6.2集会へ寄せられたメッセージ
http://sayonara-nukes.org/2013/04/0602message/
20130602 UPLAN (手話通訳付)つながろうフクシマ!さようなら原発集会@芝公園
http://youtu.be/WJ5yUAXDBl8?t=37m39s
【「さようなら原発一千万署名」市民の会】
集会ライブ演奏:李政美〔いぢょんみ〕さん
発言:鎌田慧さん(呼びかけ人)
落合恵子さん(呼びかけ人)
澤地久枝さん(呼びかけ人)
大江健三郎さん(呼びかけ人)
渡部ミヨ子さん(福島/農業者)
村上達也さん(茨城県東海村村長/賛同人)
東井怜さん(静岡/原発震災を防ぐ全国署名連絡会事務局長)
原発ゼロノミクス(ゼロノミクマさん)
国会行動アピール(MisaoRedwolfさん/反原連)
司会:橋本美香さん
2013/06/02 「原発は人間がコントロールできるものではない」―参加者連続インタビュー ~原発ゼロをめざす中央集会(遊軍&デモ六本木コース)
(IWJ)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/82785
遊軍チャンネルとして、明治公園で行われた、原発ゼロをめざす中央集会とその後のデモを中継し、参加者へ連続インタビューを行った。
天気がよく、日差しが強い中、明治公園は人で埋め尽くされた。デモに参加した男性は、「原発には猛反対。人間を含めた生態系が変わってしまうし、福島には帰れなくなってしまったわけですから」と述べ、原発反対の意思を示した。「福島第一原発事故までは無知だった。学生時代から勉強なんか大嫌いだったが、本をたくさん読んで、勉強した」と、自発的に行動した時の経験もお聞きした。
■内容(予定)
13:00~ 第2部「原発ゼロの日本の実現、原発再稼働反対をアピールする集会」
連帯あいさつ ミサオ・レッドウルフ氏(首都圏反原発連合)/富山洋子氏(さようなら原発1000万人アクション)
福島からの訴え
政党からの連帯あいさつ 志位和夫氏(日本共産党 委員長)
各地からのリレートーク
京都の自主避難者のとりくみ/佐賀・福岡で玄海原発の差し止め訴訟原告団のとりくみ/愛媛の伊方原発再稼働反対のとりくみ/新潟の柏崎刈羽原発の再稼働反対のとりくみ/島根原発・エネルギー問題県民連絡会のとりくみ/関東の放射能から子どもを守るとりくみ
集会アピール
「原発いらない」「再稼働反対」2万人コール コーラー 千葉麗子氏
14:00~ 第3部 主張をアピールするデモ行進
四谷コース → 四谷外濠公園
原宿コース → 代々木公園
六本木コース → 三河台公園
■主催 原発をなくす全国連絡会(詳細)
原発ゼロ共同行動 再稼働反対 国民の声
ノーニュークスデイ 明治公園1万8000人 国会前6万人
(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-06-03/2013060301_01_1.html
「原発ゼロへ、圧倒的な市民の声をたたきつけよう」と、「6・2NO NUKES DAY(ノーニュークスデイ)」の諸行動が2日、東京の明治公園、芝公園23号地、国会前で行われました。原発をなくす全国連絡会、「さようなら原発一千万署名」市民の会(1000万人アクション)、首都圏反原発連合(反原連)による共同行動です。三つのグループが合流して国会前に集まった6万(反原連発表)の人びとは、「原発ゼロ」を求める民意に逆らって原発の再稼働・輸出を推進する安倍晋三内閣に、「原発いらない」「再稼働反対」の声を突きつけました。
「原発反対の運動をしている全国の青年と交流できて、めちゃよかった。元気をもらった」というのは、札幌市から参加した女性(22)。妻と娘、息子の4人で青森県から参加した男性(32)は「原発反対の声をもっともっと広げたい」といいます。
明治公園で開かれた全国連絡会の「原発ゼロをめざす中央集会」には1万8000人が参加。ミサオ・レッドウルフさん、1000万人アクションの富山洋子さん(日本消費者連盟)が連帯あいさつしました。
被災地・福島県から参加した熊谷智さん(33)は「安倍政権はあくまで再稼働や輸出に進んでいます。私たちが味わったあの恐怖は原発のせいじゃないかと、怒り心頭です」と訴え、「収束宣言ただちに撤回」「危険な原発今すぐなくそう」と会場と一体になり唱和しました。最後に、金曜官邸前抗議行動でおなじみの千葉麗子さんがドラム隊のリズムにのって「原発いらない」「いますぐ廃炉」「再稼働反対」「福島かえせ」とコールしました。
