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Channel: 私にとって人間的なもので無縁なものはない
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あちこちで人々の生き甲斐が奪われていっている。これが福島の真実だ。海原雄山

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今日(1/17)は阪神大震災から19年目ですね。阪神大震災に関するの記事は2013-01-17の当ブログ
あれから18年 他者を踏みつけにせず生きる!
にゆずりたいと思いますm(_ _)m

【ニコニコ動画】
鶴瓶上岡papepoTV 「阪神・淡路大震災直後の収録」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm7931422



○●○●○●○●○●


福島第一原発事故後の高校生の内面を演劇で表現
誰かお願いです。私の話を聞いてください 
原発事故テーマに演劇(福島・相馬高校)
自殺を軸に 大人社会を痛烈に批判

愛媛新聞 2013年7月17日

放射能なんて 差別なんか…生きてやる 
福島・相馬の女子高生発信(中日新聞)
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130227134920086
前略
 震災前は身近でなかった原発は、一気に逃れられない存在になった。県外の人からは、福島はテレビを通して眺める紛争地域みたいに「かわいそう」な対象かもしれない、と鈴木さんは思う。ただ、忘れないでほしい。「その中で普通に生活している、私たちの日常がある


真実 助けてください。福島県南相馬市の高校生の手紙

http://youtu.be/7yBFvOdmpL4
助けてください
福島県南相馬市の
女子高校生です

わたしは友達を津波で
なくしました
私の友達は
両親をなくしました
私の無二の大親友は
南相馬でガソリンが
ないため避難できずにいます

電話やメールでしか
励ますことしかできません

親友は今も放射能の恐怖と
戦ってます

だけどもう、諦めてました

まだ16なのに
死を覚悟してるんです
じわじわと死を感じててるんです

もし助かったとしても
この先放射能の恐怖と
隣り合せなんです

政治家も国家も
マスコミも専門家も
原発上層部も全てが敵です
嘘つきです

テレビでは原発のことが
放送されなくなりつつあります
同じ津波の映像や
マスコミの心ない
インタビュー
口先だけの哀悼の意
被災を『天罰』と言った政治家

政治家はお給料でも
貯金でも叩いて助けて下さい

彼らの贅沢をやめて
被災者を生きさせて下さい

命令ばかりしないで、
安全な場所から見てないで、
現地で身体をはって助けてください

私達は・・・見捨てられました
おそらく福島は隔離されます

完全に見捨てられます
国に殺されます

私達、被災地の人間は
この先ずっと
被災者を見捨てた国を、
許さないし恨み続けます

これを見てくれた人に
伝えたいです

いつ自分の大切な人が
いなくなるかわからないです
今隣で笑ってる人が
急にいなくなることを
考えてみてください

そしてその人を
今よりもっと大切にして下さい
今、青春時代をすごす
学校が遺体安置所になってます
体育や部活をやった
体育館にはもう二度と
動かない人達が横たわってます

どうしたら真実を
一人でも多くの人に
伝えられるのか・・・
一人でも見て貰えれば幸いです
考えた末、勝手ながら
この場をお借りしました
ごめんなさい、そして
ありがとうございます


原発のない福島を! 県民大集会 高校生平和大使 高野桜

http://youtu.be/4YrhKj1pS_4
3月1日に高校を卒業し、県内の大学に進学する県立小高工業高3年の同県南相馬市の高­野桜さん(18)も壇上に上がった。

高野さんは、2012年8月19~24日訪欧、スイス・ジュネーブの国連欧州本部に過­去最多の15万5002人分の核兵器廃絶を願う署名をに提出、「原爆と原発事故はいら­ない」と英語で平和を訴えるスピーチした第15代高校生平和大使の一人で、2012年­8月22日にはスイスの首都ベルンの街頭で117人分の署名と東日本大震災の被災者へ­の応援メッセージ63人分を集めた。

