いきなりですが、まずこの動画をぜひとも見ていただきたい(^人^)
【47都道府県で震度7】
全275・衝撃の地震予測『南海トラフ・首都直下だけじゃない!』
https://youtu.be/bmkxLyw4EkU
政府、各都道府県などが発表したすべての地震予測を集約。プレート境界での地震だけでなく、今まであまり注目されてこなかった日本海の活断層にも着目。その結果、47都道府県すべてで最大震度7の激しい揺れに襲われる可能性が明らかになった。
さらに札幌、首都圏、名古屋、大阪、福岡など大都市を襲う大地震の存在も…近くの断層との連動型など最悪のケースを想定した全275の地震想定。
『あなたの街を襲う大地震』
阪神・淡路大震災から22年、
東日本大震災から6年、
熊本地震から1年
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
001 択捉島沖
002 色丹島沖
003 標津断層帯
004 十勝平野断層帯主部
005 光地園断層
006 十勝沖・根室沖連動型
007 網走沖(北見大和堆)
008 網走沖(紋別構造線)
009 サロベツ断層帯
010 北海道北西沖
011 F03断層
012 F04断層
013 北海道西方沖
014 F08断層
015 留萌沖(走向N193°)
016 留萌沖(走向N225°)
017 当別断層
018 増毛山地東縁断層帯
019 沼田-砂川付近の断層帯
020 富良野断層帯西部
021 富良野断層帯東部
022 石狩低地東縁断層帯主部
023 石狩低地東縁断層帯南部
024 野幌丘陵断層帯
025 月寒背斜に関連する断層
026 西札幌背斜に関連する断層
027 F12断層
028 黒松内低地断層帯
029 北海道南西沖
030 F17断層
031 F17断層
032 函館平野西縁断層帯
033 三陸沖北部
034 折爪断層
035 青森湾西岸断層帯
036 津軽山地西縁断層帯南部
037 津軽山地西縁断層帯北部
038 青森県西方沖(日本海中部)・秋田県沖・山形県沖・新潟県北部沖・佐渡島北方沖連動型
039 能代断層帯
040 花輪東断層帯
041 雫石盆地西縁断層帯
042 北上低地西縁断層帯
043 真昼山地東縁断層帯
044 横手盆地東縁断層帯
045 北由利断層
046 庄内平野東縁断層帯
047 新庄盆地断層帯西部
048 新庄盆地断層帯東部
049 山形盆地断層帯
050 長井盆地西縁断層帯
051 福島盆地西縁断層帯
052 長町-利府線断層帯
053 双葉断層
054 東北地方太平洋沖地震型(三陸沖中部・宮城県沖・三陸沖南部海溝寄り・福島県沖・茨城県沖・三陸沖北部から房総沖の海溝寄りの一部)
055 三陸沖北部から房総沖の海溝寄り
056 関谷断層
057 会津盆地東縁断層帯
058 会津盆地西縁断層帯
059 櫛形山脈断層帯
060 月岡断層帯
061 長岡平野西縁断層帯
06 F40断層
063 F38断層
064 F39断層
065 F42断層
066 F41断層
067 高田平野西縁断層帯
068 高田平野東縁断層帯
069 十日町断層帯西部
070 十日町断層帯東部
071 六日町断層帯
072 片品川左岸断層
073 内ノ籠断層
074 大久保断層
075 太田断層
076 深谷断層帯(関東平野北西縁断層帯)・綾瀬川断層(元荒川断層帯)連動型
077 越生断層
078 立川断層帯
079 相模トラフ(国府津-松田断層帯を含む)
(首都直下地震はプレートの沈み込みに伴ってプレート内で発生するM7前後の地震・相模トラフ巨大地震はプレート境界で発生する地震)
080 慶長地震型(伊豆小笠原海溝)
081 鴨川低地断層帯
082 三浦半島断層群南部
083 三浦半島断層群主部
084 伊勢原断層
085 塩沢断層帯
086 平山-松田北断層帯
087 北伊豆断層帯
088 伊東沖断層
089 稲取断層帯
090 石廊崎断層
091 南海トラフ(東海・東南海・南海・日向灘連動型)(富士川河口断層帯を含む)
092 身延断層
093 曽根丘陵断層帯
094 糸魚川-静岡構造線断層帯
095 長野盆地西縁断層帯(信濃川断層帯)
096 霧訪山-奈良井断層帯
097 境峠・神谷断層帯主部
098 木曽山脈西縁断層帯主部
099 伊那谷断層帯主部
100 伊那谷断層帯南東部
101 清内路峠断層帯
