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小出裕章先生:原発問題の本質は核管理区域にしなければならないところに今も人を住まわせ続けている事

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増山麗奈 監督「ママの約束」~原発ゼロで見つけた本当の豊かさ~予告編 LOFT PLUS ONE WEST

http://youtu.be/M09jmAYtJdo
5月24日(土)午後7時から 大阪のLOFT PLUS ONE WESTで映画「ママの約束」~原発ゼロで見つけた本当の豊かさ~上映会やります!
フェイスブックイベントページ 参加してね!
https://www.facebook.com/events/278578732311328/

画家・ジャーナリストの増山麗奈のチャンネルです。
エネルギーや原発、核廃棄物、再生可能エネルギーについて取材撮影の模様や現代アートや美術評論について動画を発表していきます。



【福島報告】
美味しんぼ問題が隠蔽した、より深刻な問題

http://youtu.be/sLjeJXRsT68
福島報告 (2014年05月17日)
美味しんぼ問題が隠蔽した、より深刻な問題
報告:藍原寛子氏(医療ジャーナリスト)
http://www.videonews.com/fukushima/0001_5/003294.php
 小学館の週刊漫画雑誌「ビッグコミック・スピリッツ」の人気連載漫画「美味しんぼ」の放射能の影響に関する一部内容をめぐり、複数の閣僚や福島県、県内自治体などが相次いで同社に抗議するという異例の展開になった「美味しんぼ問題」。
 19日発売の最新号では、「表現のあり方を見直す」とし、以後は「休載」する編集部の方針が発売前から報じられた。小学館編集部が誤りを認めた形で一件落着とも取れるが、その裏に深刻な問題が隠蔽されようとしているのを見逃してはならない。
 放射線被ばくによる健康影響について、世界の被ばく地で多様な意見があるなかで、「鼻血は被ばくの影響」「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんてできない」などと、登場人物が述べた個人の意見に対して、菅官房長官は会見で「被ばくと鼻血には因果関係がないと専門家の評価で明らか」と明確に否定する政府見解を示した。
 このことにより、今後、福島県民の間からは、「鼻血が出た」「疲れやすい」など何らかの自覚症状を放射能と関連づけて考えたり、疑ったり、個人の意見として発表したりすることへの心理的な圧力がかかり、自由な発言が妨げられるとの声が出ている。本来であれば、放射能で汚染された地域の場合、人々の自覚症状に対してより敏感に、そして医療従事者はより慎重に対応すべきであり、多様な医学的意見を考慮しながら対応されるべきだが、実態はそうはなっていない。これは今後の報道、出版、表現活動の自由へも影響する恐れがある。
 政府や自治体が抗議した部分は、健康・被ばく予防と避難者支援、除染に関わる内容であり、いずれも後手に回っている政策だ。それらの政策の充実なしに、福島の人々が抱いている政策の遅れに対する不安や不満、そして個人個人の身体異常の自覚症状を、「美味しんぼ」の「風評被害」「デマ」へとすり替え、不満のガス抜きに使ってはいないだろうか。
 また、今回の美味しんぼ騒動は、マスコミの自作自演の要素があったことは否めない。福島県内の複数のホテルが、マスコミから「キャンセルは出ていないか」と連日問い合わせを受け、1件でもキャンセルがあったことを伝えると、あたかもそれが美味しんぼの影響であったかのように報じられたと言う。
 今回の「美味しんぼ問題」について、医療ジャーナリストの藍原寛子氏が福島から報告する。


本音のコラム 鼻血騒動の真実 斎藤美奈子



星月夜☆さんのブログ

春と修羅☆
声を上げた女性誌②■『美味しんぼ』が描けなかった「福島の切実」
http://ameblo.jp/hoshitukiyoru7/entry-11857649991.html