高野さんは、「私たち家族は、小高区が警戒区域になったため避難させられた。警戒区域­が解除になり、父は仕事、私は学校のため戻ったが、母と妹は山形県に避難したままだ。­(警戒区域が解除になる前の)一時帰宅の時、自分が小高に住んだことを残したくて、中­学校当時友人と撮った写真を持ってきた。長い間、人が住まないと家は崩れてしまい、そ­のことで震災に遭ったと証明できるが、その家も取り壊されてしまった。小高が好きで帰­りたい気持ちがあるが、小高には(除染廃棄物の)中間貯蔵施設が建設されようとしてい­る。これは、しばらく帰れないと国に言われたようなもの。ネズミやハクビシンなどの動­物が崩れた家に住みついているのを見たときは、帰りたくない気持ちも生まれてきた」と­、避難の都合で家族が山形県と福島県に分かれて暮らす状況を話し、事故後、家族・友人­と離れて暮らすことに県民も慣れてきていると問題提起。「至る所にモニタリングポスト­があったり、家族がばらばらだったりするのが当たり前になっているのはおかしい」と怒­りをぶつけたうえで、「事故を風化させないためにも、つらい体験をした私たちが多くの­人に伝えていく使命がある」と訴えた。




菅野重清さん遺書 飯舘村
姉ちゃんには大変おせわになりました
長い間お世話になりました
私の(限界)をこしました
2011 6/10 PM1:30
大工さんに保険金で金を払ってください
ごめんなさい
原発さえなければと思います
残った酪農家は原発にまけないで願張て下さい
先立つ不幸を
仕事をする気力をなくしました
バネ(子ども2人の名前)ごめんなさい
なにもできない父親でした
仏様の両親にもうしわけございません


20130217の朝日新聞朝刊社会面バネッサさんの記事

アサヒ芸能2013年3月7日特大号01
アサヒ芸能2013年3月7日特大号02


映画『わすれない ふくしま』予告編

http://youtu.be/WenRD1BAaKI

「わすれない ふくしま」四ノ宮浩監督

http://youtu.be/7JSg3eqqQd4



「福島事故で死者なし」 自民党高市早苗政調会長が原発再稼働主張 事故による直接死がなかったのは単なる”偶然”、 自殺、避難先での病死等は山積み(FGW)
http://financegreenwatch.org/jp/?p=32210

発言は撤回されたが・・(`・ω・´)(-_-メ)
心の底では原発再稼働を狙っている!?(;`O´)o
福島の現実を直視しなさい!( ̄^ ̄)凸



避難長期化で自殺増 福島県内、被災3県で最多
(福島民報)
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2013/10/post_8369.html

  東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に関連する県内の自殺者が増加傾向にあることが内閣府のまとめで分かった。今年は8月末現在で15人に上り、昨年1年間の13人、一昨年の10人を既に上回っている。岩手県の5倍で被災3県で最も多い。専門家は古里を離れての避難の長期化が精神的な負担を増大させていると指摘。増加傾向に拍車が掛かる懸念があり、対策が急務となっている。
 内閣府がまとめた被災3県の震災・原発事故に関連する自殺者数と本県の市町村別の内訳は【表】の通り。震災が発生した23年は本県が10人で被災3県の中で最も少なかった。24年は岩手、宮城両県が大幅に減少した一方、本県だけが増加し最多となった。各県の人口が違うため単純に比較できないが、今年は岩手県の5倍、宮城県の約1.7倍となっている。
 23年からの累計の市町村別では、いわき市が8人で最も多い。南相馬市が7人、福島市が5人、相馬市が4人と続いている。津波被害を受けた沿岸部や仮設住宅を数多く抱える中通りに集中している。死亡時の居住地を基に積算しており、双葉郡から避難し、いわき市の仮設住宅で自殺した場合はいわき市に計上される。
 男女別は男性24人、女性14人。年代別は50代が最も多く12人。80歳以上の8人、60代の7人、20代の5人、70代の3人、30代の2人、40代の1人と続く。本県の自殺者が増加傾向にある状況について内閣府は「原発事故が影響している」としている。
 被災者の自殺防止に向け、県は心身の健康を支援するため、「ふくしま心のケアセンター」を24年に県内6カ所に開設。看護師や作業療法士、社会福祉士ら専門の職員が仮設住宅などを巡回訪問し、被災者の相談に応じている。しかし、抜本的な解決策にはなっていないのが現状だ。

