核燃サイクル存続ありき 使用済み、処理迫られ MOX燃料搬入完了
2013年6月28日 朝日新聞
「3・11」後初めて、原発の使用済み核燃料を再処理した核燃料が27日、関西電力高浜原発(福井県)に運び込まれた。原発を利用し続けるために、非現実的な核燃料サイクル政策が推し進められ、経済的なメリットが薄いプルサーマル発電が再開されようとしている。▼1面参照
「資源の乏しいわが国において、プルサーマルの推進は重要だ」
プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の搬入後、高浜原発で記者会見した関電の水田仁・原子力事業本部副事業本部長はプルサーマルの意義を強調した。
しかし、電力会社がプルサーマルに力を入れざるを得ない背景には、原発内のプールにたまった使用済み核燃料の行き場を確保するためという側面が大きい。
青森県は、六ケ所村の再処理工場での受け入れ条件として、すべての使用済み核燃料の再処理を挙げている。青森県が受け入れを拒否すれば、行き場がなくなり原発が運転できなくなる。
日本の各地の原発プールに保管されている使用済み核燃料は計1万4200トン(2011年9月末現在)。全体の容量の約7割を占め、満杯にかなり近づいた原発もある。
再処理工場のプールにも各原発から運び込まれた約3千トンの使用済み核燃料がすでに入っており、ほぼ満杯。再処理が始まれば、フル稼働で年800トンの使用済み核燃料を使う。その空きスペースに、各地の原発から使用済み核燃料を再び運ぶという「自転車操業」を繰り返すことになる。
使用済み核燃料は減らせても、今度は核兵器の材料となるプルトニウムがフル稼働で年約8トンできる。すでに再処理した44・3トンがあり、さらに増えれば、海外からますます厳しい目を向けられる。
東京電力福島第一原発事故で、プルサーマルを計画通りに進めるのは難しい。電力会社は使用済み核燃料の行き先に危機感を覚え、中間貯蔵施設の利用も考えている。関電は26日、施設設置のためのプロジェクトチームを新設した。
さらに、プルサーマル発電で使い終わった「使用済みMOX燃料」の取り扱いも決まっていない。発熱量が多く取り扱いが難しい使用済みMOX燃料が、原発内のプールにたまる。使用済みMOX燃料をさらに再処理する「第二再処理工場」構想もあるが、海外にも本格的な例がなく、建設場所や時期も未定だ。
(川田俊男、桜井林太郎)
費用対効果、隔たり大
事業費19兆円
できる燃料9000億円分
電力会社にとって、プルサーマルの経済的なメリットはあまりない。原発で使い終えた核燃料をフランスに送って再処理し、MOX燃料として再び輸入するため、コストがかかるからだ。
財務省の貿易統計(輸出入の統計)によると、2010年に高浜原発に運ばれたMOX燃料は1本あたり8・8億円だった。これは通常使うウラン燃料の7~8倍になるとみられる。
それでもプルサーマルにこだわるのは、核燃料サイクル政策を守るためだ。
この政策では、使用済み燃料のすべてを再処理してプルトニウムを取り出し、ウランと混ぜてMOX燃料に加工する。これをプルサーマルで燃やす。
ところが、日本原燃が計画する再処理工場(青森県六ケ所村)は1997年にできるはずだったのに、試運転が19回も失敗し、完成していない。フランスなどのコスト高のMOX燃料を受け取るしかない。
問題はそれだけではない。そもそも核燃料サイクルそのものに巨額のコストがかかるのだ。
原発を持つ電力10社(日本原子力発電を含む)は、再処理工場が完成した時に再処理の費用などをまかなうため、原子力環境整備促進・資金管理センターに12年3月までに3・6兆円を積み立てている。
加えて、10社は試運転にかかる費用を支えるため、積み立てのほかに「処理費」を毎年払い、12年3月までの合計は1・9兆円にのぼる。さらに日本原燃の経営を支えるために将来の処理費を前払いまでして、1・1兆円も出した。積み立てや処理費は合わせて6・6兆円にものぼる。
電気事業連合会の03年の試算では、日本原燃の再処理事業には40年間で19兆円かかる。ところが、これでできるMOX燃料は通常のウラン燃料の9千億円分の量にしかならない。使用済み燃料から取り出せるプルトニウムは重さにして1%ほどに過ぎないからだ。