芝公園で開かれた「つながろうフクシマ! さようなら原発集会」では、作家の大江健三郎さんや落合恵子さん、ルポライターの鎌田慧(さとし)さんらが発言。大江さんは「次の世代が生き延びうる世界を残したい」とのべました。
夕方、国会前で開かれた反原連の「反原発☆国会大包囲」行動には、「中央集会」、「さようなら原発集会」の参加者も続々と合流。「国会議事堂がいま全包囲されています」とのアナウンスに、参加者は歓声をあげました。
国会前大集会では各党の国会議員や著名人、原発立地県の人びとがスピーチしました。
反原連のミサオさんは「参院選で、これ以上原発推進派の政党に議席をとらせません。一日も早く原発ゼロを政府にいわせるため、力をあわせましょう」と呼びかけました。
福岡県から明治公園のデモに参加した看護師の女性(23)は「人の命を助ける仕事をしている人間として、命を脅かす原発をなくして、希望をつくりたいんです」と話します。
沿道から飛び入りでデモに参加した東京都大田区の男性(33)は「集会には参加できなかったので、デモが通るのを待ち構えていました。力をあわせて、原発ゼロを政府に決断させたい」と語りました。
(写真)「原発なくせ」とコールする集会参加者=2日、東京・明治公園
国会包囲 「孫子のためにも原発止めたい」人々のマグマ(田中龍作ジャーナル)
http://tanakaryusaku.jp/2013/06/0007216
国会議事堂前は久々に人で埋め尽くされた。原発を葬る意味を表す十字架(左)も登場した。=2日夕、写真:山田旬=
「立ち止まらずに前に進んで下さい」。制服警察官がトラメガで連呼する。国会議事堂前の歩道は人で一杯になった。おし合いへし合いしながら進まなければならない。
「再稼働反対」「原発いらない」…シュプレヒコールが6月の空に響く。原発に反対する国会包囲集会が今夕、開かれた。(主催:首都圏反原発連合)。
新聞報道によれば安倍政権は今月中にまとめる成長戦略の素案に「原発活用」を盛り込む。口先だけでも「2030年代までに原発をゼロにする」と掲げていた前政権とは、180度の政策転換だ。
「警戒区域の解除」「原発輸出」…。政治もマスコミもまるで福島の惨劇などなかったかのように“前向き”なイベントのオンパレードだ。
多くの人が危機感を抱くのも頷ける。国会議事堂前が人で埋め尽くされたのもその表れだ。
「(安倍政権が原発活用を成長戦略に盛り込んだことは)勘弁してほしい。もし何かあったら日本は終わりだもの」。練馬区から足を運んだ男性(70代・年金生活者)は顔をしかめた。
彼は今朝、孫と将棋を指していたという。「原発事故が起きれば孫の将来もない。孫たちの世代のために来た」。
原子炉格納容器から戦闘服姿の安倍首相が飛び出す模型を手にして参加したのは、木工職人の男性(山梨県在住・50代)だ。模型はきょう午前1時までかけて作った。
「自分の所の事故も収束できてないのに、原発輸出とはふざけるな」。男性は怒りを露わにした。原子炉格納容器と安倍首相の模型は、執念の作品でもある。
忌野清志郎が生きていたら、脱原発運動の広がりはどうなっていただろうか。=写真:山田旬=
参院選を来月に控え、原発政策をめぐる政治家の動きも活発化しつつある。野党党首も含めて6人の国会議員がステージにあがり「脱原発」をアピールした。
菅直人元首相のスピーチの時だけは様相が違った。「カン、先ず謝罪だ」「今さら遅い」……曲りなりにも一国の元総理に向けて厳しいヤジが飛んだ。警察のSPもいて緊迫した雰囲気が漂った。
「謝罪だ」のヤジを飛ばしたのは、福島の仮設住宅にボランティアに通う男性(60代)だ。「今の状況を作り出したのがカンだ」。男性は怒りが収まらないといった表情で話してくれた。
「今さら遅い」は埼玉の会社員(女性・50代)だ。「(事故直後)自分が現場視察に行くよりも、すぐに子どもを避難させるべきだった」。女性は歯噛みしながら、ヤジを飛ばした理由を話した。
原発事故の風化を危惧する向きもあるが、そうではなかった。「孫子のために何としてでも原発を止めたい」。こう願う人々のマグマは沸々とたぎっていた。
RCサクセション サマータイムブルース~LOVE ME TENDER
http://youtu.be/aJdMa1VI0do
6.2 NO NUKES DAYに向けて。- 2013.06.01
http://youtu.be/wB-u8ni5DUo
【ぽぽんぷぐにゃんコラム】6.2 NO NUKES DAY
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/43aae3542aa6bb0d9e7129329eb11657