102 屏風山断層帯
103 恵那山-猿投山北断層帯
104 猿投-高浜断層帯
105 加木屋断層帯
106 伊勢湾断層帯主部
107 白子-野間断層
108 布引山地東縁断層帯東部
109 布引山地東縁断層帯西部
110 頓宮断層
111 木津川断層帯
112 鈴鹿西縁断層帯
113 鈴鹿東縁断層帯
114 養老-桑名-四日市断層帯
115 濃尾断層帯主部
116 武儀川断層
117 揖斐川断層帯
118 温見断層
119 長良川上流断層帯
120 佐見断層帯
121 白川断層帯
122 赤河断層帯
123 阿寺断層帯主部
124 猪之鼻断層帯
125 高山断層帯
126 国府断層帯
127 庄川断層帯
128 跡津川断層帯
129 牛首断層帯
130 魚津断層帯
131 呉羽山断層帯
132 砺波平野断層帯東部
133 砺波平野断層帯西部
134 森本・富樫断層帯
135 邑知潟断層帯
136 F45断層
137 F43断層
138 F44断層
139 F46断層
140 F47断層
141 F48断層
142 F49断層
143 F51断層
144 F50断層
145 福井平野東縁断層帯主部
146 福井平野東縁断層帯西部
147 柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯
148 浦底-柳ヶ瀬山断層帯
149 湖北山地断層帯北西部
150 集福寺断層
151 湖北山地断層帯南東部
152 野坂断層帯
153 三方断層帯
154 F53断層
155 花折断層帯
156 琵琶湖西岸断層帯
157 京都盆地-奈良盆地断層帯南部(奈良盆地東縁断層帯)
158 中央構造線断層帯金剛山地東縁区間
159 中央構造線断層帯和泉山脈南縁区間
160 上町断層帯
161 生駒断層帯
162 有馬-高槻断層帯
163 六甲・淡路島断層帯主部
164 大阪湾断層帯
165 先山断層帯
166 中央構造線断層帯紀淡海峡-鳴門海峡区間
167 草谷断層
168 山崎断層帯主部
169 京都西山断層帯
170 三峠断層
171 上林川断層
172 山田断層帯(F54断層を含む)
173 F55断層
174 雨滝-釜戸断層
175 鹿野・吉岡断層
176 岩坪断層
177 倉吉南方の推定断層
178 大立断層・田代峠-布江断層
179 那岐山断層帯
180 鳥取県西部地震断層
181 日南湖断層
182 鎌倉山南方活断層
183 宍道湖南方の断層
184 宍道(鹿島)断層
185 F56断層
186 F57断層
187 F58
188 浜田市沖合
189 大田市西南方の断層
190 浜田市沿岸の断層
191 弥栄断層
192 筒賀断層
193 安田断層
194 宇津戸断層
195 長者ヶ原-芳井断層
196 黒瀬断層
197 安芸灘~伊予灘~豊後水道のプレート内
198 安芸灘断層帯
199 広島湾-岩国沖断層帯
200 日積断層
201 岩国-五日市断層帯
202 佐渡川断層
203 大原湖断層
204 地福断層
205 奈古断層
206 萩北断層
207 渋木断層
208 滝部断層
209 菊川断層帯
210 見島付近西部断層
211 見島北方西部断層
212 厚挟東方断層
213 才ヶ峠断層
214 小郡断層
215 宇部南方沖断層
216 周防灘断層帯秋穂沖断層区間
217 周防灘断層帯主部区間
218 長尾断層帯
219 中央構造線断層帯讃岐山脈南縁-石鎚山脈北縁東部区間
220 中央構造線断層帯石鎚山脈北縁区間(岡村断層)
221 中央構造線断層帯石鎚山脈北縁西部-伊予灘区間
222 別府湾-日出生断層帯
223 大分平野-由布院断層帯
224 野稲岳-万年山断層帯
225 崩平山-亀石山断層帯
226 小倉東断層
227 福智山断層帯
228 西山断層帯
229 宇美断層
230 警固断層帯
231 日向峠-小笠木峠断層帯
232 水縄断層帯
233 佐賀平野北縁断層帯
234 城山南断層
235 楠久断層
236 西葉断層
237 大村-諫早北西付近断層帯
238 雲仙断層群北部
239 雲仙断層群南西部
240 雲仙断層群南東部
241 島原沖断層群
242 布田川断層帯
243 日奈久断層帯・布田川断層帯布田川区間連動型
244 緑川断層帯
245 人吉盆地南縁断層
246 出水断層帯
247 甑断層帯上甑島北東沖区間
248 甑断層帯甑区間