巨額のコストは電気料金に回される。立命館大の大島堅一教授(環境経済学)は「核燃料サイクルに経済性はなく、つけを払わされるのは国民だ」と言う。 (松浦新、藤崎麻里)
(`・ω・´)
日本は地震大国、地震を切り落として議論できない(KAZE to HIKARI)
http://www.kaze-to-hikari.com/2013/06/post-38.html
小出裕章先生は、35年前の論文で、福島規模の事故を警告されています。推進派は、今後も相変わらず『確率論的安全評価』を柱にしていくしかない、と先生はお考えですか。
■
もちろんです。絶対に安全であるとはもう言えなくなりました。そのため、たとえば非常用電源は高台に置いたから故障する確率は低くなった、というように彼らはやっていこうとしています。
これまでの『確率論的安全評価』は、機械そのものについて議論しています。しかし、今回の地震による福島の事故でもそうですが、外部からくる事故については評価がものすごく難しいということで、ラスムッセン報告でも外部要因は切り落としていました。
米国はもともと地震の起きないところに建てることになっていたわけです。ところが、日本は地震大国ですから、地震を切り落として議論できません。
原子炉物理学という学問分野があります。これは、原子炉の中でウランがどのように核分裂の連鎖を起こすのかというシミュレーションをかなり正確にできます。ただし、事故になってしまうと全く予測がつかず、どこまで正しいか分からなくなります。
福島の4号機燃料プールは、宙釣りのようになっています。東電も地震でひっくり返ると大変だというので補強工事をやりました。でも、できたのは半分だけで、残りの半分は支えようにも、2Fの床が壊れているのですからあきらめました。それでも東電は震度6まで耐えられると言っていますが、私は本当かな、といまだに不安です。東電が強度計算をしたと言っても、すでに建物が壊れているのでどうして計算できるのか分かりません。
大飯原発の活断層の件は、関電は連動性が少ないと主張しています。こうした流れで、結局は規制委員会が押し切られると私は思います。
■KAZE解説
4号機の使用済み燃料プールの中には、核燃料集合体が1533体あり、未使用分204体を除いた1329体が使用済み、つまりそれ以上は燃やせないという猛烈な放射性物質の塊です。このプールが地震などで崩壊すると、前回の事故以上の脅威が指摘されています。東電は、2階から上の範囲で強度計算をして、震度6に耐える、としています。
高橋
先生、『確率論的安全評価』の計算方法では、福島の事故は起きないのですよね。
小出先生
もちろんです。でも、起きてしまった。
高橋
先生は35年前の論文で、福島規模の事故を警告されています。事故が起きた以上、日本の原子力規制委員会は、過酷事故が起きてしまうことは認めざるをえない、だから今度は起きたあとの対策を少し整え「世界的水準だ」と言っています。ところで、彼らが今後も原発を動かすのなら、相変わらず『確率論的安全評価』を柱にしていくしかない、と先生はお考えですか。
小出先生
もちろんです。絶対に安全であるとはもう言えなくなりましたが、たとえば非常用電源は高台に置いたから故障する確率は低くなった、というように彼らはやっていこうとしています。
高橋
規制委員会の地震・津波専門チームでは、地震の問題についてこのままでは問題があるとさまざまな意見が出ているのに、それがなかなか委員会の総意に出てきません。世間では、明日にでも大きな地震が来るのではないかと心配しているのに。
小出先生
これまでの『確率論的安全評価』は、機械そのものについて議論しています。しかし、今回の福島の事故でもそうですが、外部からくる事故については評価がものすごく難しいということで、ラスムッセン報告でも外部要因は切り落としていました。米国はもともと地震の起きないところに建てることになっていたわけです。ところが、日本では地震大国ですから、地震を切り落として議論できないわけです。
高橋
