、社民推薦=に、県民から「再稼働の流れを止めてほしい」と期待が集まっています。
(唐沢俊治)
「福島原発事故の検証なしに、再稼働の議論はできない」。米山候補は5日、新潟市東区の露天市場を訪れた人たちを前に力を込めました。泉田裕彦知事の路線を継承するとして、(1)事故原因(2)健康と生活への影響(3)安全な避難方法―この三つが検証されない限り、原発再稼働の議論は始められないと訴えています。
全国的注目集める
一方で、前長岡市長の森民夫候補(67)=自民、公明推薦=は、原発には「県民の安全の確保を最優先課題として対応」と主張。しかし、推薦する自民党は2014年の県連大会で、原発の再稼働を求めることを決議しました。
1300人が参加した「なくそテ原発2016柏崎大集会」(9月3日開催)の実行委員長・植木史将さん(40)=つなげよう脱原発の輪 上越の会代表=は、「米山さんは、私たちの期待に応え、県民の安全を守るために国と電力会社にはっきりとものを言ってくれる人です。新しく知事になったら、原発を再稼働させず廃炉にしてほしい。自民党が推す知事では再稼働に進んでしまう」と言います。
市民団体が行った候補者への公開質問で、米山候補は「エネルギー政策上、原発は必要でない」「柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働に同意できない」と、原発問題に関する15項目すべてに回答。しかし、森候補は、再稼働への態度を明らかにせず、「県民の安全と安心の確保を最優先」と抽象的に返答するだけで、項目ごとの回答を避けました。森候補の姿勢に対し、「争点隠しだ」と県民から批判の声が上がっています。
森候補の足元の長岡市で、知事選と同時にたたかわれる市長選に立候補する前副市長の、いそだ達伸氏=日本共産党は自主的支援=は、原発をめぐり「市民の不安が解消されない限り、再稼働すべきではない」と表明し、森候補との政策の違いを明らかにしています。
全国からの注目も高く、首都圏反原発連合(反原連)は、「鹿児島に続き、新潟県に脱原発派の新知事を」と、米山候補を応援する声明を発表しました。
地域疲弊は「神話」
原発の推進派はこれまで、運転停止が地域経済に影響するとして再稼働を求めていましたが、その論拠が崩れ始めています。
地元紙の「新潟日報」(昨年12月13日付)は、柏崎刈羽原発の地元100社を調査し、3分の2の企業が売り上げの減少は「ない」と回答し、原発関連の仕事を定期的に受注したことがあるのは1割余りと報じました。同紙は、「長期停止で地域経済が疲弊している」という説について「具体的な根拠に基づかない“神話”」と指摘しています。
柏崎民主商工会の太刀川孝和会長(73)は、「原発による地域経済への影響は、一部に限られていました。原発事故の原因が解明されていない中での再稼働は、私たちの生活を危険にさらすだけで、絶対にやめるべきだ」と言います。
問題山積みの原発
柏崎市と刈羽村にまたがる柏崎刈羽原発は、事故を起こした福島第1原発と同じ「沸騰水型」。1~7号機の総出力は821万2000キロワットで、一つの原子力発電所としては世界最大です。6、7号機は出力135・6万キロワットで日本最大級。現在、原子力規制委員会で6、7号機の再稼働のため新規制基準の適合性審査がされていますが、審査の論点は絞られ、最終盤を迎えています。
次の知事が再稼働の判断をすることになり、その対応が各地の再稼働に影響する可能性があります。しかし、問題は山積みです。
柏崎刈羽原発は砂地に建設され、構内での地下水くみ上げ量が他の原発に比べて、格段に多いことが分かっています。
福島第1原発では現在も、1日当たり数百トンの放射能汚染水が発生し、事故の収束を阻んでいます。汚染水は、建屋に流入する地下水と、護岸の井戸からくみ上げた地下水に由来します。
隠蔽体質変わらず
しかし、構内に大量に流れ込む地下水量や、くみ上げるための井戸の耐震性などは、規制委の審査対象外だと問題点を指摘するのは、立石雅昭新潟大学名誉教授です。新潟県の「原子力発電所の安全管理に関する技術委員会」の委員を務めています。
立石氏は言います。「人の生命にかかわる重要な問題で、東電の隠蔽(いんぺい)体質が改まらないまま、再稼働の議論に入ることなどあり得ません。県民の半数は、柏崎刈羽原発の再稼働に反対しています。泉田路線を継承する米山さんに、私たち県民の思いをくみ取ってもらい、ぜひ当選してほしい」
野党と市民の力で米山知事誕生を
https://youtu.be/jnLMI_y32yg
2016年10月7日。新潟県知事選10・7新潟駅前共同街頭演説
司会 森ゆうこ参院議員・米山隆一選対本部長
新潟に新しいリーダーを誕生させる会 佐々木寛共同代表
社会民主党副党首 福島みずほ参院議員
日本共産党委員長 志位和夫衆院議員
生活の党共同代表 小沢一郎衆院議員
米山隆一新潟県知事候補
民進党 元官房副長官 松野頼久衆院議員
これは許せない!(  ̄っ ̄)ムゥ