個々の危険性把握急務 専門家 

 県内の自殺者の増加傾向について、専門家は原発事故に伴う避難生活の長期化などを原因に挙げる。
 県臨床心理士会東日本大震災対策プロジェクトの成井香苗代表(県臨床心理士会副会長)は「原発事故の避難者は時間がたてばたつほど、精神的負担が増大する特徴がある」と指摘。「自宅の建物はそのまま残っているのに帰れず、気持ちの区切りがつかない。朽ちていく自宅を一時帰宅のたびに目の当たりにすることがストレスとなっている。(自殺者は)今後、さらに増加する可能性がある」と警鐘を鳴らす。
 「避難者一人一人の生活状態を分析し、自殺のリスクが高いケースを洗い出すのが急務だ」とした上で、除染や社会基盤の復旧を急ぎ、離散した被災者家族が一緒に生活できるような環境を整備する重要性を強調した。
 南相馬市小高区から相馬市に避難している無職男性(64)は「息子も孫も地元から離れてしまっている。新聞では連日、原発の汚染水問題が報じられている。『果たして戻っても暮らしていけるのか』という不安が増大してくる」と苦しい胸の内を明かした。

※東日本大震災に関連する自殺
 内閣府が警察庁などからの情報を基に平成23年6月から集計。自殺と東日本大震災(東京電力福島第一原発事故含む)が関連している定義として、遺体の発見地が避難所や仮設住宅などであること、避難区域から避難していること、自宅や職場が地震・津波で甚大な被害を受けたこと、遺書に震災・原発事故が理由として記述してあることなどがある。




福島県の自殺の現状(福島県)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=B0AA9B12AF3D22E8964BD985BA7A5937?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=11640


Fukushima evacuation has killed more than earthquake and tsunami, survey says【 福島の避難生活が原因の死者、東日本大震災の直接の犠牲者数を上回る – 調査報告 】
http://worldnews.nbcnews.com/_news/2013/09/10/20420833-fukushima-evacuation-has-killed-more-than-earthquake-and-tsunami-survey-says?lite

http://kobajun.chips.jp/?p=13865
日本語翻訳文(星の金貨プロジェクト)


2014/01/16
追い詰められる原発避難者たちGreen Earth Express【vol.309】
(Green Earth Express (FoE Japanニュースマガジン))
http://archive.mag2.com/0000049531/index.html
(メールマガジンを見るには読者登録が必要です)
より

◆◆◆◆◆  【1】ニュース from FoE Japan  ◆◆◆◆◆◆
                            
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ★追い詰められる原発避難者たち《気候変動・エネルギー》
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日、郡山の仮設住宅にお邪魔し、川内村からの避難者の方から胸が痛むお話しをうかがいました。

原発から30km圏内に住むこのご家族は、事故後、郡山での避難生活を続けていました。その後、避難指示が打ち切られ、村長から「帰還宣言」が。2012年8月には賠償も打ち切られました。しかし、線量は下がりきらず、子どものいる家族は、避難の継続を希望しています。近くの医療機関が閉鎖したままであることなど、さまざまな理由で、8割もの村民が帰還できずにいます。

賠償が打ち切られてから、生活が困窮する人もいます。除染作業に雇われて、朝早くから夜遅くまで働きづめの人もいるそうです。農業を営み、いままで米を買ったことがなかった人たちが、いきなりその生業を奪われ、都市の仮設住宅に住まわされているのです。

田村市の都路地区も訪問しました。20km以遠30km圏内はすでに避難指示が解除され、賠償も打ち切られています。それでも、田畑のまわりなど場所によっては毎時2マイクロシーベルト以上が測定されました。20km圏内は4月に避難指示が解除される予定です。

都知事選で「原発」が争点化する様相をみせています。一方で、いままで福島からの電気を使い続けてきた大都市東京。原発被害者の窮乏を見捨ててはなりません。今、東京は、山形を抜いて、原発による避難者数が第一位です。新都知事が誰になるにしろ、東京にいる避難者への具体的な支援策を実施することを希望します。
                            (満田 夏花)

高市早苗議員の原発関連発言を田母神俊雄氏が擁護する
2013年06月19日(アメーバニュース)
http://yukan-news.ameba.jp/20130619-410/

このような人が都知事選の候補者になっているんです!
東京都は原子力損害賠償支援機構が東電へ資本注入する前は大株主だったのでしょう?
そして、福島から電力供給を受けていたのでしょう?
どうなの都民の方々!?