原発こわいの歌 - ぽぽんぷぐにゃん
http://youtu.be/GYLm8yy3fC0
【うた】原発こわいの歌 - ぽぽんぷぐにゃん
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/d8e320ff41fe7d7b46e3dc718084f376
放射能の雨が降る - ぽぽんぷぐにゃん
http://youtu.be/GqAfelSP_a4
【うた】放射能の雨が降る - ぽぽんぷぐにゃん
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/dc69d6f417e09895c06ba6225241a126
(・∀・)
20130601 ラジオフォーラム 第21回 小出裕章ジャーナル
http://youtu.be/KHweBqkLP-A
◆湯浅
今日も、電話がつながっています。
小出さん、よろしくお願いします。
◆小出
よろしくお願いします。
◆湯浅
えっと~、基礎知識編ということで、今日は、放射能のゴミって何ですかっていうことでちょっとお伺いしたいんですけれども、まぁ放射能のゴミと一口で言ってもたぶんいろんな種類のものがあって、それがまあどっから出んのかっていうのまあそれぞれ部署みたいな、箇所みたいなのがあって、あの~報道なんかでも高レベルだ、低レベルだ、なんかいろいろ言われているんですけど、そいがどんなものがあってどんな問題があるのかっていうのは改めて教えていただきたいと思うんですけど、まず、所謂その放射性廃棄物っていうのはどんなものなんですかね。
◆小出
はい、今、湯浅さんおっしゃってくださったように、多種多様なゴミが出てきます。
で、一番問題なのは、私たちが電気が欲しいとして、原子力発電所を動かしてしまうわけですが、そうするとウランを核分裂させる、そうなると核分裂生成物という放射性物質が大量に出てきてしまいます。
え~、もともとウランが持っていた放射能の10億倍にも放射能が膨れ上がってしまう。
◆湯浅
10億倍。
◆小出
はい、ということになります。
で、それは基本的には、使用済み燃料というものの中に残ってくるのですが、原子力発電所も機械ですので、さまざまな形であちこちから漏れてくるわけで、それがすべて放射能のゴミとして日常的にも出てくるわけですし、最後には今聞いていただいた使用済みの燃料というものが、本当にどうしていいか分からない放射能のゴミとして残ってしまうというものです。
◆湯浅
う~ん、固体もあれば液体もあるということなんだと思いますけど。
◆小出
そうです。
◆湯浅
ある意味では、今回のあの汚染水ってヤツも、放射能のゴミっていうことになるんだと思うんですけど、今日のゲストの石坂さんが、ちょっとそれについてぜひ小出さんにお伺いしたいってことなんで。
◆小出
はい。
◆石坂
あの私はですね、やっぱりあの福島で、え~汚染水を、海に流すのもやむなしで、漁連の関係の方たちにもですね、了解を得ることにするということの内容だったんですけれども。
◆小出
はい。
◆石坂
もうこれはやはり致し方ないというか、ほかにもう選択がなかった状況なんでしょうか。
◆小出
え~、難しいご質問です。
え~、私は事故が起きた直後から、原子炉建屋の周辺に深い遮水壁を張り巡らせて、溶けてしまった原子炉と地下水などが接触しないようにしなければいけないとして発言を続けてきたのですが、東京電力も国もその手段を一切取らないまま、汚れてしまっている原子炉建屋と地下水がもう渾然一体となっているような状態となってしまっているのです。
え~、ですからどんどん汚染水がふくれあがってきてしまって、おそらく今の状態で言えば近い、本当に近い将来に汚染水を海へ流す以外には無くなると私は思います。
こうなってしまうと、たぶんそれしか手の打ちようがないと思うのですが、それでも、出来ることであれば今からでも遮水壁というものを造って、汚染水を減らすべきだと思います。
◆湯浅
小出さん、あの~~~私も覚えてんですが、あ~、原発事故のあった年に、あのかなり早い時期でしたよね、4月とかもう。
◆小出
はい、5月からもう私は発言をしています。
◆湯浅
5月から。
◆小出
はいはい。
◆湯浅
おっしゃってましたね。
◆小出
はい。
◆湯浅
あれはちょっと地下のイメージっていうのが私しらみたいな素人にはイマイチあの~イメージできないんですけど、その遮水壁っていうのはかなり分厚いコンクリートの板をダ~ンダ~ンとあの囲むように入れるべきだという話だったんですよね。
◆小出
