賢治文学から平和を考える
~今、世の中が持ちこたえるために大切なこと
(ラジオフォーラム#152)
http://www.rafjp.org/program-archive/152-3/
今回のお客様は、朗読家の山本瞳さん。宮沢賢治作品を中心とした朗読や、岐阜、千葉など各地のグループにて、人体表現劇の演出を手がけています。また宮沢賢治研究会の理事をつとめられたこともあり、賢治祭(賢治の命日)には、賢治のふるさと岩手県花巻市にて「賢治の里で賢治を読む会」を主催して19年になります。
東北の地で自然と対話しながら、人類の、世界の幸せを願い続けた作家・宮沢賢治。文明の力で清きひとの心が、そして地域の文化が変容していく様を憂い、独自の文学に刻み続けた作家でもあります。
賢治が生きていたら、今の世をどう思うでしょうか? 富と欲にまみれた人類が自然から大きな警告を食らった原発事故。奇しくも彼の地、東北には、昭和8年まで賢治がいた…。第一次世界大戦後に書かれた“注文の多い料理店”が、まさにその警告だったのに…。
https://youtu.be/FOB6fuc32yE
山本瞳さんは東日本大震災後、『雨ニモマケズ』の朗読がメディアにのって全国を駆け巡ったことに、違和感を感じるといいます。強く勇ましくは生きられない小さき人の苦悩を静かに詩った作品であるが故だといいます。
再び「強い国」を目指す安倍政権下のニッポン。その中で日本の、世界の「平和」はやってくるのでしょうか?「平和」を考えるのに、政治や外交を知ることは大切なこと。それと同じくらい、ひとりひとりのひとの根本に人間らしい哲学が必要です。それを文学の中から見出したいと思います。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」(農民芸術概論綱要より)
イーハトーヴを夢想家が描くユートピアだと非難することは容易いけれど、現代人が置き去りにしたものが、それなのではないかとも思いながら。
今回のラジオ・フォーラムでは、山本瞳さんの朗読とともに、平和の種を探す旅に出ます。
https://youtu.be/HSATrNY_kng?t=15m51s
~第152回小出裕章ジャーナル
収束作業の現状「もっと悲惨なのは、労働者自身が自分の被ばく量をごまかさなけばいけないという状態になっていることだと思います」
http://www.rafjp.org/koidejournal/no152/
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201510/CK2015102102000134.html
谷岡理香:
今日は「放射能被ばくとがん発症について」、お話をお伺いします。9月20日、東京電力 福島第一原発事故後の作業で、放射能被ばくした後に白血病になった元作業員の方に労災保険が認定されました。事故終息作業に伴う白血病の発症で、労災が認められたのは初めてです。小出さん、今後もこのようなケースは増えてくるでしょうねえ。
小出さん:
はい。福島第一原子力発電所の事故収束作業というのは、未だにものすごい過酷な被ばく環境の中での作業が続いています。これまでにすでにに2万人近い人達が、累積で5ミリシーベルト以上の被ばくをしてしまっていますし、これからもどんどんそれが増えていくだろうと思います。
そして、被ばくによる労災の認定というのは、これまでは年5ミリシーベルト以上の被ばくをしたという場合の白血病の発生については労災を認めるということだったのです。では、その年5ミリシーベルトという被ばくはなんで出てきたかと言いますと、その基準が決められた1976年の時に、一般の人々の被ばくの許容限度というのが年5ミリシーベルトだったのです。
それを超えたということは、一般の人ではなくて労働者として被ばくをしたことになるのだから、白血病が出たのであれば労災を認めようという考え方なのです。もともと被ばくによってさまざまながん、白血病が出るということは学問の定説になっていまして、一般人の被ばく限度以上に浴びるのであれば、やはり労災を認めるというのが、ごく当たり前の考え方だったのだと思います。
それが今回も、5ミリシーベルトを超えたからといって認められたわけですけれども、でも現在の一般人の許容限度というのは年1ミリシーベルトにすでになっているわけで、私としては年1ミリシーベルトを超えて被ばくをしたような労働者が白血病になった、あるいは、その他のがんになったと言うならば、労災として取り扱うべきだと私は思います。
そういう労働者はたくさんもういるわけですので、今後、多数の労働者に対してきちっと労災を認めてほしいと願います。
谷岡:
今も福島原発事故の収束作業は続いているわけですけれども、現在の放射線量とかその基準とか、どういうふうになっているんでしょうか?
