Quantcast
Channel: 私にとって人間的なもので無縁なものはない
Viewing all articles
Browse latest Browse all 450

小出裕章先生:廃炉カンパニーを分社化=責任を逃れるための汚い手口だと私には見えます

$
0
0



安倍晋三一族も在日パワーと縁が深い?~日本社会での在日コリアンの影響力とは(ラジオフォーラム#72)

http://youtu.be/LezMvutKres?t=15m16s
15:16~第72回小出裕章ジャーナル
福島第一原発廃炉の現状について(2)「廃炉カンパニーを分社化して、全ての責任をそこに押し付けて、東京電力の本体自身は無傷のまま生き延びる。 全く間違えていると私は思います」

http://www.rafjp.org/koidejournal/no72/
石丸次郎:
これまで番組では、何度か福島第一原発の廃炉作業について取り上げてきました。最近では、廃炉作業を担う作業員の被ばくの深刻さについても小出さんにお話を伺いましたが、今日は、今後40年、50年かかるとも言われている廃炉、この作業の現状についてお話を聞きたいと思います。

4月に東京電力は、廃炉カンパニーという分社化して、廃炉カンパニーという廃炉専門の会社を作りました。この動きについては、小出さんはどう今お感じですか?
福島第一廃炉推進カンパニー

小出さん:
汚いやり方だと思います。

東京電力という日本を代表するような巨大な企業があったし、今でもあるのですね。それで、その企業が「自分の原子力発電所は絶対に安全です!」と言って動かしてきた原子力発電所が実は事故を起こした。
東京電力 地震対策
そうであれば、東京電力というその会社自身が徹底的に責任を取るというのが本当のことだと思います。
もし、東京電力が自分がしでかした罪を償おうとするのであれば、東京電力は多分何10回倒産しても足りない程の被害が既に出ています。


それを東京電力自身は、国に肩代わりさせながらなんとか生き延びようとして今日まで来ているわけですけれども、また自分の社内に廃炉カンパニーを分社化して、全ての責任をそこに押し付けて、東京電力の本体自身は無傷のまま生き延びる
東京電力元社長の弁
今まで通り黒字の経営をするというようなことになってしまっているわけで、責任の取り方が全く間違えていると私は思います。

石丸:
なるほど。一方ですね、東電の業務から廃炉、それから汚染水対策を切り離して専念させるということが名目になってるわけですけれども、そうすることで、意思決定が早くなってトラブルに迅速に対応できると。国と共にオールジャパン体制で廃炉に取り組みますということなんですけども。この辺、効果の方はどうでしょうか?

小出さん:
東京電力の中にキチッとしたチームを作って、そのチームが迅速に動くことが出来るようにすれば、それでいいのであって、わざわざ分社化するというようなことは意味のないことだと私は思いますし、責任を逃れるための汚い手口だと私には見えます
福島第一廃炉推進カンパニー組織体制

石丸:
この分社化に対しては、小出さん非常に厳しいご意見をお持ちですけれども。それでは、現状の廃炉の進行具合について話をちょっと進めたいんですが。

小出裕章

小出さん:
一番初めにやらなければいけない事は、使用済み燃料プールの中に、今まだ沈んでいる燃料を少しでも危険の少ない所に移さなければいけないという、その仕事です。1号機、2号機、3号機、4号機とも全て使用済み燃料プールが ありますので、全てのプールについて、それをやらなければいけません。
使用済み燃料プールの構造
ただし、一番取っ掛かりやすかったのが4号機であるという理由と、4号機の使用済み燃料プールの中には、原子炉定期検査中であったこともあって大量の使用済み燃料が存在している。
福島第一原発の現状 東京新聞20140517
そして、4号機の原子炉建屋は、使用済み燃料プールが存在していた、その階が大きな破壊を受けているということで、いつ使用済み燃料プールが崩れ落ちてしまうか分からないという、非常に危険な状態が続いてきたわけです
四号機損傷状況
ですから、とにかく今4号機の使用済み燃料プールから、使用済みの燃料を隣の共用燃料プールという場所に移動させようという作業が、去年の11月から始まりました。

作業自身も大きな危険を伴いますし、ひょっとすれば大中小様々な事故が起こる可能性がありますけれども、とにかくやらなければいけない。あまり、労働者の被ばく等が生じないようにやり遂げて欲しいと私は願っています。

石丸:
5月7日現在、4号機の燃料プールの燃料搬出作業は、1533本中の814本が外に搬出できたということが今発表されてますが、この工程は順調と言いますか、それなりに上手くいってるとみたらよろしいんでしょうか?