【原発】福島の真実─
─『美味しんぼ』作者・雁屋哲氏に聞く

(日豪プレス)
http://nichigopress.jp/interview/%E3%80%90%E3%83%AB%E3%83%9D%E3%80%91%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B/51415/
ルポ:シリーズ・原発問題を考える⑬
福島の真実
 ──『美味しんぼ』作者・雁屋哲氏に聞く

 世界有数のウラン輸出国として原発産業を支えつつ、自国内には原子力発電所を持たない国オーストラリア。被ばく国であるにもかかわらず、狭い国土に世界第3位の原発数を誇る原発大国・日本。原発を巡る両国のねじれた構造を、オーストラリアに根を張る日系媒体が取り上げないのはそれこそいびつだ。ルポ・シリーズ「原発問題を考える」では、原発を取り巻くさまざまな状況を記者の視点からまとめていく。
取材・文・写真=馬場一哉(編集部)

雁屋哲氏
「今後、日本の食は極めて厳しい状況に置かれるのではないでしょうか」

12月18日、東京電力は福島第1原発5、6号機を廃炉にすることを発表。事故後、廃炉が決定していた1~4号機と合わせて、福島第1原発はすべて廃炉となることが決定した。「事故の収束に集中するために、冷温停止中の5、6号機も廃炉にしてほしい」との安倍晋三首相の要請を受け入れた形となる。2020年の開催が決定した東京五輪の招致に関連し「汚染水は完全にコントロールされている」と世界に向けて公言した安倍首相が、具体的な形として対策に向けての真摯な姿勢を表にアピールするという側面も当然あるだろう。だがはっきりした形での決定が下されたことに被災者はじめ、ほっと胸をなでおろした人もきっと多いことだろう。
東京電力はこれに伴い20日、廃炉事業を原子力部門の中から社内分社化することを決定。再稼動を目指す新潟県柏崎刈羽原発の事業と切り離されることから、原子力部門内での廃炉事業に関する責任の所在はより明確になった。廃炉に向けての責任を負い一丸となり取り組む組織ができた一方で、廃炉という宿題を切り離すことのできた本体は再稼動に向けてむしろ身軽になったとも言えるだろう。なお、分社化された組織の名前は仮称だが「廃炉カンパニー」と名付けられている(この妙にイージーで人懐こいネーミングにも何か釈然としないものを感じるが、さすがにそれはただの記者のいいがかりかもしれない)。

美味しんぼ 福島の真実始動

さて、そのような状況下において「いかにも好転しているように見える」状況を作り出す政府をはじめ、体制側の姿勢にどうもすっきりしないものを感じるという意見を前回書かせていただいたが、記者のような曖昧な姿勢ではなく、真っ向からそれを否定する人物にお話を伺う機会を得た。人気長寿漫画『美味しんぼ』の作者・雁屋哲氏である。
氏は自身のブログ「雁屋哲の今日もまた」でさまざまなテーマのブログを徒然と書かれているが、時に辛らつなまでに日本政府の汚染水対策などを非難することがある。そんな中、13年1月からしばらく休載していた『美味しんぼ』を再開。その内容は主人公らが被災地を訪れるというストーリーを軸に福島の真実を探るというものであった。11月某日、ありがたいことに、通常、インタビューなどはほとんど断っているという雁屋氏の自宅でインタビューを収録することができた。今回から2回に渡ってその内容をお伝えしていこう。
なお、当連載で掲載するインタビューに関しては、決して耳あたりの良い言葉のみを選ぶといういわゆる掲載内容の選別(編集者がよく陥りがちなバイアスのかかった編集作業)はあまりしていない。ゆえに過激な意見もまた出てしまうが、ダイレクトに反応せず、まず一意見として消化し、その後自らの頭でさまざまな事態をとらえるための材料としていただければ幸いだ。

想像を上回る被害
ーー雁屋さんは、3.11の東日本大震災の時はシドニーにおられたんですよね。
雁屋「その日の夜、レストランでご飯を食べていた時にオーストラリア人の友達から泣きながら電話がかかってきて初めて知りました。日中は大地震が起こったことを知らずに過ごしていましたね。電話を受け、家に帰ってテレビを見て初めて、どうやらとんでもないことが起こったのだということを実感として感じました」