小出さん:
はい。これから溶け落ちてしまった炉心の撤去作業というようなものもやらなければいけないわけですし、それより前に1号機、2号機、3号機の中に使用済み燃料プールがもちろんあるわけで、そのプールの中にある使用済み燃料の取り出しという部分もやらなければいけません。大変被ばくの多い作業にならざるを得ませんし、従来以上に労働者が被ばくをしていくということになるだろうと私は思います。
谷岡:
そういう危険な高線量の現場にその線量計を持たないで入って行ったりとか、あるいはわざわざ線量計に鉛カバーでしたでしょうか、その線量を低く見せかけたりする、つまり被ばく線量をごまかして働かせているという問題がありますねえ。
小出さん:
そうですね。被ばく線量を低めに見せるというようなことは、例えば雇用者側からも必要なことであって、なるべく自分は雇っている労働者の被ばく量を少なめに見せたいと思って、今おっしゃって下さったように、線量計にわざわざ鉛のカバーを付けさせて、被ばく量を少なめに出させるように強制したというような事例もありました。 ただ私自身は、もっと悲惨なのは、労働者自身が自分の被ばく量をごまかさなけばいけないという状態になっていることだと思います。なぜならば、現場でほんとに被ばくしてる労働者は最底辺の労働者でして、彼らは被ばく限度に達してしまうと、すぐにクビになってしまって、生活自身を奪われてしまうということになるわけです。
被ばく作業にあたってる労働者は、例えば東京電力の社員であれば、限度に達すれば別の部署にむしろ配置転換になるというだけであって、クビを切られることもないし、生活が脅かされることもないわけですけれども、現在ほんとに苦しい現場で働いてる労働者達は、被ばく限度に達してしまうと首を切られてしまって、今度は生活ができなくなるということになってしまうわけで、自分から被ばく量をごまかして、被ばく限度にまだ達していないというような状態にしなければならなくなってしまっているわけです。ほんとに厳しい労働なんだなと私は思います。
谷岡:
もうこういうことが繰り返されないためには、その過酷な現場であるからこそ、しっかりと労働環境の整備をすることが必要だと思いますし、それから私達もずっと見ています、私達は忘れていないですよということをどっかでいろんなとこで発言して、作業員の方のケアを十分にしていくようにすることが必要ですよね。
小出さん:
そうです。おっしゃる通りで、まずは労働者が被ばくするような条件をなるべくなくすという、労働現場の管理ということが一番大切なわけですし、先程も聞いて頂いたように、被ばく限度に達してしまった労働者の生活をどうするかということを考えることも、また、とても大切なことだと思います。
谷岡:
事故現場では未だにと言いますか、むしろこれから長い時間をかけて収束に向けての作業が続いていくわけです。先程も申し上げましたけど、労働者の方々のほんとに健康が心配ですし、周りにいる私達ができることは、私達はずっとウォッチしてますよということ、メッセージを発信し続けることが大事かなと改めて思いました。小出さん、今日もどうもありがとうございました。
小出さん:
ありがとうございました。
台湾の原発労働者の遺体を六年後に掘り起こすも、肺とその周辺が全く腐敗していなかったという恐ろしい写真
隠された被曝労働 - 日本の原発労働者 物語
https://youtu.be/mJTuWVDjarg
1995年 イギリス Channel4
「被差別部落民に対して原発への仕事を斡旋していた」
下請け・日雇いが支える原発の実態
https://youtu.be/wuvwO1RlIVo
福島第一原発では、労働者が多量の放射線を浴びながら事故処理に当たっています。しかし事故が起きなくても労働者は日ごろの定期点検で放射線にされされています。原子力を利用する上で避けて通れない、労働者の被ばくについて考えます。
樋口健二さん。
原子力発電所で働く労働者の被ばく問題を訴えてきた写真家です。
コンピューター管理のクリーンな原発というイメージに対し、放射線を浴びながら手作業をする労働者の存在を、樋口さんは38年にわたって問いかけてきました。
1977年、敦賀原発で撮った2枚の写真は、定期検査を行う労働者の姿を世界で初めてとらえたものです。
【写真家・樋口健二さん】
