NNNドキュメント'15
9条を抱きしめて~元米海兵隊員が語る戦争と平和~
https://youtu.be/3sotOmJUA6w
戦後70年、日本は国家として他国民を誰一人殺さず、また殺されもしなかった。非戦を貫けたのは、戦争の放棄を定めた憲法9条があったからにほかならない。戦争は、国家間の争いだが、実際に戦闘に携わるのは紛れもなく人間。人殺し、殺し合いに他ならない。アレン・ネルソンさん。ベトナム戦争に従軍した元米海兵隊員だ。戦場で数えきれないくらいの人を殺害し、帰還後PTSDに苦しめられるが、自らの過ちを認めることをきっかけに立ち直った。96年から日本で講演活動を開始した彼が最も大切にしたのが憲法9条。暴力的な方法に頼らない唯一の道は9条の理念にあると訴え続けた。ネルソンさんの半生、証言を通し、‘9条’が日本で、そして国際社会で果たしてきた役割、意味を問い直す。
ネルソン氏:
1996年に来日した時、ある人が日本国憲法の冊子をくれました。第九条を読んだ時、自分の目を疑いました。あまりに力強く、あまりに素晴らしかったからです。
日本国憲法第九条は、いかなる核兵器よりも強力であり、いかなる国のいかなる軍隊よりも強力なのです。
日本各地で多くの学校を訪れますが、子どもたちの顔に、とても素晴らしく美しくかけがえのないものが私には見えます。子どもたちの表情から、戦争を知らないことがわかるのです。それこそが第九条の持つ力です。
日本のみなさんは、憲法に九条があることの幸せに、気づくべきだと思います。
ほとんどの国の子どもたちが、戦争を知っています。アメリカの私の子どもたちは、戦争を知っています。イギリス、イタリア、フランス、オーストラリア、中国、韓国の子どもたち、みんな戦争を知っています。しかし、ここ日本では、戦争を知りません。憲法第九条が、戦争の悲惨さ、恐怖や苦しみから、みなさんを救ってきたからです。ご存知のように、多くの政治家が、憲法から第九条を消し去ろうと躍起になっています。断じてそれを許してはなりません。
みなさんと、みなさんの子どもたちは、これまで憲法第九条に守られてきました。今度はみなさんが、第九条を守るために立ち上がり、声を上げなくてはなりません。第九条は、日本人にのみ大切なのではありません。地球に住むすべての人間にとって、大切なものなのです。アメリカにも九条があって欲しい。地球上のすべての国に、九条があって欲しい。
世界平和はアメリカから始まるのではありません。国連から始まるのでもありません。ヨーロッパから始まるのでもありません。
世界平和はここから、この部屋から、わたしたち一人一人から始まるのです。
Down by the Riverside
https://youtu.be/DVXReRfZCM8
Mahalia Jackson
暴力も憎しみも、河のほとりに置いておこう
戦争はもうごめんだ
まんが・わたしたちの平和憲法
創価学会婦人部平和委員会編 1988年刊
第六章 守ろう憲法のこころ
いま憲法(とくに第九条)が変えられる動きがあります
一人ひとりが憲法に関心をもち、第九条の平和の心を
守っていきましょう
「憲法ぐらい変わっても生活はたいして変わらないと思ってね…」
「だって 新聞やテレビですごく宣伝してたのよ」
「憲法改正の意味もわからないままに投票しちゃったのよ」
「どうなってもみーんな わたしたちの生活には関係ないことと思っていたの」
現在の創価学会とは隔世の感ですなぁ…(。-_-。)
アーミテージ元国務長官(左から3人目)と
NHKスペシャル 2015年8月15日
カラーでみる太平洋戦争 ~3年8か月・日本人の記録~
http://dai.ly/x32rh18
1941年12月8日の開戦から4年にわたって続いた太平洋戦争。
その間、各地の戦場での記録映像をはじめ、国内の動きを伝えるニュース、庶民が撮影した銃後の暮らしなど、膨大な映像が残されているが、その大半はモノクロである。
戦後70年にあたり、NHKでは、4年間にわたる「戦争の時代」を記録した映像を国内外から収集。徹底した時代考証を行った上で、最新のデジタル技術を駆使して、映像のカラー化に挑んだ。