はい、原子炉建屋の周囲を囲うように、地下にまあ10メートル、20メートルぐらいのコンクリートの壁を張り巡らせて、周辺の地下水と遮断するということを私は提案しました。
◆石坂
でも、それがあるだけでもやっぱりイメージ的、絵的なイメージなんですけど、ずいぶん違う気がしますよね。
◆小出
はい、たぶん当時それをやっていれば、今のような困った事態には陥らないで済んだと思います。
◆石坂
あの~、私たちはいろいろ不安を口にしたりですね、不満を言ったりすること出来るんですけど、もう実際にそこで生活されている漁連の方たちなんていうと、本当にもう何でしょうか抵抗のしようがないというか、え~悔しい思いをされていると思うんですけれど。
◆小出
はい、当然そうだろうと思います。
漁を自粛しなければいけないという状態に追い込まれて既に2年経ってしまっているわけで、漁民の方から漁を奪ってしまうということは、要するにもう人間として生きていられないというそういう状態になってしまっている筈ですので、たいへんなことだと思いますし、まあ、陸の方で言えば農民の人たちが土地そのものを奪われて、追い出されてしまっているという状況なわけですから、もっともっと皆さん、この現実というのを知ってほしいと思います。
◆湯浅
で、それで小出さん、さっき遮水壁、今からでもっとおっしゃったけど、今もう混ざっちゃってる状態で、それでもまあ入れることには要するにこれ以上新たに入れた水が漏れ出さないって意味で意味があるだろうってことですね。
◆小出
そうですね。
あの、今はもう毎日400トンぐらいずつ増えてきているのですけれども、それを少しでも減らして、持ちこたえられる期間を先に延ばす、そしてその間にまたなにがしかの打つ手を探すということぐらいは出来るだろうと思います。
◆湯浅
う~ん、あの~最後にもう1個聞いていいですかね。
◆小出
はい
◆湯浅
ま、最終処分が出来ない日本の核燃料サイクル、挫折してますけれども、そういう中でトイレのないマンションと言われ、トイレの無いマンションを輸出しようとしたら冗談じゃねえって普通まあそういう話になりますよねえ。
◆小出
そうですね。
◆湯浅
だから、住宅だったらそうなるんだけど、まあ原発だと受け入れましょうってかやってくださいって話になりかける国が現実にあるというのは、その国の~あの政府としてみると、日本はそれでもやっぱりどうしてもトイレの無いマンションなんだけどやりたいっていうのはどっかでやっぱ核武装したいっていう気持ちがあるからだっていう話がありますよね。
◆小出
はい、私はそう思います。
◆湯浅
やっぱその~他の日本から原発輸出を受け入れるって言ってる国も、あわよくばっていうそういういわば色気があるからトイレの無いマンションだけど受け入れましょうっていう話になんですかねえ。
◆小出
日本もそうだったわけですし、世界のどこの国もそうだと思います。
◆湯浅
う~ん、なるほどね。
◆石坂
う~ん、あの~本当に日本中の人に手塚治虫の火の鳥を読んでいただきたいなと思いました。
◆小出
はい、私もそう思います。
◆湯浅
ありがとうございました。
◆小出
ありがとうございました、はい。
◆湯浅
以上、小出裕章ジャーナルでした。
火の鳥
http://www.youtube.com/playlist?list=PL7DEB5EAFE131D623
成長戦略に原発再稼働 なし崩しの推進は許されない 社説(愛媛新聞)
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017201305299004.html
政府が来月まとめる成長戦略の原案に、原発の再稼働を進める方針が明記された。
安倍晋三首相の従来の方針を、いわば政府が正式に追認する。自民党も参院選公約に盛り込む構えで、政府与党の目指す路線が明確化した。
前民主党政権の「脱原発」「2030年代に原発ゼロ」戦略からの大転換。しかし、政権交代したとはいえ、原発を取り巻く状況や国民感情は変わっておらず、十分な議論や対策の進展もないままの方針転換は到底容認できない。強く再考を求めたい。
東京電力福島第1原発の事故から2年余。原因も、収束の見通しもいまだ不明の苦境が続く。にもかかわらず、事故の記憶を早くも風化させ、旧来の経済観、安全観に固執してなぜ再稼働を急ぐのか。根本的な疑念が拭えない。
首相や政府は、原発の「安全性確認」を前提に「国が責任を持って再稼働する」と、繰り返し主張する。
その「安全」の根拠は、原子力規制委員会がまとめた新規制基準。事故の教訓を踏まえた厳格な基準のはずが、緊急時制御室など費用がかかる対策には5年の設置猶予を認めるなど、例外を残したまま7月から施行される。
