五輪決定の翌日のタイミングで原発事故「全員不起訴」という検察の姑息さ(秋葉龍一)
http://akiba1.blogspot.jp/2013/09/blog-post_9.html
検察は9月9日、福島第一原発事故で業務上過失死傷などで告訴された東電幹部や政府関係者約40人全員を不起訴処分とした。
すでに不起訴の意向は検察のメディアへのリークで衆知されていたが、正式発表は2020年夏季五輪開催地が東京に決定された翌日だった。
市民の関心が「五輪東京決定」に集まる、このタイミングをねらったのだろう。
それにしても姑息だ。
これほど政治的に司直が動くって、もう「三権分立」も「民主主義」もあったものではない。
なお、検察審査会に告訴・告発した被災者らが不起訴の不服を申し立てる。
2013/09/09
「非常に汚いやり方」 東電幹部の不起訴処分に対し、原告団が厳しく批判 ~福島原発告訴団 記者会見(IWJ)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/100894
福島第一原発事故をめぐり、業務上過失致死傷などの疑いで告訴・告発されていた東京電力の勝俣恒久前会長ら約40人が9日、全員不起訴処分となった。この処分を受けて、同日夕方、福島県民らおよそ1万4700人からなる「福島原発告訴団」の原告らが記者会見を行った。
もともと、この告訴・告発は福島地検に対して行われたものだったが、今回の不起訴処分に先立ち、事件が東京地検へ移送され最終的な処理が行われた。その結果、告訴団は、福島地裁の検察審査会に申し立てをすることができなくなった。
福島地検に告訴・告発していた理由について、弁護団の河合弘之弁護士は、「福島県民から構成される検審で不起訴処分の当否を図ってもらう」狙いがあったと語り、今回、事件が東京地検に移されたことに対しては、「非常に汚いやり方だ」と検察を強く批判した。(IWJ・大西雅明)
http://youtu.be/Xi6zOa4KQAQ
30909 福島原発告訴団 検察の不起訴処分を受けての記者会見
約36分
Blog http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
福島原発告訴団 団長談話
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2013/09/blog-post_9293.html
■武藤類子団長 談話■
検察による「全員不起訴」の判断に対して大きな驚きと憤りを感じています。
私たち福島原発告訴団が告訴・告発した33名+1法人全員が不起訴とは信じ難いことです。
私たちが何度も何度も要請した「強制捜査」はとうとう行われませんでした。
果たして検察は捜査を尽くしたといえるのでしょうか。
検察には、被害を受けたものたちの悲痛な叫びが届かなかったのでしょうか?
たくさんの命、家、生業を奪い、地域や家族を引き裂くという、言葉には尽くし難い甚大な被害を招いた電発事故の責任が、誰も問われないのですか? 日本は法治国家と言えるのでしょうか? 汚染水や甲状腺検査結果など被害は更に拡大しているのです。
この事故の原因を明確にし、責任を問うことは、被害者が正当に救済され、新たな日本社会と新たなエネルギー政策の構築のために、何としても欠かせないことなのです。
検察は被害者の声を無視し、その責務を放棄したのだと思います。
検察の判断に強く抗議するとともに、私たちは「検察審査会」への申し立てをします。
以上
原発訴訟の不起訴処分に福島の市民が怒りを表明
http://youtu.be/cJFDvvsloLA
福島報告 (2013年09月10日)
原発訴訟の不起訴処分に福島の市民が怒りを表明
報告:藍原寛子氏(医療ジャーナリスト)