※ぜひリンク先でお読みくださいm(_ _)m


美味しんぼ描写 福島の声


【美味しんぼ・鼻血問題】原発事故取材から考えるー福島や東京等の汚染は想像以上に深刻、過小評価は禁物
志葉玲 | フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20140522-00035569/
原発事故後の福島の状況を取り上げた『美味しんぼ』へのバッシングは凄まじいものがあった。なにしろ、石原伸晃環境大臣が「専門家によって、今回の事故と鼻血に因果関係がないと既に評価されており、描写が何を意図しているのか全く理解できない」と発言したのに続き、安倍首相自ら「根拠のない風評被害には政府として根拠のない風評に対しては国として全力を挙げて対応する必要がある」とまで、言い切ったのである。いくら人気の漫画とは言え、異例の姿勢だと言えよう。思い起こせば、’04年のイラク日本人人質事件の際も、官邸から事件被害者を批難する発言の後、こぞって新聞、テレビ、雑誌、そしてネットと、バッシングの集中砲火が行われた。過剰なバッシングは、むしろ政権がその件について、非常に神経質になっていることを露呈させるものである。

◯進歩のない一部マスメディアの鼻血論争

さて、問題の原発事故後の鼻血のことであるが、志葉も取材の中でそうした話は何度も耳にした。志葉自身、事故直後の原発から20キロ圏内を取材した後、しばらく目ヤニが酷かったことがあるが、あんな症状は初めてであり、不気味に感じたのをよく覚えている。それでも、確信を持って「原発事故が原因」と断言はできないのが正直なところではあるが、テレビ、新聞報道などでは、「大量の放射線を浴びる宇宙飛行士も鼻血を出していない」など、相変わらず内部被曝を理解していないかのような、専門家のコメントを紹介していることには、少々呆れた。この間、放射能と健康被害についての関係、可能性については、様々な議論があり、視聴者や読者もバカではない。あの程度の言説を専門家コメントとして紹介するから、むしろ不安を煽ることになるのではないか。

◯福島や東京の放射能汚染は人々が考えているより深刻

志葉の取材経験から言えば、福島、そして東日本の広範囲での汚染は、政府や世間一般の人々が考えるよりも、ずっと深刻な状況だ。事故によって降った放射性セシウムが、風雨で寄せ集められ、土中の粘土質やラン藻などの微生物に付着した「黒い物質」(「路傍の土」と呼ぶ市民団体も)は、福島県だけでなく、東京都内の各地でも発見された。その濃度たるや、凄まじく、東京都内のものでキロあたり数万~29万ベクレル、福島県のもので、50万~数百万ベクレル以上。原発事故以前の「放射能に汚染された廃棄物を安全に再利用できる基準」(クリアランスレベル)が、キロあたり100ベクレルだから、その数百から数万倍以上となる。そんなものが、道路脇のあちこちや、子ども達が遊ぶ公園等に普通に落ちており、風などにより飛散したりもしているのだ。そして、地元市議や母親達の訴えに政府も自治体もまるで耳を貸そうとしないのである。この問題については、志葉も映像提供・取材協力した映画『ママの約束-原発ゼロでみつけた本当の豊かさ』(増山麗奈監督)でも紹介されているので、ご興味あれば以下上映イベントに参加されるとよいだろう。

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映画「ママの約束」鑑賞会&トーク
~原発ゼロでみつけた本当の豊かさ~

【日時】5月24日(土)午後7:00~ open6:30
ドキュメンタリー映画「ママの約束」上映後トークライブ
【場所】Loft PLUS ONE WEST 
http://www.loft-prj.co.jp/west/
大阪府大阪市中央区宗右衛門2-3 美松ビル3F
06-6211-5592
【詳細】http://reishiva.jp/news/?id=6495

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◯原発事故と鼻血の関係性についての論考

上記した「黒い物質」のような汚染物質が、空気中に飛散、それを吸い込んだ人々の鼻の粘膜に吸着、ダメージを与えたことはあり得るのかもしれない。北海道がんセンター名誉院長の西尾正道氏は以下のような見解を示している。

「…この鼻血については、次のように考えられます。通常は原子や分子は何らかの物質と電子対として結合し存在しています。セシウムやヨウ素も例外ではなく、呼吸で吸い込む場合は、塵などと付着して吸い込まれます。このような状態となれば放射化した微粒子のような状態となり、湿潤している粘膜に付着して放射線を出すことになります。そのため一瞬突き抜けるだけの外部被ばくとは異なり、準内部被ばく的な被ばくとなるのです。 微量な放射線量でも極限で考えると、原子 の周りの軌道電子を叩きだし電離を起こします。この範囲が広範であれば、より影響は強く出ます。被ばく線量もさることながら、被ばくした面積や体積がもろに人体影響に関与します。 事故後の状態では、放射性浮遊塵による急性影響が真っ先に出ます。放射性浮遊塵を呼吸で取り込み、鼻腔、咽頭、気管、そして口腔粘膜も含めて広範囲に被ばくすることになりますから、最も静脈が集まっている脆弱な鼻中隔の前下端部のキーゼルバッハという部位から、影響を受けやすい子どもが出血することがあっても不思議ではありません…」
出典:北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏

また、東京工業大学の牧野淳一郎教授(計算科学・理論宇宙物理学)は、原発事故後の放射性ヨウ素放出による福島第一原発周辺の人々の鼻孔部の被曝線量を、以下のように試算、論評している。

・空間線量の最大値が少なくとも 200μSv/h であった飯舘村では東海村の 20-40倍程度として、鼻腔の被曝量は2-4Sv というとこになる。 ・つまり、皮膚であれば障害を起こすような量の被曝を鼻腔にした人々は、 かなりの人数いた、と思われ、環境省や福島県の被曝による鼻血はありえない、 という主張には科学的根拠はないと結論できる。
出典:東京工業大学・牧野淳一郎教授

4シーベルトと言えば、全身被曝ならば急性障害を起こし半数が30日以内に死亡する線量。鼻孔という局所的な部分とは言え、これだけの高線量にさらされば、何も異常が起きない方がおかしいと言える。牧野教授の試算については、ネット上でも論争が起きているが、志葉としても議論のやり取りを注視していきたいと考えている。

◯即座に全否定する姿勢こそ科学的でないし、不安を招く

この間、福島での取材を続けていて、被曝や健康被害の可能性について、どう伝えるか、志葉も悩むところではある。昨秋、汚染水問題の関係で相馬市の漁師さんも取材したが、「海流の関係で相馬沖の魚は比較的汚染が少なく、検査もちゃんとしている。それなのに、自分たちが取った魚がゴミの様に扱われるのは、やはり悲しい」「津波で、家も友人も全て亡くした。俺に残っているのは漁船だけ」と語っていたのが印象に残る。一方、福島県内の小さなお子さんを持つお母さん達は「放射能の話題自体がタブー」「余計なことを言うなという圧力をすごく感じる」と、不安を抱えながらもそれを口にすることすら許されない雰囲気があると訴えていた。

福島第一原発事故は、日本でも世界的にも極めて深刻かつ大規模な事故であり、その影響がどのようなものになるかは、わからないことだらけだ。そうした現実を踏まえ、かつ原発事故後、福島のみならず日本全国の各地で不安を抱えている人々が多い中、政府はいきなり「あり得ない」「風評被害」と断じるのではなく、人々に信頼されるような調査やケアを行っていく必要があるのではないだろうか。

志葉玲
フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)

パレスチナやイラクなどの紛争地取材、脱原発・自然エネルギー取材の他、米軍基地問題や反貧困、TPP問題なども取材、幅広く活動する反骨系ジャーナリスト。「ジャーナリスト志葉玲のたたかう!メルマガ」 http://bit.ly/cN64Jj や、週刊SPA!等の雑誌で記事執筆、BS11等のテレビ局に映像を提供。著書に『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共編著に『原発依存国家』『母親たちの脱被曝革命』(共に扶桑社新書)など。イラク戦争の検証を求めるネットワーク(http://iraqwar-inquiry.net )の事務局長。


日刊ゲンダイ 2014年5月22日版
福島原発震災極めて深刻な実情 日刊ゲンダイ
 小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画、「美眛しんぼ」は一体、どこが問題だったのか。
 安倍首相や石原環境相らは(因果関係がない鼻血と被曝を結びつけた〉〈『福島はもう住めな
いになどのセリフで風評被害をあおった》とか何とか言うのだろうか、この話題性、大いに結構ではないか。
 ヌルマ湯につかったような腑抜けメディアは原発事故の真相や放射能の影嘶‥について、完全に腰が引けている。政府や東電に都合のいいことを言う学者の言説を垂れ流し。危険をあおる言論を「風評被害」と決め付けている。「美味しんぼ」はそこに大きな一石を投じたのである。
 中部大教授の武田邦彦氏は「美眛しんぼ」を批判する風潮を取り上げて、((この国は)「隠
す方向」=「野蛮な社会」へと進んでいる〉と書いていたが、その通りだろう。
 いま、この国に必要なのは「美味しんぽ」のような”過激な正論”ではないか。それを寄つてたかってぶっ潰そうとしたのが政治権力であり、そのチョーチンを持ったのが大マスコミなのである。