249 市来断層帯甑海峡中央区間
250 市来断層帯市来区間
251 市来断層帯吹上浜西方沖区間
252 鹿児島湾直下の断層
253 種子島東方沖
254 トカラ列島太平洋沖
255 奄美群島太平洋沖北部
256 沖縄本島東方沖・沖縄本島南東沖・八重山諸島南東沖連動型
257 沖縄県北部スラブ内(プレート内部)
258 石川-具志川断層系
259 伊祖断層
260 沖縄本島南部スラブ内(プレート内部)
261 沖縄本島南部断層系
262 沖縄本島北西沖
263 久米島北方沖
264 八重山諸島南東沖・八重山諸島南方沖・八重山諸島南西沖連動型
265 宮古島スラブ内(プレート内部)
266 宮古島断層帯中部
267 宮古島断層帯西部
268 宮古島北方沖
269 多良間島北方沖
270 石垣島北方沖
271 石垣島東方沖地震
272 石垣島スラブ内(プレート内部)
273 西田川-セナイ滝
274 石垣島南方沖
275 与那国島北方沖
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
出典:地震調査研究推進本部(地震本部)・内閣府・国土交通省・北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県の各ホームページ
これを見てあなたはどう思いますか?
原発稼働中及び新基準適合した原発と、そして、新基準審査中の原発、これらの近くの震度7が想定された地震・活断層がいくつもあるではないか!(゚д゚)!
地震速報 震度6弱以上(1994~2014)
https://youtu.be/9Oy5ulaWuDs
これだけ、1994年~2014年の間にも震度6弱以上の地震があったのです…(´・_・`)
Earthquakes of magnitude 8.0 and greater since 1900
原子力マフィア等は東日本大震災での原発事故から何を学んでいるのか!(#゚Д゚)
日米原発利益共同体とは?〜利権に群がるシステムを解明する(ラジオフォーラム#110)
https://youtu.be/QXcbz4vib8E
小出裕章先生:原子力を廃絶させるという、そのために皆さんの力を集めなければいけないのだと思います
http://ameblo.jp/m08068469/theme70-10035679085.html
高浜4号機に続いて来月には3号機が!
「このままでは再び悲劇が!」北大名誉教授が緊急警鐘
活断層新発見、老朽化、”ゆる試算”の落とし穴…
再稼働が危ない!全国11原発
(女性自身)2017年8月6日号
津波や地震のリスクを過小評価したまま再稼働に突き進む日本の原発。大事故に結びついた”歴史”を国は忘れているようだ。専門家とともに検証する。
「日本は地震国ですから、世界のどこの国より厳しい規制基準が適用されないといけないはずですが、原発の再稼働を急ぐあまり、国も電力会社もリスクを過小評価している可能性があります」
そう警鐘を鳴らすのは、北海道大学名誉教授で地球環境科学が専門の小野有五さんだ。
昨年、川内原発1、2号機(鹿児島県)と伊方原発3号機(愛媛県)が再稼働。今年に入り、高浜原発4号機(福井県)が5月17日に再稼働したばかり。6月には高浜3号機、夏には玄海原発3、4号機(佐賀県)と、再稼働ラッシュが続く。
再稼働するには、原子力規制委員会が、「世界最高水準」と豪語する原発の”新規制基準”の審査に合格することと、立地自治体の合意を得ることが必要だ。
しかし、審査に合格した原発は、本当に安全なのか。
というのも、福島第一原発事故の避難者が起こした集団訴訟で今年3月、前橋地裁は、「事故は東電と国が津波対策を怠っていたことにより引き起こされた」として、東電と国に賠償責任を求める判決を下したからだ。冒頭の小野さんの指摘のとおり、事故前と同じように国と電力会社の事故対策に問題があるならば、再び大参事が起きかねない。
そこで現在再稼働中および再稼働串請中の原発のなかで、最近明らかになってきたリスクとその理由を小野ぎんほか専門家らに挙げてもらい、危険な原発11のリストを作成した(表参照。再稼働ではないが、建設中の大間原発、工事中の東通原発を含む)。