福島県をはじめとする全国各地の住民が、2011年3月の原発事故当時の東京電力の幹部や菅直人首相、原子力安全保安院長、文科省担当局長らを業務上過失致死傷罪や公害犯罪処罰法(公害罪)などの疑いで東京、福島地検に刑事告訴・告発していた問題で、東京地検は9日、全員を不起訴とする処分を発表した。
東京地検の不起訴処分は、この日、突然に発表された。告発をしたグループのうち、福島県民を中心とする「福島原発告訴団」(武藤類子団長)は、9日昼ごろに突然、「事件を東京地検に移送した」と福島地検から連絡を受けた。その1時間後、東京地検から「被告発人全員を不起訴にした」との決定を受けた。
東京地検は同日の記者レクで、「巨大な津波に対する予見可能性は問えない」などとし、業務上過失致死傷には当たらないと判断した理由などを説明した。
福島地検に告発した福島原発告訴団の武藤団長らは同日記者会見し、「強制捜査が行われないまま、今も汚染水の被害が拡大している現状で全員不起訴の決定は受け入れがたい。福島地検から東京地検に事件移送された後、わずか1時間で決定が出たのも遺憾」と批判。東京地検に事件が移送されたことで、結局地元・福島地検で最終決定が行われなかった。今後、告訴団は検察審査会への申立てを予定しているが、東京が審査の舞台になる可能性が高く、被災住民から遠いところで審査行われることへの問題点も指摘した。
このほか深刻な問題になっている汚染水漏れ問題について9月3日、東電を公害罪で訴える告発状が県警に提出されたことや、8日に2020年オリンピックの東京開催が決定した裏で、安倍首相が汚染水漏れについて「東京には影響がない」などとメディアの質問に答え、「被災地福島の切り捨て」が進んでいると県民の批判の声が高まっている問題などについて、医療ジャーナリストの藍原寛子氏と神保哲生が議論した。
小出裕章助教 原発の汚染水漏れは防ぐ事ができなかったのか?
前編 2013.08.01(再掲)
http://youtu.be/6kuAwwZq9yU
小出裕章助教 原発の汚染水漏れは防ぐ事ができなかったのか?
後編 2013.08.01(再掲)
http://youtu.be/h1p6bMG2eqA
1号機周辺にも汚染源か 海側井戸で高濃度の放射性物質(福島民友)
http://www.minyu-net.com/news/news/0910/news11.html
東京電力福島第1原発の海側の井戸で高い濃度の放射性物質が検出されている問題で、東電は9日、1号機タービン建屋の海側に掘った井戸で、トリチウム(三重水素)が1リットル当たり8万ベクレルと非常に高い濃度で検出されたと発表した。これまで汚染水の漏えい源は2号機海側にあるとみられていたが、1号機周辺に別の汚染源がある可能性も高まった。
東電によると、この井戸は、高濃度汚染水がたまっている地下水くみ上げ装置(サブドレン)の付近にあり、水は5日に採取した。濃度はサブドレン内の水と同程度で、東電は「何らかの関連性がある」と認め、監視を強化する方針。
この井戸からさらに海側に掘った観測用井戸(護岸から4メートル地点)では、これまでにトリチウムが1リットル当たり3万4000ベクレル検出されている。原子力規制委員会は、高濃度で放射性物質の検出が相次いでいる2号機海側だけでなく、1号機周辺に別の汚染源がある可能性を指摘していた。
(2013年9月10日 福島民友ニュース)
福島第一1~4号機建屋周辺地下水の詳細分析結果
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2013/images/around_rb_13090901-j.pdf
汚染水「問題ないレベル」と政府釈明 「完全にブロック」を修正(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/490956.html