ーー福島の原発事故についてはすぐに情報をキャッチできましたか。
雁屋「契約しているNHKのテレビやインターネット、友人からの情報などで知ることができました。4月には日本に帰りましたが混乱の真っ最中で、震災から2カ月半経ってやっと被災地に取材に行くことができました。昔『美味しんぼ』で取材に行った人たちはどうしているのだろう、どういう生活をしているのだろうと心配で、まずは宮城県と青森県に行きました。その後、11年の11月から13年の5月まで本格的に各地を取材して回りましたね。多くのジャーナリストが関連記事を書く中、僕はあくまでも二番手ですから実際に福島県に行って、自分の目で見て体験しなければという思いでした」

ーー真実を伝えなければという使命感を強くお持ちだった。
雁屋「もちろんそうです。オーストラリアのニュースはすごく煽りますからね。今にも日本が潰れそうな勢いで水素爆発を核爆発と言ったりする。それならば自分で行って見て聞くしかないという思いで現場に行ってみると、今度は日本政府が言ってることも信用できないという状況でした。原発の敷地内にも入りましたが、すさまじい破壊でした。ただ応急措置しているだけで、根本的には何も解決してないと感じました」

ーー実際に行かれてみると被害は想像をはるかに上回ったと。
雁屋「ぜんぜん違いましたね。中でも一番は、やはり放射能の被害です。目に見えないですし、ただちに被害は出ない。でも見えないというのがとんでもなく怖い。これは私自身の体験ですが、取材から帰って夕食を食べている時に、突然鼻血が出て止まらなくなったんです。なんだこれは、と。今までの人生で鼻血なんて出すことはほとんどなかったので驚きました。その後も夜になると鼻血が出るということが何日か続きました。ですが、病院に行っても『鼻血と放射線は今の医学では結びつけることはできない』と言われ、鼻の粘膜の毛細血管をレーザーで切ることになりました。また、取材後にすごく疲労感を感じるようになった。取材に同行したスタッフも双葉町の村長も、鼻血と倦怠感に悩まされていましたよ。低線量だから被害はないと言いますが本当でしょうかね。子どもたちは学校でも塾でも、ぼーっとして何もできない、スポーツもしたくない、動きたくないと言っていました。残酷な言い方になるけど、あの周辺は人は住んではいけない所になってしまった。でも、僕たちが住んでいる人に出ろとは言えない。『福島の食べ物を食べて応援しよう』というキャンペーンもありますが、これもどうかと思います。仮に市場に出回る食品自体は大丈夫だとしても、土の汚染はすごいですから。農作業中は、土が肌に触れたり、器官から吸い込んでしまったりもします。そういう意味では農作業に携わる人の被ばく量はものすごいものになります。ただ、11年に各地で高い線量が検出されたり、翌年には米の作付が禁止されたりしましたが、僕は福島で一番問題なのは漁業だと思いますね。これから先、何十年経っても漁業復活は無理なのではないかと思います」

ーー東北地方の海産物の多くを今後食べられなくなる可能性も。
雁屋「恐らく食べられなくなるでしょうね。どうしようもない、とんでもない被害ですよ。山の幸も川の魚も…」

ーー日本の食は今後どうなっていくのでしょうか。
雁屋「福島の原発の影響はものすごく大きいし、TPPで海外から安いものが入ってくることを考えると将来的には極めて厳しい状況です」

ーーそんな中、和食が世界無形文化遺産になりました。
雁屋「そうですね。いい宣伝にはなるかもしれないけど、本質的には何も変わらないですからね。何の意味があるのかと思わず考えてしまいますよ…」

(次号に続く)

美味しんぼ
美味しんぼ25巻 第1話/対決!!スパゲッティ より

2013-02-14「美味しんぼ」の「福島の真実篇」について
(雁屋哲の今日もまた)
http://kariyatetsu.com/blog/1568.php
今、私は「美味しんぼ」の「福島の真実篇」を書いている。
ビッグ・コミック・スピリッツ誌の連載も、今週で3回目になった。
福島の取材は、2011年の11月から始め、2012年の12月に、一段落付けた。
福島県は、地図を見ると分かるが、東西に、海岸沿いを「浜通り」、中央の山間地を「中通り」、新潟県沿いを「会津」と分けてよぶ。