小出さん:
はい。順調だと思います。約半分を運び出したと言ってるわけですね。約半年経ってるわけですけれども、東京電力としては今年度一杯で何とかしたいということを当初から言ってるわけで、もし、このまま大きなトラブルがなければ、今年の12月までになんとかやり終えてくれるかもしれないと、私自身も期待したいと思いますし、私は東京電力は犯罪者だと言って批判してるわけですけれども、この件に関しては、なんとか速やかに大きなトラブルがないまま作業を終えてほしいと思いますし、この件に関しては、東京電力にエールを送りたいと思っています。
使用済み燃料からの燃料取り出しの概要

石丸:
じゃあ、それではその他のいわゆる「溶融燃料の取り出し」、これが一番やっかいな問題で、1号機から3号機まで溶け出してしまった原子力燃料がどこにあるのかすら分からないような状態なんですけれども。現状、ここへの廃炉に向かっての取り出し作業、どういう状況に今あると見てらっしゃいますか?

小出さん:
なんにも進んでいない。

石丸:
何も進んでいない。

小出さん:
はい。私自身は、溶融したデブリが東京電力や国が描いているように、1カ所に饅頭のように固まっているという風には思っていないのです。
EBR-1炉の炉心溶融状況
チェルノブイリ象の足
多分、溶け落ちたデブリは格納容器の中にあちこちに分散してしまっていると思いますし、例えば、壁にへばり付いてしまったりしているという、そんな状況だと思いますので、例えば100溶け落ちたデブリのうち50をなんとか回収したとしても残りの50が回収できないということになってしまうと思います
損傷燃料の状況
50の回収のために、たくさんの労働者がたくさんの被ばくをしなければいけないと思いますので、もうそんなことをして、なおかつ50余らせてしまうのであれば、初めからデブリの回収ということは諦めて、チェルノブイリ原子力発電所の事故の時にやったように、石棺という形で封じ込めるのがいいのではないかと私は思います

石丸:
なるほど。廃炉、まだまだ道は険しいということですね。

小出さん:
東京電力、国は40年と言ってるわけですけれども、そんなことでは到底終わらないと私は思いますし、もちろん私は、とうの昔に死んでしまうだろうと思っています。

石丸:
はい。小出さん、ありがとうございました。

小出さん:
ありがとうございました。


福島原発問題について(科学者の眼)――科学者による原発事故の解説
(日本科学者会議)
http://www.jsa.gr.jp/pukiwiki/index.php?%CA%A1%C5%E7%B8%B6%C8%AF%CC%E4%C2%EA%A4%CB%A4%C4%A4%A4%A4%C6





大飯原発判決と最高裁研究会について。- 2014.05.25

http://youtu.be/qALNa5-1SpI
【最高裁も脱原発ダ!?】【原告勝訴の大飯原発訴訟】 福島事故に向き合う裁判官 背景に最高裁研究会
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/4e23ad07a30dd0a8407c831824945c8c
【原告勝訴の大飯原発訴訟】 福島事故に向き合う裁判官 背景に最高裁研究会(共同通信)
大飯原発判決、司法の姿勢転換点か 福島原発事故後、審理に改革論(福井新聞)
福島原発事故】原発安全性「本格審査を」 最高裁研究会 裁判官に改革論(東京新聞)
「脱原発」意見、9割超 エネ計画のパブリックコメント(朝日新聞)
大飯原発差し止め訴訟の判決要旨 危険性が万が一でもあれば(福井新聞)
大飯原発:運転差し止め訴訟 判決内容の尊重を 原告メンバー、町や県に申し入れ /福井(毎日新聞)
大飯原発の運転差し止め判決、関電が控訴(ロイター)
小泉元首相「常識的な判決」 大飯原発の差し止め評価(朝日新聞)
大飯原発判決 浜岡訴訟に追い風(中日新聞)

※最高裁での原発訴訟などの研究会の資料
http://clearinghouse.main.jp/wp/?p=883


大飯差し止め判決 「250キロ圏まで危険」 3・11最悪シナリオ根拠
(東京新聞【核心】)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2014052202000147.html
 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止め訴訟判決は、いったん原発事故が起きれば、遠く二百五十キロ圏にまで深刻な放射能被害が及ぶ可能性を重視した。東京電力福島第一原発事故の発生当初、菅直人首相(当時)に提出された「最悪のシナリオ」と呼ばれる資料が大きな論拠になっている。
(山川剛史、清水祐樹)