東京電力福島第1原発の汚染水漏れの状況について、「完全にブロックされている」と断言した安倍晋三首相の国際オリンピック委員会(IOC)総会での発言をめぐり、政府は10日、汚染水が海洋に流出している可能性を認め、「放射性物質が問題ないレベル(に収まっている)との意味」と軌道修正した。
「(港湾内外で)水は当然出入りしている」。菅義偉官房長官は同日の記者会見でこう説明。同原発の港湾内には汚染水の拡散を防ぐ水中カーテン「シルトフェンス」が設置されているが、汚染水が港湾外にも流出している可能性があることを認めた。
周辺海域などで行っているモニタリング調査で放射性物質が基準値を大幅に下回っていることを理由に「完全にブロックという表現を使った」と説明した。
7日のIOC総会のプレゼンテーションで、首相は「汚染水の影響は福島原発の港湾内0・3平方キロメートルで完全にブロックされている」と断言。専門家らから「事実誤認」などの指摘が相次ぎ、政府として釈明に追われた格好だ。
一方、10日開かれた汚染水問題の対策を協議する関係閣僚会議では、低濃度汚染水の海洋放出の是非について関係者間の意見の食い違いが鮮明になった。
原子力規制委員会の田中俊一委員長は席上、陸上のタンクにたまり続ける汚染水の処分について、「放射性物質を基準値以下まで取り除き、海に放出を検討することが必要だ」との認識をあらためて示した。
これに対し、林芳正農水相は同会議後の記者会見で「科学的に大丈夫ということと、風評被害にどうつながるかは必ずしもイコールではない」と述べ、放出に慎重な考えを強調した。
<北海道新聞9月11日朝刊掲載>
Post 3.11
Resisting with a Purpose(NHK国際放送)
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/newsline/201309100500.html
原発20キロ圏内の浪江町で牧場を営んでいる吉沢さん。飼っている牛に白斑が出てきている。(4分30秒あたり)
あのね・・何で国内で流さないの!?《゚Д゚》
「嘘までついて」(山本太郎)
http://ameblo.jp/yamamototaro1124/entry-11610647714.html
嘘までついて東京にオリンピックを呼んだって?
電波悪い場所に居るからこのニュース知ったの、今頃だよ。
良かったね、お金儲け大好物の方々、東京で「企業の祭典」を開催出来るなんて!
何千億円も招致活動にばら撒いて、国内の惨事は、対応する能力の無い東電に放りっぱなし。
この国に生きる人々は、一部の金儲けの為に、またしても切り捨てられたんだよ。
いい根性してる。
仮設住宅で暮らしている人々に、選手村くらい心地よい住居提供しろよ。
自国民はコストとして切り詰め切り捨て、金儲けにはフットワーク軽く、リーダーシップ発揮するんだね。
世界中の大企業、多国籍企業の思惑は一致だな。
原発事故、それによる影響も世界レベルで隠蔽ですか。
何もかも企業優先。
人の命よりも金儲け。
その本気の覚悟と決意をオリンピック決定、と言うMessageで受け取る事になった、僕たち。
だだ漏れ汚染水も完全ブロック!、収束方法もわからぬ東電原発も、コントロール下にあるらしいですね、安倍総理。
流石っす! ぱねーっす!
もう総理ではなく、神じゃないですか?そのレベル。
あとTPPと秘密保全法でほぼ完成ですよね?
何としてもTPPと秘密保全法止めなきゃ、僕たちに未来はない。
すべては繋がっている。大企業の限りない利益の追求の為に、事故も被曝も、汚染もなかった事にされ、秘密保全法によって都合の悪い情報は隠し、TPPで脱原発はより難しくなり、国内法を変え、労働環境はより厳しくなり、ほとんどの人々の生活は破壊され切り捨てられる。
泣き寝入りする?
僕は嫌だ。
明日から、何人を本気に出来るか、同じ方向を向いて貰えるか、一緒にやって行こう。テンポを上げて。
大きなウネリを作ろう!