原発というのはバルブが3万もある。先生は、この巨大システムの一部の安全性を高めたとしても、逆に他の部分の安全性が低下するかもしれないとお話されています。私たちから見ると、物理学というのは計算をして一つの答えをちゃんと出す学問だと思っているわけですが、脆性破壊の問題など見ると、どうも違う印象を受けます。原子力に関する物理学は人類にとってどこまできているのでしょうか。
小出先生
たとえば、原子炉物理学という学問分野があります。原子炉の中でウランがどのように核分裂の連鎖を起こすのかというシミュレーションをかなり正確にできます。ただし、前提条件をしっかり与える必要があります。これは原子爆弾の開発の中で作られてきたものです。ただし、事故になってしまうと全く予測がつかず、どこまで正しいか分からなくなります。脆性破壊の問題は、金属材料に関係する問題ですが、実際に直径5m、高さ20mの原子炉でどうなるのかということは商業の原子炉で、今、実験しているのです。しかし、不純物や溶接の材料も違って予測通りになっていません。
高橋
商業用の原子炉で「実験をしている」段階だということですね。地震の問題では福島の4号機もみなさん大変心配されています。こうした中で、再稼働の心配も現実的です。
小出先生
4号機は、使用済み燃料プールは宙釣りのようになっています。東京電力も地震でひっくり返ると大変だというので補強工事をやりました。でも、できたのは半分だけで、残りの半分は支えをようにも、2Fの床が壊れているのですからあきらめました。それでも東京電力は震度6まで耐えられると言っていますが、私は本当かな、といまだに不安です。強度計算をしたと言っても、すでに建物が壊れているのでどうして計算ができるのか分かりません。大飯原発の活断層の件は、関電は連動性が少ないと主張しています。こうした流れで、結局は規制委員会が押し切られると私は思います。
人間がいなくなった、もっと素敵な地球(KAZE to HIKARI)
http://www.kaze-to-hikari.com/2013/06/post-40.html
人間は、この地球の一部として存在しています。科学や文明が発達し、いつしか自然への畏敬の念を、私たちは忘れてしまったのかもしれません。自分たちは、この世界の頂点にいる、と。
3.11を経験した今、核という分野には手を出すべきでないと、私たちは思いしらされました。それでもなおかつ原子力が大事だと、経済の名のもとに使い続けると、人間はやがてこの地球の一員ではなくなるかもしれません。いいえ、すでに、私たちは胸をはって、地球の一員だと、仲間の生物に言えるのでしょうか。
ここから、小出先生のお話です。
■
1979年アメリカ、スリーマイル島原子力発電所の事故で、炉心が熔けてしまいました。ところが、放射線があまりにも強く、どんなふうに熔けたのかは、長いあいだ調べることができませんでした。
6年ほど経って、原子炉圧力容器のフタを開けてみました。水の底の方に炉心が見えるのですが、どんどん濁ってきて、中が見えなくなってしまいました。なんだろうと思ったら、バクテリアや藻類が中に繁殖していたのです。もし、人間がそこに近づくと「秒殺」という環境で、生き物がどんどん成長していたのです。
作業では、見えないと困るのでオキシドール(殺菌剤)を水に投入して殺しましたが、一度殺しても、また生えてくる。これを何度も繰り返す。しまいに水が濁ってしまって、さながら夏の腐った池のようだった、と作業員が表現しました。
私は、ぞっ、としてSFより怖いなと思った。だけど、次に、ああ、よかった、と思ったのです。人間は万物の霊長とか言っているが、実に愚かな生き物だと私は思いますし、その愚かな生き物がたぶん自分で自分を絶滅させると思います。放射能や核兵器か、何がしかの理由で絶滅するだろう。人間がどんなに愚かなことをやって自分を絶滅させても、この地球は死なない。生物は生き残る。
人間が絶滅したなら、もっと素敵な地球が残るだろう。
それを確信するようになったのです。
2013年6月27日山岡賢次さんと小出裕章さん、そして今中哲二さん意見交換 福島の未来について語る
http://youtu.be/U8SNDXp_4eg
2013/07/02 東京電力 臨時記者会見 16:00(IWJ)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/88198