大飯差し止め判決 「250キロ圏まで危険」 

■回避

 2011年3月、刻々と悪化する福島第一原発事故に、菅氏は原子力委員会の近藤駿介委員長(当時)に対し、このままいけば何が起きるのかまとめるよう指示。「不測事態シナリオの素描」という題名の資料がつくられた。
 シナリオが描いていた状況は、結果的にはぎりぎり回避されたものの、起きる可能性は十分あった。
 シナリオはこうだ─。
 最も古い1号機で炉心が溶融して水素爆発が発生。注水も不可能になり、原子炉圧力容器を覆う格納容器も壊れて、大量の放射性物質が外部に放出される。
 あまりの放射線量の高さに、東電は福島第一から総員撤退。放棄された原発では2、3号機の原子炉や4号機の使用済み核燃料プールの冷却が停止…。次々と核燃料が溶融して高濃度の放射能がまき散らされ、次は違う号機のプールに危機が連鎖していくことが想定されていた。
 最終的には170キロ圏まで住民を強制移転させ、250キロ圏まで任意移転の地域が広がる可能性を指摘。東京どころか、横浜市の一部まで含まれた。
 菅氏は首相退任後、本紙のインタビューで「東京に人っ子一人いなくなるような事故に拡大するかもしれなかった」と語っている。
 現実はシナリオのような事態にまで発展しなかったが、後に東電が公開したテレビ会議の映像を見ても、偶然の積み重ねによって最悪の事態が回避されたことがわかっている。
 水素爆発を起こした1、3号機では、爆発が原子炉外で起き、格納容器は破壊されなかった。冷却が止まり、ベント(排気)もできず、格納容器が破裂する寸前までいった2号機でも、地下の圧力抑制室の圧力が抜け、注水を再開できた。
 もし、どれか1基の格納容器でも壊れていれば「最悪のシナリオ」が起きていてもおかしくなかった。

■広範囲

 大飯原発の運転差し止めを命じる判決で、樋口英明裁判長は「250キロという数字は緊急時に想定された数字にしかすぎないが、ただちに過大と判断できない」と、事故時に被害が及ぶ範囲の想定として一定の信頼性があると認定した。
 原発から250キロという影響の大きさを判決理由の一つにするとともに、250キロ圏内の住民には「具体的な危険がある」と認め、差し止めを求める権利があるという判断を示した。その範囲は近畿全域だけでなく、東は静岡市、西は高松市や徳島市にまで及ぶ。
 原発再稼働問題をめぐっては、原発が立地する地方自治体以外は「地元」ではなく、賛否を論じる資格がないかのような雰囲気がある。
 しかし、事故の影響は政治的に決まる「地元」の線引きに関係なく、広範囲に及ぶ。福島第一原発事故では3年が過ぎた今も約13万人が避難生活を強いられ、多くは帰還のめども立たない。
 日本地図に各原発の250キロ圏を描くと、北海道の一部と原発のない沖縄県を除く全域がどれかの原発の圏内に入る。大半の国民が原発事故の影響とは無縁ではない現実が浮き彫りになる。


安倍官邸を激怒させた「吉田調書」の衝撃!


金子勝×室井佑月×大竹まこと:大飯原発差止命令と吉田調書暴露

http://youtu.be/fTYeDSCsU1c


審査通過しても問題解消せず大飯原発判決が示すもの



汚染水「切り札」窮地 新型除染装置 全系統停止
(東京新聞【核心】)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2014052302000104.html
 東京電力福島第一原発で試運転中の新型除染装置「ALPS(アルプス)」は相次ぐトラブルで、二十日から全面的に処理が止まっている。敷地内に大量貯蔵されている高濃度汚染水の危険性を減らす「救い主」のはずだったが、逆に、作業員が対応に追われる事態に陥っている。汚染水対策の計画にも影を落とし、最終目標である廃炉作業の足さえ引っ張りかねない。
(小倉貞俊)