企業優先では次の選挙では勝てない、無職になりたくない、市民の声を聞こう、 と政治家が震え上がる程の人々の結集が必要。
9月後半から、街宣キャラバンで、中学生でも現状を理解できる様に話しにいくよ。
全国を廻るから。
あなたの街に行ったら聞きに来てね。
スケジュール、追って知らせます。
ではデトックスにもどります。
安倍総理 コメント東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013090802000137.html
科学誌 ネイチャー、怒る。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/09/07/nuclear_error_nature_n_3884364.html
英独専門家が見た日本
http://www.huffingtonpost.jp/2013/09/06/fukushima_leak_nuclear_experts_warn_n_3877586.html?utm_hp_ref=japan-society
ドイツIPPNW医師が警告「首都圏は放射能汚染している」
http://youtu.be/y7nKQGtNYf4
#オリンピック 予定地 #東京 #瓦礫 焼却 #放射能 再上昇☢
#Radiation DebrisBurn #Tokyo. #Olympic 字幕
http://youtu.be/n9bXDDxu3lw
★ 大阪府がれき受け入れ反対の署名 - 署名活動するなら『署名TV』 http://t.co/2rvxvmav / *ゴミ焼却で放射能再浮遊しホットスポット作る! ガンダーセン解説 Fukushima Update with Arnie Gundersen - 2011/10/20 著作権問題クリアの為画像一部差替え再投稿しました(^^)
<日本語訳字幕:Jo2Rayden >
*日本語訳全文:http://junebloke.blog.fc2.com/blog-entry-211.html
*京都大小出助教が当動画に対して"放射性粒子再浮遊有り得る!"と発言されてます。
*元動画: http://youtu.be/yQQt3k2NeYI
*元投稿者: http://fukushimaupdate.com/ by James Corbett
*訳者補足:ごみ焼却でセシウムが再揮発(再浮遊)して、東京の家屋のエア・フィルターの放射線数値が2か月前と比べ9月に上昇しているとガンダーセン氏は言っているが、訳者はこれだけが原因ではないと思います。
-7月末~8月中旬、福島第一原発で再臨界が起きていた? - 週プレNEWS http://wpb.shueisha.co.jp/2011/09/12/6900/ 実はこれがガンダーセン氏曰く瓦礫焼却で放射線数値が東京で9月再増加の主原因ではないだろうか?
*2011/11/2追記:やはり再臨界していたことを東電が認めました!
---9月は台風13号、15号が本州中央部に上陸し、その時期は東北方面(福島)から南西に向かい強風が流れ続けていた。つまり、放射性粒子が本州中央部に流れていました。再臨界した大気中の放射性粒子が台風の大雨で地上に落ち、放射線数値が上昇したのでしょう。
*下記スイスの気象情報<放射性粒子拡散予測>を見ると、この時期の拡散状態がわかります。^^
http://youtu.be/Qb4KF0MyNhs
*もちろん、放射性瓦礫を東北地方で焼却処理している為、セシウム等が再浮遊し拡散していると思います。瓦礫全国拡散焼却計画には反対しましょう!
*関連: 瓦礫焼却で放射能再拡散!福島原発再臨界していた事を米NRCが証明!8/21(字幕): http://youtu.be/bSZzhBXLuLk
室井佑月 東京五輪決定も「世の中の雰囲気についていけない」
(週刊朝日)
http://dot.asahi.com/wa/2013091000035.html
56年ぶりに東京でオリンピックが開催されることとなった。その直前の最終プレゼンで、安倍晋三首相は安全性を強調したが、作家の室井佑月氏は疑問を呈する。
* * *
法案成立後からずっと放置されていた「子ども・被災者支援法」は、放射線量基準値を決めないまま、福島県内33市町村を「支援対象地域」に指定するようだ。復興庁がそんな基本方針案を出してきた。
線量を基準にしたら、もっと広い範囲に対象が広がりそうだからじゃないのか。ホットスポットが見つかった場所の放射線測定費として、国はこれまで6億4千万円の予算をつけたが、結局、原子力規制庁はなんにもしなかった。
ほんとうにそれで大丈夫なの?