2013年7月2日(火)16時00分から、東京電力本店で臨時記者会見「柏崎刈羽原子力発電所における新規制基準施行に伴う適合申請について」が行われた。
本日の取締役会で、柏崎刈羽原子力発電所6,7号機について、準備が整ったため、新規制規準への適合申請を行うことを決定した、と発表した。
会見者
廣瀬 直己(取締役、代表執行役社長)
姉川 尚史(常務執行役、原子力・立地本部副本部長)
福島第一原子力発電所の状況は、充分な対策を行なっておれば防げた事故であると認識しており、どうすべきだったのかを検討し続けてきた。そのような状況を踏まえ、柏崎刈羽原発は2007年に発生した中越沖地震後の対策、更に2011年3月11日福島沖地震後に、考えられる最大限の安全対策を対策を行い続けてきた。今回、東電の取組が、規制委員会の新安全規準に適合しているかを審査してもらうために、適合申請を行うことを決定した。
廣瀬社長はこのように説明した。取締役会では社外役員も含め、全会一致で決定したという。
地元への説明はこれから行う予定であり、地元への説明の前に、適合審査への申請を発表したことになる。福島の事故やフィルタベントの関係から新潟県知事との信頼関係が崩れてきており、事後の説明で地元の理解が得られるか、大きな疑問である。この点を記者が質問すると、廣瀬社長は誠意を持って説明し、ご理解いただく、と繰り返し回答した。理解が得られない場合にどうするかは考えていないことも合わせて回答した。
適合申請後に再稼働が視野にあると考えるのが素直であり、どのような考えなのかを記者が質問すると、今回は適合審査を行うのであり、再稼働云々を言う段階ではないと廣瀬社長は回答した。しかし、新安全規準への適合に必要な対策として、既に3200億円を費やしていることから、再稼働は必達と考えていることは間違いないとおもわれる。会見中に記者の質問に対し、今回の6,7号機に続き、他の号機も適合申請を行う考えを示している。
地元に理解がすんなり得られるとは考えにくく、再稼働が何年も遅れるか、また力任せに再稼働するかになるのではないか、という危惧を感じつ会見は終わった。
主な質疑応答
--地元への説明の前に申請を表明した理由は何か
「準備が整ったから、早く申請しようと取締役会で決まったから」
--地元への説明スケジュールはどうなっているのか
「先方へお願いしている所で、現時点では未定」
--地元の了解前に申請することになるが、了解は得られるのか
「充分に説明したい」
--今年度中に再稼働する予定なのか
「いつごろとかは、今はまだ言える段階ではない」
--適合申請と地元説明の順序、段取りはどうなっているのか
「先ず説明し、理解頂いてから申請する」
--地元説明のスケジュール、目処はどうなっているのか
「アポをお願いしているところ」
--過酷事故への備えが充分か検討してきたとあるが、現状充分なのか
「福島第一はできていなかったので事故を起こしたと考えている」
--柏崎刈羽では過酷事故対策は終わっているのか
「これでいいという終わりは無いと考えている。しかし、一つ一つの段階でベストだと考えている」
--柏崎刈羽のフィルタベントの設計ができたから申請するのか
「そのとおりだ」
--地元の安全協定では事前了解が必要だったはず。理解得られるのか
「しっかり話し合いをしたい」
--規準津波対策は充分か
「そうだと思う。申請後に説明したい」
--再稼働に向け、地元への説明、コミュニケーションに関し、国への要望はあるか
「先ずは申請、説明を行いたい」
--柏崎刈羽が再稼働できない場合、電気料金の値上げは不可避なのか
「程度の問題だと考えている。が、値上げは避けたい」
--フィルタベントの設計、製造のスケジュールはどうなっているのか
「大枠の見通しはあるが、詳細は未決定。年度内ぐらいのスケジュールを引いている。現状ではスケールモデルを作って性能試験を行い、1/1000に除染できることは確かめている」
--柏崎刈羽敷地直下に断層があるが、どうするのか
「新安全規準では活断層の定義が明確になっている。敷地内の調査結果、該当の断層は20万年動いておらず、新安全規準では活断層ではない」