「このおじいさんの一言が、私を動かしたんです。佐藤茂さん。東電福島第一原発で働いてボロボロになってがんで死んでいったおじいさんですけどね。毎日宇宙人のような格好して、防毒面をつけたけど暑くて苦しくていつも外して働いたと。何十分かでアラームメーターが鳴る。うるさいから叩きつけて『仕事ができないから』と。こりゃ原発ってどんなところだ?という思いが募ってきてね」
樋口さんの活動は、かつてイギリスのテレビ局に取り上げられたこともありましたが、日本で注目されることはありませんでした。
【樋口さん】
「みなさんほとんど知らないのが、原発の下請け労働者ですよ」
樋口さんには今、全国から講演依頼がきています。
原発の真実が知りたいという要望が絶えないのです。
【樋口さん】
「これが世に初めて出てスクープになった。世界中、この写真がないの。ここから入るの。特攻隊。これが炉心部。格納容器が向こうに入ってる。現代科学の粋を集めたとか言ってるが、人海戦術がわかる。見て、エリートに見える? この人たちが日本中を渡り歩いて生活をし、原発を直して放射能を浴びて、しまいには捨てられてボロ雑巾のように闇に消されてきたの。この40年間」
原子力発電所は13ヵ月運転すると、およそ3ヵ月運転を止めて、定期検査をします。
商業用原子炉には2つのタイプがありますが、どちらも核分裂を起こす原子炉容器が、格納容器の中に納められています。
格納容器内に人が入るのは、定期検査のときだけ。
労働者はこの定期検査で被ばくします。
部品の点検や補修のほか、放射性物質で汚染されたものを扱う雑用が山のようにあり、1基につき3000人から4000人の労働者を必要とします。
労働者の被ばく限度は「年50mSv・5年で100mSvまで」と決められています。
しかし、アメリカの科学アカデミー(BEIR7-2005年)は「放射線被ばくに安全といえる量はなく、リスクは被ばく量に比例する」と発表。 100mSv浴びると、100人にひとりは放射線が原因のがんになると計算しています。
【阪南中央病院・村田三郎医師】
「安全というよりは、社会的に合意する実行可能なレベルということで決められた数字。健康に関して安全ということで決められた数字じゃない」
村田三郎医師は、原発で働き、がんになった患者の労災申請に関わってきました。
これまでに労災と認められた人の累積放射線量は、ひとりをのぞいて100mSv以下です。
「5年で100mSv」という労働者の放射線限度は、がんや白血病になる人が出ることを前提として決められたものだと村田医師は話します。
【阪南中央病院・村田三郎医師】
「それぐらいの数字だったら原発推進・産業推進に大きな差しさわりのない程度で行けると。原発の被ばく労働っていうのは避けられないので(線量の容認は)どうしても必要」
避けられない労働者の被ばく。
原発で働く人が浴びる放射線量のうち、96%が下請け労働者のものです。
多発性骨髄腫で亡くなった長尾光明さんも、そのひとりです。
4年間で70mSvを浴び、生きている間に労災が認められた、初めてのケースでした。
【長尾さんの労災申請を支援した原子力資料情報室・渡辺美紀子さん】
「被ばく要員として動員されているんですね。長尾さんの被ばくの80%は福島原発だったんですけど、何年か働いたうち、1回も東京電力の社員に会ったことがないと」
梅田隆亮さん。
32年前、島根原発と敦賀原発で働き、鼻血や倦怠感に悩まされた後、心筋梗塞を発病しました。
梅田さんの体内からはコバルトやマンガン、セシウムが検出されました。
「心筋梗塞は放射線が原因の可能性がある」という長崎大学病院の意見書もあります。
梅田さんの被ばく量は記録上は8.6mSvですが、当時、アラームメーターや線量計はずしが常態化していたといいます。
【元原発労働者・梅田隆亮さん】
「ビービー鳴りだしたら作業にならんのですよ。(Q.どうしてたんですか?)外すんですよ。『おじちゃん』にあずけておくわけね。(Q.おじちゃんとは?)それ専門に預かってくれる人に。(Q.そういう仕事もあるんですか?)年配のね。単価(日当)は一緒ですよ。『鳴き殺し』って言葉を使ってた。鳴くのを殺してしまう。当時はどこの現場でもやってたんじゃないですか。それで200(ミリレム=2mSv)とか300とかいう数字を見て向こうに渡す。記録をみたら80(ミリレム)になってる。(Q.見た数字と合わない?)ええ、それを『トリック』というんです」
梅田さんの体験は32年前のものですが、福島原発の事故処理でも180人に線量計を持たせていなかったことが判明しています。