この夏、増え続ける汚染水の問題が出てきた。しかし、それはオリンピック招致のニュースで消されてしまった感じ。収束の目処がつかない原発のニュースは暗いから、オリンピックの明るい話題にしましょうってことじゃないよね。
こういった世の中の雰囲気についていけない。そして最近ではそういった自分に、罪悪感を抱くようになってきた。まるで、世の中を暗くしている元凶が自分なのではと思えてきたりして。そういう気持ちにさせられてしまう雰囲気が怖い。
かろうじて雰囲気に流されていないのは、子供の親だからだと思う。
じつはこの夏、息子の甲状腺のエコー検査と尿検査をしにいった。一度、心配してしまえば、不安な気持ちが大きくなるばかりだったから。
結果、息子の喉には5個の嚢胞(のうほう)が見つかった。
医者がいうには、そのこと自体はそんなに大変なことじゃないし、大事を取って二十歳くらいまで1年に1回、エコー検査と尿検査を受ければ問題ないのだとか。
とりあえず検査して安心した? いや、あたしはその後、もっと暗い気持ちになった。
福島やホットスポットに住んでいる子供のいる親たちは、どういう気持ちで今を過ごしているのだろうと想像するからだ。叫び出したいくらい不安なんじゃないか。子供を守るのは親の役目だから、あたしは間違ったことはしていないはずだ。うちは気にしているとあたしが正直に書くことにも意味があると思っている。
でも、東京にいる者がなにやってんだと、後ろめたい気持ちにもなる。させられるのだ、今の世の中の雰囲気に。
あたしは不思議でならない。「子ども・被災者支援法」に携わっている復興庁の人々や、ホットスポットの放射線測定費の負担事業を任された原子力規制庁の人々に、子供はいないのか。いたとしたら、自分の子供の心配はまったくしないのか。
自分の子供が線量が高いといわれる場所にいたらどういう気持ちになるか、人として最低限の想像力をなぜ持っていない?
国の方針に間違いはなく、絶対に信じられるものだという情報をなにか握っているなら、あたしたちにもわかりやすく教えて欲しい。時間が経てば経つほど、不安は増幅していく。
※週刊朝日 2013年9月20日号
【オリンピックの陰で】 住民説明会より先に 「都営住宅取り壊し決定」(田中龍作ジャーナル)
http://tanakaryusaku.jp/2013/09/0007861
都営霞ヶ丘住宅。住民の話によると40人近くは来月にも他の都営住宅などに転居する。=新宿区霞ヶ丘 写真:筆者=
降って湧いたような話とはこのことだった。昨年8月、国立競技場すぐ傍の都営霞ヶ丘住宅の住民は、都の説明会のため日本青年館に集められた。
「オリンピックとラグビーワールドカップのため競技場を大きくしなくてはならない。皆さんは移転して下さい」。
正確に言うと、都営霞ヶ丘住宅は新国立競技場の敷地(11万3,000㎡)には含まれない。だが新国立競技場の敷地に含まれる明治公園が移転してくるため、都営霞ヶ丘住宅は玉突きで立ち退くことになる。
日本スポーツ振興センターによると、昨年7月に新国立競技場の建設コンペを発表した際、霞ヶ丘住宅は再開発エリアに含まれていた。
国と都が事前協議し、住民には何も知らせないまま取り壊しを決定していたのだ。(住民説明会は昨年8月)
東京都都市整備局に確認した。都の担当者は「昨年国立競技場を建て替えることが決まった際、協力する形で潰すことに決まった。昨年の決定なのでオリンピックとは関係ない」と説明するのだが。
国立競技場の周りでは測量が始まっていた。技師は「(発注元に言われて)外周を計っているんです」と話した。=9日午後 写真:筆者=
都営霞ヶ丘住宅(約224世帯)は明治公園に隣接する閑静な住宅街にある。昭和35年(1960年)から40年(1965年)までに建設された。「築・半世紀余」。老朽化が目につく。だが、JR、都営地下鉄、東京メトロの駅から徒歩数分の場所にあり、交通は至便だ。
「静かで、交通の便も良い。緑も多い。年寄りだから住み慣れた所を離れたくないんだけど、そんなこと言えないからねえ」。都営霞ヶ丘住宅に住んで50年余りになる主婦(75歳)は淋しそうに話した。
「東京オリンピックの年にここに来て、今度はオリンピックが決まったら出て行く。皮肉だねえ」。彼女は来月下旬にも新宿区百人町の都営住宅に引っ越す。