--地元説明というが、新潟県知事に対してどういった説明を行うのか
「先ずは適合申請するということを説明したい」
--新潟県知事との信頼関係が崩れているが、どうやってとりもどすのか
「先ずは話し合いたい」
--取締役会では申請に対して反対意見はあったのか
「全会一致で決定した」
--地元説明だが、事故の当事者である東電が説明しても、反発を招くだけではないか
「当事者として何ができるか、我々が学んだことを取り入れ、世界最高水準の安全レベルを目指す」
--電力の安定供給も大事だが、原発ゼロでも夏の供給に余裕がある。それでも(原発の適合)申請を行うのか
「電力需要のピークをひとつ乗り切れれば良いというものではない。冬も需要が大きい。これは、我々東電も需要-供給関係をしっかり広報していなかったと反省している」
--福島第一の事故収束にマンパワーを取られている状態だが、柏崎刈羽再稼働し事故が起こった時に、人員は足りるのか
「先ずは申請」
--昨年の電気料金値上げの申請の時、柏崎刈羽の1号機が再稼働という前提があったがどうなのか
「1号機もひきつづき申請する予定」
--今回の申請を取締役会で決めた理由は何か
「経営上の大きな決定事項だから」
--地元説明のアポについて、先方の反応はどうか、門前払いなどはないか
「担当が行なっているので、そこまでは聞いていない」
--新潟県との通報協定で、全地町村と結んでいるが、今回は県、柏崎市、刈羽村以外の自治体への説明は行わないのか
「今回は新規準の説明ということで、まず三自治体に説明する。他は、必要に応じて説明する」
--申請の理由が、規制基準に適合するかを確かめるためとの発言だが、その先の再稼働を見据えているのか
「今の段階で再稼働云々をいう段階ではない」
プレスリリース 2013年7月2日(東京電力)
柏崎刈羽原子力発電所における新規制基準施行に伴う適合申請につい
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1228650_5117.html
【主張】柏崎刈羽原発 運転再開を着実に急ごう(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090223/env0902230227000-n1.htm
(;`O´)o
拡散希望
新潟日報1974年10月19日
原発建設 柏崎は不適当
拡散希望
朝日新聞新潟版1977年4月26日
柏崎原発
建設予定地に活断層
○●○●○●○●○●
Russian Proton-M rocket crashes with 600 tons of toxic fuel
http://youtu.be/D78GkN8GZRg
ありゃΣ(゚Д゚ υ) アリャ
俯瞰した映像はこちら↓
Crash of Proton-M (best footage yet)
http://www.liveleak.com/view?i=0b1_1372783951
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2013/07/01
「本当の事を言って、何か不都合でも?」-山本太郎が学んじゃうよ- vol.6 ゲスト 岩上安身
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/87933
2013年7月1日(月)14時より、東京都杉並区の山本太郎選挙事務所で、「『本当の事を言って、何か不都合でも?』―山本太郎が学んじゃうよ― vol.6」が行われた。
■ゲスト 岩上安身
ラジオフォーラム#25 アベノミクスに異議あり! 浜矩子さんが提唱するこれからの経済のかたち
http://youtu.be/63hQkEWc1tU
アベノミクスをアホノミクスと断じる浜矩子さん。社会が成熟した日本で、これからの経済のあるべき姿とは何か? 経済成長を追い求める安倍総理とは一線を画す、浜さんの仮説をご提言いただきます。http://www.rafjp.org/
00:31 オープニング
03:32 小出裕章ジャーナル/北朝鮮の核開発疑惑、その実態は?
14:03 アベノミクスはマヤカシ大作戦?