新型除染装置がうまくいかないと■期待外れ

 福島第一原発が直面する当面の大きなリスクは、放射性ストロンチウムなどが超高濃度で含まれる水が35万トンも貯蔵されていることだ。ストロンチウムは骨などにたまって健康被害が懸念される物質で、2014年度末には50万トンと、霞が関ビルに相当する量にまで膨れ上がることになる。
 ALPSは、こうした汚染水対策の切り札として登場した。「液体のまま保管することはリスクが高く、固体ならリスクは下がる」(原子力規制委員会の更田<ふけた>豊志委員)。ALPSによってトリチウムを除く62種の放射性物質を除去し、取り除いた汚泥を頑丈な容器に閉じ込めてしまえば、仮にタンクから水漏れが起きても、影響は小さい。作業員の被ばくリスクも大幅に減る。
 ところが、ALPSの3つある系統の全てで同じようなトラブルが起きて全面停止。東電は問題が起きた部品を別の種類にし、試運転を再開したい考えだが、いつから本格稼働できるか見通せる段階にはない。

■進まぬ計画

 試運転を再開しても、壊れやすい装置の構造に変わりはない。トラブルを起こさないよう抜本的な対策を打たれないと、リスクは下がるどころか、上がり続けていくことになる。
 本来の計画はこうだ。原子炉を冷やした後の高濃度汚染水を処理し、ほぼトリチウムを含むだけの水にした後、耐久性の高い溶接型タンクに移す。ALPSを増設・改良して、何度も水漏れを起こしてきたボルト締め型タンク内の水も処理し、溶接型に移送する─。
 こうして空いたボルト締め型は解体し、どんどん溶接型タンクへの置き換えを進めていくはずだった。
 しかし、ALPSの停止が長引いたり、またすぐに故障してしまうようでは、計画は進まず、不安を抱えるボルト締め型タンクで危険な高濃度汚染水が貯蔵され続けることになる。

■担い手不足

 もうひとつ忘れてはならないのが、何十年も続く廃炉作業に欠かせない作業員へのしわ寄せだ。
 そもそもALPSの不具合は、処理の途中にあるフィルターと配管の間に挟まっているフッ素樹脂製のパッキンが超高濃度の放射能によって劣化し、ぼろぼろになったのが原因だ。実験の結果、ひと月足らずの運転でパッキンをもろくさせてしまうほどの放射能だった。
 それほど危険な場所にあるフィルターにもかかわらず、不具合が起きるたびに生身の作業員が分解、交換を手作業で行う。
 たった1回の作業なのに被ばく線量(計画値)は約1ミリシーベルト以上に上る。一つ間違えれば、深刻な被ばくをする危険と隣り合わせだ。
 作業員の被ばく線量限度は実質的に年間20ミリシーベルトもなく、これを超えると、作業現場を去らなくてはならない。貴重な「仕事の枠」を食いつぶすことになる。
 仕事の補償は誰もしてくれない。不安定な職場から去っていくベテラン作業員も多い。現状は事故収束には遠く、汚染水問題さえ解決できないでいる。



被ばく・汚染水 不安払拭には 「データ提示 政府が率先を」
(東京新聞【核心】)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2014052502000153.html
 東京電力福島第一原発事故は三年が過ぎても収束せず、健康被害への不安も拭えない。こうした中、放射線の影響で鼻血が出たなどと描写した漫画「美味(おい)しんぼ」が議論を呼び、原発の運転差し止めを命じる判決が出た。「脱原発」を掲げるドイツ政府の原発問題倫理委員会委員を務めるミランダ・シュラーズ教授(50)が講演のため来日した際、原発をめぐる日本の現状について聞いた。
(蒲敏哉)

被ばく・汚染水 不安払拭には 「データ提示 

─「美味しんぼ」の問題をどう見たか。
 「漫画家が長期間、現場を取材して、実在の研究者の意見を聞き、問題提起する手法は調査報道の一つとも考えられる。漫画は世界でも人気がある日本文化であり、分かりやすい描写によりインパクトが大きい。同時に、首相や閣僚が風評被害を掲げながら一メディアを攻撃するさまは異常で、行き過ぎと感じた」「ドイツでも原発周辺の住民にがん率が高いという研究発表が行われることがある。社会的に論議になるが、政府が否定したり、抗議したりすることはない。一意見として受け入れる。安倍政権は世論の反対にもかかわらず、特定秘密保護法を制定したり、原発の再稼働方針を進めていることを見ても、強権的だ」