「それらの原発、のうち、特に憂慮されるのは再稼働申請中の浜岡原発(静岡県)です。日本列島は、世界で唯一。4つのプレート(地球の表面を覆う岩盤)の上に乗っていてプレートの交点にあるのが、浜岡原発なのです。近い将来、高確率で起きるとされている東南海地震の震源域の真上に立っているのですから、世界的に見ても浜岡ほど危険な原発はありません」(小野さん)
かねてから危険性が指摘されてきた浜岡原発だが、事故による被害は大きい。
「日本の上空には、西からの風が吹いているので、浜岡原発で事故が起きたら首都圏は風下になり放射性物質の影響いをかなり受けると予想されます」(小野さん)
しかし、そんなリスクの高い浜岡原発ですら、現在、安全対策を終え、再稼働に向けた審査が進んでいる。
記者が浜岡原発を訪れると、原発前の海岸に白い砂浜が続き、敷地を囲むように海抜22㍍、長さ1.6㌔の巨大防潮堤が造られていた。安全対策の一環という防潮堤の総工費は3千億円を超えるという。
「当初、壁の高さは18㍍だったんですが、国が試算した南海トラフ地震による津波の高さが19㍍だったので、あとから4㍍かさ上げしたんです」
そう話すのは、現地を案内してくれた弁護士の青山雅幸さん。浜岡原発の廃止を求め
る訴訟弁護団の一員だ。
「浜岡原発は、河川と砂浜だったところに盛り土をして造られたので地盤自体が弱い。巨大防潮堤を造っても、巨大地震による”揺れ”や津波の圧力で地盤が浸食されたら、倒れてしまう可能性も高いと専門家は指摘しています。近くに新たな活断層と思われる断層も見つかっています」
試算の1.5倍の津波がくる可能性も
青山さんは海に浮かぶ灯台のよラなものを指さして、こう続けた。
「あれは、取水塔です。津波で倒壊したり、津波で流されてきた船がぶつかったり、土砂が詰まったりしただけでも、取水塔から水を送れなくなる可能性があります」
原子炉を冷やすには水が必須だが、浜岡原発は遠浅の海に面しており、日本の原発では唯一専用の港がなく、岸壁がないので原発の真下に取水口がつくれない。そのため、沖合600㍍のところに取水塔を設置して、海底トンネルから原発構内の取水槽に海水を引き、原子炉を冷やしている。
「国の解析だと、あの取水塔は、21㍍の波高まで耐えられるそうですが、それを超える波が来る可能性も考えられています。中部電力は、『5つある取水塔のうち、ひとつでも機能していれば、海水を確保できる』として安全性を強調していますが、すべての取水塔がダメージを受けたらどうするのでしょうか」(青山さん) 卜
命綱である取水塔が、地震や津波で機能不全になれば、福島第一原発のように炉心が損傷して大事故につながる。
浜岡原発に到来する津波の高さを、国は19㍍と試算している。だが、前出の小野さんは、「津波の高さは、地震の際、海底の活断層の勣く角度が想定と少し違っただけでも大きく変わるとわかってきた」と指摘したうえで、こう続ける。「私の地元、北海道の泊原発の場合、北海道電力は津波の高さを12・63㍍と試算していますが、国土交通省の試算は14・1㍍。北海道庁の試算では原発構内で7.6㍍ですが、泊村の違う場所では最大で19・3㍍。場所によっては3倍近くの高さになるんです」
こうした試算の違いは、海底の活断層の動きを、どう評価するかで変わってくる。
「津波の予測は、本当はプラスマイナス2倍で考えないといけない。浜岡原発の場合は厳しく評価をしているはずだが、それでも、試算の1.5倍の28・5㍍くらいの津波がくる可能性は否定できません」(小野さん)
となると、海抜22メートルの巨大防潮堤も役に立たない。
海底の活断層はこのように巨大津波リスク要因のひとつなのだが、その実態は少しずつ解明されつつある。
「最近も原発近くの海底に、活断層があるとわかった原発があります。東通原発と建設中の大間原発(ともに青森県)、泊原発です」(小野さん)
海底の活断層は目で見て確認ができないため。音波探査といって、船から海底に向かって震動を与え、その反射の状態を画像化して確かめる。
「'07年にマグニチュード6.8を記録した新潟県中越沖地震が起きましたが、あの地震の前から、変動地形学者らは、音波探査によって、海底の深いところに必ず活断層があると指摘していました」
音波探査で画像に写る地層が大きくたわんでいたら、海底の深いところに活断層がある可能性が高いという。小野さんはこう語る。
「新潟沖では″地層のたわみ”が見られたので、学者たちは海底の活断層の存在を示唆していたのですが、東電は『音波探査で断層が見えていないから活断層はない』と言い張っていました。再稼働容認派の学者は、『目に見えないものを”ある”というのは非科学的』とまで言った。地震が起きるまで認めないのです」(σ゚д゚)σ