 鼻血は無関係と言い切れるのか

 国民はとにかく、この国の政府や学者、大メディアの言うこと信じないことだ。常に「ウソだ」と疑った方がいい。「美眛しんぼ」で問題になった「被曝と鼻血」の因果関係だって、諸説あるのだ。多くの専門家は「福島において、白血球や血小板が減少するような被曝はなかった」としているが、広島で被曝治療にあたってきた肥田舜太郎医師は同誌の総括特集「『美眛しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見]の中でこう言っていた。
外部被曝でも内部被曝でも何ベクレルまでなら大丈夫、というような基準は絶対にないのです」「今の医学ではまだ、放射線による人体への影響を解明しきれていません
 それなのにどうして一部の学者は、「健康被害はない」と言い切れるのか。大メディアはそれを信じるのか。
 大体、国は放射線による健康障害について、きちんとした実態調査をやっていないのだ。調査をすれば、「被曝量が少ないから大丈夫」という理屈が崩れるからだろうとみられている。「バカの壁」というしかないが、果たして、北海道がんセンターの名誉院長、西尾正道氏はこんな見解を表明している。
 「鼻腔を診察したこともない放射線の専門家と称する御用学者連は、政府や行政も巻き込んで、放射線の影響を全否定する発言をしている。シーベルト単位の被ばくでなければ血液毒性としての血小板減少が生じないので鼻血は出ないという訳です。しかし、この場合は、鼻血どころではなく、紫斑も出るし、消化管出血も脳出血なども起こります。現実に血小板減少が無くても、事故直後は多くの子どもが鼻血を経験しました。伊達市の保原小学校の『保健だより』には、『1学期間に保健室で気になったことが2つあります。1つ目は鼻血を出す子が多かったこと。・……』と通知されています
 そうしたら、きのう(20日)の毎日新聞に事故直後、幼い子供が鼻血を出すようになり、避難
したら治まったという母親が2人登場。「『美味しんぽ』は言いづらい事実を書いてくれている」と評価していた。

分かっていないくせに切り捨てた石原大臣

 放射能と鼻血の因果関係をズバリ指摘する専門家もいる。元理化学研究所の槌田敦研究員はこう言う。
 「福島原発事故で多数の鼻血患者が出だのは事実です。しかし、被曝線量が少ないので、御用学者にはこの事実を科学的に説明できない。そこで事実そのものを「ありえない」と否定しているのでしょうが、放射線にはベーダ線(電子線)もあるのです。セシウム原子などを含む土ぽこりが風で運ばれてこれを吸い込むと、鼻腔に沈着しペータ線を放出する。ベータ線は飛行距離が短く、鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被曝させることになり、粘膜が破られて鼻血となる。この症状は、日光の紫外線被曝と似ています。症状には個人差があり、鼻血が出ない人もいれば、赤くなっても回復する人もいるのです
 こうした声に耳を傾けず、「美味しんぽ」を「不快だ」(石原環境相)と切り捨てる政治家
とは何なのか。
 「低線低被曝をしても鼻血は出ないという根拠はどこにもないんです。環境省に聞いてもわからないと言う。確かに低線量被曝では全身から出血するような確定的影響は出ません。低線量被曝では鼻血は出ないという人だちは確定的影響と鼻血を混同しているのです」(岡山大教授・津田敏秀氏免疫学・環境医学)
 こうしたことがわかっただけでも、「美味しんぽ」には正義があるというものだ。