フルカラーでよみがえった映像には、雪のアリューシャン列島での行軍から、熱帯の島々での激戦、戦時下の日常や庶民の表情、そして、終戦の日の鮮やかな青空、次の時代に向かってたくましく動き出した人々の姿など、この4年間の日本人の歩みが刻まれている。
番組は当時の人々の日記や手記に残された言葉を織り込みながら、カラー映像で太平洋戦争の4年間を振り返る。
NNNドキュメント 2015年10月8日
祈りの絵筆 ~飢餓地獄を生きのびて~
http://dai.ly/x37e8wl
去年(2014年)、長嶋茂雄さん、山田洋次さん(映画監督)とともに東京都の名誉都民に選ばれた三橋國民(みつはしくにたみ)さん。
72年前、兵士として激戦地ニューギニアで戦った。
そこは飢餓地獄と言われ、多くが餓死した。
帰還後は「鎮魂」と「平和」をテーマに、95歳を目前にした今も、造形作家として創作を続ける。(放送は2015年9月20日)
そして戦後70年の今年、絵筆をとり新たなキャンバスに向き合った。
無謀な戦争を決して忘れない。
三橋さん決意の創作に密着した。
NHKスペシャル 2016年8月14日
村人は満州へ送られた ~“国策”71年目の真実~
http://dai.ly/x4opo90
昭和20年8月、旧満州(中国東北部)。ソ連の侵攻で軍が撤退、取り残された人々は攻撃にさらされ、逃げ惑い、およそ8万人以上が犠牲となり、中国残留孤児など数々の悲劇を生んだ。それが、植民地の治安安定や軍への食糧供給を目的に27万の人々が満州に送り込まれた『満蒙開拓』、移民事業の結末だった。これまで「関係資料は破棄され、人々が渡った経緯は不明」とされていて、その詳細は知られてこなかった。だが、村人を送り出した、ある村長の記録や破棄されたはずの極秘文書が発見され、農村を中心に村人がどのように送りだされたのか実態が明らかになってきた。今回、日記や関係資料の全容取材が許された。また、専門家によって軍や国が『満蒙開拓』にどう関与したかを探る調査も進められている。番組では新たに発見された日記や国側の資料を通じて、国策はいかに遂行され、地方の山村から人々は、なぜ満州へ渡ることになったのか、その真相を明らかにする。
シリーズ戦後71年
忘れられない、雨―認知症と沖縄戦の記憶―
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2016-08/15.html#breadcrumb
Eテレ 2016年8月15日(月曜)
再放送2016年8月22日(月曜)
終戦スペシャルドラマ 2016年07月30日
百合子さんの絵本~陸軍武官・小野寺夫婦の戦争~
http://dai.ly/x4mketf
http://dai.ly/x4mkkdv
昭和16 年―
小野寺百合子(薬師丸ひろ子) は、陸軍武官としてストックホルムに駐在していた夫・信(香川照之) がいるスウェーデンに旅立った。到着したその日から、百合子は夫が入手した極秘情報を暗号化し日本の参謀本部に送る毎日を過ごす事となる。夫婦共同で諜報作業にあたり、機密を守るためだった。
外出の時には必ず見張りがつき、子供の命が危険にさらされる緊張の日々が続いた。百合子は母としての悲痛な気持ちを押し殺し電文を送った。そんなある日、信はヤルタ会談で交わされた連合国の密約の存在を知る。それは「ソ連ガ対日参戦ヲ決メタ」というもの。日本の敗戦を決定づける極秘情報だった。
百合子は、この情報を本国が受け取ればきっと和平に動くと信じ打電し続けた。しかし、小野寺夫婦の情報はついに活かされる事なく、原爆が投下され、日本は敗戦を迎える…。
戦後、百合子は『ムーミンパパの思い出』など児童文学の翻訳に携わる。一方、信は戦時中の事には堅く口を閉ざし、無念の思いで日々を過ごしていた。夫にかつての誇りを取り戻して欲しいと願う百合子は、自分たちはもう1度、過去と向き合うべきだと語る。信は、消えた電文の行方を探る決意をする。
戦争の最前線を生きた稀有な女性の姿を通して描く、夫婦の愛の物語。
【 作 】池端俊策
【原 案】岡部 伸「消えたヤルタ密約緊急電」
【音 楽】千住 明
【出 演】薬師丸ひろ子 香川照之
イヴォ・ウッキヴィ 千葉哲也 利重剛 戸田昌宏 加藤剛 小林勝也 山本龍二 菅田俊 三田村周三 小倉一郎 金田明夫 佐野史郎 吉田鋼太郎 ほか