柏崎刈羽原発の例を見ても、近くの海底に活断層があるという3つの原発は要注意だ。
小野さんは再稼働されたばかりの高浜原発(福井県)についても問題をこう指摘する。
「高浜原発のある日本海側は、太平洋側と違って海底の活断層が海岸のすぐ近くにあるので、地震が起きてから津波が来るまでの想定時間が4~5分ぐらいだといわれています。これでは避難する時間もありません。加えて若狭湾は、海岸線が複雑に入り組んでいるので、局所的に大きな津波が来る可能性もあります」
日本海側で起きた地震では、'93年の北海道南西沖地震で、奥尻島に最大高30㍍の津波が押し寄せた。人口3千人弱の島だが、死者・行方不明者が230人も出ている。
高浜原発は、原発から30㌔圈内に約18万人が住んでいるが、近くに大飯、美浜、敦賀などの原発が乱立。複合災害になれば大惨事は免れない。再稼働を控える1、2号機は事故リスクが高まる、稼働から40年を超えた老朽原発だ。
ヨーロッパでは避難計画作成も義務化
「高浜原発の隣にある大飯原発も問題です。基準地震動(地震によって原子力発電所の周辺で起きると想定されるもっとも大きな揺れ)が過小評価されている可能性があるからです」(小野さん)
原子力規制委員会の委員長代理も務めていた地震学者の島崎邦彦氏が、「大飯原発の基準地震動は、過小評価の可能性がある。実際は想定を超える」として、計算式の見直しを求めたのに、原子力規制委員会は、「過小評価ではない」として認めていないのだ。
「津波と同じで、現実に最大の揺れが起きないと国も電力会社も基準を改めません。3・11以前は、どの原発の基準地震動も450ガル(揺れの強
さを表す単位)程度だったのに、'07年の新潟県中越沖地震で最大2千58ガルが記録されたとたん、新潟の柏崎刈羽原発だけは基準地震動か2千300ガルに引き上げられました。本来は、地震が起きる前にリスクを最大限に見積もって備えないといけないのに、国も電力会社も平均値をとって過小評価したがるのです」
再稼働の申請のもとになる”ゆる試算”に疑問を呈するのは、小野さんだけではない。
米国原子力プラントメーカー・ゼネラルエレクトリック社の元技術者だった佐藤暁さんも、こう批判する。
「原子力規制委員会の新規制基準が”世界最高水準”だなんてウソです。地震や津波の想定も、(前出の小野さんが指摘したように)試算が甘いうえに、事故が起きたら、結局、対策は″人”頼みなんです」
佐藤さんによると、3・11後、各電力会社は地震・津波対策を強化してきた。しかし、ヨーロッパの対策に比べるとまだ甘い部分が多いという。
日本では3・11後も、地震・津波が原発を襲った場合、現場の作業員が非常用電源車を動かしたり、ポンプをつないだりと、人が走り回って対応することになっているという。
「地震で道路が寸断されたり、原発構内で火災が発生したりして、人が動けなくなったら、対処できません。現在の規制基準では、複合災害が起きた場合の対処は示されていない。ヨーロッパでは、非常用電源や冷却装置をはじめとする安全を守る設備の中枢を耐震対策の完璧なビルに移して遠隔操作できるようにするなど、過酷事故が起きないように二重三重の備えをしている国もあります」(佐藤さん)
それでも万が一、過酷事故に発展した場合は、最終防護対策として、原発の規制基準に避難計画作成を義務づけているという。日本の場合、避難計画は自治体まかせで規制基準には入っていない。
今回の取材で生じた疑問点を原于刀規制委員会にしめ切り3日前に送ったが、期限までに回答はなかった。
事故が起きれば被ばくのリスクに加え、避難や補償問題で人間関係は壊れ、心身共に傷つく原子力災害。
福島第一原発の廃炉費用が現時点で21兆円に膨らむなどコストも莫大だ。事故の教訓を生かせないまま、再稼働を進めていいのだろうか。
石橋克彦 私の考え
http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/2011touhoku.html
2011.05.23 参議院 行政監視委員会
原発事故と行政監視システムの在り方
https://youtu.be/p-kfc6o8OPE
参考人 石橋克彦(神戸大学名誉教授)
↧
”歴史”から目を背けるヤツら (」`o´)」コー!(/`o´)/ラー!
↧