たちまち伊方原発など多くが再稼働を申請するとみられるが、5年の間に過酷事故が起きた場合の安全は、誰も保証できない。早期再稼働ありきとも見える基準にのっとって「確認」された「安全」には、信を置きようがない。
まして「責任」など、結局は国も電力会社も取れないことは福島を見れば一目瞭然。首相は、再生可能エネルギー普及の見極めが付かない以上「脱原発は責任ある政策とは言えない」とも述べるが、それこそ無責任だろう。電源多様化の加速や、原発頼みの電力会社の経営と電源立地の生活の転換を支援、誘導する政策を一刻も早く打ち出すことこそ「政治の責任」である。
今月の共同通信世論調査でも、54.3%が依然、再稼働に反対している。民意を無視し、「値上げか再稼働か」の二択を迫る電力業界や経済界に同調して「次の一手」を考えようとしないのなら、政治の怠慢のそしりは免れまい。
さらに見逃せないのが「争点隠し」。自民党は昨年末の衆院選でも「持続可能な『電源構成のベストミックス』確立」と極めて抽象的な公約にとどめた。あと2カ月を切った参院選でも、詳細な政策集では再稼働に言及しながら、街頭で配るパンフレットには記載しない「曖昧戦略」を取ろうとしているという。
明確に信を問わないまま選挙をしのぎ、なし崩しに再稼働に突き進むことは許されない。国民の側も、将来への重要な岐路に立っている自覚を持つべき時機に来ている。
アベノミクス成長戦略に「原発活用」って、アホノリスクの本領発揮ですか
(秋葉龍一)
http://akiba1.blogspot.jp/2013/05/blog-post_31.html
けさは雨も上がって、絵に描いたような五月晴れ。
すがすがしい気分で朝刊を自宅ポストからとり、巻頭の見出しが眼に入った瞬間、一気に気分は爽快から暗鬱に。
これがほんとの曇天がえし(?)
いや、冗談言ってる場合やないのです。
ちょっと、これみてください。
成長戦略に「原発活用」
政権素案 再稼働の推進明記
原発依存社会を継続
(朝日新聞朝刊、5月31日、1面)
どうですか?
みなさまの気分を害させて申し訳ないです。
6月にまとめるアベノミクスの経済戦略に「原発活用」を盛り込むとか。
「原発活用」って、どんだけアホなんや、と絶句しますよね。
巷では、アベノミクスを「アホノミクス」とか「アベノリスク」とか呼んでますが、ぼくはまとめて「アホノリスク」とさせていただきました。
これ、ほんと、冗談でなく、史上空前の最悪リスクです。
原発事故で16万人が自宅を放棄して避難生活に追い込まれ、福島県を中心に東北・関東・北陸・中部に住む4千万はくだらないという人たちが被曝し、太平洋沿岸から一帯の海洋に棲む魚介類を放射能まみれにし、被曝後5年から急増するという晩発性放射能障害に多くの人がおびえているのに、それでもまだ原発をやろうっていうのです。
それに、こんど福島に震度6程度の地震が起きれば、4号機プールが崩壊する可能性が大。
そうなると、すくなくても日本は滅ぶでしょ。
そんなとき、「成長戦略」もへったくれもないわけです。
この「原発活用」を盛り込む成長戦略って、7月の参院選を見据えての選挙戦略ですから、安倍政権は原発で正規戦をやるつもりなんですかね。
原発再稼働に向けて「政府一丸となって最大限取り組む」ということですが、そんなことより、4号機の安全対策や福島第一の事故処理、それに遅々と捗らない避難生活をしている人たちへの補償、被曝した福島や東北・関東近県の子供たちをはじめとした健康調査にこそ、「政府一丸となって最大限取り組む」べきではないでしょうか。
おっと、けさの朝日新聞一面の「原発活用」のとなりに、こんな見出しがありました。
東証また急落737円安
1週間で2000円 時価総額48兆円減
アホノリスクではじめた「異次元の金融緩和」で急騰した株価だけど、ここにきて急落に次ぐ急落です。
株価で政権支持率が高かったのですから、株が下がれば支持率もとうぜん下がるでしょうね。
「原発活用」と「東証また急落」が同じ1面って、完全にシンクロしてます。
「原発活用にて山河なし」「株価下がりて山河あり」ってとこですか。
異次元のアホ政策、「アホノリスク」を一刻も早くやめていただきたいものです。
小出裕章×小沢一郎 「福島第一原発を抑え込むために」
http://youtu.be/lkVyQrT7sUU
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歴史を創る者・・それは私たち一人ひとりです!
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