30:03 浜さんの提言・成長から成熟の経済社会へ
45:20 ブラック企業の淘汰を -- NPOはたらぼの取り組み
56:46 エンディング
■ラジオフォーラム #25
・ゲスト 浜矩子さん(エコノミスト、同志社大学大学院教授)
・パーソナリティ 石丸次郎(ジャーナリスト)
必見
2013/06/26 【東京】当事者が立ち上がらないとブラック企業は変わらない ~「本当の事を言って、何か不都合でも?」― 山本太郎が学んじゃうよ― vol.2
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/86893
第2回、6月26日(水)は労働問題について。「ブラック企業」の著者であり、大学在学中に立ち上げたNPO法人「POSSE」代表の今野晴貴氏を迎えて、企業から使い捨てにされている今の若者たちの過酷な現状を聞いた。
大企業に正社員として入社しても、残業80時間込みの給料であったり、賃金の低い過重労働をし続けて死んでしまう人や、大量雇用の後に辞めさせるためのいじめが酷くうつ病になってしまう人もいる。一人一人が泣き寝入りしないで、社会問題にしていくしかない、その時には全力でサポートするのでそういう人が増えて欲しいと今野氏は語り、山本氏は全ての問題に通じる話だと思うと受けた。
■ゲスト 今野晴貴氏(NPO法人「POSSE」代表)
20130627 「本当の事を言って、何か不都合でも?」-山本太郎さん
http://youtu.be/no0bnCfD4A0
20130627 「本当の事を言って、何か不都合でも?」-山本太郎さん質疑応答
http://youtu.be/bQJtGnXLM-o
東北大学 5年で2人自殺のブラック実態(日刊ゲンダイ)
http://gendai.net/articles/view/kenko/143167
<ワタミは2度目>
今年で2回目となる「ブラック企業大賞」のノミネート企業が、27日に発表された。この賞は、弁護士や労働問題のエキスパートが実行委員を務めている。
不名誉な賞にノミネートされた企業は8社で、ワタミは昨年に続いて2度目の選出だ。同社は、08年6月に入社2カ月の女性社員が月141時間の残業を強いられ自殺しているが、昨年2月に労災認定された後も責任を認めていない。「遺族は面会を求めているが、創業者の渡辺美樹会長は応じず、いまだに面談も謝罪も拒否している」(実行委員会)という。当の渡辺会長は、7月の参院選に立候補予定で、27日会長を辞任した。
ノミネート企業の中でも目を引くのは、東北大学だ。外食チェーンが多いなか、アカデミックな現場での意外な過酷労働が浮き彫りになった。
東北大では、07年12月に薬学部助手の男性(当時24歳)、12年1月には工学部准教授の男性(当時48歳)が自殺している。助手は、生殖機能異常などの副作用がある抗がん剤の実験に従事。十分排気もできない環境でほとんどひとりで作業させられていたため、友人らに「もう子どもはできない」と漏らしていたという。「5年間で2人が自殺に追い込まれているのは異常です」(実行委員会)。同大に問い合わせたが、「本日、対応できる者がいないため、お答えできない」(広報課)ということだった。
「大学ではパワハラ、セクハラが問題となることが多く、裁判も起きています。大学の場合は、ブラックな労務管理に加え、閉鎖的な空間、権威主義的な体質が、事態を悪化させているのだと思います」(「ブラック企業」の著者で労働相談を行うNPO法人POSSEの今野晴貴代表)
残りの6社の行状は以下の通りだ。
<ベネッセ>
「人財部付」という名の“追い出し部屋″が、12年8月、東京地裁立川支部判決で「実質的な退職勧奨の場となっていた疑いが強く、違法な制度」と判断された。
<西濃運輸>
10年12月に恒常的にサービス残業を強制された男性が自殺。「男性は09年11月以降、3度にわたり退職を申し出たが会社が拒否し、1年以上仕事に縛り続けた」(同委員会)
<東急ハンズ>
04年3月に30歳男性が過労により突然死。今年3月に神戸地裁は、同社に約7800万円の支払いを命じている。
<クロスカンパニー(衣料品)>
入社1年目の女性社員が過労とストレスで死亡。
<サン・チャレンジ(ステーキのくいしんぼ)>