「美味しんぼ」の「福島の真実篇」について

結局1年とちょっとの間、福島に通ったのだが、非常に厳しい取材だった。
それ以前に「被災地篇」を書いたときの取材も厳しかった。(単行本第108巻「被災地篇・めげない人々」)
私は「美味しんぼ」の中で、東北各県を取材して回っていて、その際にお世話になった方達が震災の後どうして居られるか、それが心配になって、宮城、岩手、青森各県を回った。
実際に、巨大地震と津波の被害にあって、生活の基盤を破壊されてしまった方達に被災の実態を伺って歩くのは、その中には親族の方を亡くされた方も居られて、辛い取材だった。
しかし、さすがは粘り強い東北人だけ有って、皆さんめげずに復興に取り組んで居られた。(その実際の姿を、単行本第108巻で是非ご覧になって頂きたい)
しかし、その中で、殆どの方が、「復興しようと努力しているんだが、福島の原発のことを考えるとなあ、ふっ、と力が抜けてしまうんだよ」と仰言った。
たしかに、福島の原発にもう一度何か大きなことが起こったら、宮城も岩手も青森も、復興どころではなくなってしまう。
そうは言いつつも、皆さんしっかり復興への努力を続けておられる。
昔通りには仲々簡単には戻らないだろうが、それでも着実に歩み続けておられる。
さて、それでは福島はどうだろうか。
福島については、色々な方が、それぞれの立場から意見を述べておられる。
福島県の人は全員福島から避難するべきだという人。
少なくとも子供達は全員雛させるべきだという人。
福島は全く安全だ。福島が危険だという人達は悪質な扇動家達だと言う人。
同じ福島を論じるのに立場が違うとどうしてこんなに言うことが違うのだろう。
立場が違うんじゃない、私の言うことが理にかなっているのだ、と言う人もいる。
では、一年間取材した私の福島に対する考えはどうなのか。
勿論、私には自分自身の考えは出来た。
この一年、心身共にくたくたになるほど福島に打ち込んできた。
自分独自の考えを抱かぬはずはない。
しかし、私は決めた。
「美味しんぼ」の福島篇では、私がどう思うかを表明することは止めにする。
反原発であるとか、原発推進であるとか、そのようなことを漫画の中で言うのは止めた。
そのような、一つの意見で漫画全体に色を付けてしまうと、なにやら、宣伝パンフレットみたいになってしまう恐れがある。
一つの考えを読者に押しつけるのも嫌だ。
で、私は、今回の「美味しんぼ」福島篇は「福島の真実篇」とした。
私が見てきた福島の真実を、その真実の姿だけを書く。
それに対してどう考えるか、それは読者にお任せする。
私は読者が色々と物を考えるための材料を提出しようと思うのだ。
今までに、テレビ、新聞、雑誌などで、福島について大量に報道されてきた。
しかし、それを受けとる方は、何か断片的に情報を得るだけで、福島で一体何が起こっているのかその全体を一つの形にまとめることは難しいのではないかと思う。
「美味しんぼ」はその点を考えて、福島の真実をまとめてつかめるように工夫した。
「美味しんぼ」を読んで頂ければ福島の真実を大括りにして掴む事が出来るとおもう。
そこで、私は漫画の持つ記録性に賭けた。
「美味しんぼ」は連載開始以来三十年になる。
しかし、三十年前の第一話を、まだコンビニエンス・ストアで売っている本で読むことが出来る。
現在の「美味しんぼ」の読者の中には、「美味しんぼ」が連載を開始する以前に生まれた方も少なくない。
そう言う方も、読んで頂けると言うことは「美味しんぼ」は三十年以上の寿命を持っている、それだけの記録性を持っている、と言うことだと思う。
漫画の持つ優位性は、新聞・雑誌などの記事より遙かに長い間世間に流通する、長い間世の中の人々に漫画の内容を伝え続けることが出来ることだと思う。
だから、ここで安易に一方の偏った意見を漫画に書いてしまうのは間違いだと私は思ったのだ。
私のするべきことは、まず、現地をしっかり見て回ること。
そして、見て回ったことを漫画に、記録として残すこと。
漫画は、絵とセリフが一体となっているので、その場の状況を理解しやすい。
「美味しんぼ」の「福島の真実篇」を読んで頂ければ、何が福島で起こっているのか、はっきりと、しかも、きちんと全体像を理解して頂けると思う。
これが、私の今回の「美味しんぼ」「福島の真実篇」に対する態度である。