次々に明らかになる東電の大ウソを見過ごすのか

 それにしても呆れるのは、この国の原発関連情報のウソの多さだ。
 「美眛しんぼ」が騒がれた折も折、朝日新聞が福島第1原発所長だった故吉田昌郎氏の調書の中身をすっぱ抜いた。政府事故調・検証委員会が29時間にもわたって話を聞いた配録である。それによると、震災4日後の2011年3月15日、第1原発にいた所員の9割、約650人が吉田所長の待機命令を無視して、福島第2原発に逃げたという
 東電はこの事実を伏せていたばかりか、当時、東電本社に「撤退は許さない」と乗り込んだ菅首相(当時)の言動に対し、「撤退なんかしていない」と抗弁、その後も撤退を否定し続けた。
 こんな大ウソつきが今なお、福島原発を管理し、汚染水処理だ、凍土壁だ、廃炉だとやってい
る。とんでもない話だ。どうせ、都合の悪いことは隠してしまう。そんなことを許していたら、今度こそ、取り返しのつかないことになってしまう。
 実際、故障続きのALPSはまたも止まったし、泥縄の汚染水用タンク設置もトラブル続きで
遅れている。揚げ句は「財団法人海洋生物環境研究所」の調査結果から汚染水の外洋流出が続い
ていたことも明らかになった。
 通常ならば、セシウム137の濃度が事故後、時間が経つにつれて、低下ペースになるはずなのに福島沖30キロの定期調査では2012年夏ごろから下がり具合が鈍化し、今なお、事故前の2倍以上の汚染が続いているのだ。東京海洋大の神田穣太教授は東京新聞の取材に「低下しないのは福島第1から外洋への継統的なセシウムの供給があるということ」とコメン卜。「汚染水は完全にブロックされてアンダーコントロール」と大見えを切った安倍のウソが、数字の上できっちり裏付けられたのである。

このままでは五輪選手はボイコッ卜

 京大原子炉実験所助教の小出裕章氏はこう言った。
 「原発の現状は炉心のことは何もわからず、核燃料プールのことはわかってきたが、汚染水のことは隠されている。ハッキリしているのは政府の発表はデタラメばかりだということです。そうやって、原発事故を忘れさせようとしているのです。原発問題の本質は、本来であれば、核管理区域にしなければならないところに今も人を住まわせ続けている事実です。これは政府の犯罪行為です

 福島第1原発の事故は何ひとつ、わかっていないし、収まっていない。それなのに民主党政権の「収束宣言」をいいことに、頬かむりを決め込んでいるのが安倍だ。だから、寝た子を起こすような「美味しんぼ」は徹底的に叩き潰す。そういうことだ。
 前出の津田敏秀教授は「なぜ、政府がきちんと実態を調べようとしないのかがわからない」とこう言った。
 「『美味しんぽ』の問題では福島県知事や大阪市長が風評被害であると批判しました。風評被害かどうかは調査しなければわからないのです。地域保健法では保健所長、つまり地方自治体の首長が調査する権限を有している。それなのになぜ、調べないのでしょう。それにPM2・5については、あれだけ危険な地域が報じられているのに誰も文句を言わない。放射能だけが風評被害になるのは不可解です
 そこには不都合な真実があるからだろう。放射能の実態があからさまになれば原発再稼働が吹っ飛ぶ。東京五輪を控えて、大問題になってしまう。下手したら、五輪のアスリートたちが辞退する。何よりも集団的自衛権どころではなくなる……。
 この際、「美味しんぽ」の英訳版を各国の五輪選手に配った方がいい。


市民シンポジウム「対論!人類は原発をどうするのか?」2.小出裕章先生講演

http://youtu.be/NOIREmfyYpc
2014年4月12日 日本生物地理学会 市民シンポジウム「次世代にどのような社会を贈るのか?"対論!人類は原発­をどうするのか?"」 講演 小出裕章
原発反対派の最も著名な原子工学専門家のお一人としてご講演
小出裕章:京都大学原子炉実験所助教,反原発の原子工学専門家として著名.講演には誠­実な人柄が現れ人気が高い

市民シンポジウム「対論!人類は原発をどうするのか?」5.講演者への質問 飯野健次,後藤政志,会場からの質問に対する回答 小出裕章,森中定治

http://youtu.be/dF_weSFyNSM
2014年4月12日 日本生物地理学会 市民シンポジウム「次世代にどのような社会を贈るのか?"対論!人類は原発­をどうするのか?"」 講演者への質問 飯野健次,後藤政志,会場からの質問に対する回答 小出裕章,森中定治
飯野健次:特定非営利活動法人 失敗学会 副会長
後藤政志:原子力市民委員会委員,NPO APAST 理事長 反原発のオピニオンリーダーとして著名


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