渋谷センター街店の店長だった男性が首吊り自殺。多い月で残業時間は、227時間30分だった。
<王将フードサービス>
今年2月、「餃子の王将」で働いている男性が、長時間労働のためうつ病を発症し、損害賠償裁判を起こして話題になった。
こうしてみると、亡くなっているのは若い社員が多い。子を持つ父親にとっては人ごとじゃないだろう。
「共通点は、新興の成長企業だということです。大企業だという安心感を武器に、大学新卒を大量に採用している。『正社員』というだけで、会社を安心して選べない時代になってきました」(今野氏)
就職先を選ぶのも命がけである。
労働時間「異次元緩和」でブラック企業大喜び
(日刊ゲンダイ)
http://gendai.net/articles/view/syakai/142596
どうやら、安倍政権はブラック企業の味方のようだ。その証拠に、6月にまとめる成長戦略に「労働時間の規制緩和」(ホワイトカラー・エグゼンプション)が盛り込まれようとしている。規制緩和というと聞こえはいいが、過去には「残業代ゼロ法案」「過労死促進策」と批判を浴びたシロモノだ。過去2度も導入に失敗したのに、またぞろ議論の俎上(そじょう)に載せたのである。
懲りない安倍に、ブラック企業の経営者はニンマリだろう。社員をモノ扱いしている企業が増えているが、政府はそんな実態を黙認どころか、「お墨付き」を与えることになるからだ。
「制度の趣旨は、実際に働いた時間と賃金の関係を切り離すもので、『裁量労働制』よりもさらに徹底して正社員を深夜・休日の割増賃金の支払い対象から外すことです。実現すれば、ブラック企業の経営者にとって、社員はますます『定額使い放題』になる。社員には『無限サービス残業地獄』が待っています」(「ブラック企業」の著者で、労働相談を行うNPO法人POSSEの今野晴貴代表)
しかも政府の産業競争力会議は、裁量労働制導入のハードルまで下げようと企んでいる。現行の「労使委での5分の4以上の賛成」や「半年に1度、対象者の健康状態を労基署へ報告する義務」の撤廃を求めている。
「労働時間管理が経営者の義務から外れた途端、過労死は自己責任で片付けられてしまう。経営側が“自主的に働いた結果”と社員へ責任を転嫁しかねません。ブラック企業では生き残るため、過酷なノルマに耐え、無理して働き、うつ病や自殺に追い込まれる社員が続出しています。その賠償を求めても、これでは認められないケースが増えるだけです。企業のブラック化に歯止めが利かなくなります」(今野氏)
これ以上、ブラック企業に人材を使い潰されたら、国力は確実に衰える。うつ病増加で医療費や生活保護費はかさむだろうし、若者の生活苦の結果、少子化が進めば、ますます財政は逼迫(ひっぱく)する。どこが成長戦略なのか。メリットといえばブラック企業の目先の決算や株価だけなのだ。
「驚くことに、『ワタミ』の会長が自民党の参院候補に取り沙汰されています。長時間労働で追い詰められた女性社員の自殺が労災認定されても、会長は『労務管理できていなかったとの認識はありません』と悪びれることもない。そんな人物を公認すれば、もはや自民党はブラック企業促進政党というしかありません」(今野氏)
こういうところに政権の正体が見えるのだ。
2013/06/27 【福島】木田せつこ&山本太郎 対談(IWJ)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/87141
2013年6月27日(木)、福島市のMAX福島で、「木田せつこ&山本太郎 対談」が行われた。
■主催 木田せつこを応援する会
■詳細 http://h-cosmos.blog.ocn.ne.jp/ikuko/2013/06/post_d208.html
20130622「木田せつこさんを応援するつどい」 木田節子さんのお話
http://youtu.be/9i72CiUkO0Q
20130622 木田せつこさんを応援するつどい 広瀬隆さん講演
http://youtu.be/vO4F96GJmA4
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日本を食いつぶす妖怪
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