労働者の安全が徹底されない原因の一つに、日雇い労働者が被ばく要員として大量に動員される実態があります。
野宿しながら原発の定期検査に行き、仕事が終わると野宿生活に戻る人もいます。
彼らは、放射線量の高い炉心で数分間作業をする「飛び込み」や「特攻隊」と呼ばれる仕事を担っています。
【元原発労働者たちのやりとり】
「アンタ、90のアラームじゃ1分もたないだろう」
「1分もったよ」
「1分もった?俺が300のアラームで1分半くらいだったね」
【元原発労働者の男性】
「今、原子力で働く人間、なんにもしきらん人間でも日当1万円以下なんて人間おらへんで。とび職40年の人が日当8000円の仕事でも行く。それだけ世の中きびしくなってるんやから」
【元親方業をしていた男性】
「次々と人間を雇わないかん。原発も何も知らん人もおる。なんやかんや言うて連れて行くわけよ。行くっていう人間がひとりでもおったら、紹介するだけで1万円くれた。現金で」
【北九州ホームレス支援機構・奥田知志さん】
「昔から日雇い労働者は景気の安全弁、今でいうと非正規雇用。非常に安価な使い捨ての労働力として使われてきた歴史がある。その中のひとつが原発労働だったということです。戦後の原子力政策の中で、どれだけの人がそこで関わったかということを考えてほしい」
原子力で発電する以上、避けられない労働者の被ばく。
福島の事故を機に、改めてその実態が問われています。
文部科学省の調査では1999年までに放射線業務に従事した27万人のうち、6万5000人の居所がつかめず、生死もわからないとしています。
2011年5月23日放送
【消えた作業員】NHK・追跡!AtoZ「福島第一原発 作業員に何が?」
使い捨ての構造でないと、今のところ成り立たっていかない
http://dai.ly/xkj5tt
20111217
報道特集「暴力とピンハネ…原発作業現場で起きていたこと」
https://youtu.be/DBJaBskMvD8
下請けが四次、五次、六次と延々と広がる原発労働の巨大な構造。
グーグル検索語に日本語として初めてランクインした東京電力は、「元請け会社がどんな下請け会社に発注するかは自主的な判断に任せている。
当社として個別の雇用関係などについては分かりかねる」中には派遣業として認可されず登録すらしていない会社もある。
「二重派遣は違法」だと問い詰められても、「皆やっていること」と笑い飛ばす業者。
ピンハネが横行し、暴力沙汰すら起きていても、東京電力は公式見解をただ繰り返せば、それで無関係だと高をくくって知らん顔だ。
「11次下請け、7万円が8千円に化ける搾取を告発する弁護士」
https://youtu.be/2UALNrP8v-Q
1F(イチエフ)作業員~福島第一原発を追った900日~
https://youtu.be/VkbJEkZ5TIw
「1F(イチエフ)作業員~福島第一原発を追った900日~」
(フジテレビ)2013年10月24日
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/22th/13-429.html
NHK・ETV特集
「ルポ 原発作業員 ~福島原発事故・2年目の夏~」
故郷を放射能に汚染されてなお、原発での仕事を生活の糧にせざるを得ない作業員たちの日々
http://bww.jp/r/2012/08/20/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E5%93%A1%EF%BD%9E%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%83%BB%EF%BC%92%E5%B9%B4%E7%9B%AE%E3%81%AE%E5%A4%8F%EF%BD%9E/
福島第一原発では、事故から一年たった今も毎日3000人の作業員が事故収束作業にあたっている。その6割が地元福島の人だ。故郷を放射能に汚染されてなお、原発での仕事を生活の糧にせざるを得ない。作業員たちはどのような状況に置かれ、どのような思いを抱えているのか。福島県東部の浜通りにある2つの下請け企業の協力を得て、その日々を見つめた。
大手プラントメーカーの下請けとして事故前から原発の仕事を続けてきた「東北イノベーター」。毎日12人の従業員が第一原発の仕事に向かう。事故前から20年以上、福島第一原発を中心に定期検査やメンテナンスの仕事を続けてきた。