─政府は今回の問題にどう対応すべきか。
 「東電と政府は今回の問題提起を受け、事故による人体的影響はないと、科学的に証明しなければならない責任がある。市民の健康不安を払拭(ふっしょく)する調査やデータ提供を最優先すべきだ」

─しかし、政府は具体的なデータは示さず、健康不安を訴えている避難者に、「放射線との因果関係はない」と言っている。
 「水俣病も当初は原因企業チッソとの関係が否定され、認定に10年以上かかった。原発事故の放射能の影響は、今後、何十年もの経過観察を得てから明らかになっていく。現段階で因果関係がないとはいえない。最も危惧するのは、今回の件で政府が否定しているが故に、健康不安を抱える被災者や周辺住民が表立って訴えにくくなることだ」

─福島第一原発では、高濃度汚染水から放射性物質を除去する装置にトラブルが相次ぐなど、まだ不安定な状況なのに、政府は「コントロールされ、安定している」と強調している。
 「これまで4回、福島市や伊達市、相馬市を調査で訪れた。地下の放射能汚染水を見ても汚染物質は流れ続けていて、とても管理されているとはいえない。除染は都市のコンクリート建築には効果があると考えられるが、田畑などは広大で、かつ3年を経過し相当荒れた状態だ。コスト、時間がまだまだかかる」
「70、80代のお年寄りが仮設住宅で不便な生活を強いられている。膨大な除染費用を避難者の住宅建設などに回すことも考える段階だ。お年寄りが最晩年を快適に過ごせる環境をつくることが求められる」

─福井県の関西電力大飯原発3、4号機について、福井地裁が再稼働を認めない判決を出した。しかし、政府は原発を再稼働させていく路線を変えない。
 「福島の事故後、司法には原発の安全を守らせる責任がある。判決は巨大地震がどこに起きてもおかしくない日本で、原発に求められる安全性を示した。事故が起きれば、原発から250キロ圏内に住む人々の人格権にまで影響を及ぼすと認定した。非常に画期的な裁定だ。国家事業として原発を推進してきた政府は、事故の当事者である自覚を持ち、再稼働を含め原発政策を再検討すべきだ」

【独の原発倫理委員 ミランダ・シュラーズ氏】
米ニューヨーク州生まれ。ベルリン自由大学環境政策研究所所長。福島第一原発事故を受け、メルケル独首相が諮問した安全なエネルギー供給のための原発問題倫理委員会委員。専門は欧米、日本の比較環境政治学。著書に「ドイツは脱原発を選んだ」「地球環境問題の比較政治学」(岩波書店)など。







2014.5.24 小出裕章氏講演会&伊方とほんとうのフクシマ」写真展

http://youtu.be/xeaFaCNhrDA
2014.5.24
小出裕章氏講演会&伊方とほんとうのフクシマ」写真展
主催:愛媛有機農産生協

写真展:「平和と民主主義をめざす全国交歓会」
原発さよなら四国ネットワーク」共催


2014.5.25 伊方原子力発電所周辺の汚染  小出裕章(京都大学原子炉実験所)

http://youtu.be/7cwBX2Up6fo
2014.5.25
磯津公害問題若人研究会による
調査についての報告会
原子力発電所は平常時にも放射能を環境に流す
伊方原子力発電所周辺の汚染

公害研究団体、伊方原発沖調査に幕 八幡浜
(愛媛新聞)
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20140526/news20140526394.html
 四国電力伊方原発1号機(愛媛県伊方町)が運転を始めた直後の1979年から原発周辺海域の環境を独自に調べてきた「磯津公害問題若人研究会」が33年にわたる調査を終了し、25日に八幡浜市保内町磯崎の公民館で報告集会を開いた。活動当初は海底で原発由来とみられる放射性物質を確認したが、近年は検出しておらず「調査活動が放射能汚染の抑止力になった」と総括した。
 研究会は同市の磯崎・喜木津地区の漁師や農家などで結成し、現在のメンバーは8人。京都大原子炉実験所の小出裕章助教(64)らの協力を得て、伊方原発の排水が流れ込む地点などの海底土を採取し、放射性物質の含有状況を2012年まで調べてきた。
 支援者ら約20人も出席した報告会で、調査結果を説明した小出氏によると、79年1月から97年12月分まで自然界には存在しない放射性物質コバルト60が次第に減少しながらも検出されたという。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 450

Trending Articles