               雁屋 哲

福島報告1
http://kariyatetsu.com/blog/1393.php
白河での雁屋哲氏の肉声

福島報告2
http://kariyatetsu.com/blog/1399.php

福島報告 その1
http://kariyatetsu.com/blog/1461.php

福島、第3回目の取材
http://kariyatetsu.com/blog/1469.php

美味しんぼ 福島の真実

選択的避難の権利/北海道へ自主避難した人の声 参院12/2

http://youtu.be/ajlb0XONPeQ
「目の前で今まで出したことのないような鼻血を出している子供たちがいて」 選択的避難の権利/北海道へ自主避難した人の声/
参院12/2 東日本大震災復興特別委員会 長谷川岳(自民)の質疑

福島から自主避難された宍戸隆子さんの答弁全文文字起こし
(参議院復興特別委員会 12/2)みんな楽しくHappy♡がいい♪
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1191.html


2009年12月11日 小学館発行誌ビッグコミックスピリッツに掲載された「美味しんぼ」における六ヶ所再処理工場に関する記載への当社見解について(日本原燃)
http://www.jnfl.co.jp/opinion/20091211-1.html

食と環境問題

美味しんぼ 福島の真実02


林剛平報告+小山昭夫・小出裕章・今中哲二各氏の議論

http://youtu.be/9HRtIBIuDVs
内容:福島の雨水、福島市水道水、セシウム減衰、根から?空気中から?、福島の雨水、­カリウムとセシウム、セシウム移行しやすい時期、キノコとセシウム、カリウムポンプ、­キノコ・ベリー類、果物セシウムは表面から? アスファルトの汚染、分流式と合流式、菌を使って分別、雨水の放射能とその由来、2号­機の状態、土壌浄化、セシウム移行の阻害、カリウムの放射能、カリウム40とセシウム­の体内挙動の違い、水田のセシウム、放射能環境下の生物
(2011/10/14京大原子炉実験所・放射性廃棄物管理研究室での議論の様子。撮­影:宮腰吉郎)



武藤類子さん(福島原発告訴団長)「福島の真実に向き合って」

http://youtu.be/ixWbULSveF8
2012年6月に結成された「福島原発告訴団」は、告訴・告発人が1万4716人とな­った。1月から始められた緊急署名は10万8333筆。
しかし事故から2年たって、福島の状況はさらに過酷となっている。止まらない放射能の­放出、貯まり続ける汚染水、深刻な労働者被曝、持って行く所がない除染による放射性廃­棄物、被曝地に住まざるを得ない人々、子どもたちの甲状腺ののう胞や結節とガン、進ま­ない賠償、支援策の外に置かれる自力避難者、更に引き裂かれていく人々のつながり..­....。原発事故が引き起こした被害の膨大さに私たちは、立ち尽くすばかりである。­このままでは、被害者が救われることも、二度と同じ過ちを繰り返さないことも、新しい­価値観の世界を創ることもできない。
「平和といのちイグナチオ9条の会」は、2013年4月28日に、この告訴の意味を弁­護団の海渡雄一弁護士と告訴団長の武藤類子さんからうかがった。



ここに福島の事故5年後の姿があるのではないですか!?
↓↓↓↓↓↓↓
チェルノブイリ小児病棟 ~5年目の報告~

http://www.youtube.com/playlist?list=PLjF4tckxD_cLEXGS4AmpzPOS2G_hSydL4


広瀬隆氏講演in福島
「IAEAとICRP~原子力マフィアによる被曝強制の歴史」

http://youtu.be/fVtIDXSF7kU
広瀬隆氏講演会in福島郡山
「IAEAとICRP~国際原子力マフィアによる被曝強制の歴史と福島県内の深刻な被­曝の現実




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