事故後、第一原発の現場では、毎時数ミリシーベルトを超える高線量の場所が数多くあり、毎日の被ばく量も「0.3」「1.8」と“ミリシーベルト単位”だ。そうした高い被ばくを伴う現場に夫を送り出す家族は不安な日々を送っている。
原発事故後、現場には大量の作業員が必要となり、これまで原発の仕事とは関わりの無かった人たちも原発での仕事を始めている。川内村の「渡辺重建」では、震災で仕事を失った若者たちに声をかけ、去年(2011年)7月から第一原発での仕事を始めた。みな事故前は、バスの運転手やアパレル工場、ゴルフ場など、原発とは関係の無い現場で仕事をしてきた人たちだ。一年間で、40ミリシーベルト近くの被ばくをしており、法令の限度内とはいえ、健康への不安を感じている。
こうした下請け作業員の不安に地元福島で40年以上向き合ってきた石丸小四郎さん。被ばくによる労災 支援などを行ってきた石丸さんのもとには、今、作業員たちから現場の実態が寄せられている。その聞き取り調査から、原発での労働実態やその問題点も明らかになってきている。
NHK・ETV特集
「ルポ 原発作業員 2 ~事故から3年・それぞれの選択~」
1日あたり5,000人といわれる原発作業員たちの日常
http://dai.ly/x22oo5o
40年ともいわれる「廃炉」への道を歩み出した福島第一原発。その現場を支えているのは 1日あたり5,000人といわれる原発作業員たち。しかし、その日常が報道されることは少ない。彼らは、いまどんな思いで、それぞれの仕事に向き合っているのだろうか。
ETV特集では、2年前に「ルポ 原発作業員~福島原発事故・2年目の夏~」を放送。その後も、地元福島の下請け企業の協力を得ながら、彼らの日常を記録し続けてきた。
事故から3年たったといえ、現場には高線量の汚染エリアがある。作業員の被ばく限度は5年で100ミリシーベルト。増え続ける線量をいかに抑えるか、困難な試行錯誤が続いている。
一方、コスト削減圧力の中で下請企業の経営環境は厳しくなり、作業員の待遇はじわじわ悪化しているという。原発を避け、割のいい除染などの仕事に切り替える作業員たちも出てきた。
ことし(※2014年)4月に放送した NHKスペシャル「シリーズ廃炉への道 第2回 誰が作業を担うのか」で放送した内容に、作業員たちへの長期密着ルポの映像を加え、廃炉現場の実態に迫る。
ドイツZDFテレビ
「福島原発労働者の実態」
https://youtu.be/aAE-QBmC1VA
ドイツZDF-Frontal21
福島原発事故、隠される高濃度汚染の実態
http://dai.ly/xkth7r
「ドイツの局XYZ「フロンタール21」シリーズが 放送した番組 。福島第一原発から80キロ離れた本宮の農家大沢さんは、自分の栽培する野菜の検査を市民放射能測定所に依頼した。県の食品衛生検査所では受け付けてもらえなかったからだ。結果大量のセシウムが発見される。 「これはもはや食べ物ではなく放射性廃棄物です」。なぜ行政はこうした検査を受け付けないのか、ドイツの記者が原発担当大臣を問い詰める。」
時々見るテレビでは、避難していた福島の方々が、元の土地に戻っているそうですが、全く情報が分かっていないが為の危険な行動のように感じます。
生活が出来ない、など、様々な理由があると思いますが、最大の原因は、正しい情報が認識されていない事で、どれだけ危険な事をしているのか全く分かっていない事から生じているのではないでしょうか?
このような重大な情報が隠蔽されているということ事態が「犯罪」であると言えるのではないでしょうか。
マンガが原発事故を語り始めた
http://dai.ly/xvh89n
「原発わたしはこう思う」鎌田慧さん
https://youtu.be/zeV_eOnWpTw
…極めて差別的な発電所であるし、そこで働く人達も、社員は別ですけれども下請け、孫請け、ひ孫請け。
日本の産業で一番労働構造が重層的な産業これほど重層的な産業はないし底が、一番下の辺りが被曝労働者になっているそれも今発生している被曝労働者じゃなくて日常的に定期検査の時に中に入ってパイプの漏れている所を直すとか色んな修理があります。
修理が被曝労働なんです。
…原発は被曝労働者を発生させながら発電しているわけですけど他の電力はそういう犠牲がない。